「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

バッハ ブランデンブルク協奏曲 第1番〜6番 BWV1046〜1051
J.S. Bach:
Brandenburg Concertos No.1-6


  ミュンヒンガー シュトゥットガルト室内管弦楽団 1958年〜59年
Karl Münchinger  Stuttgarter Kammerorchester

ふむふむ。

録音状態は良い。古い録音なのだが、その昔は人気があったらしい。
カップリング:
1〜5   ブランデンブルク協奏曲第1番
6〜7   ブランデンブルク協奏曲第3番
8〜10  ブランデンブルク協奏曲第4番
11〜13 ブランデンブルク協奏曲第5番 
1番
録音状態は良いのだが、どうも直接音を、めいっぱい入れているという感じで、余裕が感じられず、ちょっとキツい。
また、楽器が良くわからない〜 ガチョウのような鳴き声の楽器は、これはいったい何なのだろう。という、超ど素人なので、オーボエのリードが壊れているかのような、割れ音が気になってしまった。
ブックレットを拝読していると、・・・第1曲2楽章は、オーボエの奏で出す悲痛な旋律が、ビィオリーノ・ピッコロ、通奏低音へと受け継がれ、やがてカノンを形成。・・・と書いてあった。
ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、ヴィオリーノ・ピッコロ、ヴァイオリンより小さく短3度または完全4度高く調弦される。ヴァイオリンで完全に代用可能なため廃れた。と書いてあった。
オーボエの音が、少し変わっているが、聞き慣れてくれば、2楽章の、なんともまどろっこしい旋律が、悲哀の漂う楽曲に感じられる。3楽章は、活気のある演奏で、ここで、さきほどのヴィオリーノ・ピッコロが登場する。
小型ヴァイオリンの音色は、弱いかすれ声だが、オーボエとのコラボ、ソロで奏でられる音は、古楽器ならではの風合いが強く出ている。

3番
この盤では2番が収録されていない。
で、ブランデンブルクと言えば、ワタシ的には、この3番が好きなのだ。
3挺のヴァイオリンとチェロ、ヴィオラとチェンバロが奏でられている。通奏低音も、穏やかなテンポで、きちっとしたアンサンブルで、歯切れ良く進んでいく。ミュンヒンガ−盤は、かっちりした演奏で、丁寧に演奏されているが、なんとも滋味だ。
もっと華やかでも良いんだけどな〜と思いつつ、いやいや〜 この、カッシリ感が良いんだよぉ〜っと、スルメを噛んでいる感じで聞いていた。で、この盤には、3楽章がないっ! 収められていないだけど・・・。(どうしたのかな)

とばして、5番を聴いてみる。
冒頭のフレーズを聴くと、柔らかい。力強く、カッシリと楷書体で描かれている。
フルートの柔らかい音に驚かされるほど、弱く、チェンバロも、こっそりと弾かれているかのようで〜 本来は、これぐらい弱音なんだろうか。と思いつつ、ゆったり〜っと拝聴する。

いや〜 これは聞き慣れないと、なかなか良さは解りづらいと思う。
モダン楽器とは違うので、モダン楽器に慣れた耳だと、そうとうに、耳慣れない音質に感じられて、やっぱり違和感がある。
しかし、穏やかなフレージングで、ゆったりしている。だからか、この後、超バシバシ、快速で、カシカシっと強く弾かれた演奏とは異なり、えっ!と驚くような拒絶反応が起こるわけではない。古式ゆかしき〜という、誤解を恐れず、あえて言うなら、雅楽の演奏を聴いているような雰囲気さえ与えてくれるのだ。
これはこれで、深々とした演奏で、聴き応えがあった。まあ、正直、聞き慣れていないので〜 なんとも言えないが、古楽器の流行の前から、バロックを主に演奏して、木訥として媚びるところなく、淡々とした演奏だ。滋味すぎて〜ちょっと解りづらいけれど、古楽器の流行を経て、生き残った盤を聴くと、なんだか新鮮さも感じる。

アーノンクール ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 1981年
Nikolaus Harnoncourt
Concentus Musicus Wien

はぁ?

