「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

モーツァルト セレナード 第13番 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、10番「グラン・パルティータ」他
Mozart: Serenade No.13 "Eine kleine Nachtmusik" KV525 etc


モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(作品K.525)は、モーツァルトの楽曲のなかでも、とっても有名な曲です。1787年にウィーンにおいて、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」と同じ頃に作曲されており、旧全集の楽譜で、第13番としていたため、「セレナード第13番」と表記されることもあります。

ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
モーツァルトの自作の目録には、第2楽章のメヌエットとトリオを含む5楽章として記載されているようで、もともとは、5楽章からなっていたと考えられるそうです。しかし、現在は、4楽章形式で演奏されています。

第1楽章:アレグロ、 ソナタ形式 ト長調 4/4拍子
第2楽章:ロマンツェ(アンダンテ) 三部形式 ハ長調 2/2拍子
第3楽章:メヌエットとトリオ(アレグレット) ト長調 3/4拍子
第4楽章:ロンド(アレグロ) ロンド形式 ト長調 2/2拍子

アイネ・クライネ・ナハトムジークとは、ドイツ語で「小さな夜の曲」という意味で、題名はモーツァルト自身が自作の目録に書き付けたものだそうです。弦楽合奏、あるいは弦楽四重奏にコントラバスを加えた弦楽五重奏で演奏されます。

この楽曲は、弦楽合奏のなかでも、子供でも知っているのでは?と思うほど、超有名な曲です。
リムスキー=コルサコフは、「管弦楽法原理」で、オーケストラのなかで、弦楽器がもっとも基本的で、かつ「聴き疲れしない」音色であるということを書いているそうですが〜いつ聴いても穏やかで落ち着きます。また、この出だしが、一番美しいと思います。
(グラン・パルティータなどは、各項に記載します。)

スウィトナー シュターツカペレ・ドレスデン 1960年
Otmar Suitner
Sächsische Staatskapelle Dresden
(Staatskapelle Dresden)



録音状態は良い。軽やかでカッシリ〜爽やか。とても品の良い美しい音色で、バランスが良い。これは、耳のご馳走だ。
← スウィトナー&シュターツカペレ・ドレスデンBOX 10枚組
原盤は、Berlin Classics
ちなみCD5に収録されているモーツァルトの小品を記載しておくと、次のとおり。

1〜4    モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525 (1960年)
5〜7    モーツァルト:セレナータ・ノットゥルノK.239 (1960年)
8〜11   モーツァルト:セレナードK.101 (1973年)
12〜14 モーツァルト:ノットゥルノK.286 (1973年)
15〜18 モーツァルト:音楽の冗談K522 (1961年)

1楽章
「そぉれ そぉれ それそしれ〜 どっら どっら どらふぁられ〜」
ピリオドでの演奏ではないので、優美ですねえ〜やっぱり。
録音年は60年と、とても昔の演奏なのだが、リマスタリングされており、今でも申し分なく、とても気持ち良く聴ける。
特に、出だしの「そぉ」の1音が、とっても良く響いており、いや〜ホント美音なので驚いてしまった。
軽やかだが、しっかりした音で、硬いかな、いや柔らかいよな〜って感じで聴き進む。ほどよい弾力があり、このうえなく清潔さがあり、過不足なく〜という感じで、爽やかだ。
中庸という言葉は、あまり好まれないかもしれないが、う〜ん 美音だし、慎ましやかだが、スッキリした感じ。
低弦の響きも、品があり、これ以上、何かを付け加えることもないでしょ〜って感じです。

2楽章
良い音で残響がほどよく入って、う〜ん これは、やっぱり、耳のご馳走だと思う。
幾分、ゆっくりしているが、艶っぽい音が聞こえるが、ぼわ〜っとしたサロン風でもないし、ゆったりと、語りかけるかのような暖かみを感じる。
ヴァイオリンとチェロの掛け合いが、弱音のなかで囁きを見せており、ん?と耳をそばだててしまう。母性的だし〜聴き手を引き込む力もあって、巧いっ。弦の響きが、ホントご馳走だ。

