「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

フランク・マルタン  7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲
Frank Martin: Concerto for 7 Wind Instruments, Timpani, Percussion and Strings


エルメスト・アンセルメ スイス・ロマンド管弦楽団 1962年
Ernest Ansermet
L'Orchestre de la Suisse Romande



録音状態は、まずまず。リマスタリング盤
演奏に関しては、う〜ん。ワタシ自身がもっと聞き込まないとダメだと思うのでお預け状態です。(ごめんなさい)
カップリングは、下記のとおり。一部、ステレオで録音されていないモノーラル録音があります。

アンセルメ スイス・ロマンド管弦楽団 マルタン 7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲ほか

1 7つの管楽器、ティンパニー、打楽器と弦楽のための協奏曲 1962年
2 弦楽合奏のための練習曲 1963年
3 小協奏交響曲 1951年 モノーラル
4 弦楽合奏のためのパッサカリア ミュンヒンガー指揮 Stuttgart Chamber Orchestra 1957年 モノーラル
5 ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリン: ウォルフガング・シュナイダーハン  1956年 モノーラル
6 オラトリオ「地には平和を」 1963年

マルタンの有名どころということで、「7つの管楽器、ティンパニー、打楽器と弦楽のための協奏曲」を聴いてみたのだが、ミヨーみたいな曲で、洒脱が効いているかと思ったが、う〜ん。
さほど楽しくないんだよなあ。
ワタシが今日聴いたCDは、アンセルメとスイス・ロマンド管が録音した、マルタンの作品集(2枚組)CDである。
1950年〜60年代の録音のため、さすがに50年代の録音となると、ステレオではなく、モノーラルである。とっても古い録音で残念なのだが、でも、まあ。主な作品が2枚組に収められているお得なCDだ。

「れっどぉ〜 れふぁっ ふぁらふぁら ふぁら ふぁら ふぁら ふぁらど」
なんだか、木管楽器が。ペラペラ ペラ〜と鳴っているという、へんてこな曲なのだ。
へんてこ・・・って言ってしまったけれど、ワタシにとっては、前衛的というか、抽象的というか、パーカッション的に鳴っているので、旋律らしきモノが現れてこない。
この曲、1949年に創作されている。
ストラヴィンスキーと、さほど変わらない時代の人なのに、どーも、とっつきにくい。
62年に録音されており、もはや、半世紀、約50年前に収録された演奏されているんだから、もっと、こなれてて〜 クラシック・ファンにとっては、身近な存在になっていてもいいんだけどなあ。とは思う。
クラシック・ファンが、あまりにもモーツァルトやベートーヴェンなんかに固執しているためだろうか?
どうなんだろ? いやいやワタシがねえ。まず聴かないと。とチャレンジしたんですけど。
耳慣れてくればいいんだが〜と、何度か繰り返して聴いたのですが〜 う〜ん。こなれるところまでには、まだ正直至ってません。(ごめんなさい)

ところで、7つの管楽器、ティンパニー、打楽器と弦楽とあるが、管楽器って、クラリネット、オーボエ、フルート、ファゴット、ホルンに、トロンボーン、トランペットだろう。じゃ、打楽器とティパニーって、この打楽器って何? 木琴とか入ってるの? 小太鼓は聞こえるわ。
じゃー 特に何にも変わってないじゃん。普通のオケじゃないの?と思ってしまった。

1楽章は、オーボエが活躍している。協奏曲とあるし、小編成のオケのなかで、オーボエなんかがソロ扱いで大活躍しているのが解るが、各楽器全部がソロになると、オケとして分裂するだけじゃん。

2楽章は、弦が「どっふぁ どっふぁ どっふぁ どっしれ〜 みみみ みれみ〜」
穏やかだが暗め。金管が、「ぱっぱ ぱぱぱぱ ぱらら〜」「「れっし れっし れっし れっし〜」
金管が入ってくると、うーん。ミュート付きで、時計の針が刻まれていくなか、時代が変わるような不気味さがあり。
特に、ティンパニーが、メチャ暗い。暗黒の時代って感じで、不安な気持ちにさせられ、ショスタコみたいな感じで冷たいし〜。底で、れっしっ れっしっ、と同じようなフレーズを繰り返され、 その中で、きしみが感じられる。

3楽章は、ティパニーや小太鼓が大活躍しており、ミリタリー調っぽい。
クラリネットが打楽器の上にて、踊っているが、哀れっぽいし〜 
洒脱が効いているどこから、暗すぎて〜 ドドドっ ドドドっ。と畳みかけてくるティンパニーの響きが、更に追い打ちをかける。

いずれにしても、弦部の上に、ソロとして活躍する楽器が、それぞれ入れ替わって来るから、協奏曲ってことだろうか。
作品としてのまとまりは、うーん。なんか筋がないようで、ワタシ的には耳慣れしたものの、解りづらい。
調性は感じられるんだけど、明るさに欠けており、ショスタコの室内楽曲みたいな感じだ。
別に、3つの楽章にわかれてなくても、単楽章でもよさそうなんだけど〜。約20分弱の小作品が、3楽章に分かれている。
アンセルメ盤は、録音年は古いものの、斬新な曲をオクニモノとして取り上げて収録している。
リマスタリング盤なので、この曲に関して言えば、まずまず録音状態は良いと思う。
演奏に関しては、う〜ん。ワタシ自身がもっと聞き込まないとダメだと思うんですが。難しいですね。

