「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ジョン・ケージ 作品集
John Cage: Works


ジョン・ケージ(John Milton Cage Jr)は、1912年生まれのアメリカの作曲家です。
とっても風変わりな作曲家で、代表的な作品として「4分33秒」というのがありますが、これが作品? うっそーっ 何も起こらない、1つの音も出ない、詐欺にあったような曲なのです。

ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみると〜
実験音楽家として、前衛芸術全体に影響を与えている。独特の音楽論や表現によって、音楽の定義をひろげた。
「沈黙」をも含めたさまざまな素材を作品や演奏に用いているとのこと。
1934年から37年は、南カリフォルニア大学のシェーンベルクのクラスで学んだそうですが、1940年、グランドピアノの弦に、異物(ゴム・木片・ボルトなど)を挟んで、音色を打楽器的なものに変化させたプリペアド・ピアノを考案しています。

「バッカナル」で、初めてこの楽器を用いて、アイディアが最優先する発明作品が増え、居間にある全ての物体を叩いて音楽を作る「居間の音楽」、ピアノの蓋を閉めて声楽を伴奏する「18回目の春を迎えた陽気な未亡人」などを作曲しているそうです。
1951年、ハーバード大学で、無響室を体験し、中国の易などを用いて、作曲過程に偶然性が関わる「チャンス・オペレーション」を、貨幣を投げて音を決めた「易の音楽」などを作曲しています。
演奏や聴取の過程に偶然性が関与する不確定性の音楽へと進み、それまでの西洋音楽の価値観をくつがえす偶然性の音楽を創始し、52年、演奏者が通常の意味での演奏行為を行わない「4分33秒」などを生み出したそうです。

この4分33秒は、ケージの作品で最も有名ですが、曲の演奏時間である4分33秒の間、演奏者が全く楽器を弾かず、最後まで沈黙を通すものです。
コンサート会場が一種の権力となっている現状に対しての異議申し立てであると同時に、観客自身が発する音、ホールの内外から聞こえる音などに、聴衆の意識を向けさせる意図があったそうですが、単なる、ふざけた振る舞いとみなす者や、逆に画期的な音楽と評する者のあいだに、論争を巻き起こしたとのこと。
まあ、この意図は、ちょっと、ワタシの理解の範疇を、遙かに超えちゃってます。

ピアノ:スティーブン・ドゥルーリー 1993年〜94年
Stephen Drury

ふむふむ。


録音状態は良いのだが〜楽曲自体に、ちょっとついて行けてません。
収録されているのは、全て穏やかで、静かな曲なので、聴きやすいのですが。
このCDは、ジョン・ケージの「ある風景の中で」と題されたものである。

1 ある風景の中で  In A Landscape 1948年
2 マルセル・デュシャンのための音楽 Music For Marcel Duchamp 1947年
3 記念品 Souvenir 1983年
4 季節はずれのヴァレンタイン A Valentine Out Of Season 1944年
5 おもちゃのピアノのための組曲 Suite For Toy Piano 1948年
6 バッカスの祭 Bacchanale 1938年
7 瞑想へのプレリュード Prelude For Meditation 1944年
8 夢 Dream 1948年

なんだか、さっぱりわかりかねるゲンダイオンガクの楽曲だが、ここで取りあげられている曲は、聴きやすい。
特に、最初の「ある風景の中で」は、自然の香りがする静かな曲で、とても現代音楽とは思えないぐらい穏やかなもの。普通のピアノを使用しているようだ。

マルセル・デュシャンのための音楽は、どこか、ガムラン音楽のようにも聞こえ、およそピアノとは思えない響きがある。
これは、プリペアドらしい。

記念品は、パイプオルガンを使っての演奏だと思うのですが〜 
季節はずれのヴァレンタインは、ギターみたいな音だが、プリペアドらしい。
おもちゃのピアノのための組曲は、ハイ、そのまま〜 幼児が弾く、ちっちゃなピアノのような音が鳴ってます。
バッカスの祭りは、これは、まともな曲に思えるんですけど、酔っ払いの素人のおじちゃんが、弾いているみたいな曲。
バーン パコパコ・・・これの繰り返しみたいな曲で〜 はぁ。

瞑想へのプレリュードは、音の響かないピアノで、調律を失敗したでしょ。って感じで、ボコボコ鳴るだけ。プリペアドらしい。
夢は、ハープのような曲だけど・・・聴いていくと、旋律が、和風というか、東洋風というか、お琴のような楽曲かな。と思ったりするが、普通のピアノらしい。

ピアノの音を変えるという、発想は、すごいとは思うけど〜う〜 よくわからない。わからないというより、うぅ〜ん CD代を返してぇ〜って感じになっちゃうんですけど。実験的な作品ばっかりのようで、まあ仕方ないか。
ここに収録されているのは、静かな曲ばかりが集まっているので、聴きやすいといえば、聴きやすく、騒音のような、ハチャメチャ感はない。耳にすると、静かに、すーっと入ってくる環境音楽のようだが、内省的で、親しみ感はある。
特に、旋律が、いや和声がと言えば良いのだろうか、西洋よりも、和に近いような気がする。(あくまでも気がするだけ)

このCDだけでは、特に、音楽という概念が、がらがら〜っと、それこそ音を立てて、崩れ落ちていく〜という風でもないが、風変わりであることは、う〜ん 確かにねえ。そうかも。
演奏会で弾こうと思うと、このピアノのセッティングに時間がかかりすぎるように思うし、そのわりには、楽曲は、超短くて、割に合わないように思う。
まあ、聴衆の理解を得ないと演奏会はムリかなあ。怒り心頭でお客さんが帰っちゃうだろうし。
ワタシの場合、そこまでマニアックじゃないので、ちょっと、ついて行けない感じがする。

1993〜94年 スティーブン・ドゥルーリー BMG catalyst ★★★
所有盤を整理中です。

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