「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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プロコフィエフ: 組曲「キージェ中尉」
Prokofiev: Suite from "Lieutenant Kijé"


セル クリーヴランド管弦楽団 1969年
George Szell
Cleveland Orchestra

録音状態は良い。リマスタリング盤。多少高い音域が、ピンっと張っているような気がするが、昔ながらの名盤が甦っているので嬉しい。精緻なアンサンブル、スマートな演奏。
カップリング:コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」、プロコフィエフ「キージェ中尉」、ボロディン「イーゴリ公〜だったん人の踊り〜」

このCDは、昔のLP時代からの名盤とされているもの。定番中の定番ってところだろうか。
プロコフィエフは、あっけらか〜んと、痛烈に社会風刺している。
この痛快さ。アッハハ〜っと笑えてしまえる面白さ、楽しさを持っている。ワタシ自身は、オコチャマ時代に聴かせてもらったが、学生時代にも音楽の時間で習ったかもしれない。
アハハ〜 これって、裸の王様のことじゃん。という風に、子供でもわかる体制批判、揶揄なのだ。

キージェ中尉っていうのは、架空の人物であり、帝政ロシアを超皮肉った物語である。
王様は、ある日、うたた寝していた。そのとき、大きな、くしゃみをするモノがいる。
眠りを妨げられたため、家臣をどやしつけ、誰のしわざか〜っと問いつめたところ、家臣は、この架空の人物の名前を口走った。(いや、王様が聞き間違えたのかもしれないが)、とにかく、くしゃみをしただけで、「キージェ中尉」は流刑となってしまう。
で、しばらく経つと、あのくしゃみは、暴漢が侵入してきたため、ワシに知らせるためだったのかも。
で、命を救ってもらったのは、キージェ中尉のおかげということになり、王様は、キージェを流刑先より呼び戻せ〜と命令する。で、次に、結婚させろ〜と言い始める。
困った家臣たちは、仕方なく、キージェ中尉は、流刑先で亡くなったことにしてしまう。
で、結婚式が、お葬式に替えて、壮大に執り行われるという〜 なんとも荒唐無稽なストーリーである。

たわいもないことで極刑を命じ、その命令も、ころころ気分によって変わり、混乱を招く。
右往左往しつつ、ついつい人の責任にしてしまう部下たち。
ハハハ〜 中央集権国家のありようだけでなく、どこの会社でもあるような気がするけど。まあ、とにかく、
元々は、映画音楽だったらしい。(← よくこんなモノを映画にするな〜 その元は小説らしいが)
組曲「キージェ中尉」は、作曲家自身が編曲しなおしており、5つのパーツに分かれた組曲となっている。

1 キージェ中尉の誕生
2 ロマンス
3 キージェ中尉の結婚
4 トロイカ
5 キージェ中尉の葬送

最初トランペットで、「しぃ〜みそぉ〜 ふぁれしぃ〜そぉみぃ〜 しぃ〜みそぉ〜 ふぁどれ みぃ〜」と出てきて、次に、小太鼓がシャカっと打たれ、ピッコロとフルートが軽快に出てくる。
「そっそっそっそ そっそっそっそ そらみれ どっどっどっどっ どっれっどしら」
「そっそっそっそっ そらそふぁれ どぉ〜どっ!」
「ん〜たったら タッタ たったら タッタ タッタ タッタ たぁ〜ら」と、馬に乗って行進する歩兵隊の模様が描かれる。 低弦の勇壮な弦、コミカルなピッコロの音色。

そのうちに、ホルン、トロンボーン、チューバ、トランペットが混じってきて、そっそぉ〜っ そっそぉ〜っ。
バンバンバンっと叩かれる大太鼓の音と共に、軽快かつコミカル、で、勇壮なフレーズとなってくる。
そう、歩兵隊らしき軍隊が、その全容を現してくるのである。
う〜ん。描写力の高い、誰が聴いても、すぐにイメージが浮かぶという的確な表現だ。さっすが〜プロコフィエフさま。子供でもわかる、この明快さっ。
セル盤は、古いんだけど〜 リマスタリングされているので、極めて精緻で明快っ。やっぱ巧い。
弦のキレ、歯切れ良く響き、とても綺麗に聞こえてくるし、金管だって木管だって、やっぱ巧いなあ。

