「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

レスピーギ ピアノ協奏曲イ短調、ミクソリディア旋法の協奏曲
Respighi: Piano Concerto in A Minor, Piano Concerto in modo misolidio


レスピーギは、ピアノのための協奏曲を、次のとおり作曲している。

1 1902年 ピアノ協奏曲イ短調(p.40) Piano Concerto in A Minor
2 1925年 ピアノと管弦楽のための「ミクソリディア旋法の協奏曲」(p.145) Piano Concerto in modo misolidio

ジェフリー・トーツァー エンワード・ダウンズ 
BBCフィルハーモニー管弦楽団 1994年

Geoffrey Tozer
Edward Downes  BBC Philharmonic Orchestra

録音状態は良い。甘く切なくロマンティックに描かれ、また舞曲風な楽章では、分厚く勇壮に奏でられる。いろんな要素がパッキングされていて、身のこなしも優美である。
カップリング:レスピーギ ピアノ協奏曲イ短調、ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲

ピアノ協奏曲イ短調

1楽章
レスピーギのピアノ協奏曲って、とても珍しく、結構ロマンティックで良い曲なのである。
フレーズは、解りやすい歌謡風で、甘く、切なく、ショパンかラフマニノフのような、女性向きのフレーズが満載となっている楽曲である。
とても、ローマの祭りのような、ある意味グロテスクで、豪快、破天荒な、ジャンジャン バリバリの楽曲ではなく、ホント、後ろ向きというか、時代遅れだろ〜っていうぐらい、ロシア風の甘いフレーズが続くのだ。
この曲を、もし、作曲者を知らずして聴いたとしたら、う〜ん。ラフマニノフかなあ?って思うほどである。

序奏部分のなかで、はやくも、主題が、ぽろぽろ弾かれているフレーズのなかに見え隠れする。
主なフレーズは、「れぇし らぁ〜 そぉ〜みふぁ〜 れぉ〜どしら し〜どれぇ  しそふぁ〜み れどれぇ〜」
「ふぁぁ〜 みれど  どぉ〜し らそ そらそ みれど どぉ〜しし ふぁふぁ〜」
なんだか、懐古調で、柔らかいフレーズが、ソフトタッチで奏でられており、哀愁たっぷりだ。
まるで白黒映画の「哀愁」を見ているみたいで・・・ 
 
「ふぁっ れぉ〜どし れ〜 しそふぁ みれど ふぁ しどれぇ〜」
「ふぁ〜 みれ どぉ〜し らそ〜 そらそ ふぁみ」
ため息をつきながら、悲しんでいるかのようなフレーズと、パラパラ〜っと快速で飛ばすフレーズがあるが、全体的に甘く切なく、耽溺できちゃうような歌謡風メロディが、これでもか〜って続く。
「みふぁそ ら〜し どしら そ〜ら  どしら そ〜ら しどみれ みれ れ〜どらふぁ〜」
「しぃ れみふぁ そぉ〜  しぃ〜 れみふぁ そぉ〜」
「ふぁそらし〜 どしらそ〜ら  どしらそ〜ら しどみれ みれれ〜ふぁ」 
「ふぁみれ れ〜し  ふぁみれ れ〜し」 
う〜ん。なんてロマンティックなフレーズなんだろ。
古いタイプの恋愛、すれ違い切ない恋愛をテーマにした映画のBGMのようで、甘い甘い陶酔型の美しい、儚い旋律が続く。 ホント、映画音楽さながらの、一度聴いたら、口ずさんで、覚えちゃうぐらい優しいフレーズである。
ピアノもオケも、甘い主題を繰り返し、空を見あげているかのような、甘さと、爽やかさが、甘酸っぱい。

これ、ホントにレスピーギが作曲した楽曲なのだろうか。 チャイコフスキーともラフマニノフのような甘いフレーズが満載で、メロディー主体のいささか冗長気味とも感じられる楽曲に思えてしまう。
疲れている時、女性がスィーツを欲するように、甘めの曲を聴きたいな〜と欲っする時に、聴くと、とろりん。まどろんでしまいそうです。

