「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

バッハ 平均律クラヴィーア曲集
J.S.Bach: Well-Tempered Clavier Book


J・S・バッハの平均律クラヴィーア曲集は、鍵盤楽器のための作品集で、2つの巻があります。
それぞれ、24つの全ての調による前奏曲とフーガによって構成されているもの。

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
第1巻 (BWV846〜869) は、1722年に、第2巻 (BWV870〜893) は、1742年に完成しています。
原題の"wohltemperiert(e)"とは、鍵盤楽器があらゆる調で演奏可能となるよう「良く調整された(well-tempered)」という意味であると考えられ、必ずしも、平均律を意味するわけではないそうですが、和訳は「平均律」が広く用いられています。現代においても、ピアノ演奏を学ぶものにとって、最も重要な曲集の一つです。

ハンス・フォン・ビューローは、この曲集とルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノソナタを、それぞれ、音楽の旧約聖書と新約聖書と呼んで賛賞しそうな。ショパンの「244の前奏曲」や、ショスタコーヴィチの「24の前奏曲とフーガ」は、このバッハの曲集に触発されたものです。
無伴奏ヴァイオリンなどと同じように、ずーっと通して聴いてても良いのですが、襟を正して聴けっ!と怒られても、演奏家を目指すわけではない素人には、夢のなか〜ムニャムニャとなりそうです。

アンドラーシュ・シフ 1985年
András Schiff


録音状態は良い。柔らかい音質で、すーっと、とても自然に聞こえてくる。

カップリング:
J・S・バッハ 平均律クラヴィーア曲集第2巻(24の前奏曲とフーガ)
2枚組BOX
バッハの平均律・・・
めったに、バッハの平均律は音楽鑑賞として聴くことがない。
だって、練習曲なのだ。ピアノの演奏家を目指す方なら、もちろん、自分で弾いて、実際に練習しておられるに違いないが、ど素人のワタシが、ピアノを目の前に練習するわけでもなく、かといって、あまりBGMにもなり得ないし〜
と、CD棚のコヤシ状態である。

ワタシは、とってもオンチだ。絶対音感がないのは認識しているのだけど、たまに、このサイトで、調子はずれに歌をうたって誤魔化している。クラシック音楽を聴いていて、ここのフレーズが、どうのこうのと説明したくなる時、雰囲気や感想を、人に伝えたいな〜と思う時、下手でも、ハミングでもいいから、声に出さない全くわからない。だって、同じ時空間に居ないと、ここっ ここのフレーズが良いね〜と言えないのだ。まあ、楽譜で示すという方法もあるだろうが・・・。

そもそも音楽って、独特の世界で、言語化しづらい。で、同じ演奏会に行って、同じ演奏を聴くことはできても、ワタシは、いい演奏だった〜と言っても、友人は、さほど感動を覚えなかったと言うこともある。多少はその良さを説明できたとしても、何故、自分が良いと思ったのかは説明しづらい。まあ、芸術一般的に、他人には説明しづらい世界なんでしょうけどね・・・。

まあ、そんなことをいろいろ思い浮かべて、珍しく平均律を聴いた。これは、シフさんの第2巻である。
第1巻よりも豊かな旋律が聞こえてくるし、ワクワク感がある。聴いているうちに、この中庸とも思える優しいフレーズに、自然に熱が帯びてきて、ひきこまれていく。
バッハが楽しいと感じる瞬間は少なからずあるのだが、なかなかに、ハマルところには至らないというか、内省的になりそうな場面があるのだが、何故か自分のなかで抵抗して、入り込まないようにガードしちゃっているような気がする。
どうも、ブツブツ呟きながら弾いていた、グレン・グールド盤が、トラウマになっているような気がする。昔は、グールドのバッハが流行っていたのである。ワタシにはちょっと気持ちが悪く、異常のような気がして〜 あまり好きになれなかった。
あの内面への浸りぐあいには、とてもついて行けない〜と。
シフ盤は、とっても自然で、素直になれるような気がする。ある意味、ほんわかしてくるような気がして〜暖かい。
繰り返して聴いているうちに、ワタシは、調という感覚よりも、リズム感覚が鋭くなっていくような気がする。

ウィキペディア(Wikipedia)から、少し引用させていただくと〜
バッハのクラヴィーア曲として、
バッハの時代には、ピアノはまだ普及するに至っておらず、バッハのクラヴィーア(オルガン以外の鍵盤楽器の総称)作品は、概ねチェンバロやクラヴィコードのために書かれたものとされている。その多くはケーテンの宮廷楽長時代に何らかの起源を持ち、息子や弟子の教育に対する配慮も、うかがえるものとなっている。

平均律クラヴィーア曲集 (Das wohltemperierte Klavier 独)
(全2巻、第1巻 BWV846‐BWV869、第2巻 BWV870‐BWV893) - 長短24調による48の前奏曲とフーガ。ベートーヴェンのソナタがピアノの新約聖書と称されるが、このバッハの平均律クラヴィーア曲集はピアノの旧約聖書と称される。
音楽史上最も重要な作品群のひとつである。

その他にも、クラヴィーア練習曲集(全4巻、第1巻「パルティータ」BWV825‐BWV830、第2巻「フランス風序曲」BWV831及び「イタリア協奏曲」BWV971、第3巻「前奏曲とフーガ変ホ長調」BWV552、コラール編曲BWV669‐689及び「デュエット」BWV802‐805、第4巻「ゴルトベルク変奏曲」BWV988) - バッハが生前に出版した鍵盤作品集。第1巻、第2巻および第4巻は手鍵盤のための作品であるが、第3巻には足鍵盤つきのオルガン曲が多く含まれている。・・・とのこと。


1985年 アンドラーシュ・シフ Dec ★★★★
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