「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

シューベルト 八重奏曲
Schubert: Octet


ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団 1951年
Wiener Konzerthaus Quartett

まっ こんなモン

モノラル録音なので、古いです。なんたって、1951年の録音なので〜
演奏者は、次のとおり。

ヴァイオリン1:アントン・カンパー Anton Kamper
ヴァイオリン2・カール・マリア・テイッツェ Karl Maria Titze
ヴィオラ:エーリッヒ・ヴァイス Erich Weis
チェロ:フランツ・クヴァルダ Franz Kvarda
コントラバス:ヨーゼフ・ヘルマン Josef Hermann
クラリネット:レオポルト・ウラッハ Leopold Wlach
ホルン:ゴットフリート・フォン・フライベルク Gottfried von Freiberg
ファゴット:カール・エールベルガー  Karl Öhlberger
このCDは、ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団の演奏で、とっても古い録音である。

ウエストミンスター・レーベルという1949年にニューヨークで創設されたレーベルから発売されているものだ。
ユニバーサルの傘下に入って、2007年頃から、再発売しているようだし、ウエストミンスター・レガシー 〜室内楽録音集〜として、全59枚組BOXが発売されているようである。(2012年)
なんで、NYなのに、ウエストミンスターなの?って感じなのだが、なんでも、創設中心のメンバーが、もともとロンドンに住んでいたからだとか。このレーベルは、ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団とか、バリリ四重奏団の演奏など、ウィーンで活躍しておられた方の演奏を収録していたようだ。
いまでも、シューベルトの室内楽、特に、弦楽四重奏曲などは、昔懐かしい定盤だという。

この前、ベルリン・ゾリスデンの演奏で聴いたが、この八重奏曲は、確かに録音状態は古い。
まあ、若い方は、あえて購入されなくても良いとは思うが、でも、なーんか、温かい音だな〜っと思う。
耳を傾けたくなるような、ゆったりとした語り口で演奏されている。

ベルリン・ゾリスデン 1987年
Berliner Solisten

いかさねぇ〜

録音状態はまずまず。元気がないというか、活気がないというか、マジメ臭いというか。演奏者は、次のとおり。

ヴァイオリン1:ベルント・ゲラーマン Bernd Gellermann
ヴァイオリン2・ベルンハルト・ハルトーク Bernhard Hartog
ヴィオラ:ヴォルフラム・クリスト  Wolfram Christ
チェロ:イェルク・バウマン Jörg Baumann
コントラバス:クラウス・シュトール Klaus Stoll
クラリネット:カール・ライスター Karl Leister
ホルン:ラドヴァン・ヴラトコヴィチ Radovan Vlatković
ファゴット:ミラン・トゥルコヴィチ Milan Turcoviić
シューベルトの八重奏曲は、なんだか暗くて〜 ウツウツしてて、どうも馴染まない。
ワタシは、シューベルトとは、どうも相性が悪いらしい。

一応、ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
シューベルトの八重奏曲(ヘ長調 D803)は、1824年に作曲されている。ベートーヴェンの「七重奏曲」を、モデルにしながら、第2ヴァイオリンを付け加えたものだそうだ。
当時の著名なクラリネット奏者フェルディナント・トロイヤー伯爵の委嘱に応じて書かれたもので、弦楽四重奏曲「ロザムンデ」、「死と乙女」とは、同時期の作品で、シューベルトの円熟期を代表する傑作の1つである。
弦楽四重奏曲が、短調の楽曲で、哀調や悲愴感を称えているのに対して、この八重奏曲は、長調の楽曲なので、明るく暖かくて柔和な一面を表しているとのこと。

で、すごく長い曲である。1時間ほどの大曲で、6楽章となっている。

1楽章 アダージョ〜アレグロ〜ピウ・アレグロ
2楽章 アダージョ
3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ〜トリオ〜アレグロ・ヴィヴァーチェ
4楽章 「アンダンテと変奏」(ウン・ポコ・ピウ・モッソー〜ピウ・レント)
5楽章 「メヌエット」(アレグレット〜トリオ〜アレグレット〜コーダ)
6楽章 アンダンテ・モルト〜アレグロ〜アンダンテ・モルト〜アレグロ・モルト