2楽章
懐かしい五音的なフレーズと、安定した和音の響きが、どこかクラシカル。
「れぇ〜ど どっど し〜どっど みふぁそっし みぃぃ〜 み ふぁ〜」
地味ながらも甘く、堅牢で、教会での斉唱風コラールのような旋律で、「ふぁ っし どぉっ みっ〜」と、堂々と歌われると、ホント20世紀の音楽とは思えない、古めかしい古典的な楽曲だと思う。
ホルンの柔らかい主題、「れどっどし〜ど ど みふぁ そぉ しぃ みみみみ・・・・・み れぇ〜」
豪快なピアノのグリッサンドが、静的で荘厳ではあるが、妙な興奮を与える。 教会の前に進み、そこで、頭をたれ・・・
そのくせ、まどろみ的であり。甘さもあり〜というフレーズで、胸を締め付けられるような郷愁というか、甘くほろ苦く、どこかに遠く行きたい、
宗教っぽさは、さほど無いものの、妙に堂に入った荘厳さと厳粛さが、醸し出されている。
ピアノの細やかなフレーズは、満天の星空のようなのだが、繰り返し流れてくる主題に、からめとられてしまう。 ハイ、「れぇ〜ど どっど し〜 どっど み〜ふぁ〜そぉ〜しぃ みぃぃ〜 み ふぁ〜」
絢爛豪華までには至らず、もっと、男臭いフレーズでもあるし、女性的でもあるのだが、そうねえ。例えて言っちゃうと、ローマ法王お出まし、という感じにも聞こえてくるかもしれない。

3楽章
弦のつま弾くフレーズで始まり、舞曲風になっているのだが、これが、また地味な音のフレーズのわりには勇壮で、まるで、コサックの踊りというか、中央アジア風というか。中央アジアっぽい広がる草原のような雰囲気を持っているが、どことなくDNAが同じですかね。
独特の雰囲気を持っていて、ピアノはリズムを刻み、勇壮に金管がフレーズを奏でる。
「ふぁっみっ みぃ〜 れど れっ み〜れ どしらそ らぁ〜」
「らっそ〜ふぁみ ふぁっそ〜 ふぁみれど れぇ〜」
「らっら そそら〜 らどら らっら そそら〜」「らふぁみどら らふぁみどら〜」
メチャ汗くさい匂いのする舞曲で、いやいやお酒臭いと言おうか。ピアノの低音の力強い打音が響く。

だが、その後の、ロマンティックなフレーズが奏でられ〜 弦の甘い調べが待っている。
また、ピアノがソロで、「そぉ〜 みふぁらふぁ そどぉ〜 らしそら みふぁそら〜 れみふぁど れふぁそら〜 しどらしふぁそ〜」と、優しく、渋いフレーズだけど和音が心地良い。
独特の華麗さで、優美に、歌う。
再度、コサック風舞曲で、「らっらそっそ ふぁ〜 らっらそっそ ふぁ〜」のリズムが刻まれ、なんとも。
古風で、ちょっぴり時代がかっているが、草原地帯の風のような、古風な旋法で彩られているというか。民族臭い香りがするというか。DNAが、ちょっぴり、甦ってくるような気がする。
最後は、斉唱風に、音が刻まれていくが、分散和音だ。
「ふぁし〜ら そ ら ど れ み そ ど〜」
「ふぁ〜 れ〜 れみそみ ふぁっし〜 ど れ〜」

あまり盤がないので、聞き比べが出来ないのだが、ローマ三部作だけを聴いてても、レスピーギは、超もったいない作曲家である。
もちろん、色彩感覚に優れているし、イタリアの陽気な気質と、R・コルサコフに師事したというだけあって、かなり華麗なフレーズで彩られている。
しかし、教会旋法という古風な旋律を主体に、旋法という衣装をまとった楽曲では、なにやら、新しく聞こえてくるのが、不思議で・・・。一種独特の、教会音楽っぽさと、民族風フレーズと絡み合って、いや〜、なかなか、ワタシテキには、とても新鮮もあり、懐かしくもあり〜 
また、いろんな楽曲を探索したいな〜と、興味を惹かれる大変嬉しい一枚である。太鼓判的お薦め。

