「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー 、パリのアメリカ人 
Gershwin: Rhapsody in Blue, An American In Paris


バーンスタイン コロンビア交響楽団 1959年
Leonard Bernstein
Columbia Symphony Orchestra

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は良い。リマスタリング盤 およそ50年代末の録音とは思えないほどに
綺麗に聞こえる。目の前で、演奏が繰り広げられているかのようなリアル感あり。
カップリング:
1 ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー(59年)
2 ガーシュイン パリのアメリカ人(58年)
3〜7 グローフェ グランド・キャニオン(63年)
若き日のレニーさんの十八番 「ラプソディ・イン・ブルー」である。
これを聴いちゃうと、他盤がぶっとびそうなほど、面白く、なんて自由闊達に演奏しているんだろう〜っと、楽しい。
で、聴き始めると、いっきに、のめりこんでしまった。
スウィングの良さ、ノリノリ感に、おおっ これだ〜 これだっ!
こうこなくっちゃ〜と、手を叩いて大笑いしちゃった。
音質が太めで、クラリネットのグリッサンドは、これでもかぁ〜っと、のびているし、特に、トランペットのフラッターが、おもしろい。この金管の、ぽわわ わぁ〜っという大阪弁で言うところの、けったいな音が飛び出してきて〜
おなかを抱えて笑えてしまう。

ワタシ的には、ずーっと、プレヴィン盤を愛聴してきちゃったので、今更、裏切れないんだけど〜
でも、バーンスタインさんの自由度というか、タメ感というか、クラシックの範疇からは、遙かに超えちゃっているで〜
これは良いわと、思わず拍手なのである。

余裕でかましているな〜って思うほど、遊び心満載だ。なによりも、目の前で、ジャズメンたちの演奏を聴いているかのような雰囲気があるのが、楽しい。
バーンスタイン盤には、音に太さがあって、うにゅ〜っとした、首が、ふにゃ〜っとなるような柔らかい感触がある。
59年の録音なのだが、リマスタリング盤で、とてもとても、50年代最後の録音とは思えないほどに、リアルだ。
ぶっとびの面白さで、厚かましいほどに巧い。

何度も言うが、もちろん、プレヴィン盤も良いんですよ。しかし、このバーンスタイン盤を聴いてしまうと、いかに、プレヴィンさんの演奏のスマートだったのかわかろうというもので・・・。
言葉は悪いが、クラシックの範疇に収まっている演奏というか、型にはまった優等生のように聞こえちゃうほどです。
(あっ 愛聴盤だったのに・・・)
まあ、この楽曲、たいてい、どの盤で聴いても楽しく、愉悦性の高いとは思いますが、もし、録音された年代が古いからと思っておられるのであれば、リマスタリングされていれば、大丈夫だと思います。


プレヴィン ピッツヴァーグ交響楽団 1984年
Andre Previn
Pittsburgh Symphony Orchestra

録音状態は良い。この曲の定番って感じのCDである。
時代に応じてリマスタリングされ続けている。
カップリング:ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー、パリのアメリカ人、ピアノ協奏曲 ピアノ:アンドレ・プレヴィン(指揮振り)

ラプソディー・イン・ブルー

ラプソディー・イン・ブルーは、フジテレビ「のだめカンタービレ」で、エンディング曲として使われていた。
メチャメチャ有名になったが、う〜ん。何度聴いても名曲だと思う。ジャズの要素がタップリ入っているし、最後の甘いフレーズが、とっても印象に残る曲である。
プレヴィン盤は、昔から所有してて、ジャズ=プレヴィン盤って感じで、ずーっと聴いてきた。
ラプソディー・イン・ブルーは、3回録音されてて、この84年盤は、プレヴィンさん3度目の録音になる。
(69年ロンドン響、71年ロンドン響、84年ピッツバーグ響)

69年盤は持っていないのだが、ワタシ的には、このピッツバーグ響のCDが、刷り込み済となっている。
冒頭、クラリネットのグリッサンドは、メチャメチャ粘りけがあって、これでもかぁ〜っと、切れる寸前まで伸びる。
キワキワのノビがあって、痛快そのもの。 トランペットのフラッターが、メチャクチャ巧い。
ホールトーンもあるので、遠くまで音が飛んでいって、戻ってくるようなノビ感があって、食感で例えると、お餅みたいに伸びて、ぷるるん。と切れる感じだ。
ここまで、やっちゃうかぁ〜という感じもするが、この即興性が癖になっているので、ここを、あっさり、さっぱり、するり〜っと簡単に演奏されちゃうと、モノ足らないぐらい。え〜っ それじゃツマンナイ!と文句が出るのである。

