「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

◆ オムニバス盤 バッハ以前っぽい曲 その1 ◆ 


このページでは、「オムニバス盤 バッハ以前っぽい曲」としてCD棚の片隅に転がっていた、昔懐かしいCDをご紹介していきたいと思います。

バッハも、熱心に聴いていないため、それ以前の曲なんて、バロックかな? ルネッサンス?って感じなのです。
どうも、バッハそれ以前らしい〜という稚拙な知識です。そのため、これから少しづつ聴こう、勉強していこうというコーナーなのです。だから、ワタシにとっては、とっても苦手な分野です。そして、必ずしもオムニバス盤でない場合もあります。別途、作曲家としてカテゴリーを設けるほどCDを所有していなかったり、記載が充分できないものが含まれています。
そのため、ほとんど聞き込んでいない曲ばっかりになってしまいますが〜 どうかお許しを〜♪
あっ 掲載は順不同です。よろしくお願いします。オムニバス盤は、このページの他にもコーナーを設けています。

ヴィットリオ・ネグリ ローザンヌ室内管弦楽団 1968年
Vittorio Negri
Orchestre de Chambre de Lausanne
ソプラノ:エリー・アメリング Elly Ameling
アルト:ビルギット・フィニレ Birgit Finnilä
テノール:リチャード・ヴァン・ヴルーマン Richard van Vrooman
バス:クルト・ヴィドマー Kurt Widmer
モントルー音楽祭合唱団

録音状態は良い。およそ60年代後半とは思えないほど、とってもクリアーだ。
チマローザ レクイエム Cimarosa: Requiem

ドメニコ・チマローザ(Domenico Cimarosa)は、1749年、ナポリ生まれのイタリア作曲家です。
あまり馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
幼い頃より楽才に優れている事が僧院のオルガン奏者の目にとまり、援助を得て11歳で、現在のナポリ音楽院の前身であるサンタ・マリア・ディ・ロレート音楽院に入学しています。
彼が作曲したオペラは、約70曲を数え、レクイエム、オラトリオ、チェンバロ・ソナタなど美しい旋律が印象的で、チマローザと同年生れのゲーテは彼の音楽を賞賛しているそうで、ロッシーニが登場するまでは、オペラ・ブッファは、チマローザが第一人者だったそうです。

オペラ・ブッファ(opera buffa)とは、オペラの1つの形態で、18世紀前半ナポリで生まれ、その後、ローマやイタリア北部でも広く知られるようになったもので、18世紀後半には、パイジェッロ、チマローザ、モーツァルトによって頂点を迎え、19世紀前半のドニゼッティの頃まで盛んに書かれたもの。
オペラ発展の歴史の中で、オペラ・ブッファは、それまで主流であったオペラ・セリア(ドランマ・ペル・ムージカ)の持つ様式に対する反動として形成されたものです。
オペラ・セリアが、王侯や貴族のために作られた贅沢な娯楽であったのに対し、オペラ・ブッファは市民的で、より身近な問題を取り扱うものだったそうです。
まあ、いわゆる、庶民のためのオペラなのでしょう。

そういう背景を持った作曲家のレクイエムなので、さほど、神々しいものではないのですが〜
モーツァルトと同世代の、イタリアで生まれたレクイエムです。
で、1968年のモントルゥーの音楽祭で、このCDで指揮しているヴィットリオ・ネグリさんが蘇演したもの。
専門的な知識は、全く無いど素人なので、まあ、猫に小判状態で聴いてみたのだが、レクイエムという素材なのだけど、素朴なオペラを聴いている感じである。