楽章数の多さや、所要時間からすると、室内楽というよりはセレナーデやディヴェルティメントとの結びつきが強い。
本作はシューベルトの室内楽の中では楽器編成が最も大きく、クラリネット1、ファゴット1、ホルン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1という編成となっている。

第1楽章の主題は、歌曲「さすらい人」から派生し、第4楽章の主題には、ジングシュピール「サラマンカの友人たち」の第2幕の旋律が使われているというが、はあ、なんて暗いんだぁ。聴いているうちに、ウツウツとしてくる。

長調の作品というが・・・愉悦性の少ない、楽しくない楽曲だ・・・と感じてしまった。
ベルリン・ゾリスデンの演奏で聴いたのだが、テンポのノリが合わないのか、8人もいるのに、音が薄いように感じられて、どうも馴染まなかった。ベートーヴェンの七重奏曲は、結構楽しめたのに・・・。

ベートーヴェンの七重奏曲との違いは、ヴァイオリン2を加えていることと、スケルツォの楽章をメヌエットに変えていることで、調性は同じである。
CDのブックレットを見てみると、ベートーヴェンの作品との類似性は明らかだが、 単なるディヴェルティメント的な作品にとどまらず、より交響的な世界へと足を踏み入れようとした〜だと書いてあった。

1楽章は、序奏部分があるのだが、ホルンのところで、なんだか、ポコン ポコンという変な音が聞こえる。
弦がかわりばんこに登場するし、あまり、はもらない。
「っれ れ しぃ〜れっれ しぃ〜れっれ しぃ〜」という、付点のリズムが何度も出てくる。
弦で奏でる。例えば、ヴァイオリンにチェロが、で、木管で奏でる、ホルンで奏でる・・・という感じで、交響的な物を書きたかったらしいが、あまり、そうは感じない。なんだか、弦の厚みが薄いように思うんだけど・・・。

音の響きが、余韻は少ないし、隙間だらけという感じで、情感が沈み込みこんでいく。
このシンコペーションのリズムが、アカンねん。
このリズムが、沈むんや〜っ。と、ど素人のくせに、えらそうに、ワタシは思ってしまった。ベートーヴェンは、リズミカルなので、とっても弾む。なのに、シューベルトは、ドンドン、ウチにウチにと、入り込んでしまって、袋小路に入ってしまう。
で、ウツウツ・・・ あのねえ。音楽って、音を楽しむって書くんだよぉ。(ブツブツ・・・)
って、とーっても、偉そうに、ぼやいてしまったのだ。

それに、この演奏は、初見で弾いているわけではないだろし、練習風景を収録したわけでもないだろうに。もちろん、当代きってのプロ集団なのだ。それなのに〜
なーんで、活き活きとした雰囲気がなく、はあ。つまらなさそうに弾かれるのだろう。
と、ついに、素人の耳には、つまらん曲だ。と思ってしまったのである。
音が弾まないまま、ずーっと、15分近くある長い楽章を聴くには、かなりツライ。

もちろん、何度か通して聴いたのだけど〜 1時間を何度も。でも、やっぱりシューベルトは嫌いだ。
こんな調子で1時間もある曲を、繰り返して聴くには、はぁ〜 やっぱりイヤだ。
弦のフレーズは、壊れたアコーディオンみたいに聞こえるし〜 メヌエットの楽章だって〜 はあ。そりゃ、ほのかに明るいのだが、どうも馴染まない。
で、・・・ついに、聴くのを諦めてしまった。どうみても、休日の朝に聴く楽曲ではないわ。とほほ。
ちなみに、違う演奏で聴こうと、モッツァファィアート&ラルキブデッリ盤で聴いたら〜
それなりに聴いてて、楽しいのである。まっ しばらく時間をおいて、また聴いて感想を書こうと思う。

1951年 ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団など Westminster ★★
1987年 ベルリン・ゾリスデン Teldec ★★
所有盤を整理中です。

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