遊びごころ満載で、ピアノも、オケの響きも充満しているし、リズムの崩しがスマートすぎない。
即興的に演奏されすぎて、というものでもないだろうし、感覚でしか言えないもので、カラダに染みつくという感じで、もはや聴いてるので、感想もへったくれもないだが〜
お習字で、かな文字を草書体に書かれちゃうと、はれ、なんて書いてあるのかワカラン。 となりがちだが、この盤は、草書体、即興では描かれているけれど、ちゃんと何が書いてあるか解るって感じが残る。
まっ さすが、十八番って感じですよね。

余裕があって面白く、シャンシャン入ってくるシンバルも、タメも、ハイ、嬉しい限り。
ちょっとピアノの音が、前に出てきてはいないので、聴きづらいこと。オケの方が、やっぱメインって感じかなって感じがするが、ピアノのソロ部分は、しっかり音が入ってます。

アメリカのオケらしく、明るく、色彩感がたっぷり〜
それに、厚みの少ない、湿気感の少ない録音なので、キラキラしながら、綺麗に音が飛散して抜けていく感じがする。
1つ前の71年ロンドン響は、どっか重い湿気のある録音だが、84年フィリップス盤は、ヌケが綺麗で柔らかいんだよね。で、ちょっぴりクールさを持ちながらも、柔らかく、甘さと、しっとり感のあるフレーズの演奏で、かなりバランスが良い。ワタシ的には、都会の高層ビルで夜景を見ながら、カクテルでも飲みながら聴きたいな〜というCDである。


パリのアメリカ人


パリのアメリカ人は、巴里のアメリカ人というミュージカル映画があったので、それとどう関係するんだろ〜?と、前から気になっていたのだ。

で、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら・・・
ニューヨーク・フィルの委嘱を受けて、1928年に発表された。
1920年代に過ごしたパリの活気に触発されて作曲された大掛かりな標題音楽であり、いわば音楽によるフランス紀行文である。特定の物語があるわけではないが、自動車のクラクションの利用に認められるように現代の都会の生活や喧騒が、ウィットを交えて楽しく描き出されている。
ちなみに本作のニューヨーク初演のために、ガーシュウィンはパリのタクシー用のクラクションをアメリカ合衆国に持ち帰った。初演は、1928年、カーネギーホールにおいてウォルター・ダムロッシュ指揮・ニューヨーク・フィル演奏により行われた。
初稿と改訂稿(フランク・キャンベル=ワトソンによる改訂版)があり、こんにち頻繁に演奏されるのは後者である。
オーケストラの通常の楽器編成に加えて、チェレスタやサクソフォーンのような近代的な楽器も利用されている。・・・

映画「巴里のアメリカ人」(An American in Paris)の方は、1951年のアメリカ映画で、「雨に唄えば」で有名なジーン・ケリーが出ている。
・・・パリを舞台として、アメリカ人の画家とフランス人の女性の恋を描く。映画のクライマックスには、ケリーとキャロンがジョージ・ガーシュウィンの楽曲「パリのアメリカ人」をバックに踊る18分間のダンスシーンがある。・・・
ってあるので、楽曲先で、楽曲のイメージをモチーフにして映画が製作されたのかもしれません。
で、この映画は、アカデミー作品賞、作曲賞などを受賞しているんだから、たいしたモノである

「れみふぁ〜 れみふぁ〜 れみふぁっら  ふぁふぁふぁし らぁ〜そっ〜」と、登場するやいなや、鼻歌が混じりそうな、軽快な楽曲である。
で、途中で、タクシーのクラクションが、「みっみっみ ふぁふぁふぁ どっどっどっ れれれ みみみ・・・」と入ってくるのが、とても楽しい印象的な曲なのだ。
いやはや〜 はじめて聴いたときは、たまげちゃった。

このにぎにぎしい喧噪的なフレーズが終わると、なんだか一気に、ホームシック状態陥ってしまうのだが、この主人公は、いつまでもクヨクヨしていない楽天家のようで、木琴で軽やかに、またテンポをあげて軽快に歩き出す。
この辺りは、音楽だけではなく、映画の方が、ストーリーを得て、何倍にも楽しさが増している。
遊び心満載で、やっぱり、このノリ感は、アメリカだよな〜超楽天的だが〜 ブラスと木琴とがコラボしているのが楽しい。最後は、トランペットの演奏だ。ジャズっぽいのが特徴だし、曲を聞いているだけで、なんとなくイメージが湧き、主人公の心情が見えるのが、また面白い。お時間があれば、ぜひ、映画の方もご覧あれ〜♪


