「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

F・クープラント クラヴサン名曲集
F・Couperin: Pieces De Clavecin (Works for Harpsichord)


ロベール・ヴェイロン=ラクロワ 1967年
Robert Veyron-Lacroix

ほぉ〜良いヤン

録音状態は、ちょっぴり古めかしい感じがするが良い。
途中、ラクロワさんご自身が、演奏する前に、フランス語で演奏する曲をご紹介するところがあるので、おおっと感激しちゃう。アナウンスされるお声も素敵だ。
ここでご紹介するのは、ラクロワさんが演奏した、クープランのクラヴサン名曲集である。

クラヴサン、チェンバロ、ハープシコードは同じものである。
改めてウィキペディア(Wikipedia)を見てみると・・・
鍵盤を用いて弦をプレクトラムで弾いて発音させる楽器で、撥弦楽器(はつげんがっき)、または鍵盤楽器の一種に分類されるとあった。

クラヴサンは、フランス語 clavecin
チェンバロは、ドイツ語 Cembalo(イタリア語 clavicembalo)
ハープシコードは、英語 harpsichord

それにしても、ウィペディアは凄いっ。詳しく記載されているので、楽器、クラヴサンの構造まで教えてもらうことができたが、これ以降は、やっぱり、実際に聴いてみないと・・・ (笑)

さて、クープランのクラヴサン名曲集
恋の夜うぐいすのように、まったりした曲もあるが、ティク・トク・ショクのように軽快な曲もあり、多彩である。
ワタシ的には、快速で軽妙な曲の方が、楽しめちゃう。
で、フランスのフォリアでは、演奏家ご本人の声で、演奏曲のご紹介がある。
なんでも、F・クープランのクラヴサン曲は4巻まであり、200曲ぐらいあるという。いくらなんでも〜王侯貴族でもないワタシには、そんなに聴けないし〜(笑)
つまみ食いしちゃーダメだろうか。と思いつつも、トピックス的に聴かせていただくだけで、もう充分なのだ。

しかし、多彩な音を出す楽器だ。ピアノは、音がさほど響かないが、この楽器は多彩だ。
ビートの効いたところとか、7曲目の神秘な障壁では、低音のマリンバのような音だし〜 活発な少女のように飛び跳ねて、甲高い声を出す曲ある。また、重厚な和音の響きに魅了された。

聴いてて思ったのは、聴き手も、積極的に、曲に対するイメージを持ち、イメージを膨らませ、想像しながら聴かないと〜 これは面白くないのかもしれないな〜ってこと。ホント、ぼけーっとして聴いていると、単にBGMになってしまいそうだ。そう思う。また、違う演奏家のCDを聴きながら、感想を書いていきたいと思う。

クープラン クラヴサン名曲集 ロベール・ヴェイロン=ラクロワ

1 シテール島の鐘 第3巻第14組曲 7 神秘な障壁 第2巻第6組曲
2 恋の夜うぐいす 第3巻第14組曲 8 善男善女あるいは大道芝居 第3巻第19組曲
3 ティク・トク・ショク 第3巻第18組曲 9 憂鬱 第1巻第3組曲
4 フランスのフォリア 第3巻第13組曲 10 修道女モニク 第3巻第18組曲
5 パッサカリア 第2巻第8組曲 11 勝利 第4巻第22組曲
6 偉大な吟遊詩人組合の年代記 第2巻第11組曲


オリヴィエ・ボーモン 1991年〜94年
Olivier Baumont
Robert Veyron-Lacroix

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は良い。ビートの効いた楽曲もあって、飽きさせることがない。
ボーモンさんは、1960年生まれのフランスのチェンバロ奏者である。
グスタフ・レオンハルトの元で研鑚を積んだそうで、結構、この世界では有名な方で、F・クープランのクラブサン作品全集として、CD10枚BOXが発売されている。
で、フランスには、有名なチェンバロ(クラヴサン)奏者に、クリストフ・ルセさん(1961年生まれ)や、ピエール・アンタイ(1964年生まれ)などがおられて、結構、層が厚い。
ルセさんの方は、クラヴサン全集8枚組BOX(全262曲)があるし、また、ドイツ人のミカエル・ボルグステーデさんも、クラヴサン全集11枚組BOXが発売されているようで、活況を呈しているのだ。
まあ、ライバルがいると、活気づきますよね。