3楽章
「れぉそら しどぉ〜らぁ しそら そふぁみれみふぁ そらしどぉ ら そらふぁそぉ」
この弦のフレーズのなかには装飾音があるのだが、その転びも美しいし、なにより、しゃべり言葉で例えると、母音の「ぁ」の響きが、とても美しいと感じるのだ。伸ばすところは、「ぃ〜」 「ぉ〜」というように。
伸ばしの音が美しいってことなんだけど、弦楽の音を、人の喋る言葉とは違うので、うまく表現できているか、ちょっと心配だけど、ワタシの言いたいことの意味は、聴いていただくと、わかっていただけるように思うんだけど。

4楽章
ここも、何も足さない〜って感じで、幾分、小声で〜  「れそし れれれれ そそらら どどしし らぁ〜」
ことさらに華美でも優美でもないのだが、かといって、渋いわけでも、硬めでも艶っぽくもなく。
う〜ん なんて表現したらよいのか、ワタシの語彙が貧相すぎて〜 汗が出てくるが、自然体なのに、何故か、引き込まれてしまう。
ヴァイオリンの音はチャーミングで、軽やかだが、チェロの音が締まっている。よく、ハーモニーが聞こえて、それぞれの声が良く聞こえているのだが、それが調和されてて美音。まろやかすぎず、何度聴いても飽きさせない感じで〜
速くも遅くもなく、しつこいタメ感もなく、すっきり。
でも、引き込まれしまう品の良さが、しぜ〜んに、どからともなく、香ってくる感じで〜
なんでしょうねえ、ラーメンだと、すっきりした醤油味なんですけど、これでは、あまりにも例えが悪いかしらん。んじゃ、鰹と昆布の上品なダシの効いた、京風の懐石料理を、品良く味わっているかのような感じなんですけど〜(笑)
あ〜 これでも、例えが悪いようで・・・ 申し訳けありません。


ベーム ウィーン・フィル 1974年
Karl Böhm
Wiener Philharmoniker
(Vienna Philharmonic Orchestra)

録音状態は良い。74年だから、あまり期待していなかったのだが、極めて良い。
リマスタリング盤。
カップリング:モーツァルト セレナード第13番、セレナード第9番「ポストホルン」ベルリン・フィル (70年)
1楽章〜4楽章
「そぉっれ そぉっれ それそしれぇ〜 どぉっら どぉっら どらふぁられぇ〜」
「っそっそぉ〜 しらぁそ そふぁふぁ〜 しれそ〜 しらら〜」
極めて上質で、軽やかだが芯があって、艶もあるという感じだ。 音と音の繋がりがスムーズで、ころころ響いている。
まあ。もっとも、かつて聞き込んだ盤なので、かなり刷り込まれてしまっているのが実情だけど・・・。
レヴァイン盤のように、ピチピチした活きの良さとは違うし、硬質でもない。 小股が切れ上がった感じでもないし、ガシガシ風でもないし、なんて言えばいいんだろう。 ひとことで言っちゃうと、ふわっとした上品さのだ。

冒頭こそ、艶があるな〜っと感じつつも、ちょっと明るめだがテカテカしておらず、ちょっと渋く響いている。 で、ベーム盤は、柔らかい。音の出だしが、そっ〜っと出てくる。 このふわ〜っとした空気感が、たまらない。
ちょっとした力を抜いた弾き方っていうかなあ。弓のあてかた、ボーイングが違うような感じがする。ましてや、古楽器でもピリオドでもなく、古いタイプの演奏なのだ。現代人には、古くさい〜といわれかねないけれど、ワタシ的には、懐かしい香りがしてて、たまに聴くのは嬉しい。極上の品物って感じがする。

音の強弱が、単なるフレーズの強弱ではなくって〜 1音のなかで、最初と中程と最後に、違いが出ており、絵で言えば、同じ色なんだが、明度や彩度に幅があるって言う感じなのだ。
特に、弱音部分が美しく、トリルも可愛いっ。
柔軟で弾力もあるし。 ふふっ 久しぶりに聴いて、やっぱ良いなあ。って感激してしまった。
フレーズの流れ、力加減が絶妙です。 ベームさんの円熟期の演奏だけに、やはり良いと思います。さりげなく、でも美音で、複数人で演奏している筈なのに、ばらけず綺麗な曲線で描かれている。
重厚すぎず軽すぎず、テンポも中庸で、アクセントもキツクなく、一本調子にもならず上品に描かれている。
う〜ん。やっぱり絶品だと思う。古いからと敬遠せず、一度お試しください。


