「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

バッハ イタリア協奏曲
J.S. Bach:Italian Concerto, BWV 971


バッハの「イタリア協奏曲」BWV 971は、チェンバロ独奏のための3楽章の楽曲です。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
原題は、イタリア趣味によるコンチェルト(独語:Concerto nach Italienischem Gusto)というそうです。
「フランス風序曲」BWV 831とともに「クラヴィーア練習曲集第2巻」として、1735年に出版されています。
この曲集では、18世紀のイタリアとフランスの代表的な器楽ジャンルが対比付けられているだけでなく、ヘ調とロ調(最遠隔調同士)、長調と短調という対比もされています。

曲の構成は、
1 (本来テンポの指定はないが、多くの版ではアレグロと補足されている)ヘ長調
2 アンダンテ ニ短調
3 プレスト ヘ長調
曲中には、フォルテ(強奏)とピアノ(弱奏)の指示があって、2段鍵盤のチェンバロを用いて、協奏曲における楽器群の対比表現を模倣するもの、バッハが存命時にも人気があったようです。

ワタシ的には、チェンバロのソロの楽曲なのに、なんで〜 協奏曲というの?って感じなのですが、グレン・グールドさんの演奏などで、冒頭のフレーズは、とっても有名です。 

グスタフ・レオンハルト 1965年
Gustav Leonhardt

めがまわる〜

録音状態は良い。どうもチェンバロは苦手っ。
カップリング:
バッハ フーガの技法・クラヴィーア練習曲集第2巻 2枚組BOX
フーガの技法、フランス風序曲、イタリア協奏曲、プレリュード、フーガとアレグロ
このCDは、レオンハルトさんの65年の録音で、フランスハルモニア・ムンディ盤である。
後に76年にも、イタリア協奏曲(SEON盤)を収録されていると思うが、こっちは旧盤にあたる。

で、カップリングは、次のとおり。
バッハ フーガの技法・クラヴィーア練習曲集第2巻 2枚組BOX

1 〜11 フーガの技法 BWV1080 コントラプンクトゥス1〜11
12〜13 フーガの技法 BWV1080 コントラプンクトゥス12 a.b
14〜15 フーガの技法 BWV1080 コントラプンクトゥス18 a.b

1 フーガの技法 BWV1080 反行形の拡大によるカノン(カノン14)
2 フーガの技法 BWV1080 オクターヴ・カノン(カノン15)
3 フーガの技法 BWV1080 3度の対位による10度のカノン(カノン16)
4 フーガの技法 BWV1080 5度の対位による12度のカノン(カノン17)
5〜12 フランス風序曲 パルティータロ短調 BWV831
           序曲、クラント、ガボット、パスピエ、サラバンド、ブレー、ジグ、エコー
13〜15 イタリア協奏曲ヘ長調 BWV971 1楽章〜3楽章
16 プレリュード、フーガとアレグロ変ホ長調 BWV998

1楽章
どうも、チェンバロの曲は苦手で、この曲も、冒頭だけは有名なので。あっ!知ってる〜となるのだが、その後が続かない。
セカセカして聞こえるのと、微妙に残響が残り、ワタシの単純なアタマが混乱してしまう。
次から次へと音が、トコロテンのように押し出されて、もう受け付けないのだ。
強いタッチというか(チェンバロは、つま弾くんだっけ)、甲高い音がパラパラパラ・・・と分解されて、次々に飛び出してくる。
いや〜 録音状態が悪いわけではなく、極めて良いのだと思うのだが、ワタシとしては、間髪入れずに出てくるように思えて、息継ぎができないかのように〜 窒息しそうになるのだ。
大事な冒頭の主題も、繰り返しをされた直後に、装飾音が掻き鳴らされると、きーっ。
3の音が、ぱらら らん ぱらら らんっ。
右手の動きなんだと思うが、とっても素早いのだが、主音以上に、キツいっ。(と思うのだ)
あのぉ〜 もう少し間合いを取ってください。

2楽章は、
そ (みみ) そらしど(みみ) しらそふぁ(みみ) らそふぁ 
しらし〜 らそふぁみれみ そ ふぁみ ふぁ らしど れみふぁ しらそ ふぁっ・・・
わかんない、この拍感覚っ。どれが装飾音なのか、どこに間合いがあるのか。どうも頭のなかで混乱しちゃう。
左手が伴奏なんでしょ。えっ違うのかな。

3楽章は、明るくて爽快っ。
「どぉ〜どし らぁ〜し どぉ〜どし らぁ〜し どしらそ・・・」
このフレーズしか、アタマには残らない。
まあ、ホント、間髪入れずに繰りだされた音が、右も左も、均質的に出てくるので、そうとうに聴き疲れしてしまった。
はぁ〜っ。ウチのオーディオセットとの相性が悪いのかなあ。(SANSUI AU-α907L Extra DIATONE DS-97C)
どうも硬くて、高くて、キツく感じてしまうのだけど。
短い楽曲なので、10回ぐらい繰り返して聴いたのだが・・・ どうもあきません。
ピアノ版の方が、ワタシには相性が良いのかもしれません。(泣)

ファジル・サイ 1998年
Fazıl Say

ばっちグー!

