「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

モーツァルト ホルン協奏曲
Mozart: Horn Concerto


モーツァルトのホルン協奏曲は、一般的に4曲作曲されたと言われています。
ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、1番から順番に作曲されたわけではなく、1番は、最後だそうです。

ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K.417 1783年
ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447 1783年
ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K.495 1786年
ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K.412(K6.386b)+K.514 1782年
(ロンド楽章は未完成、ジュスマイヤーによる補筆完成稿で知られています)

第1番 ニ長調 K.412+K.514 (386b)は、2楽章になっています。
管弦楽の編成は、オーボエ2本、ファゴット2本と、弦5部です。緩徐楽章を持たない2楽章形式は、古典派の協奏曲としては極めて異例だそうで、一般的な急-緩-急の3楽章形式を意図して着手されたが、 中間楽章が作曲されずに終わったのだろうと考えられているそうです。改訂稿のロンドは「ジュスマイヤー版」と呼ばれることがあります。
古い時代の録音はほとんどすべて「アレグロ」と「ロンド(改訂稿)」によるもので、最近では、第2楽章として「ロンド(初稿)」の伴奏部分を補って演奏する機会も増えているとのこと。

改訂稿の中間部では「エレミヤの哀歌」の旋律が奏でられ、ジュスマイヤーによるモーツァルトへの追悼の意の表れであるとされています。

デニス・ブレイン カラヤン フィルハーモニア管弦楽団 1953年
Dennis Brain
Herbert Von Karajan
Philharmonia Orchestra

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は良い。もちろん53年の録音なのでモノ-ラルだが、1987年にデジタルにリマスタリングされている。
カップリング:1〜2 ホルン協奏曲第1番、3〜5 ホルン協奏曲第2番
6〜8 ホルン協奏曲第3番、9〜11 ホルン協奏曲第4番
今日、聴いたのは、カラヤン コンプリートEMIという、88枚組BOXのなかの26枚目のCDである。
ホルン奏者って、有名どころは、たくさんおられるが、ペーター・ダムさん、バリー・タックウェルさん、バウマンさんなど
で、もちろん、デニス・ブレインさんのお名前ぐらいは存じていたが、なんでも天才!として有名な方らしい。
なんでも事故で若くして天に召されてしまったので、ほとんど伝説的存在だ。

ホルン協奏曲第1番

「し〜みぃ〜そふぁみれみ ふぁ〜れし し ふぁ〜ら そふぁみふぁ ふぁ〜そ みそしぃ〜らそふぁみ れどどぉ〜」という弦のフレーズから始まる。
同じフレーズを、ホルンで奏でていく。
とても柔らかいフレーズで、とても親しみやすい楽曲だ。
モーツァルトのホルン協奏曲は、ホルン奏者にとっては、大事なレパートリーだというが、3番、4番が多いのだそうだ。

ウィキペディア(Wikipedia)によると・・・
録音としては、古くはデニス・ブレインによる1954年のモノラル録音(カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団伴奏)が有名であるが、1番は改訂稿であり、断章は全く演奏していない。
断章を含めた全品録音は、ブレインの弟子であるバリー・タックウェル(Hr、指揮)による、83年の録音(イギリス室内管弦楽団伴奏)が最も古い。
その後、複数のホルン奏者が同様の試みを行っている。第1番の第2楽章は、 古い録音は、ほとんど全て改訂稿(ジュスマイヤー版)による。とあった。

確かに、古い録音なのだが、しっかりとリマスタリングされており、聴きやすい。
ホルンの音も、ほんわか、ふくふくした色があり、明るく奏でられている。カラヤンのサポートも、優美だし、このほんわかしたトーンを邪魔しないで、「しみみ みぃ〜 しそそ そぉ〜 み しそみ しそふぁ みぃ〜ふぁそ ふぁ〜」と、 柔らかくリズミカルに演奏されている。
うっとりしていると、あっという間に終わってしまった。
また、他のホルンで聴いてみなくては・・・。


デイヴィッド・ジョリー オルフェウス室内管弦楽団 1987年
David Jolley
William Purvis
Orpheus Chamber Orchestra

いたってフツウ

録音状態は良い。う〜ん、滑らかなホルンとは、ちょっと言えないかも。
カップリング:
1〜2 モーツァルト ホルン協奏曲第1番 デイヴィッド・ジョリー
3〜5 モーツァルト ホルン協奏曲第2番 ウィリアム・パーヴィス
6〜8 モーツァルト ホルン協奏曲第3番 ウィリアム・パーヴィス
9〜11 モーツァルト ホルン協奏曲第4番 デイヴィッド・ジョリー
ホルン協奏曲第1番

1楽章
「しぃ〜みみみ みぃ〜し しぃ〜そそそ そぉ〜 み しそみ しそみ ふぁ〜そふぁみ〜」
という弦のフレーズと、同じフレーズをホルンで吹いていくという、とてもシンプルだが、柔らかいチャーミングな楽曲である。
フレージングは、とても柔らかいのだが、コクがないというか、薄口というか〜
この前、デニス・ブレインさんの演奏を聴いちゃったのだが、明らかに違う。
シンプルな楽曲なだけに、余計に、ストレートに耳に馴染む旋律なので、音の質感が、ダイレクトに聞こえてくる。
で、音質が悪いって言うと、素人が、何を〜っ、くそ生意気なっと、怒られちゃうと思う。
でも、素人のワタシだって、この違いはわかるなあ。
とろけるような、舌触りの良いクリーミーで、コクのあるスープと、ワタシの家で作った野菜スープのような違いというか。
例えが悪くて、スミマセン。
でも、それぐらいの違いがあるような感じで〜 ホルンの吹き方が違うのかなあ。音が割れているというか、粗いなあって思うのだ。音の幅、響き、まろやかさ、アクセントがついてるし、裏ごしを充分にしないまま作ったスープのように、ツブツブがあって、舌触りが、ざらっとしている感じがする。
馥郁たるふくよかさとか、音の滑らかな、膨らみとか、音の安定度というか、音のノビも少ないし、広がり感もイマイチで〜

2楽章
「ふぁ〜〜 みぃ〜〜ふぁ れどどぉ〜 れみふぁそ らっどぉ〜」
「ふぁ〜ふぁ み みれれ〜 しそ そふぁみ み〜」
速いパッセージの音がつぶれているし、ノビが少なく、明るい声(音)ではない。もう少し明るめで、朗々と歌って欲しいと思ってしまった。歌う節回しではないし、音がじめっとしてて暗いっ。下向きに広がっている感じがする。
で、モーツァルトを聴いているわりには、愉悦性が低いし、う〜ん。これでは、勝負になりません。
やっぱり、古い録音だったけど、ブレインさんのホルンって、神がかりだったんだ〜と再認識しちゃいました。
スミマセン・・・(謝)

1953年 ブレイン カラヤン フィルハーモニア管弦楽団 EMI ★★★★★
1987年 ジョリー オルフェウス室内管弦楽団 ★★★
所有盤を整理中です。

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