レヴァイン ウィーン・フィル 1982年
James Levine
Wiener Philharmoniker
(Vienna Philharmonic Orchestra)

録音状態は良い。さっぱり、シャキシャキした元気なモーツァルトだ。
カップリング:
1〜4 モーツァルト セレナード第13番
5〜11 モーツァルト セレナード第9番「ポストホルン」
1楽章
「そっれ そっれ それそしれ〜 どっら どっら どらふぁられ〜」
出だしが超有名で、ほんの数小節だけを鼻歌で歌えるために・・・すっかり全貌を知っている気になって、ああ あれねぇ〜 あの曲だな。と言って、それで、片付けてしまいがちの楽曲である。
曲が思い出せないとなると、イライラして、是が非でも聴く行為に繋がるのだが〜
皮肉なモノで、その点、改めて聴こうという気にならない。そんな・・・ワタシ的には悲しい曲なのだ。
で、レヴァイン盤 改めて聴くと美音で、はあ。元気ですなぁ。
きびきび〜 シャキシャキ 活きの良い魚のようだが、でも、ちょっとしたノビが足らないような。
「そ〜 らしそし〜 しらしそ れ〜みふぁそらしどれ〜ら れ〜られ〜ら れ〜」
転がる節回しは、軽快そうに見えて、そうでもない。
アクセントが感じられず、れぇ〜っと、小さな「ぇ」の部分が伸びてくれないので、モノ足らない。
「そっれ そっれ それそしれ〜 どっら どっら どらふぁられ〜」
フレーズ冒頭のアクセントが足らないというか、音の出だしは強めなのだが、重量がないような。う〜ん。不思議な感じがする。体重移動がマズイって感じ。
まあ。変なアクセントがついているよりは、マシなのだが。
何度も繰り返して聴いてみたのだが、やっぱ柔軟性が、ちょっと足らないようだ。
もっとも、これは、私的な好みなのだが・・・ 。なんだか無難にまとめているっていうか、差し障りがないように、綺麗にまとめました〜的に聞こえてしようがない。いかにも無難だねえ。としか言いようがないかも。

2楽章〜4楽章
「みっみっみ〜そ ふぁれふぁら そみ〜そ どっど〜し らっら〜そ そふぁ ふぁみ そ〜みれ〜」
ふわ〜っと奏でられているが、腰がないような。ふわふわ〜と、にやけているっていうか、ふやけている感じがする。
「れっそっら しっど〜ら しそら そふぁみれ みふぁそ らしど・・・」
この楽章は、おおっ ちょっと明るく軽快で弾んで聞こえる。
「たらら ら〜 たらら ら〜」と、綺麗にまとまっている。弦がたっぷり鳴ると綺麗じゃん。
「れそし れれれ そそら どどし ら〜  れそし れれれ そそら ししみ そら〜」
後ろで小回りの弦が綺麗にあわさって装飾している。たっぷりの音が鳴るところは、よさげ。
同じフレーズが繰り返されて単調になりがちなのだが、ウィーン・フィルのチェロの低音があわさってくると、こりゃ良いわ。となる。リズミカルで、かつ美音。
ようやく楽しくなったところで、あれ終わちゃた・・・。
う〜ん。エンジンが掛かってきたところで終わってしまった感じがする。
総体的には、やはり活きが良い勢いが良い、元気がある。でも。品や奥行き、趣き〜という点がどうも。
奥行き感が不足って、ちょっと、いただけないんですが〜 まあ、若い方には、活気があって喜ばれるかもしれません。


ドホナーニ  クリーヴランド管弦楽団 1991年
Christoph von Dohnányi
Cleveland Orchestra 

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は極めて良い。端正だが、音の響きが穏やかで、しっとりした雰囲気を持っている。特に中低音の響きが、たっぷり入っているので芳醇な感じがする。
重すぎず、軽すぎず、とっても響きが調和してきこえる。
カップリング:
1〜4 モーツァルト セレナード第13番 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」1991年
5〜7 モーツァルト フルートとハープのための協奏曲 K299 1993年
8〜10モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K364 1991年

