「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ブラームス クラリネット三重奏曲、ホルン三重奏曲
Brahms: Trio for Piano,Clarinet and Cello,Horn Trio


ブラームスのクラリネット三重奏曲(作品114)は、クラリネット、チェロ、ピアノの三重奏のための室内楽作品です。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
ブラームスは、晩年、創作意欲の衰えから一時作曲を断念することを決意したそうですが、クラリネット奏者であった、リヒャルト・ミュールフェルトの演奏に触発されて創作意欲を取り戻し、1891年、クラリネット三重奏曲と、五重奏曲(作品115)とを、同じ時に書きあげたそうです。3つの楽章から構成された約25分の作品です。

第1楽章 イ短調 2/2拍子 ソナタ形式
序奏はなく、哀愁を漂わせる第1主題がチェロに、次いでクラリネットによって奏でられます。ピアノに2度、音程をうごめく動機が現れますが、これは後に、副主題として活用され、第1主題の確保がクライマックスを形成すると、ハ長調の第2主題とホ短調の小結尾が続きます。展開部では、提示部の諸動機が活用され、激情と抒情が交代するもの。
再現部は、やや変形され、第1主題がクラリネットに途切れがちに奏されると、間もなく第2主題がヘ長調で再現されます。小結尾は、束の間イ長調の明るい世界に移りますが、静かなパッセージで結ばれます。

第2楽章 ニ長調 4/4拍子 展開部を欠いたソナタ形式
まず、クラリネットによって、第1主題(第1楽章第2主題と関連)が奏でられ、なだらかな第2主題が続きます。
再現部では、変奏が加えられ、繊細なパッセージが絡みつくもの。

第3楽章 イ長調 4/3拍子 二つのトリオを持つレントラー風の間奏曲です。
優美な主題がクラリネットに奏され、ピアノに受け継がれます。第1トリオでは、クラリネットとチェロが掛け合い、第2トリオでは、クラリネットが8分音符で奏でられます。

第4楽章 イ短調 4/2、8/6拍子 ソナタ形式
規模は小さいものの力強いフィナーレで、リズム的な工夫や、ジプシー風の要素が特徴的です。

通常、ブラームスのクラリネットといえば、クラリネット五重奏曲の方が、三重奏曲より有名です。しかし、ブラームス自身は、「自分は三重奏曲のほうが好きだ」と述べているそうです。ワタシには疲れ果てた〜枯れた曲に聞こえちゃいます。

  ストルツマン アックス マ 1993年
クラリネット:リチャード・ストルツマン Richard Stoltzman
ピアノ:エマニュエル・アックス Emanuel Ax
チェロ:ヨーヨー・マ Yo-Yo Ma

ふむふむ。


録音状態は良い。枯れた、疲れた・・・。
カップリング:
1〜4 ブラームス クラリネット三重奏曲
5〜7 ベートーヴェン クラリネット三重奏曲
8〜10 モーツァルト クラリネット三重奏曲
ブラームス クラリネット三重奏曲

1楽章
ブラームスの室内楽は、暗いっ。というのが、ワタシのイメージである。
どうも、ブラームスのピアノ曲、それも後期のものは、暗い。で、グレン・グールド盤なんぞを聴くとダメである。
アファナシエフ盤も、はあぁ・・・となってしまう。
ゲンダイオンガクも、だめなら、ショスタコも苦手、ベートーヴェンの後期も、バルトークの弦楽も、全て苦手である。
このブラームスのクラリネットも、結構、苦手で、クラリネット三重奏も、結構、虚脱感に襲われてしまう楽曲だ。
「しれふぁし らぁ〜そふぁ」というテーマが、何度も繰り返して綴られていく。
この冒頭は、チェロで奏でられているが、まあ、これほど執拗に使わなくてもいいのでは? と思うほど、使い回されているというか、語り口を変えて、まるで、ドラマの主題曲のように流れてくるのだ。
で、耳にこびりついてしまう。

