「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

モーツァルト 弦楽四重奏曲
Morzart: String Quartet No.15


イタリア四重奏団 1966年
Quartetto Italiano
ヴァイオリン:パオロ・ボルチャーニ Paolo Borciani
ヴァイオリン:エリサ・ペグレッフィ Elisa Pegreffi
ヴィオラ:ピエロ・ファルッリ Piero Farulli  チェロ:フランコ・ロッシ Franco Rossi

う〜ん。どうだろ

録音状態はまずまず。
カップリング:
1〜4 モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番(1966年)
5〜8 モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番「狩り」(1966年)
9 Allegretto In B Flat K. App. 68/589a- (For String Quartet)(1989年)
10 Adagio And Rondo In C, K. 617- 1. Adagio(1977年)
11 Adagio And Rondo In C, K. 617- 2. Rondo(1977年)
モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番 k.421(417b)

モーツァルトの弦楽四重奏曲って、第23番まである。これまた、交響曲と同様に、すごい多作なのだ。
で、今日は、たまたま15番を聴いたのだが、これはハイドン・セット(ハイドン四重奏曲)と呼ばれるものの2作目にあたる。短調の曲なので、珍しいと聴き始めたのだが、確かに、ちょっとメランコリック調である。

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
ハイドン・セット(ハイドン四重奏曲)は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの作曲した6曲の弦楽四重奏曲である。
第14番〜第19番(K.387、K.421、K.428、K.458、K.464、K.465 )
まとめて、ヨーゼフ・ハイドンに献呈されたので、「ハイドン・セット」または「ハイドン四重奏曲」と呼ばれ、珍しく、モーツァルトが、2年あまりを費やして作曲した力作であり、古今の弦楽四重奏曲の傑作として親しまれているそうである。

弦楽四重奏曲第15番(ニ短調 K.421(ハイドン・セット第2番)(1783年)
13番に次ぎ、弦楽四重奏曲全23曲中2曲の短調作品のうちの一つである。
全体的に哀愁を感じさせる曲風で、全4楽章のうち、第1・第3・第4楽章が短調となっており、第2楽章は長調ではあるが、寂しげな調べである。とのこと。
そう、このハイドン・セットは、文字通り、ハイドンの影響が大きく、モーツァルトは自宅に招いて演奏したらしい。

せっかくモーツァルトの弦楽四重奏曲を聴くのだから、今日は、もっと活発な曲の方が良かったかな〜とも思ったが、第2楽章だけは、へ長調なので、ここだけ艶っぽく感じられる。
イタリア弦楽四重奏団は、低音の響きがゆったりと重厚だ。
ちょっと66年の録音なので、古くさくも感じるのだが、艶があり、歌う〜という感じで、のびやかさが感じられる。
でも〜 これニ短調なのだ。
レクイエムっぽいとも思われるのだが、いやいや、4楽章は特に、儚げな美しい満ちたフレーズが詰まっている。
甘いだけでなく、切々と、不安な心持ちを表現しちゃった感じであり、それを少し甘さでカムフラージュしているかのようでもあり、秘め事をしているかのような曲に感じる。う〜ん、奥が深いっ。これは他盤と聞き比べてみなければ・・・。

ハーゲン弦楽四重奏団 1995年
Hagen Quartett
ヴァイオリン:ルーカス・ハーゲン Lukas Hagen
ヴァイオリン:ライナー・シュミット Rainer Schmidt
ヴィオラ:ヴェロニカ・ハーゲン Veronika Hagen
チェロ:クレメンス・ハーゲン Clemens Hagen

いたってフツウ

録音状態は良い。弱音の美しさが感じられるが、さらっと弾かれちゃって〜。
カップリング:
1〜4 モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番(1995年)
5〜8 モーツァルト 弦楽四重奏曲第21番「プロシャ王第1番」(1995年)
さらっとした演奏で、とてもさりげないのだが、弱音の美しさ、柔らかさ、特に、1楽章の冒頭は、ふぁわっと出てくるので、ちょっと驚かされた。アンサンブルのみごとさは、ほほぉ〜っと息を飲んでしまうし、弦の和音の響きも美しい。
旋律の美しさというよりも、ハーモニーの美しさかなあ。
で、弦特有の響き、弦と弓との摩擦が起こっているような、こしげた音、ガシっ、キシッとした、カサっとした音がない。
擦れた音が一切混じらずに、音が響いているって感じなのだ。
弦の音とは思えないほど、擦れ気味の音が聞こえない。あらっ 不思議。

でも、なんだかツマンナイのである。
歌わないというか、いや、歌っているんだけど、何故か、力が脱力しているかのようで、美しい音は聞こえてくるのに、耳がそばだたない。
完璧に聞こえるという感じではあるのだが、何度も繰り返して聞いたのだが、耳から旋律がこぼれてしまう。弱音の響きや寂しげな雰囲気はするのだが、達観しているわけでもなく、揺れるわけでもなく、演奏されている時間だけが流れてしまう。ニ短調なので、こんなモノなんだろうか。でも、聴いててツマンナイ。
耳が立たないというか、音は美しいのに、乗らないというか、心が入らないというか、傾聴する緊張感に繋がらない、力が入らない、耳が余所に向いてしまうというか、気がそぞろになるというか。
演奏してても共感してないのかなあ。秘め事をしているような色気があるわけでもないし、訴求力がないというか・・・。
聴いて、ちょっと困ってしまった。

まあ、そんな情緒たっぷりでなくてもいいんだけど、さらっと完璧に弾かれて、ピンっと来ないというか、いや、この脱力感っぽい、柔らかさが良いのかなあ。何度も聴いたけど、どうも、わかんないなあ。
もっと、アクの強い演奏の方が良いのだろうか。もっと歌う、情感の籠もった演奏の方が良いのだろうか。
いずれにしても、ワタシ的には、乗せられるわけでも、ぐいっと引き込まれることもなく、共感することもなく、耳に残らずに終わってしまった。
う〜ん また、他盤を聴いてみます。
1966年 イタリア弦楽四重奏団 Ph ★★★
1995年 ハーゲン弦楽四重奏団 ★★★
所有盤を整理中です。

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