ロマンスは、ハープとチェロが主体となっている。
「らぁ〜みぃ〜 れどしら そぉ〜らしどし どしらぁ〜み みぃ〜し らしどれ みふぁみれ みぃ〜」
「そぉ〜みぃ〜 れどしら そらしどし らみ み〜」
チェレスタかな。ピアノじゃーないんだ。星空を見上げているロマンスである。
セレナーデ顔負けの甘さが漂っているし、その内にサックスが絡んでいくので、ふふふっ。甘い。
巧いなあ〜楽器の使い方。
で、チェロの音質はかすれ声だし、サックスの音色も渋い。
渋すぎだ〜っと言いたくなるぐらいで、抑え気味の彩度だが、金管も重すぎず、フレーズの見通しも良く、楽器のバランスが良い。

結婚シーンは、派手にシンバルが叩かれて、コミカルなピッコロ達を従えて、トランペットが入ってくる。
「ふぁ〜 らしどら れぇ〜ど どら れぇ〜どぉ〜  ふぁ〜らしどら れぇ〜 みふぁそ らぁ〜そそぉ〜」
で、ブンチャ ブンチャ ブンチャ・・・
「ふぁらしれ しどれふぁ どらぉ〜しらそ ふぁ〜ど」「ふぁらしれ しどそみ れふぁ みどしら〜 そふぁ」
裏の、んパっ んパっというリズムが、しっかり刻まれている。
大太鼓が軽く余韻を含んで鳴らされているなか、サックスが甘く吹いてくる。
「しぃ〜ふぁ〜 し ふぁらみふぁ そぉ〜ふぁみ ふぁらみぃ〜」
もちろんサックスも渋くて甘いフレーズが聴きどころだが、弦の裏で鳴ってくる「ふぁっふぁ ふぁっどっ ふぁっふぁ ふぁっどっ」と、重みを持ちながら素早くかけ上がっていくフレーズが、なかなか良いんである。
繰り返しのなかでのヴァイオリンのフレーズ、そして、ンパっ ンパっというリズムが、むふふ。
ハイ、重厚な金管も、馬力あり。

トロイカは、「しぃ〜 みれどれどれ みっど しっどっそ ふぁ〜らそふぁっ どっしど そぉ〜」
間の抜けた金管の音が、アクビの出そうな感じで吹かれており、ハハハ〜 転調の巧さ、はぐらかしが巧いと思う。 で、シャカシャカシャカシャカっと鈴が鳴って、トロイカが走っていくシーンである。
流刑先にお迎えの馬車を走らせているのかな。
付点のリズムがしっかり刻まれているし、チェロの主題が一糸乱れずに入ってくる。
「しぃ〜みれどれ みっど し〜どそ しぃ〜どしら しぃ〜れみしぃ〜」
「らそ ふぁ〜ど し〜ら しらそらし みど ら〜ふぁそ らっら れ〜」
なんだか、チェロの主題も、う〜ん。凄いアンサンブルのお手本って感じで鳴ってくるのだが、それプラス、民族舞踊フレーズを、弦の掻き鳴らす、多弦のジャンジャカ ジャンジャンっの音が、アクセントをつけながら、小節をまわしてくるところが、面白いなあ。って思う。