クラリネットは、始めの方こそ、開放的に明るくスタートするのだが、そのうち、ウツウツ・・・
マさんのチェロは、明るいので救いなのだが、クラリネットが、主題を、ぼつりぼつりと語り始めると肩が抜け落ちちゃう。
がっくり肩が落ちちゃって、抜け殻風になっちゃうのだ。
この盤では、マさんのチェロが、明るいので、それでバランスがとれているというか、崖っぷちで、まだとどまっているかのような雰囲気がしちゃう。(アハハ〜 ちょっとオーバーなんですけどね。)
ピアノのフレーズで、「しどれみ れどどし・・・」と、チャーミングに弾かれ、そこに、クラリネットとチェロが、入ってくるところの、わずかな明るい光が射し込むかのようなところは、美しい。

2楽章〜3楽章
この楽章は、まるで弦楽合奏のように穏やかに演奏される。
ピアノのうえで、チェロとクラリネットが語るように感じるのだが、主題は、もちろんクラが語る。
さりげないピアノの音が、この調和を生んでいるのか、とっても、バランスが良い。
三重奏って、だれかが主導権を握っている場合もあるだろうが、ここでの、ストルツマンのクラは、弱々しすぎることなく、秋の温かい日射しのように、ほっこりしている。つづく、3楽章は、「れみらそふぁみれど・・・」 とクラリネットが語り出すのだが、寂しげなフレーズで、ピアノが軽く寄り添っている。
でも〜 どうも、チェロとクラの低音部分が、かぶさった感じがする。
3拍子の楽章なのだが、クラが、ちょっと踊り出そうとしているかのようになるが、少し、重い感じがする。

4楽章
ここは、マさんのチェロが、さらっと〜 「ふぁ れっれ そっそ ふぁ〜」と、歌う。
「れどし そらし ふぁれど しれし それど しれし ふぁっれ しっど ふぁ〜」と、クラリネットが弾む。
まあ、弾むといっても、湿気た付点のリズムという感じで、粘りも少しあるし、ネチネチ〜

どうも、このストルツマンさんのクラリネットのフレーズは、悲しみに満ちて、沈み込んでいく。
ワタシ的には、明るいのか暗いのか、表情のつかみづらい感じで、もうちょっと、ハッキリしてよぉ。と叫びたくなる。
ねっとり気味で〜 で、枯れ葉が落ちてしまった〜 ため息まじりの、疲れ切った感じがするのだが、どうだろう。
なんだか、孤独な独居老人のようで・・・。はぁ〜っ。ダメだあ。ブラームスの晩年の作品は、どうも苦手っ。

ピアノ:アシュケナージ  ヴァイオリン:パールマン  ホルン:タックウェル 1968年
Vladimir Ashkenazy Itzhak Perlman Barry Tuckwell

ほぉ〜良いヤン


録音状態はまずまず。60年代後半なので、少し籠もりがち。
1〜4 フランク ヴァイオリン・ソナタ
5〜8 ブラームス ホルン三重奏曲
ワタシの所有しているこの盤では、2曲のみだが、シューマンのアダージョとアレグロ、サン=サーンスのロマンスを加えたカップリングとなっている盤もある。
ブラームス ホルン三重奏曲

ブラームスのホルン三重奏曲(変ホ長調 作品40)は、1865年に作曲されています。
ブラームスは1833年生まれなので、30をちょっと過ぎた頃に書いたもので、ホルンを使った室内楽は、これだけ。
ホルンと、ピアノ、ヴァイオリンのための三重奏だが、ホルンの代わりに、ヴィオラでもOKと認めているんだそうです。

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、
作曲の動機は、ホルン奏者アウグスト・コルデスの依頼によるものと言われていますが、資料がないので、詳しい動機は不明なんだそうです。
4つの楽章で構成されており、バロック時代の教会ソナタを思わせる楽章配置で、ソナタ形式は終楽章のみ用いられていることが特徴です。3楽章の主題は、ドイツの古いコラール「愛する神の導きにまかすもの」が用いられ、重厚な対位法で書かれています。 この年にブラームスの母親が亡くなっているので、それが反映されているのかと・・・。

第1楽章 アンダンテ 変ホ長調 4/2拍子       第2楽章 スケルツォ(アレグロ) 変ホ長調 4/3拍子
第3楽章 アダージョ・メスト 変ホ短調 8/6拍子   第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ 変ホ長調 8/6拍子
演奏時間は、約30分です。