コンスタンティン・シチェルバコフ
ハワード・グリフィス スロヴァキア放送交響楽団 1994年

Konstantin Scherbakov
Howard Griffiths Slovak Radio Symphony Orchestra



録音状態はまずまず。94年の録音にしては、ホールに奥行きが感じられず、低音が硬く、あまり響かない。演奏も、あっさり弾かれる。う〜ん。CDで聴ける嬉しさはあるが、楽曲の良さが感じられないので、かなり残念。
カップリング:レスピーギ ピアノ協奏曲イ短調、ピアノとオーケストラのためのトッカータ、スラヴ幻想曲

ピアノ協奏曲イ短調

この盤は、ジェフリー・トーツァーさんのピアノ、エンワード・ダウンズ指揮、BBCフィルハーモニー管弦楽団 での演奏と、ちょっぴり比較してみたくて購入した盤である。 同じ1994年の録音で、ナクソスより出ている。

う〜ん。率直に言って、ダウンズ指揮のBBCの演奏した盤の方が、かなりまったりして、こなれている感じがする。
このシチェルバコフさんのピアノは、あっさりしたと言えば〜聞こえは良いのかもしれないが、テンポが早めで素っ気ない。
序奏部分は、テンポが速めでも、キレが良いと感じるのだが。
「そぉみふぁ〜れ〜どしら し〜どれぇ しそふぁ〜みれら し〜どれぇ〜」
「ふぁ〜みれ〜どぉ〜し らそ そっそ そふぁみ ど〜し・・・」
このフレーズが、あまりに素っ気ないので、がっかりしてしまった。
木管は、ストレートな響きはあるのだが、あまりストレートというか、色気のないこと (このうえない・・・)
音の響きを楽しむとか、余韻を楽しむという要素が少なくって〜 
悪く言えば、弾き飛ばす。という感じに聞こえてしまう。
呼吸が浅く、音の密度が低く、フレーズのノビが無い。
途中からは、少し、まったりした要素も垣間見られるのだが、いかんせん、音の強い切れを必要とするかしらん。というほど、パンっと終わってしまうフレーズもあり、う〜ん。これは唸ってしまう。

ちょっぴりクラシカルな雰囲気を持っている楽曲には、もったいない、音の弾き飛ばしである。
確かに、1900年に入ってから作曲された楽曲なのだが、ピアノが、打楽器のように飛んでしまうと、もったいないのじゃーないかなあ。
素人判断でゴメンなさい。でも、これは違うでしょ。と興ざめしちゃった。
で、最後の盛り上げでは、とてもロマンティックで、渋くて綺麗な和音で、「れぇ〜ど どっど し〜どっど みふぁそっし みぃぃ〜 み ふぁ〜」 っと響くのだが、その添って叩かれるティンパニーのドスンという響かない音が聞こえてきて・・・。だはっ。低音の響きが、こもっていて硬いっ。

ちなみに速度は、ダウンズ、BBCフィルが24分4秒、グリフィス、スロヴァキア放送響が20分14秒としてクレジットされている。20分あまりの楽曲としても、約4分も違っていたら、テンポは速い。
それに、ダウンズ盤は、インデックスが3つに分かれているのに、この盤、インデックスが1つになってて、楽章で分かれてないのだ。これは、ちょっとツライ。 ちょっぴり古典的だが、もちろん古典的な振りをしているだけかもしれない。

3楽章としている最後のところでは、かなり速めの舞曲風の旋律が出てくる。
ここは熱狂的で良いのだが、ちょっと淡泊な演奏に聞こえてしまった。
確かに、ピアノ協奏曲ではあるのだが、ピアノが目立たないというか、ピアノの音もしっかり聞こえて、それなりに主張してて、確かに協奏曲ではあるのだが、上物という、器の大きさを感じさせる雰囲気があまりしてこない。
ひとこと言うと器が小さい。ルーティン作業なんだろうか。この盤・・・と思ってしまった。

