「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

ヤナーチェク グラゴル・ミサ
Janáček: Missa Glagolitica


ヤナーチェクのグラゴル・ミサは、1927年に初演されています。
あまり馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると
教会スラヴ語の典礼文に曲付けされた、独唱者と合唱、管弦楽のための作品で、宗教的な意図のためではなく、民族主義の発揚や顕彰が目論まれた特殊な作品で、性格的にも厳粛というより、劇的で情熱的な作品です。

「グラゴル」という言葉は、スラヴ人が使った最古の文字である「グラゴル文字」を指し、(ヤナーチェクがどうやら信じていたようには)奉神礼で使われていた聖句を指しているのではないそうです。
ヤナーチェクは、汎スラヴ主義の強力な支持者で、このミサ曲はスラヴ文化のための奉祝音楽であると見なされています。金管主体の華々しいファンファーレによる初楽章、終楽章に、美しい響きと軽快なリズムの独唱・合唱部がはさまれた構造になっており、終楽章のイントラーダの前には、劇的なオルガンのソロによる独創性あふれる無窮動が導入されています。8つ楽章で構成されています。

1 入祭文 Úvod
2 キリエ Gospodi pomiluj
3 グローリア Slava
4 クレド Vĕruju
5 サンクトゥス Svet
6 アニュス・デイ Agneče Božij
7 オルガン独奏(後奏曲) Varhany sólo
8 イントラーダ Intrada

なにせ、風変わりな楽曲で、ミサ曲というものの〜 なんだか暗くて、ジケジケしてて中世の匂い漂い、シンフォニエッタとよく似ています。

ラファエル・クーベリック バイエルン放送交響楽団 1964年
Rafael Kubelik
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
(Bavarian Radio Symphony Orchestra)
ソプラノ:イヴリン・リアー  アルト:ヒルデ・レッスル=マイダン
テノール:エルンスト・ヘフリガー  バス:フランツ・クラス

もえてるぅ〜

録音状態は良い。
カップリング:
1〜8 グラゴル・ミサ
9〜30 消えた男の日記(1963年)
グラゴルミサは、とっても、かわった楽曲である。
ミサとついているので、もっと、厳かで、慎ましやかな楽曲だと思っていたのだが、こりゃ〜 すごい。
最初に聴いたときは、なんて〜泥臭い楽曲なんだろう。これじゃー シンフォニエッタと同じだと、驚いてしまったことがある。

グラゴル・ミサ
第1曲 導入曲
第2曲 ゴッスポディ・ポミルイ(キリエ)
第3曲 スラヴァ(グローリア)
第4曲 ヴィエルーユ(クレド)
第5曲 スヴェート(サンクトゥス)
第6曲 アグネチェ・ボジィ(アニュス・デイ)
第7曲 オルガン・ソロ
第8曲 イントラーダ

どう聴いたら良いのやら、最初の序奏では、金管の「ふぁ〜 どぉ〜ら どぉ〜れぇ〜 し〜ふぁ〜し〜ふぁ〜」から始まる。泥臭くて、「そぉ〜れし れ〜ふぁ〜 れ〜しぃ」と繰り返して行く。
「ぶぅぱぁ〜ぶぅぱぁ〜」という太い金管のファンファーレが、とっても印象的だ。
この泥臭さが、ヤナーチェクらしいと言えば、らしいのだが、このファンファーレばっかり、何度も聞かされてしまうと、へ?
ミサ曲ではないの。と、とっても不安になってしまう。

キリエでは、ようやく女性のコーラスが入ってくるが、冒頭の序奏と同じような雰囲気を持っている。
グローリアでは、ソプラノの声が、ちょっぴり硬めだが、ハープや弦の揺れる音のなかで、歌われていく。
コーラスもあるのだが、どことなく、せわしない忙しい鳥が啼いているかのような感じがする。
舟の底で、ゆらゆら〜 揺られている感じがする。
不思議な和声で、「ふぁどぉ〜 らみぃ〜 ふぁどぉ〜 らみぃ〜 れそぉ〜 どそぉ〜」って感じのフレーズが繰り返され、パイプオルガンやティンパニーが叩かれ、荘厳な雰囲気はあるが、絶叫のようであり、天上の音楽というより、ハハハ〜
どっか、地の底の、やばそうな世界に誘われるかのような雰囲気がしてしまう。
グローリアなのにねえ。

クレドは、長い楽章である。
低弦のチャカチャカ・・・というフレーズのなかで、ししふぁふぁ れれふぁふぁ れれふぁふぁ カミカミ・・・
ここでは、テノールが登場する。
「みっみみれみ らみ ふぁみ っみみ・・・ どっどらど ふぁど れっどど ふぁら ・・・ししふぁふぁ」  
あ〜 よくわからないが、低弦が蠢いて、うめいているかのような、地の底風フレーズになっている。
低弦のガシガシした音に、金管は、短いパッセージが吹かれ〜
大太鼓は鳴ってくるし、金管は咆吼し始め、とっても賑々しい有様となっていく。
パイプオルガンの短いパッセージが、加熱気味に跳ねまくり、火柱があがっていくかのような、いや〜 なんとかの釜の蓋が開いたかのような感じとなっている。
どひゃん! えらい曲を聴いちまったぜ〜 地底での暮らしを描いているのか、地獄の道行きのような感じで、とても、とても、天上の世界を描いているとは思えず、変な曲を聴いちゃった。と、ドンビキ状態で、かなり後悔してしまう。

第7曲のオルガンソロになると、ますます、雰囲気が怪しくなっており、こりゃ、やばい。
怖ろしい世界というか、ドグマのように混沌としているというか、暗黒の世界に到着してしまった感じで。調子外れのオルガンが、ヘンテコリンな音楽を奏でてくる。
おつむのなかが、くるくる〜渦巻き状態になってしまい、ワタシのアタマのなかは、ハテナ? 
あの〜 中世の匂いがするというか、コレラにやられた人が、町中にあふれているわけでもないだろうに。
蝶番が外れた、これぞ、○の舞踏って感じがする。
金管のフレーズも、壊れているし音が、ん?はずれてるんじゃーないの。
クーベリック盤は、 すごい熱いというか、暗くてジケジケしているのに、炎がメラメラしているというか、灼熱状態というか。荒ぶる神が、お怒りになっているような、嶮しく、猛々しい雰囲気で〜 なにせ、まいりました。

良い録音状態とは言い難いのですけど、首根っこを押さえつけられた餓鬼のようになってしまって、ちょっと、聴いているうちに、ワタシのカラダは、固まってきそうになっております。
いや〜 かなり久々に聴いたので、え〜 こんな曲だっけ。
かなり風変わりで、この曲自体を、どう聞いたらよいのか途方にくれてしまいました。 今日は、ちょっぴり風邪気味でもあり、集中力に欠けており、ちょっと、時間を置いて、また機会を見つけて聴きたいと思います。(謝)
1964年 クーベリック バイエルン放送交響楽団 ★★★★
所有盤を整理中です。

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