1  イントロイトゥス (入祭誦) 永遠の安息を
2  イントロイトゥス (入祭誦) キリエ (憐れみの賛歌)
3  グラドゥアーレ (昇階誦) 〜 トラクトゥス(詠誦) 永遠の記憶に
4  セクエンツィア (続誦) 怒りの日
5  セクエンツィア (続誦) ラッパは驚くべき音を
6  セクエンツィア (続誦) 造られたものである人間が
7  セクエンツィア (続誦) 審判者が席におつきになると
8  セクエンツィア (続誦) 救われるべき者を
9  セクエンツィア (続誦) 慈しみ深いイエスさま
10 セクエンツィア (続誦) 私は咎有るがゆえに
11 セクエンツィア (続誦) 私の祈りは
12 セクエンツィア (続誦) 羊の群の中に
13 セクエンツィア (続誦) 涙に暮れる日
14 オッフェルトリウム (奉献誦) 主イエス・キリスト
15 オッフェルトリウム (奉献誦) サンクトゥス(感謝の賛歌)
16 オッフェルトリウム (奉献誦) ベネディクトゥス
17 オッフェルトリウム (奉献誦) アニュス・デイ(平和の賛歌)
18 コンムーニオ (聖体拝領誦) 久遠の光が
ソプラノ: サンドリーヌ・ピオー Sandrine Piau
ソプラノ: ヴェロニク・ジャンス Véronique Gens

レ・タラン・リリク
オルガン: クリストフ・ルセ Christophe Rousset
バス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ): エマヌエル・バルッサ Emmanuel Balssa
1992年

カップリング:
1〜18
19 モテット 天は喜び(聖バルトロマイのためのモテ)
20 マニフィカト
21 モテット 勝利なり、よみがえりたまいしキリストに(復活祭のためのモテ)
F・クープラン 聖水曜日のための聖務日課(ルソン・ド・テネブレ)
Francois Couperin:Leçons de Ténèbres


ルソン・ド・テネブレとは、ルソン=読唱、テネブレ(テネブル)=暗闇 ってわけで、復活祭前の木曜日〜土曜日の3日間の、夜が明ける未明の時間帯に行われる朝課のことだそうだ。
ろうそくを1本ずつ消していき、儀式の終わるときに、真っ暗になる。唱われる内容は、エレミアの哀歌で、ラテン語だ。

200CD 宗教音楽の名曲・名盤という本から、少し引用させていただくと〜
ルソン・ド・テネーブル(テネブレの読誦)は、カトリックでもっとも美しい礼拝のひとつ。復活祭に先立つ聖週間の木曜から土曜の3日間の真夜中に、(ただし、当時のフランスでは水曜から金曜)、1本ずつロウソクが消されていく、
最後の暗闇は、キリストの苦悩と死の象徴。テキストは、旧約聖書の「エレミアの哀歌」。
そのなかで、預言者エレミアは、エルサレムが、紀元前587年に神殿を破壊され、廃墟となったこと、そして、神の怒りを招いた人間の罪を嘆く。

フランスで最初に出版されたのは、ミシェル・ランベールの作品(1662年)で、その後、シャルパンティエ、ドラランド、ブロサール、ベルニエ、クープランなどが、次々と作品を発表し、1735年頃まで60年以上も高い人気を集めた。
音楽では、ヘブライ語のアルファベット文字が長いヴォカリーズで歌われたあと、哀歌のテキストによる部分が続き、つねに、エルサレムよ・・・という言葉で終わる。

第1ルソン 預言者エレミアの哀歌、ここに始まる
第1ルソン アーレフ 民に満ちたる町、今や寂しく座す
第1ルソン ベート この町、夜には泣きに泣き
第1ルソン ギーメル ユダは、苦悩と激しき苦役ゆえに移り行き
第1ルソン ダーレト シオンの道は、祭典に来る者なきゆえに
第1ルソン ヘート その仇は首長となり、かの敵は栄えたり
第1ルソン エルサレム、なが神なる主に立ちもどれ

第2ルソン ワーウ そのすべての美は娘シオンより去りぬ
第2ルソン ザイン その苦悩と不誠実の日にエルサレムは思い出しぬ
第2ルソン ヘート エルサレムは罪を犯ししゆえ、汚れたものとなりぬ
第2ルソン テート その汚れその足下にありしかと
第2ルソン エルサレム、なが神なる主に立ちもどれ

第3ルソン ヨード 敵は手を伸べ、そのあらゆる財宝を奪えり
第3ルソン カフ その民なき嘆き、糧を求め
第3ルソン ラーメド すべて道行く人々よ、目を向けよ
第3ルソン メーム 主は天より火をわが骨に投げかけ
第3ルソン ヌーン 主、わが不当のくびきを配慮したまいぬ
第3ルソン エルサレム、なが神なる主に立ちもどれ

