「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

クルト・ヴァイル 作品集 「七つの大罪」
Kurt Weill: Works "The Seven Deadly Sins"


マイケル・ティルソン・トーマス ロンドン交響楽団 1988年
Michael Tilson Thomas   London Symphony Orchestra
ジュリア・ミゲネス Julia Migenes

ほぉ〜良いヤン

録音状態は良い。
カップリング:
1〜9 ワイル 七つの大罪
10〜17 ワイル 小さな三文オペラ 
クルト・ヴァイル(ワイル)という作曲家の名前や三文オペラ、7つの大罪が有名なことは知っていた、普段、あまり歌曲や声楽は聴かないので〜 ずーっと、CDがあったにもかかわらず拝聴してこなかった。
でも、7つの大罪は、ミュージカルのような感じで聴けちゃう楽曲である。
何度か聴いているうちに、言語はわからないまでも、親しみがわく。

ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると、
クルト・ユリアン・ヴァイル(Kurt Julian Weill)は、1900年生まれのドイツの作曲家です。
コンサート用の作品の作曲をしつつ、演劇やオペラ・ミュージカルの作曲へ同等の力を注ぎ、多くの作品を残しています。
特に、ベルトルト・ブレヒトが台本に協力した「三文オペラ」で知られています。
20歳の時に、ベルリンで、ブゾーニに師事し、交響曲第1番を作曲しています。

その後、マーラーやシェーンベルク、ストラヴィンスキーの影響を受けた弦楽四重奏曲、ヴァイオリンと管楽のための協奏曲で成功を収めますが、1928年、ブレヒトとの共同作業で、オペレッタ「三文オペラ」の音楽を監修したことをきっかけに、彼の劇場音楽や声楽作品が大衆の間で大流行し、ベルク、ツェムリンスキー、ミヨー、ストラヴィンスキーからも称賛を受け、一躍有名になったそうです。

しかし、ユダヤ人作曲家であったことから、ナチス当局による暴力的な干渉のため中断せざるをえず、33年にはパリに逃れ、ブレヒト台本のバレエ「七つの大罪」を作曲しています。34年には、交響曲第2番を完成させ、35年には、アメリカに移住して、ヨーロッパでのスタイルを捨て、ポピュラー音楽を研究し、数多くのミュージカル作品を残しており、ブロードウェーのための仕事、ミュージカルとして賞賛される数々のショーも含まれているそうです。

ヨーロッパから、アメリカに移住せざるを得なかった作曲家は、ミュージカルや映画の世界において、生活の糧を得るしかなかったのかもしれませんが、そんな時代背景を感じつつ、作品に色濃く残しているのかもしれません。
コルンゴルトも、天才っと言われ、欧州で成功していたにもかかわらず、映画音楽で身を立てるしかなったみたいだし、ヴァイルも、よく似た境遇だったのかもしれない。

で、七つの大罪は、怠惰、高慢、激怒、飽食、姦淫、貪欲、嫉妬となっている。
歌われているのはドイツ語
オペラ対訳プロジェクトさんのサイトで拝見しながら、聴いてたが・・・

アメリカの南部のルイジアナから、都会に出てきたアンという女性の物語で、アンが一人二役しているというか、歌って踊るという構成だそうだ。ニューヨークを初めとして、あちこちの都市を移転しながら、仕事をして仕送りをしている。
その仕送りで田舎の家は建つのだが、段々と、お金を儲けることが目的になっていくようで、身持ちがねえ〜 怪しくなっていくストーリーである。最後は、無事にルイジアナに帰るのだが〜
資本主義の暗黒面みたいなモノが、綴られているって感じだろうか。
1933年パリで書いたとのことだが、舞台はアメリカ、言語はドイツ語になっている。なんともグローバルだが、コミカルさを持って、ミュージカル風の軽快な音楽だ。もちろん、ちょっぴり時代がかってはいるが、今聴いても、遜色なく親しみをもって聴ける。そんな、すれっからし風の歌い方ではないので、チャーミングさが感じられて好ましい。

カップリング:
七つの大罪
1プロローグ 2怠情 3高慢(傲慢) 4激怒(憤怒) 5飽食 6姦淫(淫奔) 7貪欲(強欲) 8嫉妬(羨望) 9エピローグ

小さな三文音楽(管楽オーケストラのための組曲 三文オペラ)
1序曲 2マックス・ザ・ナイフのバラード 3かわりにの歌 4快適な生活のバラード 5ポリィの歌
6タンゴ・バラード 7大砲ソング 8フィナーレ(第3の三文フィナーレ)

1988年 M・T・トーマス ロンドン交響楽団 SC ★★★★
所有盤を整理中です。

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