葬送になると、トランペットのソロが、狼の遠吠えのように吹かれ、小太鼓を交えながら、サックスが暗く吹かれる。「し ぃ〜ふぁ〜 し ふぁしふぁそ らぁ〜そふぁ そしふぁ〜」
ここから回想シーンが始まるようだ。
「しぃ〜み らそふぁみ れ〜みふぁそふぁ み〜し しぃ〜ふぁ みふぁそら しどしら しぃ〜」
サックス、ヴァイオリンは、トーンを抑えた悲しみフレーズを奏でていく。
が、木管と金管たちは、コミカルに弾むように、「ふぁらしど しどれふぁ・・・」演奏していく。
回想シーンのように、先の主題が巡ってくるが、ずーっと相容れない形で走っていくんである。
木管と弦と、役割を入れ替わりつつ、コミカルさは失わない。
この相容れないフレーズが、王様側VS家臣側(庶民)のような、対立を風刺しているようだ。

総体的には、セル盤は、有名盤だけあって、聴き馴染んだもの。
オケのバランスも良いし、ソロの巧さ。それにテンポあげて快活に演奏しており、爽快感がある。
泥臭くなく、都会的でスマートだが、もう少し土俗性が欲しい気もするが、これだけ、ピタっと演奏されていたら嬉しいデスね。

アバド シカゴ交響楽団 1977年
Claudio Abbado
Chicago Symphony Orchestra

ばっちグー!

録音状態は良い。奥行きも広く、大太鼓の迫力やブラスの柔らかい、カラフルな音色が楽しめる盤である。
カップリング: 下記のとおり
カップリング:
1〜7   プロコフィエフ カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」 ロンドン響(79年)
8〜11  プロコフィエフ スキタイ組曲「アラとロリー」 シカゴ響(77年)
12〜16 プロコフィエフ 交響組曲「キージェ中尉」 シカゴ響(77年)

このCDは、アバドさんのプロコフィエフ作品が3曲収められている。
アナログ時代の優秀録音盤のリマスタリング盤なので、21世紀のクリアーな録音っていうわけにはいかないが、充分満足できるものとなっている。
もともと愉悦性の高い楽曲なのだけど、やっぱ几帳面なんですね。
まあ、これ以上、おもしろおかしく演奏する必要はないだろうけれど・・・。

録音状態は良いし、まあ、この盤の売り、めだまは、カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」でしょうが、キージェ中尉も負けてないです。
1曲目の「キージェ中尉の誕生」から、大太鼓の大迫力に圧倒されるし、金管セクションのブラスの音色は、とっても良いです。
特に、3曲目の「キージェ中尉の結婚」では、トロンボーンや、チューバの音色の美しいこと。ブラスの和音が綺麗に決まっているし、音の質が柔らかくてしなやか。
4曲目の「トロイカ」は、あまり大きくシャンシャンと鈴の音色は打ち鳴らされていないが、弦のつま弾くところは快速で、すっ飛ばしていくのだけど、節のまたぎは、なだらかで滑るように走っています。雪のうえの滑走という感じが、リアルに伝わってくるものとなっている。
ちょっと、ファゴットと弦が合ってないで、出だしがずれたんじゃーないかな。という場面はあったけど。まっ 速いっですね〜 
5曲目の「キージェ葬儀」の場では、高音域のヴァイオリンの音色が、美しすぎるほど。
金管が小声で、1曲目のコミカルな主題を、軽やかに、スキップするように奏でられている。
ここでは、クラリネットが甘めに吹かれているし、ふわっと大きく包み込む感じで、これは夢物語なのですよぉ〜という感じに仕上がっている。
主体となる旋律の2つが互いに勝手に演奏されるという場だが、あまりどちらも主張せず、双方ともに弱音で奏でられており、綺麗にフェードアウトしていく。

おちゃらけの茶番劇でも、マジメに、きっちり〜(アタリマエだけど)、手綱を緩めずに演奏されています。
ワクワク〜というか、笑いを誘わず、オーバーに演奏せず、几帳面に、豊かなオケを鳴らして、あっという間に終わっちゃいます。アバドさん、やっぱり手堅いっ。
ロシアのオケでの演奏盤を、あまり見かけないのですが、う〜ん 人気がないのかなあ。
ゲルギエフさんが振ったら買うんですけどね。(笑) 2015年現在ではCDは発売されていないようです。
 