古典的な雰囲気は持っているけど、なかなかにテクの要る楽曲だと思う。 それに音がまろやかで、芳醇な香りのする品の良い、そのくせ格好も良い、安定して懐かしい、荘厳さを持った楽曲である。
それなりに重厚さ、甘さを持っててくれないと〜 満足できないのではないかしらん。 その点で考えると、ホールの広さを感じさせてくれず、響きに甘さも無く、テンポ速めで、あっさりして弾き飛ばされてしまうと、、、うーん。悲しい。
ホント、正直、ばっさりと言ってしまって申し訳ないけれど、ダウンズ盤を1枚持っていたら充分だと感じた。

コンスタンティン・シチェルバコフ
ハワード・グリフィス スロヴァキア放送交響楽団 1995年

Konstantin Scherbakov
Howard Griffiths Slovak Radio Symphony Orchestra

まっ こんなモン ←ミクソリディア旋法   さっぱりワカラン ← 5声の協奏曲

録音状態はまずまず。95年の録音にしては、ホールに奥行きが感じられず演奏も、さっぱり、あっさり系。もう少し劇的に演奏していただければ嬉しいんだけど。
カップリング:
1〜3 レスピーギ ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲
4〜6 レスピーギ 5声の協奏曲(96年)

ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲

「みぃ〜 みみ みら らしら られどど しし しどしら らしらぁ らそら しみふぁ らしら〜」
なんか、古風というか、つぶやきに似た、字余り風のフレーズで始まる。
主に右手だけでフレーズを奏でて、左が伴奏的に音が入る。
で、オケは、まったく動かず無音だ。えっ これって。協奏曲でしょ。
このピアノ協奏曲は、ミクソリディア旋法によるピアノ協奏曲というタイトルで、いかにもレスピーギの懐古調というか、教会旋法にこだわっていたフレーズを研究していた成果らしい。
大学で、文献を見て、イタリアの古典的な楽譜を勉強していたのか、それを現代に活かそうとしていたのかもしれない。
どことなく、古代ローマを舞台にした史劇を見ているかのような、スペクタル映画みたいだ。

「れっどししぃ〜 れっどししぃ〜  れぇっしぃ らふぁ〜 れぇみ〜っ しらぁ〜 しぃ〜(みどぉ〜)」
「れしらしぃ〜 ふぁみ〜 そふぁ〜らしぃ〜」

フレーズが古風というか、明るく荘厳ではあるが、どこか世俗的で、音の響きは明るく抜けるが、思いは沈む。
どこに抜けきらず、また、静寂を直ぐに取り戻して、ひとりごち〜
どうも瞑想的で、見えているのか見えていないのか、いまある現世に生きているのか、どうかアヤシイ。
「れぇっしぃ らふぁ〜 れぇみ〜っ しらぁ〜」という、このフレーズがテーマ音楽のように繰り返される。
オケの方も、木管で、音を変えては出てくるが、同じ音型だ。
「そぉ〜そぉ そどしど れどしど みれれ〜 れれれれ れみれど どっれどぉ〜」
たまにティンパニーが入ってくるが、格好の良いアシスタントで、ピアノが小走りになって、甘いフレーズも使われているが、とりとめもなく、変化を好まず、滑るようなリズムもあるが、所詮アクセント的な存在で、音の幅が狭い。
即興的な歌謡風でもあり、枠が決まっているようで、そこから飛び出せない地味な音と、音階のなかで終始する。

2楽章
「み〜み〜 らぁ〜しれし そぉらら〜 しぃ〜れ〜 みふぁれぇ〜 らぁし〜れみふぁれ〜し・・・」
チェロのもの悲しい歌謡風フレーズに、寄り添うようにピアノが奏でられる。
ピアノは散文的に韻を踏んで、風のように弦が去って行く。
う〜ん。遺跡のなかに座って、夕陽を見ているかのようで〜
風景を見ているようで見ておらず、アタマのなかで、すわーっと時間だけ過ぎていく。気がつけば・・・という感じだ。
とりとめなく過ぎるのだが、なんだか好きだなあ〜 この邪魔にならない旋律が。
気がつけば、ワタシ自身が、どこに座っているのか、また、この曲を、聴いているのか聴いていないのか、わからなくなってしまう夢幻の世界に浸りきってしまう。(笑)