第1ルソン では、ピオーさんが1人で歌い、第2ルソンでは、ジャンスさんが1人で歌う。
オルガンを弾いているのは、有名なルセさんだ。この方、チェンバロが専門だと思っていたのだが、ここでは、通奏低音のオルガンを弾いておられるのだ。
で、声楽を邪魔しないように、ひっそり〜と、奥まったところで奏でられている。
第3ルソンになると、ソプラノの二重唱となっており、2人でハモっている。

猫に小判状態で、ずーっと聴いたのだが、どうも、正直言って、気持ちの良い楽曲としか表現のしようがない。
心が洗われるかのような暖かみのある旋律だが、安らかで、漆黒の闇になる儀式の楽曲とは、あまり感じられなかった。
ウィリアム・クリスティ レザール・フロリサン 1988年
William Christie
Arts Florissants Instrumental Ensemble


ジル・フェルドマン、アニェス・メロン
ギュメット・ロランス ドミニク・ヴィス ジェラール・レーヌ フィリップ・カントール
カップリング:
1〜11  テ・デウム H.146
12〜20 聖母被昇天のミサ曲 (Missa Assumpta est Maria) H.11
21〜30 聖母マリアへの連祷 (Litanies de la Vierge) H.83
シャルパンティエ テ・デウム
Charpentier:Te Deum


普段、ほとんど宗教音楽は聴かない。最近になって、ボツボツ、聴き始めたようなレベルで、ど素人である。
シャルパンティエって言えば、関西人のワタシは、つい有名なケーキ屋さんを思い浮かべてしまうのだが〜
ここでは違うっ。フランスのバロック時代を代表するお方である。
CD棚をゴソゴソ整理していると、ありゃ また、こんなCDを買っていたのね〜っと発見したのが、このシャルパンティエさんの楽曲だった。
はあ、また輸入盤を購入していたのか。
ブックレットはフランス語、英語、ドイツ語だった。どひゃん。知っている楽曲ならいざ知らず、知らない楽曲は日本語に限るのだが、またまた失敗してしまったようだ。
普段、宗教曲は聴かないため、未開の地なのである。それなのに・・・(涙)
クラシック音楽は、やっぱり知っていないと楽しめない。
「200CD アヴェ・マリア 宗教音楽の名曲・名盤」という本を買って、聞きかじっているのだが〜
しかし、まあ〜 敷居が高すぎて・・・。めげている。宗教音楽は、聴けば、とても心地よいのだが、どうも言語の壁は高すぎる。

で、この本から、少し引用させていただくと・・・
輝かしいテ・デウムは、クラシック音楽やサッカーなど、ヨーロッパ全土へのテレビ・ラジオ中継を通じて多くの人々に親しまれてきた・・・らしい。
祝祭気分に満ちた活気あふれた音楽は、1950年代から、お馴染みの旋律なのだそうだ。
テ・デウムは、王の勝利、王族の誕生、結婚などの喜ばしい機会に演奏されることが多い。大規模な作品としては、リュリ、ドラランドの前例があり、シャルパンティエも、これらの手本に従っているとのこと。

トランペットとティンパニーによる勇壮なファンファーレで始まる前奏曲は、ロンド形式 ABACDで書かれており、華麗な冒頭楽句が何度も繰り返される。
ニ長調という調性は、シャルパンティエの書いた「作曲法」によれば、陽気でじつに戦闘的な性格を持っている・・・とのことだった。録音状態は極めて良い。パリ、ノートルダム・ドゥ・トラヴァーユ教会での録音だ。

とにかく、圧倒的なのは、延々と続く冒頭のティンパニー
トランペットで吹かれる 「らっ れっれみ ふぁっれ らぁ〜 そぉ そっらそ ふぁらそふぁ みれみふぁ みぃ〜」とフレーズだ。
まあ、それしか、わからなかったとしか、言えない。(泣)

動画サイトでも、フランスのサッカーの試合の前に奏でられると、ご紹介があった。
動画サイトで拝見していると、さっさと進んでいく、軽やかな演奏だったが、レザール・フロリサン盤は、いかにも、堂々とした格調高い演奏で、圧倒されちゃう。
指揮:マルティン・フレーミヒ ドレスデン十字架合唱団 1973年
Martin Flamig