2258

デュトワ モントリオール交響楽団 1990年
Charles Dutoit
Orchestre Symphonique de Montreal
(Montreal Symphony Orchestra)

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は極めて良い。コントロールされた色彩感と、奥行きある豊かな音の響き、主題とソロの掛け合いが巧いと思う。
カップリング:下記のとおり。2枚組BOX
カップリング:

プロコフィエフ カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」 デュトワ モントリオール響 1990年 
交響組曲「キージェ中尉」 デュトワ モントリオール響 1990年
組曲「3つのオレンジへの恋」 デュトワ モントリオール響 1992年
交響的絵画「夢」 アシュケナージ コンセルトヘボウ 1985年
束の間の幻影 バルシャイ編曲 マリナー アカデミー室内管弦楽団 1972年
バレエ音楽「石の花」ハイライト版 シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ スイス・ロマンド管弦楽団 1966年

結構楽しいプロコフィエフの楽曲なのだが、意外と録音が少なく、このデュトワ盤は、とても貴重な存在だ。
昔は、古典交響曲と、キージェ中尉、3つのオレンジへの恋という3曲でカップリングされていたようだが、ワタシが所有しているのは、他の3曲と合体して2枚組になったお徳用盤である。
珍しいバレエ音楽の「石の花」の抜粋盤までついてきたので、うれしい気分。

さて、ここでご紹介するキージェ中尉は、映画音楽から抜粋して組曲になったもの。
ストーリーは、お茶目なコミカルな内容で、まあ、いっちゃ悪いが、風刺というよりも、茶番劇である。
だって、皇帝陛下も臣下も、これでは、あまりにお馬鹿すぎる。(笑)
よくこんなストーリーに、映画をつけたものだとも思うが、親しみやすく、その場面を空想するには大変おもしろい楽曲になっている。

1 キージェ中尉の誕生
冒頭トランペットが吹かれているが、ピッコロとフルートが軽快に出てくる。おもちゃの兵隊の行進曲みたいで、とってもかわいい。
続いて、「ん〜たったら タッタ たったら タッタ タッタ タッタ たぁ〜ら」と、馬に乗って行進する歩兵隊の模様が描かれる。
デュトワ盤は、録音状態が良いので、奥行きが広がっているし、明るい音色だ。
で、そのうちに、大太鼓が入ってくるのだが、その音色たるやすごい。
混濁せずに、バンバンンバン・・・ と迫力満点にスピードアップしていく。
当然、ドンドンドン・・・・とロール音が広がり、音が広がり縦横無尽に広がり、勢いを増してくるし、金管の音色の自然倍音が、すご〜く広がって、これは、耳のご馳走である。
うわ〜 この金管の被さった音色を聴くだけでも、なーんか、超お得な感じがしちゃう。
木管の響きもクリアーだし、甘さも十分にあって、弦に金管、打楽器の音の広がり、豊かさ、明瞭さ〜 あー 言葉がついていかないほどに、満足度が高い。
生の演奏を聴いても、一番良い席で聴かないと、これほどの豊かな空間感覚には浸れないだろうなあ〜って思うほど。

2 ロマンス
ハープの音色と、チェロの渋くて甘い音色が、響く。
「らぁ〜みぃ〜 れどしら そぉ〜らしどし どしらぁ〜み みぃ〜し らしどれ みふぁみれ みぃ〜」
このチェロのフレーズの渋くて、沈みこんだ音、そして、甘いフレーズを金管で装飾し、チェレスタが登場する。
楽器の使い方も巧みなら、ゆったりとしたフレージングのなかで、夢の世界の儚さまで、デュトワ盤では醸し出してくる。
コーラングレの一段とゆったりとした、奥まったフレージングが、効いている。
暖かみのある空間で、弦のゆったりとしたフレーズが、低い金管の音をまとって、ふわーっと、まろやかに響く。

