「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

2276

ホルスト 吹奏楽のための組曲
Holst: Suite No.1&2


2276

フレデリック・フェネル クリーヴランド管弦楽団 1978年
Frederick Fennell
The Cleveland Symphonic Winds

ほぉ〜良いヤン

録音状態は、まずまず。78年の録音にしては良いと思う。
大太鼓の音も、結構大きく鳴っている。
カップリング: 
1 ホルスト 吹奏楽のための組曲第1番
2 ホルスト 吹奏楽のための組曲第2番
3 バッハ  幻想曲ト長調 BWV572 クラーヴマン
4 ヘンデル 王宮の花火の音楽

ホルストっていえば、当然、「惑星」が、ダントツに有名だが、セントポール組曲や、ここでご紹介する吹奏楽のための組曲なども有名だ。

このCDは、棚を整理していた時に見つけたのだが、そういえば、昔、聴いてたなあ〜というレベルである。
普段、あまり吹奏楽の分野は聴いていない。
改めて、吹奏楽の歴史や定義を、ウィキペディア(Wikipedia)で読んでたら、なかなか深くて、ちょっと汗をかいてしまった。当然、弦が存在しないので、旋律を、木管・金管で受け持つんだな〜というぐらいの低い認知度だったわけ・・・。

このCDは、フェネルさんが振っているものだが、フェネルさんは、吹奏楽の神さま的存在らしい。
で、ホルストの「吹奏楽のための第1組曲・第2組曲」は、とあるサイトでは、聖典だとあった。
はぁ〜 そうだったのか。(ちょっと恥ずかしい)

イギリスの作曲家の作品は、どこか、小学校唱歌のフレーズに似てて、ワタシ的には、日本人感覚と近しい存在だと思っている。長めの旋律が、懐かしさを醸し出す。
この吹奏楽のための第1組曲は、ウィキペディア(Wikipedia)によると〜
第1組曲はシャコンヌ、インテルメッツォ、マーチという楽章で構成されている。
反行形に基づくマーチの第1主題を含め、すべての主題はシャコンヌから派生したものであり、一種の循環形式で作られている。

1911年に作曲された4楽章からなる第2組曲の主題は、マーチ、無言歌、鍛冶屋の歌、ダーガソンによる幻想曲という構成である。
この4曲目が、「グリーンスリーブス」が対旋律に現れ、弦楽合奏のための「セントポール組曲」の終曲にも転用されている。これらは、イギリス民謡や舞曲に基づいており、ホルストのそれへの関心の高さが窺える。とあった。(一部改編)

シャコンヌって、バロック時代の舞曲じゃん。
「ふぁ そぉ〜れぇ〜どぉ〜 ら〜ふぁそ どぉ〜 られぇ〜みら〜そ どぉ〜」という主題が、ちょこっとずつ変化しながら、フレーズを作っていく。
インテルメッツォ(間奏曲)は、軽快だ。
「そ れぇ〜れっ ふぁ〜み れっみ どぉ〜れ どっら どぉ〜」というシンプルなフレーズを、シャカシャカと走っていく。
マーチは、大太鼓が、豪快に鳴ってくる。「そっれ ふぁっれ みふぁみれ どし らっれ れどっれ・・・」
中間部は、ホルンで歌謡風フレーズを奏でている。昔懐かしい民謡調である。
初めてきくと、ミスマッチな感じなフレーズを、パッチワークのように繋いでおり、違和感の感じることもあるのだが、これが特徴なのだ。
真ん中に歌謡風フレーズを挟むという、サンドウィッチ構造は、エルガーの威風堂々みたいだし、惑星の「木星」のフレーズのようでもある。まあ、演歌みたいなモンで、サビの部分なのだ。
朗々と歌って、それが終わると、マーチングバンドに、ころり〜っと雰囲気が変わるもん。

それは、第2組曲も同じで、マーチは、「そらしど れっれ みふぁそ ふぁそ らっそ そぉふぁ みぃ〜れ」という軽快なフレーズと、ホルンが歌謡風フレーズを吹いていく。
無言歌は、およそ吹奏楽に向かないんじゃーと思うような、柔らかなフレーズだ。
なんでも、船乗りに恋をした少女の悲哀が、木管に託されているそうである。

鍛冶屋の歌は、「そぉ〜ら しっし らそ らっれ〜 みぃ〜ふぁ そっし らそっらっれ〜」という、ちょっぴり田舎くさい雰囲気がする。面白いのは、鍛冶屋なので、カンカンっと、鐘の音?がして、火花が散っている感じがリアルに描かれていること。
ダーガソンによる幻想曲は、
「しぃ〜そ そっそ し〜どれ どしら」「どぉ〜ら らっら どぉ〜れ みどら」
「しぃ〜そ そっそ そっそ ふぁみれ」「どぉ〜ら らっそ ふぁみれ」
と、軽快に舞曲のように弾んでいく。チューバの低音が支えになっており、軽快さと重厚さが重なる。
で、こっそりと、「グリーン・スリーブス」のフレーズが、重なって流れていく。

今となっては、う〜ん。素晴らしい演奏だ。とは言い難いし、もっとテクも音響も良いCDはあると思う。
しかし、これを契機に吹奏楽の分野が拡大し、浸透していったようなので、ありがたく拝聴した次第。
クラシックとは、近しい分野だし〜 もちろん、機会があれば、また聴いていきたいと思います。
1978年 フェネル クリーヴランド管弦楽団管打楽器セクション Telarc ★★★
所有盤を整理中です。

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