「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

コダーイ 無伴奏チェロ・ソナタ
Kodály:
Sonata for Solo Cello


ヨー・ヨー・マ 1999年
Yo-Yo Ma

録音状態は良い。難しい哲学っぽい瞑想的な楽曲なので、う〜ん。未熟者につきコメント差し控えます。

カップリング: コダーイ 無伴奏チェロ・ソナタ
ワイルド サラエヴォのチェリスト、チェレプニン 無伴奏チェロ組曲
シェン 中国で聞いた7つの歌、オコーナー アパラチア・ワルツ(ソロ・ヴァージョン)

CDのジャケット写真は、京都・龍安寺の石庭をバックにしたもの。
意外な組み合わせで、驚いてしまうのだけど〜 
ヨー・ヨー・マさんが、SUNTRY(サントリー)のCMに登場して、ピアソラの「リベルタンゴ」を弾いていたのが思い出され、とっても印象に残ったウイスキーのCMがあるが、その続き、第二弾として登場したのが、このコダーイの無伴奏だったと思う。

コダーイを初めバルトークなどの作品、東欧のフレーズには、シルクロードというか中央アジアっぽく、東洋に近い、5音階が使われたりしてて〜 クラシック音楽のなかでも、日本のDNAに近しいものを感じる作品が多い。
専門家ではないので、感覚的な表現しかできないのだが・・・。
なんとなく源流が一緒っ。という馴染みがあるのだ。
しかし、コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ。改めて今聴いても、なかなか難しい。晦渋な楽曲である。
とにかく、初めっから取っつきにくい。うぐぐっ 渋い。
硬くて暗め。哲学っぽい。抽象的で、ゲンダイオンガクじゃん・・・。
噛みごたえ有りの、超難解曲である。
チャイコフスキーのように、わかりやすく、旋律が綺麗で、すぐに口ずさめちゃうってことには、全くならない。
はあーっ。
何度か繰り返して聴いているうちに、なんとか、耳に馴染んでくると、冒頭がイチバン迫力があり、次第に、東洋風なためか懐かしい郷愁感を感じるのである。で、なーんとなく、石庭をバックにしたCD写真の意図が、わかってきそうな気がするのだが。
う〜ん。馴染みのある石庭で、近しい気もするが、これがまた別世界で、 別の時空間、異次元が広がるかのような、ぶっ飛び感があるというか。哲学的で瞑想的というか、 漢詩でも読まれているかのような気分になるのだ。

「どっ どぉ〜 れみし どっ〜れみし どしどれどれみし〜」
このヨー・ヨー・マさんの演奏盤と、57年録音のシュタルケル盤しか所有していないので、演奏自体を、どうのこうのと言えないし、この楽曲の持ち味が、判るまでには、まだまだ、佳い年齢を重ねないとダメなような気がする。うむ。まだまだ、聞き込まないと〜。(汗)
乾いた石庭にふさわしいのは、どらかというと、シュタルケル盤の方だとは思う。
ヨー・ヨー・マ盤は、和音の響きに、幾分湿めりけがあって濁った感じがする。最初は、深い彫りだな〜と思っていたのが、途中から、なーんかわかりづらくなってしまう。
2楽章に入ってからも、響きやフレーズのつかみに、柔らかさがあるのだけど、迷路に入っちゃった感じで〜
聴いてて。うーっ と唸ってしまうことになってしまった。瞑想的というより、ワタシ的には迷いっぽく感じちゃう。でもそれが、なんか優しさを感じちゃう。

3楽章は、舞曲風なのだが、これが、細かく微動する舞曲で、常に震えています〜という感じする。
跳躍感というより振動的だ。とても民俗的な楽章だし、重音が綺麗なのだが、ヨー・ヨー・マ盤は、力強さを感じるよりも、切なく、不安感がつのってきちゃって〜震えちゃう感じがする。喜びを表す感じの舞曲ではないんだな〜と思っちゃった。
泣き節に近い。

まあ、とっても個性的な楽曲だし、超ムズカシイ。
ヨー・ヨー・マさんの演奏は、石庭のような限られた空間から、マクロ&ミクロ的に、同時に多次元世界を広げるパワーが感じられるってわけではなく、自由に飛んでいけるような飛翔感は、ちょっと少ないかもしれない。
かといって、内省的かと言われても、う〜ん。 よくわかんないんですけど・・・。
不思議な時空間を、この楽曲を聴くことの手助けは、かなりしてくれると思う。また、この楽曲に近づける1歩になってくれると思う。

他のカップリングされている曲も、ハイ、テーマが、なにせシルクロードなので、その雰囲気が、バッチリ詰まっている。
己の脳みそのなかの時空間で遊べることは間違いないし、日本人DNA感性が試される1枚かもしれないと思うが・・・。難しいすっね。およそ、楽しく聴けるという世界とは違うので〜 気楽に、どうぞお楽しみ下さいとは言えないです。
歯が立たないっというところ正直なところ。いや〜 こんな曲、いつになったら解るんだろう。(泣)
まっ、ワタクシも、泣いてばかりいないで、また聴いて己を磨きますっ。(大泣)

1957年 シュタルケル   EMI  
1999年 ヨー・ヨー・マ   SC ★★★
所有盤を整理中です。

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