同じ主題を使い回して、楽器を変えて変奏曲のように、世界を広げるテクも凄いが、各楽器の出入り、あんたが主役ってところのフレーズが、やっぱり見事だと思う。主題に乗っかっていくソロの見事さ。音色の暖かさと、彩度が、やっぱ抜群にコントロールされて演奏されているし、近視眼的になってないし〜 う〜ん。すごい。
音の色彩感や照り具合が、抑えられてきたり、鮮やかさを増したり〜 自由に色を混ぜて使っている感じがする。

3 キージェ中尉の結婚
「ふぁ〜 らしどられぇ〜ど どられぇ〜どぉ〜  ふぁ〜らしどら れぇ〜みふぁそ らぁ〜そそぉ〜」
で、パンパカ パン・・・ ブンチャ ブンチャというリズムが入ってくるが、大太鼓の音も、きれいに入っている。
「ふぁらしれ しどれふぁ どらぉ〜しらそ ふぁ〜ど」
「ふぁらしれ しどそみ れふぁ みどしら〜 そふぁ」
テンポは速くないが、次に入ってくるコルネットの音がねえ〜 たまらないですねえ。甘くて渋くて〜 むふふっ。
結婚シーンは、さほど派手には鳴ってこない。
ちょっと甘過ぎで、引きずってないかしらん。と思うフレーズだけど、品良くまとまっている。

4 ロマンス
拍子抜けするかのような、ちぐはぐな音が鳴ってくるが〜 響きが、とっても豊かだ。
チェンバロンのような響きは、最初は強調されている。金管が入ってくると、少し微妙にオケの間に入っていて、さほど目立たなくなるので、ちょっと残念な気がする。

リズムの刻みは、さほど強調されているわけではないし、拍子感覚は、ちょっと、イマイチな感じがする。
ここの楽章は、セル盤みたいに、カッチリ感がないのだけど、緩んでいるわけでもなさそう。ちょっと、ん? と思うテンポのところがあるが、速いテンポで、金管がついていくだけでも、大変だろうし。楽器の入れ替えが行われるところで、一瞬隙間が見えちゃう感じがするのと、フレーズが総体的にまろやかで、音が立ってくるわけではないので鋭さには欠けちゃうかも。

5 キージェ中尉の葬送
トランペットが葬送のフレーズを吹いて、どふぁどふぁどふぁ・・・
「し ぃ〜ふぁ〜 し ふぁしふぁそ らぁ〜そふぁ そしふぁ〜」という主題を吹いてくる。
ここから回想シーンが始まるのだが、金管の音色が、甘くて、切なくて〜 ラブロマンス風のフレージングである。
そこのフレーズの上を、木管群が彩りを添えていくのだが、弦が、ますます切ない、悲しみと甘さをブレンドして奏でていく。
う〜ん このバランス感覚、で、主題が合いいれないまま終わりに近づくのだが、コミカルで弾んでいたようなセル盤とは違って、甘く、ゆったりと演奏されていく。
主題VS主題というアプローチというよりは、どこで妥協しましょう。といいつつ、まろやかに走っていく感じがする。
なので、社会風刺を描こうという気迫がなく、ロマンスが終焉を迎えるような終わり方をする。

まあ、この点、どう解釈するか意見が分かれてしまうかもしれないけれど〜
演奏そのものは、大変満足できるもので、スマートに演奏されているが、バランスの良さと、ソロの楽器のうまさ。豊かな音の響きで、やられちゃうかな〜って思う。 セル盤だと、オケの性質と、録音のリマスタリングのせいか、硬質感があってシャンシャン気味に、音が立って鳴っているが、このデュトワ盤は、奥行き感のある豊かな鳴りっぷりと、コントロールされた色彩感に耳を奪われてしまう。
コルネットを使用しており、ソロは、James Thompson(ジェームス・トンプソンさん)が務めている。
金管の音色だけでも、結構、耳のご馳走状態である。
 
1969年 セル クリーヴランド管弦楽団 SC ★★★★
1977年 アバド シカゴ交響楽団 ★★★★
1990年 デュトワ モントリオール交響楽団 Dec ★★★★★
所有盤を整理中です。

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