「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ヴィヴァルディ フルート協奏曲第1番「海の嵐」、チェロ協奏曲
Vivaldi:
Flute Concerto, Cello Concerto


ブリュッヘン 18世紀オーケストラ 1979年
Frans Brüggen
Orkest van de Achttiende Eeuw (Orchestra of the 18th Century)

ほぉ〜良いヤン

録音状態は良い。リコーダーによる演奏である。
カップリング:
1 フルート協奏曲 第1番 海の嵐
2 フルート協奏曲 第2番 夜  
3 フルート協奏曲 第3番 ごしきひわ
4 フルート協奏曲 第4番
5 フルート協奏曲 第5番
6 フルート協奏曲 第6番
7 オーボエ協奏曲 ニ短調
8 オーボエ協奏曲 ト長調
ヴィヴァルディのフルート協奏曲は、1番から6番まである。
ここでご紹介するのは、1番の「春の嵐」というタイトルのある楽曲で、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら・・・
16分音部による上昇音階と下降音階、分散和音の反復など、ヴェネツィアにおける海の嵐の情景がフルートで描写されている。原曲は、RV.98である。演奏時間は、約7分と書いてあった。

第1楽章 アレグロ(ヘ長調、4分の4拍子)
第2楽章 ラルゴ(ニ短調、4分の3拍子)
第3楽章 プレスト(ヘ長調、8分の3拍子)
まあ、1楽章で2分半、2楽章も3楽章も、約2分程度の短い楽曲である。

間違ってはいけないので、一応申し添えておくと〜
ヴァイオリン協奏曲に「海の嵐」(作品8-5)というのがある。これは、フルート協奏曲とは全く違う楽曲で、ヴァイオリンの方は、和声と創意への試み(第1曲〜第4曲は有名な「四季」と呼ばれる)の第5曲めにあたる。


1楽章
「ふぁそらし どれみふぁ ふぁふぁふぁ・・・」
「どれみふぁそらしど どどどど・・・ どれみふぁそらしど どどどど・・・」
とっても軽快だ。
ブリュッヘンさんのフルートは、リコーダーで、うぱうぱ ウパウパ・・・と、楽しげに弾んでいく。
普通のモダンなフルートの音とは、全く異にするので、最初は、なんと過激な感じなんだろう〜 慌ただしいなあ〜と思っていたのだが、耳に馴染んでくると、なんだかロック調のように思えて、斬新な感じもする。

でもなあ〜 海というより、階段を上り下りしている感じの、ケール調のフレーズなんですけどねえ。
ドビュッシーの海とは大違い。ゆらゆら〜 揺らめく、波というより、ここで聴くブリュッヘンさんの演奏だと、キチンと、均一化した波のようで、言葉は悪いが機械的かも。「どぉ〜しらそふぁみれど ふぁ〜そふぁみれどしらそ ふぁふぁふぁふぁ・・・」

2楽章は、ゆったりしているラルゴの楽章だが、「ふぁらど ふぁどら ふぁ〜」と、こちらもスケール状態である。
ふぁらど ふぁどら ふぁらど ふぁどら ふぁ〜 を何度も繰り返すので、大笑いしちゃった。

3楽章
「ふぁふぁふぁ ふぁらどふぁ ふぁ ふぁ ふぁ ふぁ〜」って感じで、1オクターブ上のファに飛んでいく。
ちょっと速めだが、通奏低音入りで、フルートは、ヒバリのように啼いている。
通奏低音は、チェンバロだと思うんだけど、とてもシンプルだが、春めいていて楽しい楽曲である。でもなあ〜 海って感じではなく、どう聞いても牧歌的なんですけど。
ここで演奏されているのは、版が違うようで、フルート独奏と弦楽合奏のための いわゆるアムステルダム版ではなく、トリノで手稿で残されていたオリジナルで、第4曲以外は、室内協奏曲版による演奏なのだそうだ。
また、違う演奏で聴いてみたいと思う。

アンナー・ビルスマ ターフェルムジーク・バロック管弦楽団 1996年
Anner Bylsma    The Tafelmusik Baroque Orchestra

指揮&ヴァイオリン ジーン・ラモン
チェロ:アンナー・ビルスマ  チェロ:クリスティーナ・マーラー
ヴァイオリン:スティーヴン・マーヴィン  ヴァイオリン:デヴィッド・グリーンバーグ
ファゴット:マイケル・マクロウ  オーボエ:ジョン・アッベルガー
オーボエ:ワシントン・マクレイン

ほぉ〜良いヤン

録音状態はとても良い。
このCDは、ヴィヴァルディ 様々な楽器のための協奏曲集とタイトルされたもの。
カップリングは、次のとおり。

1  弦楽のための協奏曲 ト短調RV.157
2  チェロ協奏曲 ニ長調RV.403
3  弦楽のための協奏曲 ト短調RV.152
4  チェロ協奏曲 ロ短調RV.424
5  弦楽のための協奏曲 ニ短調RV.127
6  2つのヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲 ニ長調RV.564
7  2つのオーボエのための協奏曲 ニ短調RV.535
8  チェロ協奏曲 イ短調RV.419
9  チェロとファゴットのための協奏曲 ホ短調RV.409
10 2つのオーボエ、2つのヴァイオリン、ファゴットのための協奏曲 ハ長調RV.557
11 弦楽のための協奏曲「田園風」 ト長調RV.151

ヴィヴァルディといえば、ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」を含む四季が有名だ。
次いで、調和の霊感などが有名なのだが、協奏曲だけでも、山のように書いているということで、なんでも500曲以上あるという。そのうち、ヴァイオリンが220曲ほどあって、残りは、合奏協奏曲が多いという。
器楽のための協奏曲、チェロ、フルートやオーボエの協奏曲もあるという。

今日は、さらっと、ビルスマさんの演奏するチェロ協奏曲を聴いたのだが、良い曲だと思う。
ビルスマさんのチェロって、渋くて、ぐい〜っと圧の高いチェロだと勝手に思い込んでいたのだが、とっても、のびのびとした、瑞々しい演奏だ。古楽器での演奏だが、とても豊かなフレージングで、安定して聴ける。
このCDでは、3つのチェロ協奏曲と弦楽のための協奏曲などが収められている。
ビルスマさんとターフェルムジーク・バロック管弦楽団は、協奏曲集とチェロ・ソナタ集として4枚組BOXで発売されているもので、このCDは、そのなかの、ディスク3に相当し、分売されていたものである。
1979年 ブリュッヘン  18世紀オーケストラ Seon ★★★★
1996年 ビルスマ ターフェルムジーク・バロック管弦楽団 SC ★★★★
所有盤を整理中です。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

Copyright (c) mamama All rights reserved