さて、ボーモンさんの、このCDは、前述した10枚組BOXは、とっても購入できないので、その抜粋した1枚を購入したものである。
このチェンバロは、なかなかに〜低音が豊かに響く。また、低音の響きを愉快に楽しめる曲を集めてくれているようで〜 ビートの効いた楽曲があったりして、古めかしいだけじゃないんだなあ。と思った。
チェンバロ、ハープシコードって楽器は、馴染みがない。ピアノは子供の頃にお稽古ごとの1つとして習っていたが、ハープシコードは、この年齢になっても現物を見たこともない。(笑)
演奏会などにも行ったことがないので、生で聴いたことがないのだ。 今や、電子音の方に耳が、すっかり馴染んでいて、目覚まし時計などのアラームで起こされ、チャイムで仕事が始まるというご時世では、なーんか、ハープシコードも電子音に近いなあ〜って思ったりしちゃう。

で、1曲目はしっかり聴いているものの、そのウチ、つい、うとうと〜っと瞼が重くなってきた頃を見計らったかのように、ビートの効いた曲が演奏される。

単に軽妙な楽曲を集めたのではなく、収められている曲の順番に工夫されているようだ。
偉大にして古き吟遊詩人組合の年代記(第11組曲)は、ぼぉ〜ん ぼぉ〜ん という低音がずーっと続く楽曲で、すごく響いており。びぃ〜んというハウリングのなかに、放り込まれた感じで、なかなかに怪しい。
あーっ ヤメテぇ〜と叫びたくなるほど、怪しいのだ。

で、メチャクチャ快速で、ぶっとばしぃ〜っとなって、想定外っ! という感じの、ガンガにビートの効いた演奏で、目が回ってしまうほど。でも、このアグレッシブさが特徴なのだろう。 アハハ〜 面白いっ!(と、喜んでいいのかどうかは、別として)、目が覚めます。ちょっと〜機械仕掛けの○○みたいだ〜と思いつつも、結構、この過激さが楽しくきけちゃったりする。
まっ、心配しなくても次の曲は、しっとりとした、ハイ、お上品な楽曲にかわる。

ボーモンさんの演奏は、まだまだ聞き込めていないので、何とも言えないのだが、楽曲によって、かなり特徴を色づけして、インパクトのあるものにして、お届けしていただいているという感じがする。
ワタシのようなど素人が聴いても、そこそに、特徴をつかみやすくしていただいているような〜 そんな感じがするのだ。

弦の音が、ひろがるというか、ひっかく力が強いのか、上に音が立ち上がるというより、横に音が広がる感じがしたり、間合いが狭かったり、広かったりする。 音質は鮮やかでクリアーだ。演奏も、ダイナミックで、楷書体だけでなく、インパクトのある草書体で、自在にスタイルが変わるかのようでもある。愉悦性の高い演奏だと思う。
また、他盤も聴いてから、感想を書いてみます。

〜恋の夜鳴きうぐいす〜 クープラン クラヴサン名曲集 オリヴィエ・ボーモン

1 波 第5組曲 11 フランスのフォリア 第13組曲
2 目覚まし時計 第4組曲 12 坊さんたちと尼さんたち 第19組曲
3 お気に入り (愛妾) 第3組曲 13 尼さんたち 第19組曲
4 神秘的な障壁 第6組曲 14 修道女モニク 第18組曲
5 偉大にして古き吟遊詩人組合の年代記第11組曲 15  ティク・トク・ショク、別名マイヨタン 第18組曲
6 翻る飾りリボン 第9組曲 16 ねんね、別名ゆりかごの愛 第15組曲
7 パッサカーユ 第8組曲 17 小さな風車 第17組曲
8 恋の夜鳴きうぐいす 第14組曲 18 パントマイム 第26組曲
9 シテール島のカリヨン 第14組曲 19 編み物をする女たち 第23組曲
10葦 第13組曲 20 アルルカンヌ 第23組曲


1967年 ロベール・ヴェイロン=ラクロワ ★★★★
1991年〜94年 オリヴィエ・ボーモン ★★★★★
所有盤を整理中です。

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