デュトワ モントリオール交響楽団 1988年
Charles Dutoit
Orchestre Symphonique de Montreal
(Montreal Symphony Orchestra)

録音状態は良い。ちょっとテンポが速めなのだが、まずまず。
カップリング:パリのアメリカ人、交響的絵画「ポーギーとベス」、キューバ序曲 ピアノ:ルイ・ロルティ

ラプソディー・イン・ブルー

フジテレビ「のだめカンタービレ」で、エンディング曲として使われていたのを思い出して、CDを取り出して聴いた。
冒頭、クラリネットのグリッサンド、トランペットのフラッターなどが印象的に使われていて、とても楽しい楽曲だが、演奏するには、とーっても難しそう。デュトワ盤は、グローフェが編曲した版で、ピアノ入り。
CDに入っていた解説によると・・・
グローフェによる第1版、同じく第2版、ガーシュイン編曲の2台のピアノ版、ピアノ独奏版と4種類あるらしい。これは、第2版らしいのだが、どう違うのは知らない。

デュトワ盤は、オチャメな演奏で、快速に飛ばしていく。ちょっと速すぎかな〜って個人的には思うのだが、まあ。楽しげである。
ところどころ、縦糸があっていないし、破綻しそうになってるんだけど・・・。楽しげなので、まっ良いかぁ。
目くじら立てるほどでもないや〜とは思うけど、やっぱ、縦糸が合っていないと気持ちが悪い。(笑)
やっぱ、アンサンブルがイマイチかしらん〜と感じてしまう。
一応、オケバージョンだからね、ジャズの即興的雰囲気を楽しむ楽曲だというのは、理解しているけど、しているのと、崩れているのとは、ちょっと違うだろうなあ。 (ワタシが慣れてないだけかもしれないけど、、、)
でも、オケの合奏部分は、確かに綺麗だし。色彩豊かで、夕陽に輝いている雰囲気いっぱいだ。

「らしど ど〜れみふぁそ〜 ら〜 らしど ど〜れみふぁそ〜 ら〜 れみふぁ ふぁ〜そらし どれみ み〜ふぁそら」 ふむ。ここのフレーズは、なかなかに印象的 だ。ブラスの音色も充分だし、いつもながら明るくて、開放的なトーンだ。パワフルだしね。
独特の粘り感っていうのは、少なめで、アッサリ系統なのだが、色彩感覚は、さすがに〜明るく、色彩のバリエーションが多いというか、グラデーションがかかっているかのような、色相の幅が感じられる。
なーんていうか、パレットにいつでもいろんな色が乗っているって感じで、自在に使いこなしているような、そんな雰囲気がする。
まあ、そのリズム感っていうのは、やっぱ、アメリカのオケの方がいいのかもしれないんだけど。

で、フランス音楽を得意とするオケが、ジャズなんて変だ。とは、もちろん感じないのだが、インターナショナル時代なのかしらん。いやいや、DNAなんて急に変わらないよねえ。 でも、聴き手の私は日本人だし・・・(笑)
ジャズなんて、身に付いてなくって〜 ワカランというのが、ホントのところで。 う〜ん。こりゃ、感想を述べるのって、とても難しいわ。無理だよな〜。なーんて思う。
ちょっと無責任かなあ。と思いつつも、また違う盤を聴いて、いろんな演奏を楽しんだらよいのデス。
そう、思うことにしちゃいます。スミマセン。

レヴァイン シカゴ交響楽団 1990年
James Levine
Chicago Symphony Orchestra

こりゃ〜大笑い

録音状態は極めて良い。キンキラ派手な、不夜城ラスベガスで聴くジャズって感じでしょうか。
カップリング:ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー、キューバ序曲、「ポーギーとベス」組曲〜キャット・フィッシュ・ロウ〜、パリのアメリカ人
ラプソディー・イン・ブルー

えぇ〜 なんだぁ、この冒頭? アハハ〜

クラリネットが、低いトリルから、ぐぐ〜っと伸ばして、グリッサンドするのだが、レヴァイン盤のグリッサンドは、すご〜く長くて、伸ばしすぎ。 ちょっと、お調子モノが遊んでいるかのような感じで、品がないと一喝されてしまうぐらい。
アホかいな〜と言われそうな、危険すぎる、アブナイ〜 やり過ぎ感のするフレージングから始まる。(笑)
ホント。何度聞いても、アナタ、そりゃ やりすぎでしょ。と苦笑いしてしまうほど・・・。

