「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス
Mozart:
Ave verum corpus k.618


バーンスタイン バイエルン放送交響楽団 1990年
Leonard Bernstein
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
(Bavarian Radio Symphony Orchestra)

昇天しちゃいました

録音状態は良い。CDジャケットの写真のとおり、教会でのライブ盤である。
ゆったりと歌われているので大変美しい。レニーさんの最晩年の録音ということもあって、じわっ〜とくる。
カップリング:
1 アヴェ・ヴェルム・コルプス
2 エクスルターテ・ユビラーテ
3〜15 大ミサ曲 ハ短調 バイヤー版

このCDは、1990年4月、バイロイト近郊のヴァルトザッセンにあるヴァルトザッセン教会(Stiftsbasilika Waldsassen)
で行われたコンサートのライヴ録音である。
とっても、ゆったりとしたテンポで、教会の独特の音の広がり感があり、目を閉じて聴くと、じわーっとくるものがある。
古楽器演奏が主流になってて、次々に古楽器を使用したモツレクのCDが発売されていた時期でもあったが、バーンスタインがモツレクを録音して、あまり時間をおかずに、この大ミサを録音したように覚えている。

モダン楽器を使って、大変ゆったり〜場所も教会において録音されおり、大きな気持ちになれて、うわ〜これよ、これっ。
ようやくモダン楽器が復活してきたな。と、ワタシ的には、とっても喜び、溜飲をさげた気分だった。
いや、古楽器に対して、敵愾心があったわけでも、なんでもないんですけどね。(笑)

で、アヴェ・ヴェルム・コルプスも、こうやって大コーラスで聴けて、あー 嬉しいなあ。と、すこぶる単純に聴ける喜びを味わったってわけです。バーンスタインさん最後のCDは、90年8月のタングルウッドでのライブ盤だったけど、 このCDも、その後レニーさんの逝去が伝えられたこともあって、ちょっとしんみり・・・。文字どおりレニーさん最晩年の演奏です。

改めてアヴェ・ヴェルム・コルプスについて、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
アヴェ・ヴェルム・コルプス (Ave verum corpus) は、カトリックで用いられる聖体賛美歌で、モーツァルトは、1791年に作曲しています。妻コンスタンツェの療養を世話してくれた合唱指揮者アントン・シュトルのために作曲したもので、 簡素な編成で、わずか46小節の小品だが、絶妙な転調による静謐な雰囲気から、モーツァルト晩年の傑作とされる。
とのことでした。

テキストも引用させていただいて掲載しておきます。

Ave verum corpus natum de Maria Virgine.
Vere passum immolatum in cruce pro homine:
cujus latus perforatum fluxit aqua et sanguine.
Esto nobis praegustatum mortis in examine.
O Iesu dulcis,
O Iesu pie,
O Iesu Fili Mariae. Amen.
めでたし、乙女マリアより生まれ給いしまことのお体よ。
人々のため犠牲となりて十字架上でまことの苦しみを受け、
貫かれたその脇腹から血と水を流し給いし方よ。
我らの臨終の試練をあらかじめ知らせ給え。
優しきイエスよ
慈悲深きイエスよ
マリアの子イエスよ。アーメン。


  コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 1994年
Ton Koopman
Amsterdam Baroque Orchestra

ばっちグー!

ソプラノ:バルバラ・シュリック Barbara Schlick
アルト:エリーザベト・フォン・マグヌス Elisabeth von Magnus
テノール:ポール・アグニュー Paul Agnew
バス:マタイス・メスダッハ Matthijs Mesdag
録音状態は良い。古楽器使用という感じがしない。豊かな音量と適度な残響で、大変美しい。
カップリング:
1〜6  モーツァルト ミサ曲ハ長調 戴冠ミサ
7 モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス
8〜13 モーツァルト 証聖者の盛儀挽課 ハ長調 k.339
14〜17 モテット エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)k.165

このコープマンは、すきっとした録音で、合唱の声が良く聞こえる。
これが古楽器を使用した演奏というようには聞こえない。もっと、クールで、線の細いイメージを持っていたのだが、聴いたところ、いやいや、なかなか豊かな音が響いており、ニュアンスも細やかで、ふわ〜っとした空気感を持っている。
で、表情が細やかだ。わずか46小節の短い合唱曲とは思えないほど、息のながい、静謐さと深さがある。
とても美しく歌われている。とっても驚いた。
バーンスタイン盤が、教会の天井に届くかのような、ふわっとした残響のなかで、大きく、大らかに歌われるの比べると、もっと、コープマンはスケールが小さいのかと、こぢんまりしているのかと思ったのだが、いやいや負けてないです。
良い意味で裏切られましたね。とっても雰囲気が良いです。
聴きやすさという点では、どちらかというと、コープマンの方が聴きやすいです。


1990年 バーンスタイン バイエルン放送交響楽団 ★★★★
1994年 コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 ★★★★
所有盤を整理中です。

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