このアシュケナージ、パールマン、タックウェルさんの演奏は、昔からの名盤って感じらしいのだが、う〜ん どうもホルンの役回りが、ピンっと来ない。ワタシの場合、第4楽章は、快活で、すごく楽しいのだけど、 このラストの楽章に至るまでは、すこぶる長く感じられちゃって、いつも、めげているのだ。

ホルンが活躍するという楽曲は、わりと少なくって、ブラームスのこの三重奏曲は、珍しいように思う。
ウィキで調べたら、ホルン協奏曲って、
モーツァルト ホルン協奏曲第1番〜第4番、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲
ウェーバー  ホルン小協奏曲 op.45
リヒャルト・シュトラウス ホルン協奏曲第1番、第2番
シューマン 4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ぐらいだし、
あと、室内楽になると、ピアノとホルンのソナタを除くと、五重奏、六重奏以上の楽曲のようだ。
で、三重奏となると、このブラームスの曲以外は、ないみたいなんですけどね・・・。

1楽章、冒頭、ピアノとヴァイオリンで、「どぉ〜そ ふぁそそぉ らそそぉ みれれ どれれ どれれ どふぁふぁ〜 そふぁ〜」と奏でた後、ホルンで、「どぉ〜そぉ ふぁそそおぉ〜っ」と、同じフレーズを繰り返す。
はあ、くらっ。
まあ、ヴァイオリンのフレーズは、もの悲しい、沈んだ秋色の雰囲気のメロディーラインである。
そこにホルンが加わるので、いっそう、もわっとした、沈み込んだ、重苦しい空気感が漂う。
う〜ん、しまった。こんな楽曲は、真夏の朝の休日に聴くんじゃーなかった・・・。
大失敗である。ブラームスは秋、それも冬に近づくような頃に聴かないとダメだったのである。
まあ、しかし、繰り返して主題をホルンで聴くと、ほのかに、明るさも感じられるんですけどね。それでも、同じ主題を、なんで、こんなに繰り返してくるんでしょうか。
「ふぁぁ しどどぉ〜ふぁ〜 しどどぉ〜 ふぁぁぁ〜」と終わっていくところは、さすがに、ホルンでないとダメな、これ以外には考えられないなあと、思うに至るのだが。

2楽章
最初は、元気にピアノが駆けまわって、「ふぁそ しら そら そふぁそふぁ・・・」
「ふぁふぁふぁ〜 そそそ そぉ〜 そそっそぉ〜 そそそぉ〜」
ホルンは、「れ〜そぉ しそ ふぁら そぉ〜ど そぉ〜れ」と、快活なフレーズを包み込むような雰囲気にする。
ああ 微妙な音質というか、とても柔らかい楽器なんだな〜と、改めて気づくのだ。
「パパ ぱぁ〜 パパ ぱぁ〜」と吹かれているのを聴くと、ホルンは、まろやかさスパイスなのだ。

3楽章
このアダージョ・メストの楽章は、ただただ聴いて〜 という感じだろうか。
ばららん ばららん〜っていう伴奏のうえを、「ふぁ〜み ふぁ〜れ どぉ〜し どぉ〜し らぁ〜しどぉ〜そぉ〜らしぃ〜」
というような葬送風フレーズが奏でられる。
「しみふぁそ れぇ〜ど そみふぁ・・・」と、ホルンとヴァイオリンの二重奏が始まる。これは、やっぱり聴きどころ。
ホルンは、すっと寄り添って音を包み込みこんでは、さりげなく、すっっと離れていく。
はは〜ん、きっと、ブラームスにとって、ホルンはママの愛なのだ。
母親の愛情を表現するには、ホルンの音色がうってつけだったのに違いない・・・。って、思ってしまった。
なんだか、わかったようなことを書いてるが、でも、きっと、そうだと思うなあ。