3楽章
あっ!と我に返るのだが、いつも1楽章から2楽章は、この曲と共に、朽ち果てた遺跡の草原のなかで、ひとりごち〜という風情になってしまっている。アハハ〜 この曲にやられた。
「みぃ〜みぃ〜 みれっしっ れぁ〜ふぁみ みぃみ〜 れふぁふぁぁ〜」

舞踏風フレーズになって、ちょっぴり踊ってくれるのだが、なんとなく金管は、ブラスバンド風になっており、えっ。
ここは、フォロロマーノから、いっきに闘技場に入場したかのようで、えっ ワタシ、剣闘士になったの?
えっ 待ってよぉ。この付点のリズムは、えっ まずい、ローマ皇帝がご入場となり、闘技場の観客が、囃し立てているかのような歓喜の声なのぉ?
えっ ライオンが、檻から出て、今にも、ゲートから飛び出してくるかのようだ。
まあ、演奏は、さほど、豪華版ではないので、ここまで、リアル感はないし、単なるワタシの妄想なのだが・・・。

いっとき劇的な効果のある、旋律が奏でられ、格闘しているような、手に汗を握るようなフレーズなのだが、演奏は、さほど劇的効果のないもので、ちょっと、しまりがないのですけどね。ブラスが弱く、付点のリズムは、もっと躍動してもらわないと映画には、ちょっと使えないかも・・・。
もっと、劇的に効果を狙うなら、恥ずかしがらずに演じて欲しい。ちょっと中途半端かな〜 これが闘技場なら、親指が下に向いて、ブーイングでしょうけどね。

演奏していただき、本当は感謝です。聴ける機会が少ない楽曲なので〜嬉しいデス。
ゲンダイオンガクに移行して、調性のない機械的な無味乾燥?的な楽曲が流行ろうとしているなかで、教会音楽や古代まで遡り、ちょっと風変わりだけど、我々に新しい世界を提示いしてくださっている努力は、すごいと思う。
温故知新を地で行っている〜この努力に敬意をはらって〜感謝っです。
ミクソリディア旋法については、ウィキペディア(Wikipedia)で調べることができ、また、音声ファイルで聴くことができます。


5声の協奏曲
 Concerto a cinque

上記のピアノ協奏曲に続いて、5声の協奏曲というのを聴いてみた。
正確には、「オーボエとトランペット、ヴィオラ・ダ・モーレ、コントラバス、ピアノと弦楽合奏のための5声の協奏曲」というらしいです。
でも、このCDの裏面には、ピアノ、オーボエ、トランペット、ヴァイオリン、コントラバスとなっているんだけど。
ヴィオラ・ダ・モーレという楽器の代わりにヴァイオリンを使用しているってことなのかな。
で、5つの異なる楽器のソロがあるので、5声ってわけだろうが、なかなかにない楽器の組み合わせなので期待が膨らむ。

1楽章
「みふぁ(ふぁらっ) しら(れっど) どみ(しら) どし(らっど) らそ(ふぁっし) そふぁ・・・」と続く。
えっ これで、ずーっと演奏するの? ちょっと飽きそうになっていることになって、弱音となる。
えっ また、同じ調子で音量が増加する。もう、いいよぉ〜と飽きたころに、ピアノが入ってくる。
ヴァイオリンが甘いフレーズを奏で。ピアノがパラパラ〜 
で、今度は、階段を昇る。
「みれど しらそ どしら れどしらそ みれどし(ふぁふぁふぁ) そそそそ どっ どぉ〜 しらそふぁみ・・・」
「みれど しらそ らそふぁみれど・・・」
えっ 確かに多彩な楽器をお使いですが、これじゃー単調すぎません?
で、また飽きそうになっていたら、トンペットが登場する。
で、また飽きそうになったいたら、弦のフレーズと、ピアノとで、ジャスのセッションという雰囲気となる。
で、サスペンス劇場のBGMのようになってしまって〜 ちょっと・・・。ドンビキ状態になってしまった。
7分の演奏です。