シャイー コンセルトヘボウ 1991年
Riccardo Chailly Royal Concertgebouw Orchestra
(Amsterdam Concertgebouw Orchestra)
フルート:ジャック・ズーン Jacques Zoon  オーボエ:ヤン・スプロンク Jan Spronk
クラリネット:ジョージ・ピーターソン George Pieterson バスーン:ヨープ・テルウェイ Joep Terwey ホルン:ヤコブ・スラークター Jacob Slagter  トランペット:ピーター・マスーズ Peter Masseurs
トロンボーン:ケス・ブロッカー Kees Blokker ティンパニー:マリヌス・コンスト Marinus Komst

ばっちグー!


録音状態は良い。奥行き感があり、ティンパニーや小太鼓のリズムに乗せられて、木管群、金管群が、華やかで、軽やかに、明るく、快活に弾んでくれる。
チームワークもバッチリ、瑞々しい音が広がっている。
マルタン 7つの管楽器のための協奏曲/バラード集

カップリング
1 フルート、ピアノと弦楽のためのバラード
2 サクソフォーン、ピアノと管弦楽のためのバラード
3 ピアノと管弦楽のためのバラード
4 トロンボーン、ピアノと弦楽のためのバラード
5 7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽器のための協奏曲

フルート:ジャック・ズーン Jacques Zoon
オーボエ:ヤン・スプロンク Jan Spronk
クラリネット:ジョージ・ピーターソン George Pieterson
バスーン:ヨープ・テルウェイ Joep Terwey
ホルン:ヤコブ・スラークター Jacob Slagter
トランペット:ピーター・マスーズ Peter Masseurs
トロンボーン:ケス・ブロッカー Kees Blokker
ティンパニー:マリヌス・コンスト Marinus Komst

1楽章
アンセルメ盤を聴いた時には、なんだか暗くて、全く楽しくなかったのだが、シャイー盤で聴いたら、意外と面白い。
アンセルメ盤で聴いた感想では、・・・1楽章は、オーボエが活躍している。協奏曲とあるし、小編成のオケのなかで、オーボエなんかがソロ扱いで大活躍しているのが解るが、各楽器全部がソロになると、オケとして分裂するだけじゃん。・・・
な〜んて感想を書いていたのだが、いやいや〜 これ間違ってる。みなさま、ごめんなさい。アンセルメ盤で聴いた曲、間違っているかも〜(っていうぐらい感想が違うのだ)
「ぱぁ〜らぁ〜 ぱぴっ!」
オーボエだけでなくクラリネットもバスーンも、一緒になって、フルートの音色に乗っかって、勝手三昧に吹いているように見えて、どっか下町風のうら寂しいところを、小雨降るなか、歩いている感じだ。
で、金管のフレーズが絡んでくると、付点のリズムが活きてくる。
また、ティンパニーや小太鼓のシャキシャキした音が、気持ち良く聞こえてくるし。
スウィングするフレーズがあったり、主役がコロコロ入れ替わっていくのだが、まあ、さらっと聴けて楽しい。

2楽章
トランペットのソロが、痛快に響きわたるが、弦やティンパニーは、時計の振り子のように刻んでいく。
ちょっと、暗めの寒々しい光景が広がり、ゆったりとした重い足取りで進むなか、光が射し込んでくるような、明るい弦と、フルートの音色が乗っかっていく。

3楽章
最後の楽章は、行進曲風というか、軽やかなアップテンポで進む。
トランペットの軽快なフレーズもあるし、クラリネットや、トロンボーンも弾んでいる。いろんな楽器、金管も、木管も、弦も、弾んでて、明るさがあって、楽しそうなのだ。
賑やかさが、人々のプチプチとしたお喋りみたいで、洒脱が効いているというか、バラバラだけどバラバラではない雰囲気ががあって不思議。ミリタリー風に、シャキシャキ感があって、面白い。
ティンパニーの音が締めているのと、明るくて、開放的な音質が、とても気持ち良いからだと思う。で、瑞々しい。
音の残響も適度にあるし、奥行き感もあるし、
ティンパニーの音が、スパイスになってて、ニールセンの不滅交響曲みたいで、すごく楽しめる。
多彩な響きというか、アップテンポのところもあれば、甘いゆったりしたトロンボーンの響きが入ってくるし、ショスタコ風の小太鼓が入ってきて、行進曲風になってくるし〜 クラリネットやフルートとのセッション、軽妙な節回し、付点のリズミカルな跳ね具合が、なんとも言えない。木管が頑張ると、次に、金管も負けてないで〜っと、軽やかに転ぶ。
ホント、このシャキシャキ感は良いな〜 この最後の楽章だけで、ワタシとしては、十分なんですけどね。
ここだけで、結構楽しめました。


1962年 アンセルメ スイス・ロマンド管弦楽団 Dec ★★★
1989年 アルミン・ジョルダン スイス・ロマンド管弦楽団 Apex
1991年 シャイー コンセルトヘボウ Dec ★★★★★
所有盤を整理中です。

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