カップリング:
1〜3 ブランデンブルク協奏曲第2番
4〜6 ブランデンブルク協奏曲第4番
7〜10 ブランデンブルク協奏曲第1番
アーノンクールさんのブランデンブルク協奏曲のCDなのだが、外盤である。
レーベルは、TELDECなのだが、詳細に録音された年などが、記載されていない。おそらく81年に録音されたものだと思うんだけどなあ。

ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(Concentus Musicus Wien)は、オーストリア・ウィーンを拠点する古楽器オーケストラで、アーノンクールさんと奥さんであるアリス・アーノンクールを中心に、ウィーン交響楽団のメンバーによって設立されたオケであることは有名だ。奥さんは、ヴァイオリンを弾いている。
で、もちろん、ここでは古楽器使用である。
実は、初めて聴いた時、トランペットの音に、はあ? 思わず、のけぞってしまうほどの貧しい音で、絶句・・・。
CDの代金を返して欲しいと、怒り心頭になったように記憶する。
あれから相当な時間が経過して、ピリオド楽器についても、まあ、馴れたけれど、それでも、今もって違和感は、それなりに残っている。
認知されるまでに、演奏家さんたちも時間が必要だったに相違ない。やっぱ、チャレンジャーだったんだな。と思う。
この気概はわかるのだが、 まだまだ、ワタシは、ムチなるゆえ違和感は否めないでいる。(謝)
ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 1984年
Christopher Hogwood
Academy of Ancient Music



録音状態は極めて良い。まだ、聴き始めたばかりなので〜感想が書きづらいが、とっても快活で、シャキシャキしてて爽快だ。
カップリング:
バッハ ブランデンブルク協奏曲(全曲第1〜6曲BWV1046〜1051)
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調(原曲:BWV1060)
2台のチェンバロのための協奏曲 第3番 ハ短調 BWV1062
3台のヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調(ホグウッド編 原曲:BWV1064)

バッハのブランデンブルグ協奏曲は、とっても有名な楽曲である。
しかし、古楽器での演奏やピリオド奏法というのが登場した時に、う〜ん。なんて乾いた音なのだろうと、毛嫌いしてしまった経緯があり、そこから、先に進めなくなってしまった。
それ以降、バッハもハイドンも、モーツァルトも、敬遠しちゃって・・・ もっぱら、後期ロマン派のあたりをウロウロして聴いてきた。
どうにも肌に合わないと思ったら、ダメですよね。ひとさまとのおつきあいも〜音楽も〜 で、敬遠してしまったことは事実だし、モダンVS古楽器みたいな対立が、うっとうしい議論だなぁ〜と思って、完全に避けてきたワケである。

今も、好きか嫌いかと言われたら、う〜ん。どうだろう。楽曲にもよるが・・・。感覚的には、あまり好みではない。
世間的には、どうなのだろう。当時活躍されていた面々も、既におられないこともあるし、クラシックを聴く絶対数が総体的に少ないのが現状だろうか。
まっ 最近、年齢を重ねてきたためか、穏やかな楽曲を好むようになったせいもあり、最近、20年以上前のCDを取り出すようになった。嫌ってはいても、CD棚の片隅には、数枚程度は収まっていたりする。
そんなワケで、今日は、ホグウッド盤を聴いたのだが〜 全曲6番まで収録されている。
輸入盤を所有しているため、さっぱり解説のブックレットが役に立たないが、初期稿という珍しい盤だそうである。
録音状態は極めて良い。オワゾリール(L’Oiseau-Lyre)の録音は、ほとんど外れがないっても良いぐらい〜極めて優秀で、そりゃ〜とびっきり良いのある。

さて、気合いを入れて聴き出したのだが・・・
知っている曲は、たったの1曲 そう〜 第5番の1楽章だけなのだ。
でも、想像以上に、とっても気持ちが良く聴けた。音の弾み方が気持ちが良いのと、木管のフレーズが、良く伸びているのと、ハープシコードの響きが、シャキシャキ感があって爽やかだ。
「ふぁふぁ みみ そそ ふぁふぁ しらどれ そふぁしら どれ らら そふぁみれ っどれっ・・・」と、延々と続く。
タタタタ・・・と続く音のなかに、たまに、長い曲線が織り込まれるタイミングが良いんでしょうねえ。

あ〜 なんていう情けない感想なんでしょう。(涙) って言っても、ほとんど、初めて聴くような曲なんです。ホント。
「通常版」と、このホグウッドさんの演奏する「初期稿」との違いは、ワタシには、さっぱり解らない。
まあ、今後は、食わず嫌いをやめて、ボチボチ機会を見つけて聴くことにします。

1972年 ミュンヒンガー シュトゥットガルト Dec ★★★
1981年 アーノンクール ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス Teldec ★★
1982年 ピノック イングリッシュ・コンサート Ar  
1984年 イ・ムジチ   Ph  
1984年 ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 OL ★★★★
所有盤を整理中です。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

Copyright (c) mamama All rights reserved