1楽章
「そっれ そっれ それそしれ〜 どっら どっら どらふぁられ〜 そっそぉ〜 しらそ そふぁふぁ〜」
ドホナーニ盤は、さほど抑揚がついていないのだが、どこか清潔で爽快さのある、適度にノビ感のあるフレージングだ。
しかし、これはどれぐらいの人数で演奏されているのだろう。細身でありながら、腰のしっかりした弱くない演奏である。
強いわけではないが、弱いわけでもなく、筋や芯の透った、リズミカルな演奏だ。
飛んだり跳ねたりしているわけではないし、ゆったりと、しっとりと、美音で歌うわけでもなく、てかっとした艶のある音でもないし、なんとも表現のしづらい、渋い楷書体の端正さな音が、聞こえてくる。
特徴が無いというところが特徴と言わないばかりの、きっちりした感覚の枠にはまったような、それでいて、着心地の良い自分の体にフィットした、仕立てのよいスーツを着たような感じ・・・と言えばよいだろうか。

2楽章
この楽章は、しなやかに、すべるように推進していく。
品良く軽やかに、「みっみっ みぃ〜 そぉ ふぁれふぁら〜 そぉ〜みそぉ〜」
「どどぉ〜し らっら〜そ そふぁ ふぁみ そ〜みれ」
たぁ〜ららん たららら〜っ 歌うように、滑るように、フレーズが軽やかにすすで行くのだが、どこか羽根がはえて、ふと気づくと浮いていました〜って感じの、ふわっと浮かぶような感覚が特徴だ。ドボナーニ盤は、この浮遊感がたまらない。
でも、最後に行くにつれて、どことなく、ふっと脱力感に襲われそうに・・・(笑) こりゃ、やばい。

3楽章
「れっそら しっ どぉ〜ら しっそら そふぁみれみふぁ そらしど らふぁそぉ」
優美なメヌエットだが、ドホナーニ盤で聴くと、ちょっぴりクールだ。
必要以上に優美さを求めないというか、情感を求めないというか、タイトに演奏されている。

4楽章
「れそし れれれれ そそらら どどしし ら〜」
テンポの良い弦楽合奏の妙というか、軽快なロンドの楽章で、わくわくしちゃうのだが〜 ドホナーニ盤で聴くと、焦りがないというか、さっぱりした軽やかで、室内楽的な細身のしなやかさで、勝負っ。という感じ。
これ、フルオケだよねえ〜 とても端正で、ワクワクするような美音では奏でられていないので、素っ気ない感じがするのだが、どこか楷書体でありながら、四角四面でもないし、かといって枠にカッチリはまっている感じで、とても微妙なバランスで成り立っている感じがする。
湿度が全くないドライな演奏でもないし、適度に、しっとりもしている。この微妙なところが〜 もしかしたら、聴く人の体調や雰囲気にもよっても変わるかもしれないが、う〜ん。モーツァルトって愉悦性があるものだと思うが、一方で、余計なモノが入り込まず、シンプル・イズ・ベスト〜 この方が、もしかして、超良い演奏なのかもしれません。


アーノンクール ウィーン・モーツァルト管楽合奏団 1983年
Nikolaus Harnoncourt
The Vienna Wind Soloists

ふむふむ。


録音状態は良い。コントラバスが参加している演奏で、古楽器が使われている。
カップリング:
1〜7  セレナード第10番 変ロ長調 K.361(370a) グラン・パルティータ
8〜11 セレナード第12番 ハ短調 K.388(384a) ナハトムジーク(85年)
モーツァルトの「グラン・パルティータ」は、13管楽器のセレナードとして人気の高い名曲だと思う。
でも、なんだか、音が出てくるだけで、ワタシ的には、まったく、どう聴いたらよいのやら〜
ひとことで言っちゃうと、つまんないのだ。

この前、オルフェウス管弦楽団のCDを聴いたのだが、イマイチ、ぴんとこなかった。
元気で明るさと、穏やかな感じの楽曲だと思っていたのだが、アーノンクール盤で聴いても、どうもピンとこない。
3楽章は、(3番目)のアダージョは、映画「アマデウス」のなかで、年老いたサリエリさんが、回想しつつ、モーツァルトの楽曲について語るシーンがあるのだが、そこで流れてくるのが、3楽章(3番目)のアダージョだったと思う。
で、サリエリさんの言葉にあるとおり、確かに、木管の使い方が巧いなあ〜と思う。
オーボエのフレーズがふわ〜っと長く描かれ、それをクラリネットが引き継ぎ、ホルンが入ってくる。
ハイ、ぼえーっと聴いてたらダメですよぉ。美しい、神々しいんだから。
(って言われても、どうも、ワタシのような凡人には、その神々しさがイマイチわかっていないようである。)