録音状態は極めて良く、1989年録音のホルストの「惑星」と同様に、ダイナミックである。
なんでも、レヴァインさんがピアノを担当しているそうで、おちゃめな楽しいCDである。
ジャズ感覚満載の楽曲というが、紫色のくすんだ色彩ではなく、めちゃ明るく、ノー天気って感じなほど。
シャイな演奏とは、真逆でしょうか。
シカゴ響なので、演奏そのものは大変巧いですし、遊び心もあり、金管を始め、派手な原色系のキラキラ感がある。
どういえばよいのか〜
ニューヨークの下町というよりは、どことなく、不夜城のラスベガスで聴くような感じっぽい演奏って言えばよいだろうか。
(まあ、あくまでもイメージですけど。)

で、あっけにとられてしまったのですが・・・現代的なドライな演奏です。ジャズの雰囲気が、イマイチわからないワタシがコメントをするのも。なんですが〜 スィングするような、曇ったムード、雰囲気は皆無っぽいです。
まあ、ダイナミックさに圧倒されて、唖然ってところですが、ここまでいききる〜というのも大変凄いことです。


マイケル・ティルソン・トーマス サンフランシスコ交響楽団 1997年
Michael Tilson Thomas
San Francisco Symphony

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は極めて良い。理屈抜きにメチャ楽しい。
カップリング:
ガーシュイン パリのアメリカ人、キャットフィッシュ・ロウ組曲〜ポギーとベスより〜、ラプソディ・イン・ブルー(1924年オリジナル版)、ラプソディ第2番(オリジナル版)
ラプソディー・イン・ブルー

MTTさんのこのCDは、1924年オリジナル版である。
クラリネットは、ジェローム・シマス(Jerome Simas)で、ニュー・ワールド交響楽団 1997年の録音だ。
これはRCAから発売されているCDだが、別に、ソニーから発売されているのもある。

とにかく、のっけから〜 すごい。クラリネットのグリッサンドは、超ロングタイプで、のびるのびる〜 
トランペットのフラッター も、おとぼけ風〜 ぽわ ぽわ ぽわ〜ん。と、すっとぼけてくれており、メチャクチャ楽しい。
おなかを抱えて笑えてしまう。
下手に例えてしまうと誤解を与えてしまうので避けたいのだけど〜 
そう。あえて言うなら、吉○新喜劇を楽しむ、ヒョウ柄姿の、大阪弁を喋っているおばちゃん って感じで、すっぽりハマる。
1984年に収録されたプレヴィンさんの盤も楽しいが、このMTTさんの盤も負けてない。最近の録音で録音状態も文句なく良い。で、べたすぎる〜ほど、べたである。

改めて、ラプソディ・イン・ブルーを、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら・・・
ガーシュウィンは、この曲を、1924年、約2週間で一気に書き上げた。
ただ、当時のガーシュウィンはまだオーケストレーションに精通しているとはいえなかった上に、作曲の期間が限定されているという事情も加わり、代わってファーディ・グローフェがオーケストレーションを行なった。

グローフェは当時、ホワイトマン楽団のピアニストであるとともに専属の編曲者を務めていた。
ガーシュウィンが、2台のピアノを想定しながら作曲し、それを即座にグローフェがオーケストラ用に編曲していき、結局はガーシュウィン自身が弾くピアノと小編成のジャズバンド向けの版が完成された。
その後もいくつかの版が作られたが、1926年にグローフェが再編曲したオーケストラ版と、ガーシュウィンの死後の1942年に、フランク・キャンベル=ワトソンが、グローフェ編曲版に加筆修正を加えた版がよく知られている。主に1942年版が演奏されている。

1924年オリジナル・ジャズ・バンド版 
ガーシュウィンが、2台のピアノ用に作曲したものを、グローフェがジャズ・バンド用にオーケストレーションしている。
この版は、グローフェがホワイトマン楽団での演奏専用に編曲したものであるため、木管楽器に頻繁な持ち替えが規定されるなど、特異なアレンジがなされている。
そのため公式の出版はなされず、グローフェの手書きの楽譜のみが残されている。
木管楽器(奏者3):サクソフォーン、クラリネット、オーボエ、ファゴットを持ち替え
金管楽器:ホルン2、トランペット2、トロンボーン2、チューバ1
打楽器・その他:チェレスタ、ピアノ(独奏とは別)、独奏ピアノ
弦楽器:ヴァイオリン(奏者8)、バンジョー