4楽章
「どどふぁふぁ そそらら どどらら ふぁふぁみ れれれみ れれえみ どふぁ〜 どふぁ〜 らぁ〜み らぁ〜み」という舞曲風のフレーズで綴られた楽章だ。ここは、とっても開放的で、明るく、のびやか。
屈託のない、ホルンの短いフレーズが、合いの手を入れてて、るんるん。しちゃう。
この短いパッセージが、ものすごいテクを要するのだと思うが、ホント、渋いんだけど、小春日和のような希望を抱かせるような楽しい雰囲気がある。
ここは、テンポアップされてて、狩のロンドだという表現が見られる。また、現在のバルブ式のホルンではなく、自然なヴァルトホルンで吹かれることをイメージしていたらしい。

ウィキペディア(Wikipedia)で、ホルンのことを調べてみたら、
・・・この角笛やそこから発展した信号用のラッパは、狩りの時に「獲物を発見した」「獲物を捕らえた」などの信号を、後ろにいる仲間に送るため、ベル(朝顔)の部分が横や後ろを向くように作られていた。 演奏の際ベルの部分が演奏者の後ろに向くように持つのはこの名残である。・・・

1814年のバルブの出現により、ナチュラル・ホルンは次第にバルブ付きホルンに取って代わられることとなる。
それでもフランスのホルン奏者は、バルブ付きのホルンを好まずナチュラルホルンを愛用したため、ロマン派時代でもナチュラルホルンのために作曲されていることも多い。
自身もホルンを演奏したブラームスは、当時のドイツでは殆どバルブホルンに代わっていたにもかかわらず、ナチュラルホルンを好んだ。ブラームスの管弦楽作品におけるホルンパートは、ナチュラルホルンを意識した擬古的な書き方になっている。 また彼のホルン・トリオは、完全にナチュラルホルンのために作曲されている。・・・との記載がある。
ど素人のワタシには、ホルンの構造や歴史には、さっぱり疎いのだが〜 この楽章だけを聴いて、狩りというイメージを、少し持つことができたのでした。
ピアノ:アンドラーシュ・シフ  ヴァイオリン:エーリッヒ・ビンダー
ホルン:ギュンター・ヘーグナー 1982年
András Schiff  Erich Binder  Günter Högner

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は良い。ウィンナーホルンの柔らかな音が、人柄を表しているかのよう。ほっこり〜 包まれるかのようだ。
カップリング:
1〜5 シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」
6〜9 ブラームス ホルン三重奏曲
ブラームス ホルン三重奏曲

1楽章
ピアノとヴァイオリンで、「どぉ〜そ ふぁそそぉ らそそぉ みれれ どれれ どれれ どふぁふぁ〜」と奏でられた後、ホルンが吹かれる。同じ主題なのだ。「どぉ〜そぉ ふぁそそおぉ〜っ」
先日、他盤を聴いたときに、ひとこと。くらぁ〜い。どすん、ずどん〜という感じに暗い楽曲だと思ってしまったのだ。

まあ、これは、一緒にカップリングされているシューベルトのピアノ五重奏曲「鱒」が、ピチピチ弾んで、とても気持ち良く、リズミカルに、爽やかだっただけに〜 はあぁ〜と、ため息が出ちゃうほど、愕然としたのだった。
鱒の次に、このブラームスを持ってくるぅ?
聴き手のワタシの耳が慣れたのか、いや、ピアノの演奏が、安定して、暖かい優しいフレージングなのだからかもしれないが、このヘーグナーさんのホルンは、同じ、沈み込んだ秋色の旋律ではあっても、どことなく、ふわっとしている。
ほっとした、気持ちになる。

ホントは、このブラームスの楽曲は、実際のところ、脱力感に襲われる感じで、あまり好きではないのだけど、この盤の、ウィンナー・ホルンには、柔らかい音に包み込まれる感じがする。
大きく吹かれたホルンの音は、そのまま、ワタシの耳の穴まで直撃〜という感じで飛び込んで来るのだが、その場面と、主題の 「どぉ そぉ ふぁどどぉ〜 らそそ みれれ どれれ〜」と、寂しげなフレーズは、落差が大きいものの、力強さを感じて、前向きな表情をしている。
旋律自体は、単調ではあるが、語尾が落ちておらず、安定している。
ピアノもヴァイオリンも、強く主張しておらず、ホルンの残響の奥まったところで、密やかに音が出されている。

