「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ペンデレツキ アナクラシスほか
Penderecki: Anaklasis


ペンデレツキ ロンドン交響楽団 1973年
Krzysztof Penderecki
London Symphony Orchestra
アナクラシス以外:Polish Radio National Symphony Orchestra



録音状態は良い。
ワタシが、この楽曲に対して、まーったく理解できておらず、共感もできていない。いつも、ひぇ〜っ。と拒否反応が出て、恐れおののくCDである。作曲家ご本人が演奏されている。
カップリングは、下記のとおり。

このCDは「Matrix5」というタイトルで、ペンデレツキさんの作品が集められている。
ご自身が指揮をした演奏で、入門編には良いだろうと買ったCDだったのだが、はあ〜 こんなの音楽じゃないやん。とお蔵入りにしていたものである。

まず、カップリングされている曲をご紹介しておくと、下記のとおり。

1 アナクラシス Anaklasis
2 広島の犠牲者に捧げる哀歌 Threnody For The Victims Of Hiroshima
3 フォノグラミ Fonogrammi
4 デ・ナトゥーラ・ソノリス第1番 De Natura Sonoris No. 1
5 カプリッチョ Capriccio
6 カンティクム・カンティコルム・サロモニス  Canticum Canticorum Salomonis
  クラクフ・フィルハーモニー合唱団
7 デ・ナトゥーラ・ソノリス第2番 De Natura Sonoris No. 2
8 ヤコブの夢 The Dream Of Jacob

1のアナクラシスのみロンドン交響楽団との演奏で、他は、ワルシャワ国立放送交響楽団である。
作曲家自身が指揮したものなので、1972年、73年、75年に録音されているが、リマスタリングされているので録音状態は良い。しかし、まずもって、超苦手なゲンダイオンガクの大家的存在で、この苦くて、晦渋な楽曲が、ワタシ的には、う〜っ 唸るばかりで、理解不可能状態である。
トーン・クラスターって、まず、なにこれ?なのだ。
首がすくむというか、首が寒くなるというか、痒くなるというか、なにせ、気持ち悪い。

「アナクラシス」は有名な楽曲だけど、音楽というよりも、打楽器を中心とした断片的な音の響きが、次から次に出てくるように思う。

トーン・クラスターって、改めてウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、
・・・トーン・クラスター(英: tone cluster)は、ある音名から別の音名までの全ての音を同時に発する房状和音のことを指す。アメリカの作曲家ヘンリー・カウエルが用いた概念で、カウエルは当時「クラスターは2度の和音の集合」と捉えていた。(中略)
2度の和音の堆積といった概念から離れ、「特定の音名からまた違う音名まで」を塗りつぶす音響を最初に考案したのはイアニス・クセナキスであり、その弦楽器によるトーン・クラスターは、パートを分割して音を埋める範囲の各音に各奏者を割り当てる方法を採ったり、音を埋める範囲をグリッサンドで上下する方法が採られた。(中略)
ペンデレツキのクラスターは横に持続する響きの帯であるが、グレツキの用いるクラスターは激しい断絶音として用いられるのが特徴である。
1960年代以降は彼らだけに留まらず、前衛作曲家たちに広く用いられる定番技法とみなされるようになった。・・・とあった。

音を塗りつぶすってことにつきるのだろうが、ペンデレツキのクラスターは横に持続する響きの帯。っていう意味がイマイチわからない。
アナクラシスは、何度か聴いているうちに、不快感は薄れてくるが、ティンパニー以外に、あまり聴きなれない打楽器が使われていたりする。シンバルはわかるが、タムタムのような太鼓とか、鈴のような音とか、鐘の音とか、竹を割ったような音とか・・・多種多様な打楽器の音が聞こえてくる。
まあ、面白いって言えば面白いのだが、だから、何が言いたいのか、う〜ん。
蠅が飛んでいるような響きから、いろんな打楽器群が、勝手気ままに叩かれているように思える。これって実験的?単なるお遊び? 子供が戯れに遊んでいるかのような。う〜ん。

「広島の犠牲者に捧げる哀歌」は、ムンクの叫びが連続して登場するみたいで、
きぃぃ〜〜〜〜 ひぃ〜〜〜〜
子供の頃、黒板に爪を立てて、キーっと掻いたような音が続く。
弦をこしげた、音とも言えないような音が続いて、メチャ暗いし、恐怖というか不安に陥れられるというか、やめてぇーーーー! はぁ〜 止めてくれぇ。耳がダメだ。
やっぱり何度聴いても、わかりませんでした。スミマセン。
1973年 ペンデレツキ ロンドン交響楽団 EMI ★★★
所有盤を整理中です。

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