「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

プッチーニ 4声のミサ曲(ミサ・ディ・グローリア)
Puccini: Messa di Gloria


ミシェル・コルボ リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団
Michel Corboz La Fondation Gulbenkian de Lisbonne
テノール:ウィリアム・ジョーンズ William Johns
バス:フィリップ・フッテンロッハー Philippe Huttenlocher

ほぉ〜良いヤン

録音状態は良い。まあ、ちょっと残響多めで古めかしいけれど、楽曲が明るくて、楽しい。
カップリング:
1〜5 プッチーニ 4声のミサ曲 6 プッチーニ 交響的前奏曲
7 プッチーニ 交響的奇想曲 6・7は、クラウディオ・シモーネ モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(録音年不明 録音状態はよろしくない。)

このCDは、LP時代に発売されていたものを、CDに焼き直して発売されたようだ。
BONSAIシリーズってことで、なんと、CDジャケットに盆栽の写真が使われている。面白半分で中古CDを買ったのだが、録音された年が記載されていないし、ブックレットも無い。
サイトを放浪して調べてみたが、1974年という記載があったものの〜 一応、ここでは録音年は不明としておきます。

で、プッチーニのミサ曲って、珍しいかなあ〜と思う。録音状態は、さすがに、お世辞にも良いとは言い難いし、 残響が多めだ。でもね、なんともチャーミングな曲なのだ。
プッチーニは、めったに聴かないのだが、ワタシ的には平明でわかりやすく、ドラマティックで良いかな〜と思う。
明るくて楽しそうで〜 オペラの合唱曲っぽく、穏やかだし〜 ミサ曲って感じはしないので、とっつきやすい。
単純で、ど素人なワタシ向きかも〜(笑) 
ちなみに、テノールのフィリップ・フッテンロッハーさんは、72年のコルボさんの振ったフォーレのレクイエムで歌っておられる。

あまり馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたが・・・
ジャコモ・プッチーニの「ミサ曲」(イタリア語:Messa)は、1880年にパチーニ音楽学校の卒業制作として作曲された作品。初演は好評ではあったものの、作曲家の意思で生前は出版されなかったために、 1951年まで再演されなかった(出版は1974年)。ただしプッチーニは、本作から「アニュス・デイ」主題を歌劇「マノン・レスコー」に、「キリエ」主題を「エドガール」において転用している。かつては、誤って「グローリア・ミサ」 (Messa di Gloria)と呼ばれたが、正式な名称は、「4声のミサ曲」(Messa a quattro voci)である。
曲はキリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス-ベネディクトゥス、アニュス・デイの5曲からなるが、グローリアとクレドが全体の大半を占める。演奏時間は約50分。・・・て書いてあったのみ。

あらら〜 どうしようと思ったが、まあ、実際に聴くと、とっても良い曲だ。
テノールとバス、バリトンとオーケストラ、4部の合唱団で歌われる。(このCDでは、テノールとバスのみ)
で、構成が、キリエが約5分、グローリアが約20分、クレドが約16分、サンクトゥスとベネディクトゥスが約3分40秒、アニュスディが約2分40秒という感じで、5つの部分のバランスが悪い。
完成作品なのかどうかも、ちょっと〜アヤシイ。
きっと若書き習作なんでしょうね。旋律も、あとで、オペラに転用されているらしいので、プッチーニ自身が、封印しちゃったのでしょう。
でも、耳に優しい楽曲で、オペラ好きな方には、ドラマテックに歌われてるので良いかもしれません。
グローリアっ グローリアっ。楽しげで〜
ちょっと楽しすぎなんじゃー とは思いつつ、つい一緒に、歌ってしまいますね。(笑)


インバル フランクフルト放送交響楽団 1975年
Eliahu Inbal  Radio Sinfonie-orchester Frankfurt
(Frankfurt Radio Symphony Orchestra)
ソプラノ:カーリ・レヴァース Kari Lövaas
テノール:ヴェルナー・ホルヴェーク Werner Hollweg
バリトン:バリー・マクダニエル Barry McDaniel
ケルン放送合唱団

これもありかっ

録音状態は良い。イタリアオペラの感じのするミサ曲なのだが、やっぱり、どことなくミスマッチでしょうか。
1〜15 プッチーニ ミサ・ディ・グローリア
16 モーツァルト 「主を賞め賛えよ」K.339 Laudate Dominum
C・デイヴィス ロンドン交響楽団キリ・エ・カナワ(1971年)

インバルさんが、イタリアオペラのプッチーニの作品を振っているのって、あまりイメージに浮かばないのだが〜
この4声のミサ、グローリアを振っているのって、とても珍しい感じがする。
75年の録音なので、まあ、多少は古めかしい感じがするのは否めない。しかし、楽曲自体が、可愛いミサで、若書きといえば若書きの作品だ。素直に聴くのも楽しいように思う。

実際、キリエは5分36秒で、冒頭は、細めのヴァイオリンの二重奏のように、歌うように奏でられる。
「どれみ らぁぁ〜 そふぁ〜みれぇ〜ど  みぃ〜み みれどれ ふぁ〜」という旋律が美しい。
グローリアも、弾むようなリズムがチャーミング。「みぃ〜どぉ らぁ〜ふぁ そらそふぁ み〜れ・・・」と続く。
木管の「らぁ〜しどれ しっし どぉれ〜 みぃ〜ふぁそらし れっれし どぉ〜 らっら ふぁ〜そぉ」というフレーズが印象的。
オケの方は、滋味っ。じみだけど、楽曲が可愛い。
グローリアの最後には、「どれみふぁ そらしどっ!」で終わっちゃうんですけど、えっ ホントにこれっ? でも、これが、なんとも可愛らしくて〜 もう、ほとんど、それしか言えません。(笑)

で、イタリアのオケではないので、底抜けに明るいわけではないけれど〜
かといって、インバル盤で感じてしまう、暗くて、じけっとしているのではなく、色彩的には暗めで〜
そのくせ、オペラチックな楽曲なので、なんとも、色彩的には中途半端な感じがします。パッパーノ盤のように、歌い込んだ感じでもなく、開放的でもなく、伸びやかで聴き惚れるってところには至らず。
やっぱり、イタリアものは、イタリア人が振って、歌っていただくのが、よろしいかと。

それにしても、コルボさんに、インバルさんが、どーして、立て続けに74年、75年ごろに収録しているのかなあ。
気になって、再度、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、あっ!
・・・ジャコモ・プッチーニの「ミサ曲」(イタリア語:Messa)は、・・・1880年に、パチーニ音楽学校の卒業制作として作曲された作品。初演は好評ではあったものの、作曲家の意思で生前は出版されなかったために、1951年年まで再演されなかった(出版は1974年)・・・とあるのだ。
そ〜か、もしかしたら、この出版されて、すぐに演奏しましょう、収録しましょう。って、ことになったのかもしれませんね。
(もちろん、勝手な想像ですよ。笑)


1974年? コルボ リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団 ★★★
1975年 インバル フランクフルト放送交響楽団 Ph ★★★
1993年 コルボ リスボン・グルベンキアン財団管弦楽団 Virgin  
2000年 パッパーノ ロンドン交響楽団 EMI  
所有盤を整理中です。

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