2楽章
この楽章は、シフさんの清潔な音で、柔らかく弾かれている。
「ふぁそ しら そら そふぁそふぁ・・・」 「ふぁふぁふぁ〜 そそそ そぉ〜 そそっそぉ〜 そそそぉ〜」
ヴァイオリンも前に出ず、ホルンを立てており、「れ〜そぉ しそ ふぁら そぉ〜ど そぉ〜れ」という、柔らかい森のホルンというのが、そのままに感じられる。
でもね、ホルンも良い音だと思うが、ピアノの力強さと柔らかさの柔軟性が、とっても良いように思う。
また、ヴァオリンが、すごく、さりげなくサポートにまわってて、奥まったところで鳴っているのが、これが良いように思うのだ。
3人が、前に出てきてたら、妙にバランスが悪くなるところを、ヴァイオリンは、ホルンの持続音が切れそうになったところに、さらさら〜っと聞こえてくるぐらいの控えめさなのだ。
この3人のコラボレーションは、とても、きっと絶妙なんだろうと思う。

3楽章
ピアノのアルペジオが、印象に残る冒頭なのだが、ホルンとヴァイオリンが、「ふぁ〜み ふぁ〜れ どぉ〜し どぉ〜し らぁ〜しどぉ〜そぉ〜らしぃ〜」と、涙ながらに訴えてくる。
殺伐としているというより、寂寥感だろうなあ〜と思うのだが、冷え冷えとした光景ではなく、暖かい音質なので、救われた感じがする。また、ピアノがさりげなく情感を織り込んでくる。
「どそら そどれ れみれ れみふぁ〜 みふぁら ふぁみふぁ らふぁみぃ〜」
「どそら そどれ みれみ れみふぁ〜」と、ホルンとピアノのフレーズが、うつむいて涙しているように思えるのだが、どこか底辺では暖かく、ほっこりしてて、前に向かって、包み込まれて行く感じがして、じわじわ〜と、気持ちが温かくなる。

4楽章
ブラームスのホルン三重奏曲って言えば、ワタシにとっては、この楽章なのだ。
メチャ、楽しくて、ワクワクしちゃうフレーズが続く。
そう、狩りのようなシーンで、 「どどふぁ そそら どどら ふぁふぁみ れれみ れれみ・・・」
「どふぁ〜 どふぁ〜 らぁ〜み らぁ〜み」パパパ パパパ・・・という短いパッセージが続いていく。
ここは、やっぱり、ヴァイオリンとホルンのコラボでしょう。で、とてもチャーミングなピアノの音が、小春日和の光のように〜
この盤は、さほど、開放的で明るく、跳躍するような走り具合ではなく、いたって、穏やか。
テンポもゆったりしているが、ピアノの音が、馬がパッカパッカと走っているような音のようになってて、効いている。
ちゃんと、役割分担してて〜 絵画の世界のように広がって行くのだ。イマジネーションが広がって、楽しかった。

でも〜 ブラームスにとって、この4楽章は、何なのだろう。3楽章までは、母親の思い出がいっぱい詰まった、泣きそうな楽章なのだが、このラストの楽章は・・・という意味を持つのだろう。どこか、とってつけたような、異質なような気がする。
総体的には、3楽章までは、切々と、ゆったり奏でられた人情味のある演奏だ。
ピュアなピアノと、柔らかいウィンナー・ホルン、控えめなヴァイオリンが、文字通り三位一体のようで、互いに尊重しあって活かしてる感じが伝わるコラボだ。とても美しく、人肌に暖かい。
例えが、とっても世俗的で申し訳ないんだけど、ほっこりとした、焼きいもを、懐に抱いているかのようで〜
心のこもった1枚だと思う。4楽章は、ワタシ的には、もう少し、はじけていただいても〜という感じだったのだが、いや、やっぱり、人柄が滲み出てくるのだろう。とても3人の調和のとれた演奏を聴けて、嬉しかったです。
クラリネット三重奏曲    
1993年 ストルツマン アックス マ SC ★★★
ホルン三重奏曲    
1968年 アシュケナージ パールマン タックウェル Dec ★★★★
1982年 シフ ビンダー ギュンター・ヘーグナー Dec ★★★★★
所有盤を整理中です。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

 

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