録音状態は良い。きびきびと歯切れが良い。
どこか、グレン・グールドさんに似ている気がするが、指のタッチは柔らかい。
「シャコンヌ!〜サイ・プレイズ・バッハ〜」とタイトルされたCDで、カップリングは下記のとおり。
このCDは、「シャコンヌ!〜サイ・プレイズ・バッハ〜」とタイトルされたもので、カップリングは、次のとおり。

1〜8 フランス組曲第6番
 アルマンド、クーラント、サラバンド、ガヴォット、ポロネーズ、ブーレ、メヌエット、ジーグ BWV817
9〜11 イタリア協奏曲 1楽章〜3楽章 BWV971
12〜13 プレリュードとフーガ 〜プレリュード、フーガ〜 イ短調 BWV543
14 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 〜シャコンヌ〜 BWV1004
15〜16 平均律クラヴィーア曲集第1巻 プレリュードとフーガ第1番 ハ調長〜プレリュード、フーガ〜 BWV846
   
このCDは、イタリアの鬼才、天才、ファジル・サイと称される、ファジル・サイさんのCDである。
お名前は知っていたが、ほとんど、ジャケ買いだったと思う。
だって〜 ピアノの中身を丸見えにしちゃって、えへへ〜って、こんなことできる?って、感じの目線で見上げるピアニストって、やっぱ〜変だよ。で、いったい、何本の指で弾いているんでしょ。
10本以上のハンマーが立っているんですけどね。 あれ? 変・・・。

まあ、それにしても、ピアノの中身ってこんな感じになってるのね。
ハンマーで弦を叩くと言われても、イマイチ、しげしげとピアノの中なんぞ、グランドピアノの開けたところぐらいしか、見たことがありませんから。
クラシック音楽を聴くなら、基本中の基本でしょ。と一喝されると思うのだが、なにせ、バッハは苦手なのだ。
苦手なものは苦手なのだ。ずーっと避けて通ってきた。CDは、そりゃ棚に数枚程度はあるが、放置状態である。
でも、ファジル・サイさんは、好きなのである。
グレン・グールドさんのCDも、あるにはあるが〜たまには聴きたくなるときもあるのだが、リアルタイムで知らない方だもん。
で、このCDも、イタリア協奏曲は好きだが、あとは・・・ 沈黙して、シーンっとなって黙ってしまうほど、知りません。
今日、頑張って聴いてみましたけど、う〜ん?

好きな曲は、イタリア協奏曲と、プレリュードぐらいで、あとは金太郎飴のごとく、みんな同じような曲に聞こえてしまう。
「し そぉ しどぉ れ〜み〜 れそ どぉ〜ふぁみ みれ」
「れ らぁ ふぁそ ら〜し〜 られ そぉ〜どし しら」
あっ これなら知っているって思ったが、出だしのフレーズしか・・・ あと続きませんでした。

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、
バッハの時代には、ピアノはまだ普及するに至っておらず、バッハのクラヴィーア(オルガン以外の鍵盤楽器の総称)作品は、概ねチェンバロやクラヴィコードのために書かれたものとされている。その多くは、ケーテンの宮廷楽長時代に何らかの起源を持ち、息子や弟子の教育に対する配慮も窺えるものとなっている。とのこと。

モーツァルトの時代でも、今のフォルテ・ピアノは、まだ登場してなかった。
で、このイタリア協奏曲も、チェンバロ独奏用だったとのことだが、なぜ、チェンバロのソロなのに、協奏曲って言うのかは、ハテナ?
ブックレットを拝見すると、イタリア協奏曲の巧みさは、普通は協奏曲に見られるような複数の声部、すなわち独奏楽器とオーケストラの各声部を、1台の鍵盤楽器だけが受け持つのである。・・・とあった。
あっ そういうところを聴かなきゃならないのね。

また、演奏家ご本人のインタビューが載っていた。 第2楽章は、非常にメランコリックで、ヴィヴァルディを連想したのは確か。まるでヴェネツィアのど真ん中に生まれたかのような美しい音楽だと思う。浅い海の上で、カモメが羽ばたいて飛び去るのが聴こえる。 最初は大きな音で、カモメが遠くになるにつれてだんだん小さな音になる。この曲の中で、弾いている長いトリルから、カモメの羽ばたきを聴き取ってもらえばうれしい。・・・と書いてあった。

はあ〜 カモメかあ。カモメなの? やっぱ、ワタシの想像を超えてましたね。
(と言いつつ、ワタシのアタマのなかは、想像もできずに、空っぽ状態だったのです〜)
サイさんのピアノは、すごく明瞭で、聴きやすく、テンション高く聴けるので嬉しいです。
1965年 レオンハルト HM ★★★
1998年 ファジル・サイ Teldec ★★★★

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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