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ショパン ピアノ・ソナタ 第2番
Chopin: Piano Sonata No.2


ショパンのピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調(作品35)は、1839年の作品です。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
第3楽章に、有名な葬送行進曲が用いられていることから、「葬送」または「葬送行進曲つき」の副題で〜と言われている楽曲です。全体に、悲劇的かつ陰鬱で、シューマンは当時の評論の中で「ショパンは乱暴な4人の子供をソナタの名で無理やりくくりつけた」と評しているそうです。ルビンシテインはこのソナタを「死の詩(うた)」と評したとも。

第1楽章 変ロ短調〜変ロ長調 4/4拍子〜2/2拍子
 短い劇的な後の陰鬱な序奏で始まり、2倍の速さの嵐を思わせる第1主題、対照的に、おだやかで叙情的な第2主題と続きます。展開部は、第1主題をもとに展開され、再現部は第2主題だけという変則的なソナタ形式です。
第1主題の左手に現れるリズムは、ショパン特有です。第2主題は、変ニ長調のコラール風のもので、展開部は第1主題の転調展開で、前の3連符も加わって昂揚が充満するもの。再現部は変ロ長調に変わり、コーダは、左手に第1主題のリズムが出現し、和音の連続で終結します。

第2楽章 変ホ短調〜変ト長調 3/4拍子
 破壊的で活発な主部と、嵐の過ぎ去った後のようなおだやかなトリオからなる3部形式です。
コーダにもトリオがわずかに顔を出し、主部は左手の半音階、両手の声部半音階が不気味さを醸し出します。
トリオは、特に左手に旋律美があります。

第3楽章 変ロ短調 4/4拍子 葬送行進曲
 鐘を鳴らすような主題が、大きくなり、慰めるような変ニ長調のトリオ後、最初の主題が現れて次第に去ってゆくもの。

第4楽章 変ロ短調 2/2拍子
 両手のユニゾンが最初から終末間際まで続き、調性は明確ではありません。「葬送行進曲の後を受け、墓場に風が吹く」などと表現されますが、ショパン自身は、これを「行進曲の後で両手がおしゃべりをする」と表現しているそうです。

ショパンと言えば、甘いというイメージを持っていたのですが大違い。演奏家にとっては傑作なのでしょうが、このピアノ・ソナタは、どうも苦手で・・・ 陰鬱すぎて、近寄りがたく、ど素人のワタシには、とても難しい楽曲です。

イーヴォ・ポゴレリチ 1981年
Ivo Pogorelić

倒れました。

録音状態は良い。ど素人のワタシには、この楽曲にも、この演奏にもついて行けませんでした。すごい演奏だとは思うのですが〜
カップリング:
1〜4 ショパン ピアノ・ソナタ第2番
5〜7 ラヴェル 夜のガスパール
8〜11 プロコフィエフ ピアノ・ソナタ第6番
1楽章
このCDは、まず、なんとも不気味で、難解な曲ばかりを集めたものだな〜という印象があった。
まあ、何度聞いても、テンション・マックスで、キレキレで〜 怖い演奏なのだ。
ワタシには、正直、まったくついていけない。
80年にショパンコンクールで、アルゲリッチさんが審査員を辞める〜っという事件があったが、それで有名になり、ポゴレリチさんのCDを何枚か購入して聴いてみたのだが、すごい、すごすぎて〜近寄れないという感じがした。

このショパンのピアノ・ソナタは、2番も3番も、実はとても難しい楽曲だと思う。気がつけば、するっと調が変わっているし、気分が一定ではなく、安定しないというか、気がつけば崖っぷちという感じがする。
特に、葬送がついているので、うへっ 恐怖の館なみだと、いつ聴いてもそう思う。
この2番の1楽章も、快速に不気味にスキップして飛ばしていくのだが、さっきまで走っていたのが、いつの間にか調が変わり、穏やかに歌っていたりする。えっ いつの間に主題が変わっているの?
気がつけば、まるで別人になって、可愛く歌っているのだ。はあ? じゃー あの冒頭のガツンっとした音はなに?
で、なんで嵐のなかを走っていたのさ。わからん。
音が、ふっと消えてしまうようなところがあったり、もわもわして〜 また、あの主題が戻っており、音が飛びはね、範囲が拡大されて、ウイルスが増殖しているかのように聞こえる。
で、突然変異して、奇怪な行動のように、バーンっ。と唐突に跳ねる。
かと思ったら、もわもわ〜っとしって、ますます頭のなかで、妄想が広がり、気持ちの収集がつかないような気がするのだ。
あーっ この楽曲自体が、わからないのに、ポゴレリチ盤で聴くと、輪をかけて妄想は増殖し、異常なほど膨れあがって、細部に枝分かれして拡散される。で、気がつけば、エネルギーを吸い取られる。

2楽章
この2楽章も同じで、主題が異なりすぎて〜 どうして、それほどの感情の差が大きいのだろう。
鬱々としていたと思ったら、その直後に、可愛く歌うのだ。
この変化に、また、ホントに、鬱々っと弱々しく奏でられており、え〜っ この人病気じゃん。と思ってしまう。
まるで躁鬱の人みたいに、表情が全く異なった人のようで〜 奇々怪々で気味が悪い。
いやいや、最初から、この楽曲には、全く性格の違う2人が登場するのだ〜と思って聴いたが、それでも、気がつけば、するっと入れ替わっており、えっ いつの間にっ。と仰天させられる始末。

3楽章
脱力感がすごく〜 虚無的すぎて〜 怖くて聴けないというか〜 1音で、生き返られるんですけどねえ。
で、また、ぱたっと足取りが重くなり、弱々しく果てたのかと思いきや、明るい雰囲気の場面になっているのに、小声で、テンポは超スローになってみたり。予測がつかないというか、葬送なんですよね。もっと悲しみが充満しても良いのでは?と思うのだが、そこには感情が表出してこないので、表情が読み取れない。

4楽章
もはやピアノとは思えないほどに、うねるような音が連続して聞こえてきて〜 ぱん〜っ で終わり。


1974年 アルゲリッチ  
1979年 アシュケナージ Dec  
1983年 ポゴレリチ  ★★★★
1984年 ポリーニ  
1987年 内田光子 Ph  
1991年 アンスネス VC  
1991年 ガヴリーロフ  
所有盤を整理中です。

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