さっぱりワカラン    号泣

録音状態は良い。ドレスデン、ルカ教会での収録で、残響がほのかに漂う。
でも〜 言語の壁は厚かった。これはムリだ。わからない〜っ。

シュッツ マタイ受難曲 SWV.479 
Heinrich Schütz:Matthäus-Passion


マタイ受難曲 (Matthäus-Passion)は、新約聖書「マタイによる福音書」の26・27章にある、キリストの受難を題材にした受難曲である。
マタイと言えば、バッハのマタイ受難曲が有名だが、バッハの生まれた1685年のちょうど100年前に、ここでご紹介するハインリヒ・シュッツが1585年に生まれている。ドレスデン宮廷楽長だった方である。

200CD アヴェ・マリア 宗教音楽の名曲・名盤という本を見てみると〜
晩年になってから、ルカ、ヨハネ、マタイの3つの受難曲を書いており、このマタイは、シュッツの最晩年の1666年に作曲されている。なんと80歳の時に書かれたのが、このマタイ受難曲だそうである。
その一部を引用させていただくと〜

・・・受難曲は、基本的に福音書のなかにあるイエスの磔刑にかかわる記事を音楽化したものである。
バッハのマタイ受難曲と同じく、マタイ伝に書かれている受難の予告から、埋葬までが取り扱われる。
シュッツの書いたア・カペラによる受難曲は、当時、きわめて珍しい形だった。
若い頃にイタリアに留学し、複合唱や華麗な器楽奏法など、当時最先端の音楽を学んでいたので、壮大な受難曲を書くこともできた筈だが、古色蒼然とした、ア・カペラの受難曲をなぜ3曲も書いたのか、詳細はわかっていない。

マタイ受難曲 Matthaus Passion SWV 479(1666年)
ルカ受難曲  Lukas Passion SWV 480(1653年頃)
ヨハネ受難曲 Johannes Passion SWV 481(1665/66年)

ドイツ語がそのまま音楽になったといわんばかりの自然な旋律を書き、登場人物ごとにはっきりと性格づけをする。
群衆の叫びは短い合唱を用い、古典的な対位法の効果によってグロテスクな情念を描ききる。・・・とあった。

シュッツはドレスデンの宮廷楽長だったのだから、この盤は、ルカ教会といい、ドレスデン十字架合唱団といい、まさしく、シュッツの地元だ。縁の深い地で録音された盤なのだと思う。


福音史家 (テノール) ペーター・シュライヤー
イエス (バス) ヘルマン・クリスティアン・ポルスター
総督ピラト (バリトン) ジークフリート・ローレンツ
使徒ペテロ (テノール) ハンス=ヨアヒム・ロッチュ
使徒ユダ ハンス=ユルゲン・ヴァハスムート
大使祭カバヤ (バス) ペーター=フォルカー・シュプリングボルン
偽証者T (テノール) アルミン・ウーデ
偽証者U (バリトン)  ゴータルト・シュティーア
下女T (ソプラノ) ユルゲン・プッシュベック
下女U (ソプラノ) ロインハルト・ヴィーマイヤー
ピラトの妻 (アルト) ティルマン・ラウ

マタイ受難曲は、もちろん聖書を題材としているので、それなりにはストーリーはわかるものの、言語のわからないモノが聴くと、ちょっと業である。(いや、実際には1時間近くある大曲なので、かなりの業である。)
また、アカペラなので、どこを歌っているものなのか、ちょっと・・・。
今、シュライヤーさんの福音史家さん声なのかすら、わかりかねて・・・。完全に猫に小判状態で、ぎゃふんである。
やっぱり、劇的な要素が必要である。
本には、できればルカとヨハネの受難曲もあわせて聴いてほしい。シュッツの偉大さに改めて気がつくはずだ。と書かれてはいるものの、壮大な空間で、壮大に音楽が鳴ってくるなら、それなりに、とっかかりがあるが、う〜ん そこが、バッハと違うところ。
まるで、教会でミサに参加しているかのような、日本の伝統芸能の能を拝見しているような、静的な空間があり、厳かな雰囲気がある。だからこそ、あえて、アカペラなのだろう。
アカペラで作曲したところが、ミソなのだから・・・。とはいいつつ、言語がわからないと、これは致命傷である。
言葉しか、頼るモノがないのに、そこがクリアーできない。
これだと、バッハの受難曲から聴く方がいいのかもしれない。ワタシには、とてもムリでした。(大泣き・・・号泣)


