「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第25番
Beethoven: Piano Sonata No.25


アルフレッド・ブレンデル 1993年
Alfred Brendel



録音状態は良い。柔らかく、リリックで、とってもチャーミングな演奏である。
ブレンデルさんのピアノソナタ全集10枚組BOX(1992年〜96年)CD8
カップリング:
1〜3 ピアノ・ソナタ第25番
4〜5 ピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」
6〜7 ピアノ・ソナタ第27番
8〜10 ピアノ・ソナタ第23番「熱情
ベートーヴェンのピアノソナタは、たっぷり32曲ある。とっても一度で聞き比べもできないし、他にも聴きたい楽曲が多いので、ぼちぼち〜 亀のような歩みで聴いている。
今日は、25番を聴いたが、この曲は、構えて聴く必要もないぐらい、とっても優しい。

ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
ベートーヴェンのピアノソナタ第25番(ト長調 作品79)は、1809年に作曲されている。
第24番と25番は、交響曲第5番運命と、6番田園、ピアノ協奏曲第5番などと同じ頃に作曲されている。
で、ピアノソナタは、小品が量産されていて、小さな規模にまとめられている。
楽譜の出版社には、「ト長調のソナタには『やさしいソナタ』もしくは『ソナチネ』と名付けて下さい」伝えていて、初版譜では、「ソナチネ」と題されたそうである。

その名の示す通り、ベートーヴェンのピアノソナタとしては演奏も容易であるとのこと。
で、第1楽章に、カッコウの鳴き声に似たところがあるので、ニックネームとして、「かっこう」とも呼ばれるらしい。
10分にも満たない曲で、さらっと聴けちゃう。

1楽章 ト長調 3/4拍子 ソナタ形式
「ドイツ風に」と指定されており、レントラーが意識されており、序奏がない。
第1主題の提示に始まり、第2主題はニ長調で、提示部の反復後、展開部となっている。
手の交差によるパッセージで、カッコウの声が繰り返される。

実際、とっても明るい声で、「らどら みぃ〜れど しらそらどら そ〜ふぁ」と歌っていく。繰り返しているが、とっても爽やかに、素速く演奏されてて、左手伴奏も、ブンチャッチャ〜と、軽やかにリズミカルだ。
繰り返す場面では、アタマが、ちょっと力強く演奏されているので、気持ち良く、まるでモーツァルトのように軽快だ。
綺麗に転調しているし、「みっら れっそ  みらっ れっそ」と、カッコウが啼いているようだ。

2楽章 ト短調 9/8拍子 三部形式
メンデルスゾーンによる無言歌集の舟歌に似ていて、ゴンドラの上で、二重唱を歌うような感じ。
ちょっぴり暗めに、「らぁ〜 どぉ〜れみ みみ ど らぉ〜どし  らぁ〜どれみ〜 みみど れふぁみしど〜」と囁く。

3楽章 ト長調 2/4拍子 ロンド形式
冒頭から軽快な主題が提示されるが、この主題は、ピアノ・ソナタ第30番の冒頭主題と密接に関連しているとのこと。
「どぉ〜れど み〜ふぁみ ら〜しら どぉ〜 ふぁ〜そふぁ ら〜しら し〜どし どぉ」
っていう主題だね。
この主題が素速く、さらっと弾かれている。

ロンド主題が、3連符の伴奏に乗って出された後、ハ長調の主題が勢いよく現れる。
その後、再度姿を現すロンド主題の伴奏は、16分音符に細分化され、ロンド主題を素材としたコーダは、最後に向かってクレッシェンドしていくが、突如音量を落として弱音で幕を閉じるもの。
1993年 アルフレッド・ブレンデル Ph ★★★★
所有盤を整理中です。

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