2楽章
アダージョの楽章で、最初は、オーボエのフレーズから始まる。
もの悲しい雰囲気で、トランペットかと思うような音でもあり、ここはコーラングレの方が甘いのに〜と思ったり。
で、ヴァイオリンやコントラバスが絡んでくるのだが、静謐さを求めているようでもあり、ほろ苦さが感じられたり。
甘くもあったり、う〜ん 複雑な味わいなのだ。
「ふぁ〜 そら どぉ〜ららぁ〜 そぉ〜 ふぁ 」「らどぉ〜しら ふぁぁ〜 れぇ〜しらぁ〜 そぉ〜しぃ」
えっ この楽器は、もしかしてコントラさん? すごく高音域なんだけど。
いや〜これならサックスの方が、雰囲気がでるんじゃないの?と、思ったり。
ヴァイオリンの音色が、超甘く、気怠〜く 確かにアダージョですが、映画音楽のBGM風に、段々と変貌しつつあり。
ピアノが入ってくると、いっそう甘みが増してきて、ムード音楽のようになってしまい、
これも、ちょっと・・・。ドンビキ状態になってしまった。このままで、12分45秒は、ちょっとツライものがございます。

3楽章
コントラバスのつま弾いた音とピアノだと思うのだが〜 「しみっ らそ ふぁっどっ・・・」っと、ちょっと、ハチャメチャ風にスキップする感じで始まる。かしこまった懐古調プーランク風って感じで、なかなかに面白そう〜って感じなのだが。
まあ、いろんな楽器が登場するし、ゲンダイオンガク風でもあり、どことなくジャズっぽさがあり、自由に崩して演奏できるような雰囲気があるのだが、気分が一定せず、ころころ場面が変わる。
オーボエの「れふぁ れふぁ そふぁ みふぁ みれ どしぃ〜らぁ〜」半音イッパイのフレージングとなり、ピアノは忙しそうに動き始め、パラっら ららら ららら〜と弾む。

いろんな楽器が、バラバラにスキップして演奏されていくのだが、音が飛んでいるというより、単に、音が離れて置かれていくという感じで、少し、リズミカルじゃーないんですよねえ。
「らど ふぁし ふぁど れふぁ そし らみ どふぁ らみ どふぁ どみ ふぁみ しど しど しど・・・」
ホントに、弦と金管が、かわりばんこに音を置いている感じがするのみで、もう少しリズムに変化がつけば、もっと面白くなりそうなのだが、あれれ〜 バラバラだった音が集約されて・・・
「そぉ〜 しみし らそぉふぁど らみれし そぉ〜〜」
「みぃ〜みぃ〜 れどれぇ〜(トリル)れぇ みぃ ふぁ そ らぁ〜 れぇ〜みぃ〜 どどど どみぃ〜(ふぁみふぁ)れ みぃ〜」

最後は、バッハ風に、フーガとなり、可愛くトリルがついて終わる。えーっ これって、なに?
思わず、きょとんとしてしまった。これも、○○教会旋法の音階を使っての楽曲だったのだろうか。
しかし、最後の最後で、短調から長調の和音になって終わります? 教室の起立・礼・着席みたいですけど。
いくら昔風の懐古調っていったって・・・ あまりに、ベタすぎるませんか、ど凡人のワタシには、う〜ん。わからんっ。


ピアノ協奏曲イ短調        
1994年 トーツァー ダウンズ  BBCフィル Chandos ★★★★★
1994年 コンスタンティン・シチェルバコフ  グリフィス スロヴァキア放送交響楽団 NAXOS ★★
ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲        
1995年 コンスタンティン・シチェルバコフ  グリフィス スロヴァキア放送交響楽団 NAXOS ★★★
所有盤を整理中です。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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