で、アーノンクール盤では、12人の管楽器とコントラバスによる演奏である。
で、ちょっぴり素っ気ないように思う。クールというか、鬱陶しいというか、だるい感じがする。
ワタシ的には、もっと快活で、もっと艶っぽい演奏の方がいいような気がするのだが、愉悦性の少ない演奏という感じがしてしまった。


オルフェウス室内管弦楽団 1986年
Orpheus Chamber Orchestra

ふむふむ。

録音状態は良い。ちょっと内気で控えめなモーツァルトです。
カップリング:
1〜6 セレナード 第10番 変ロ長調 K.361(370a) グラン・パルティータ
7〜11 セレナード 第10番 変ロ長調 K.361(370a) 第1変奏〜第7変奏
セレナード第10番 グラン・パルティータ

「グラン・パルティータ」は、モーツァルトが管楽合奏のために作曲した3曲のセレナードのうちの1曲です。
あっ セレナードは、1番から13番まであるのですが、そのうち、管楽のため〜というのが、3曲という意味です。

セレナード第10番 変ロ長調 K.361 (370a) 「グラン・パルティータ」
セレナード第11番 変ホ長調 K.375
セレナード第12番 ハ短調 K.388 (384a) 「ナハトムジーク」

グラン・パルティータの編成は、通常の八重奏(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット各2)に、管楽器4本と、コントラバスを加えた 13人の合奏となっています。コントラバスの代わりにコントラファゴットが用いられることもあり、13管楽器のためのセレナードとも呼ばれます。7つの楽章からなり、演奏に約50分を要するという大きさ。

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
いずれも「ハルモニー」または「ハルモニームジーク」(Harmonie, Harmoniemusik)と呼ばれる管楽合奏のために書かれているが、「グラン・パルティータ」は、13人の奏者を要する大編成の楽曲で、他の2曲は、標準的な編成であるオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット各2の八重奏のために書かれているとあります。
また、 ハルモニーは、八重奏を基本とする管楽器の合奏こと。
当時ウィーンで流行しており、1782年に、神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世がウィーンの宮廷に管楽八重奏団を常設すると、貴族たちもこぞって管楽八重奏団を抱えるようになり、いっそう盛んになったそうです。
まあ、お抱え楽団を持つということが、貴族社会では、一種のステータスだったんでしょうね。

さて、長大な50分も演奏を要するグラン・パルティータは、7つの楽章にわかれています。

1 ラルゴ 〜 モルト・アレグロ 変ロ長調 4/4拍子
2 メヌエット    変ロ長調 4/3拍子
3 アダージョ  変ホ長調 4/4拍子
4 メヌエット    アレグレット 変ロ長調 4/3拍子
5 ロマンツェ  アダージョ 変ホ長調 4/3拍子
6 主題と変奏 アンダンテ 変ロ長調 4/2拍子
7 フィナーレ    モルト・アレグロ 変ロ長調 4/2拍子
(第6楽章は、フルート四重奏曲第3番K.Anh.171(285b) の第2楽章と同じ曲)

オルフェウス室内管弦楽団の演奏は、ちょっと、おとなしい演奏で、ゆったりとしてて、少し地味でしょうか。
良い意味で言うと控えめで、しっとりして、優美なのですが、のびのび〜 闊達に演奏しているとは、ちょっと言えないかもしれません。モーツァルトの愉悦性が、ワタシが期待していたよりは、ちょっと少なめ。
品はあるし、調和はとれているのですが、少し華やかさが、イマイチという印象でしょうか。


第13番 アイネ・クライネ・ナハトムジーク
1960年 スウィトナー シュターツカペレ・ドレスデン DS ★★★★★
1974年 ベーム ウィーン・フィル ★★★★
1981年 カラヤン ベルリン・フィル  
1982年 レヴァイン ウィーン・フィル ★★★
1988年 アーノンクール ウィーン・モーツァルト管楽合奏団  
1991年 ドホナーニ クリーブランド管弦楽団 Dec ★★★★
第10番 グラン・パルティータ
1983年 アーノンクール ウィーン・モーツァルト管楽合奏団 ★★★
1986年 オルフェウス室内管弦楽団 ★★★
所有盤を整理中です。

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