カメラータ・ベルン 1981年
Camerata Bern
指揮: トーマス・フューリ Thomas Füri

ほぉ〜良いヤン

 
録音状態は極めて良い。明るく艶のある演奏で、とってものびやか。
カップリング:
ヴァッセナール コンチェルト・アルモニコ(全6曲)
1〜4 第1番 5〜8 第2番 9〜12 第3番 13〜16 第4番
17〜20 第5番 21〜24 第6番
ヴァッセナール コンチェルト・アルモニコ(全6曲)
Unico Wilhelm van Wassenaer:The Six Concerti Armonici

CDの棚を整理していると、ん? このCDは、何故買ったのだろう。というモノが出てくる。
この製図用のコンパスのようなモノは、いったいなに?と、CDジャケットの写真を、しげしげ見ていたのだが、わからん。
両脚が開くようになっているんだから、大航海時代に使われたディバイダーなのかなあ。
と、CDを聴いてみても、ん? コンチェルト・アニモニコ?

そうそう、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「プルチネルラ」を聴いた際に、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、次のような言葉があったのだ。

・・・プルチネルラの素材となった楽曲は、かつて全てがペルゴレージ作と考えられていたが、その後の音楽研究により、他の作曲家(具体的には、ドメニコ・ガロ、ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール、アレッサンドロ・パリゾッティ、カルロ・イグナツィオ・モンツァ(英語版)、フォルトゥナート・ケッレリ)によるものも含まれていることが判明している。

ストラヴィンスキーはこれらの原曲を素材としながらも、リズムや和声は近代的なものを取り入れた独自の新古典主義のスタイルに作り替え、ディアギレフの意向は無視して、ハープ・打楽器はおろか、クラリネットさえ含まない合奏協奏曲風の小編成の作品とした。・・・

プルチネルラの素材になった曲のなかに、
 ドメニコ・ガロ
 ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール
 アレッサンドロ・パリゾッティ
 カルロ・イグナツィオ・モンツァ
 フォルトゥナート・ケッレリ
という、昔の作曲家のお名前が登場していたので、そのうちの、ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナールさん、ファン・ヴァッセナール伯爵さまの楽曲を聴こうと買ったCDだったというわけである。

恥ずかしいことながら、ここまで思い出すのに〜 相当、時間がかかりました。(汗)
CDを聴いてて、ストラヴィンスキーのプルチネルラを、思い出せなかったというのは、ワタシにとっては、致命傷だわ。
素材が、解らなかったってわけでしょ。美味しいお料理を食しながら、何が使われ、どのように料理されたのかが、解らない?! あっ〜 致命的だ。
アンタ〜 いろんな音楽を聴きながら、わからんとは、これ、どぉーいぅこと?

てなわけで、汗をかきかき聴いたのですが〜 美しい楽曲でした。としか、感想が述べられない。
で、お茶を濁すようで申し訳ないのですが、一応、ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール(ファン・ヴァッセナール伯爵)のご紹介を。

ユニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール・オブダム伯爵
オランダの貴族で1692年生まれ。1725年から40年の間に、コンチェルト・アルモニコを作曲したのだけど、自らの名を冠して出版することを望まなかったのか、イタリア人ヴァイオリニストのカルロ・リッチョッティ(Carlo Ricciotti)によって出版されたので、当初は、リッチョッティが作曲者とみなされたそうです。
次、19世紀には、ポーランドの作曲家、フランソワ・レッセル(Franciszek Lessel)によって、これは、ペルゴレージの作品だと見なされていたのだが、1979年になって、「コンチェルト・アルモニコ」6曲の自筆譜が発見され、調査されたとのことで、ヴァッセナールさんの名前が明らかになったとのこと。

コンチェルト・アルモニコは、ヴァイオリン4部、ヴィオラ、チェロ、通奏低音による協奏曲という、ちょっと珍しい、ヴァイオリンが4挺というもの。これは、ナポリスタイルと呼ばれてたようです。イタリアと、オランダじゃー、とても距離が遠いのにねえ。
そこの経緯までは、ちょっとわかんないですね。誰かの影響があったんだろうけど〜 (汗)