バンジョーが登場しているのは、ちょっと知らなかったが、この盤は、MTTさんがピアノ演奏をしており、自由で、理屈抜きに、のびのびできて、とても楽しめる盤である。
それに〜 ゴールデンゲートブリッジ背景にしたMTTさん 超格好いい。ほとんどジャケ買いである。
演奏は、べたな大阪弁風なのに、このCDジャケットの写真かぁ〜 メチャクチャ ギャップあり。(笑)


ファジル・サイ 1998年、99年
Fazil Say

クラリネット:スタンリー・ドラッカー  アルト・サックス:アルバート・レジーニ
ベース:ウィルアム・ブロッソム    パーカッション:ジョセフ・ペレイラ
パーカッション、ドラムス:ジェイムズ・サポリート
(オケ:クルト・マズア ニューヨーク・フィル)



録音状態は良い。カップリングは下記のとおり。理屈抜きに楽しい。
このCDは、 ラプソディ・イン・ブルー 〜サイ・プレイズ・ガーシュウィン〜 と題されたご機嫌のCDである。
カップリングは、次のとおり。

1  ポギーとベス 俺にはないものばかりだぞ
2  ボギーとベス サマータイム I
3  ポギーとベス サマータイム II
4  ポギーとベス いつもそうとは決まっていない
5  ラプソディ・イン・ブルー
6  リアルト・リップルズ (ラグ)
7  2つの調の即興曲
8  ピアノのための3つの小品 メリー・アンドリュー
9  ピアノのための3つの小品 スリー・クォーター・ブルース
10 ピアノのための3つの小品 プロムナード (犬と歩けば)
11 アイ・ガット・リズム 変奏曲
12 眠れない夜
13 4度のノヴェレット
14 ルバート
15 3つの前奏曲 前奏曲第1番
16 3つの前奏曲 ブルー・ララバイ(第2番)
17 3つの前奏曲 スペイン風前奏曲(第3番)

まあ、理屈抜きに楽しめる楽曲ばかりだということと、ジャズの要素であるスウィングのノリの良い演奏が続く。
オシャレで、スマートだ。オケ版ではなく、ピアノが主体だが、いろんな楽曲が詰まっているのでおもしろい。

CDのブックレットを拝見していると、ファジル・サイさんは、好きなオペラである「ポギーーとベス」の美しいテーマのアンソロジーを作りたくて、小さなジャズバンドのためにアレンジしたそうだ。
で、ポギーとベスは、クラリネットなどの小編成版である。
ラプソディー・イン・ブルーは、普段は、グローフェが編曲したオケ版を聴くことが多いが、 これは、サイさんが編曲しているようだ。まあ、オケ版は、他にも超個性的で、巧い盤が、メジロ押しなので、イマイチ、これは分が悪いかもしれないが〜
まったく、別の編曲で、超テクのピアノが主旋律を演奏している。

オケは存在しているが、美味しいところは、全てピアノに持って行かれた〜という感じ。
で、オケの方は、ちょっとお気の毒かもしれないが、 まあ、ニューヨーク・フィルのメンバーも、普段、もちろんジャズもお聴きになっているだろうし〜 違和感もない。(笑)

リアルト・リップズ(ラグ)は、ガーシュウィン初期のラグタイムのピアノ・ソロ曲だそうだ。
2つの調の即興曲は、右手の旋律はニ長調、左手の伴奏は変ホ長調だそうだ。まあ、そのほかにも、洒落た曲が続くので、どうぞお楽しみください。
CDのブックレットには、サイさんの楽しいお喋りが載っています。

1959年 バーンスタイン コロンビア交響楽団 SC ★★★★★
1971年 プレヴィン ロンドン交響楽団 EMI  
1984年 プレヴィン ピッツバーグ交響楽団 Ph ★★★★★
1986年 ラトル ロンドン・シンフォニエッタ EMI  
1988年 デュトワ モントリオール交響楽団 ★★★
1990年 レヴァイン シカゴ交響楽団 ★★★★
1997年 M・T・トーマス サンフランシスコ交響楽団 ★★★★★
1998〜9年 ファジル・サイ   Teldec ★★★★
所有盤を整理中です。

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