「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

リスト パガニーニよる大練習曲
Liszt: Grandes Etudes de Paganini S.141


アンドレ・ワッツ 1985年
Andre Watts

録音状態は良い。ソフトタッチで繊細。まず、聞きやすい。
サイボーグタイプが苦手な方には良いと思う。
いろんなカップリングで出ているようだが、所有しているのは、下記のカップリング。
リスト パガニーニによる大練習曲(全6曲) リスト 巡礼の年 1年スイスより「ワレンシュタットの湖畔で」、同2年イタリアより「物思いに沈む人」、同3年「エステ荘の噴水 」の3曲、リスト ハンガリー狂詩曲13番

リスト作曲の「パガニーニ・・・」というタイトルの曲は、2つある。
パガニーニによる超絶技巧練習曲
パガニーニによる大練習曲
で、ここで取り上げるのは、大練習曲の方である。

リスト パガニーニによる大練習曲
S.141-1 1番 ト短調 トレモロ  
S.141-2 2番 変ホ長調 オクターブ
S.141-3 3番 嬰ト短調 ラ・カンパネラ
S.141-4 4番  ホ長調 アルペジオ
S.141-5 5番 ホ長調 狩り
S.141-6 6番 イ短調 主題と変奏

リストのパガニーニによる大練習曲は、あまり聴かない楽曲で、ピアニストでもあるまいし、素人には、やっぱり近寄りがたい領域となっている。でも、「ラ・カンパネラ」という曲だけは、超有名なんだよね。
で、たまにCDを取り出して聴いている。
フジ子・へミングと言えば、ラ・カンパネラというイメージがあるが・・・。残念ながらワタシは、フジ子さんのCDは所有していない。

で、パガニーニによる大練習曲という、「大」のつく、ちょっとご大層な練習曲は6曲セットになっている。
その全曲を録音しているピアニストは数少ないらしい。
あまり聞き込んでいないので、感想を書くのは、ちょと気が引けちゃうし、素人が感想を述べても〜なあ、どうかなぁ〜とは思うが、リストには、たくさんの楽曲があるので、ボチオチ聴いてみようと思う。おつきあいください。

ホント、ワッツさんの演奏は、とっても繊細だしね。テクニックがどうのこうのとは、あまり言えないけれど、指が細そう〜とか、シャープで力強いなあ〜とか、というイメージだけは、しっかり湧かせてくれる。
ワッツ盤は、3曲目のラ・カンパネラは、「鐘」をイメージしたものと言われているが、なんて繊細な鐘なんだろ〜 まるで鈴のように、グラスを叩いているかのような音がしている。
高音の煌めき度が高いのだ。5曲目の「狩り」は、ワッツ盤は柔らかいし〜 
う〜ん。6曲とも、いろんな楽曲が並んでいるが、それぞれに、アプローチに主張があるというか、多彩だなあと感じる。いや、多彩=多才になるだろうか。
6曲目の「主題と変奏」も、超有名な曲だけど、「タン タラララ ラっん タン タラララ ラっん」 という節が、跳躍してくるので有名だ。
これもまあ、結構ゲイジュツ的というか〜 ちょっぴり硬めなのだが、あくまでも可愛いし、繊細さがあって、綺麗なのだ。ガツンガツンと鳴っておらず、柔らかくて、聞きやすい。
最後には、段々とテンションが上がってきて、ひぇ〜熱いっ。って感じなんだけどね。あくまでもソフト。
総体的に、繊細で、ピリピリ、カリカリ、ドスンバタンと鳴ってこないのが、嬉しいです。
リスト弾きっていうと、サイボーグ的な弾き方で、無機質というか、硬めでクールだと思いこんでいるというか、勝手にイメージしているのだが・・・。
ワッツ盤は、その点は、ソフト。軽快で、さらり〜と弾いている。で、聞きやすい。→ とっつきやすい。
(いかにも素人感想である〜 苦笑)

この大練習曲は、パガニーニの24の奇想曲のうち、6つの楽曲を、ピアノ用に編曲している。
まっ、ピアニストの方は、とっくにご存知なんだと思うが、素人は、どこがどう難しいのやら、運指(指づかい、指の運び)がどうなってるのやら、さーっぱり ワカリマセン。
いずれにしても、超テクで有名な楽曲でありますが、リスト弾きとして有名なピアニストもいるし、テクニック=リスト弾き みたいに、ワタシも思っているけれど、ワッツ盤は、結構、聞きやすくて、ワタシ的には良いです。

あっ ちなみに〜
二ノ宮知子さんのマンガ「のだめカンタービレ」のなかでも、リストのピアノ曲は取り上げられてて〜
「のだめ」が、日本のマラドーナ・コンクールで、イヤイヤ、素っ気なく弾いていたのが、パガニーニの超絶技巧練習曲第5番の「鬼火」だし、ヨーロッパ編では、孫・ルイに触発されて、髪の毛をパラリ〜と指でかきあげて、気取って弾いていたのが、パガニーニの超絶技巧練習曲第4番「マゼッパ」である。
略して、超絶っ! まっ 今、ワッツ盤で聞いたのは、超絶ではなく、大練習曲なんだけど・・・。
(余計に、こんがらがるかな。スミマセン)

またまた、ちなみに〜
第3曲の「ラ・カンパネラ」は、リストが、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番の第3楽章を元にしていると言われている。聞き比べてみても楽しいかも。
で、第1曲は、パガニーニの「24のカプリース」の第5番、第6番、第2曲は、カプリースの第17番
第3曲は、前述した、ラ・カンパネラだし、第4曲は、カプリースの第1番、第5曲は、カプリースの第9番
第6曲は、カプリースの第24番が元になっているらしいので、熱心な方は、聞き比べてみてください。
(また余計なことを言ってしまった。頭が混乱しますね。スミマセン)
1970年 ジャンヌ=マリー・ダルレ EMI  
1985年 ワッツ EMI ★★★★
2002年 アムラン HYPERION  
所有盤を整理中です。

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