第1番 ト長調、第2番 ト長調、第3番 イ長調、第4番 ヘ短調、第5番 変ホ長調、第6番 変ロ長調
全て4楽章で構成されています。

で、サイトを放浪して海外のウィキを見てみると、プルチネルラの第4場の最後に、タランテラがあるのだが、その曲が、コンチェルト・アルモニコの2番(4楽章)じゃないかとのことだったけど、う〜ん。実際には、ちょっと解りづらかったです。
ワタシの耳では、1番の第4楽章にも、使われたフレーズがあるように思うんだけど、自信がないので〜
あー またCDを探してプルチネルラを聴かないと・・・。

クレマンシック・コンソート アンサンブル・ノヴァ 1999年
サンタ・チェチーリア・ポリフォニカ・ルッケーゼ・エ・カペッラ
指揮:コリン・メイソン  
Clemencic Consort
Ensemble Nova

録音状態は良い。教会での収録であるので、空間的な広がりが感じられる。
ルッカ聖ミケ-レ教会における、モンテ・デ・ルッカ銀行財団の文化公演でのライブ
ギヨーム・ド・マショー ノートルダム・ミサ
Machaut:Messe de Nostre Dame

ギヨーム・ド・マショー(Guillaume de Machaut)は、1300年頃〜77年に活躍したフランス生まれの作曲家です。
あまり馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、
シャンパーニュ地方ランス近郊のマショーの貴族出身で、聖職者であったにも関わらず、80年近い生涯に残した音楽作品は、典礼のための宗教曲よりも、宮廷風の愛や、世相を歌った世俗曲に比重が占められているとのこと。

しかし、マショーの最も有名な作品は、「ノートルダム・ミサ曲」(聖母のミサ曲)で、6章のミサ通常文が、一人の作曲家によって作曲された最初の作品と言われています。
詩人としては、老マショーを慕って、彼の元を訪れた19歳の少女ペロンヌ・ダルマンティエールとの、プラトニックな老年の恋を歌った「真実の物語」(Le Voir Dit)が有名です。

ここでご紹介するノートルダム・ミサ曲(Messe de Nostre Dame)は、14世紀フランスで作曲したミサ曲です。
前述したように、一人の作曲家がミサ通常文を全章作曲した作品として、全てのミサ曲の中でも大変重要な楽曲であるとのことで、中世の音楽としては突出して有名な曲です。

13世紀までは、個々の通常文を単独に多声曲として作曲するのが普通で、14世紀になると「トゥルネのミサ」や「バルセロナのミサ」など、通作した形の多声ミサ曲が多く作られますが、それは個々の作曲家たちによる聖歌 を集めて後に通作ミサの形に整えたものなのです。そのため、この作品は、この時代の作品としては、極めて例外的な作品ということが言えるとのこと。

で、それだけ重要な楽曲なら、一度聴かねば〜と思って聞いたのですが。う〜ん。最初は、びっくり仰天。
クレマンシック・コンソート盤は、教会の入り口で演じられている楽師や物乞いの芸ということで、教会の入り口に広がる人間模様が描かれているというか、テンツクテンテン・・・って感じの音楽から始まって、愛の歌を歌い、 日々、人の営みを音楽で表現しているようで、歌がメインになっています。

最初は、へっ? って、すごく驚いたのですが、13世紀とか、14世紀と言われても、まったくイメージできないものの、タイムスリップしたかのような感じ、とても雰囲気があって、ヨーロッパの中世を舞台にした映画を見ているかのようです。
音楽史を勉強したワケでもない、素人では、かなり違和感というか、場違いという感じですが〜「200CD 宗教音楽の名曲・名盤」という本によると、14世紀フランスは、アルス・ノーヴァ(Ars nova)の時代・・・
完全な神(3拍子)に対して、不完全な人間(2拍子)が、力をもってくるルネサンス音楽の始まりだったと書かれてあります。

えーっ! 3拍子は神で、2拍子は人間っ。
このことすら知らなかったのですが、どうやら、3拍子は、神聖なる数字、三位一体に関連していたのか3拍子が、完璧なリズムだったようで、2拍子、4拍子は、人の歩くリズムで不完全なリズムだったのだそうです。
まあ、このことを知っただけでも、今日は、良かったのかと。
肝心の楽曲 ノートルダム・ミサは、さすがに勉強不足につき、こんなモノなのか〜っと、驚くぐらいで、感想どろこではございませんでした。(瀧汗)
クレマンシック・コンソート盤は、ミサ曲だけを収めているわけではなく、ミサの始まる教会の周辺の匂い、人々の歩く姿などが見えてくるようで、それも、すごく汗臭く、泥くさい、物乞いの歌も聴けるので、雰囲気は、たっぷり味わえます。

あっ そうそう〜 ここで言うノートルダム・ミサの、ノートルダムは、あのパリにある有名なノートルダム大聖堂(寺院)ではなく、国王が戴冠式を行う、パリから約130キロメートル東北に位置する、ランスのノートルダム大聖堂のことです。
ちなみに、ノートルダムとは、フランス語で「我らが貴婦人」、すなわち聖母マリアのことを指します。

ノートルダム・ミサ 〜中世のマリアの祝日〜

1〜5 教会の入り口で演じられている楽師や物乞いの芸
1  マショー ヴィルレー 「恋人に会った帰りに」(器楽曲)
2  ティボー4世(ナヴァール王)愛のシャンソン
3  マショー ヴィルレー 「我が身をささげる恋人よ」(器楽曲)
4  作者不詳 ブルゴーニュの物乞い歌 「聖ラザルス祭りのギニョロ(旅芸人)」
5  マショー ヴィルレー 「甘美な苦痛が」(器楽曲)

教会への入道
6  ファエンツァ写本1400年頃 キリエ(オルガン曲)
7  フライブルグのアウグスチノ修道会聖務日課書(14世紀) 聖母マリアへの賛歌 「めでたし、海の星」
8  作者不詳 (1300年頃 フランス) コンドゥクトゥス 「めでたし、誉れ高き」(グロッケンシュピール)

ノートルダム・ミサ
9  キリエ
10 グロリア
11 ディボー4世(ナヴァール王) 「おとめマリアの優しき御名から」
12 作者不詳 (1300年頃) 聖母マリアの賛歌「めでたし処女、女王」(器楽曲)
13 クレド
14 賛歌 「めでたし、女王」(グロッケンシュピール)
15 作者不詳 (1300年頃) 聖母マリアの賛歌 「よき言葉、優しき言葉」
16 マショー  ヴィルレー 「ご婦人よ、あなたの優しい姿は」
17 作者不詳(1320年頃) 器楽用モテトゥス 「そばにおられる」
18 サンクトゥス
19 ファエンツァ写本(1400年頃) 「サンギリオ」(器楽曲)
20 アニュス・デイ
21 作者不詳 (14世紀)「やさしきもの」(器楽曲) 、作者不詳(13世紀)「めでたし海の」(器楽曲)
22 作者不詳 (1200年頃 リモージュ) 聖母マリアのための賛歌 「めでたし、名高い」(グロッケンシュピール)
23 作者不詳 (11世紀) 「天の星」
24 イテ・ミサ・エスト

ピーター・フィリップス タリス・スコラーズ 1980年
Tallis Scholars

昇天しちゃいました

録音状態は極めて良い。
カップリング:
1 グレゴリオ・アレグリ Gregorio Allegri ミゼレーレ Miserere
2 ウィリアム・ムンディ William Mundy 天の父の声が Vox Patris caelestis
3〜7 パレストリーナ Palestrina 教皇マルチェルスのミサ曲
Missa Papae Marcelli
レーベル:Gimell
グレゴリオ・アレグリのミゼレーレ
Allegri: Miserere

このCDは、タリススコラーズさんのCDで、3曲が収められている。
ミゼレーレは、ラテン語で歌われる。歌詞は、もちろん、ウィキペディア(Wikipedia)で、英語版にも訳されて紹介されているが、正直、素人ではわかりづらい。
Psalm 51 (50) Miserere mei, Deus, Latin for "Have mercy on me, O God"

グレゴリオ・アレグリ(Gregorio Allegri)について、まずご紹介する。
ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると、1582年生まれのイタリアの作曲家である。
夥しいモテットがあるが、弦楽合奏のための作品を作曲した初期の1人であるとか、弦楽四重奏曲の初期の作曲者であるとも考えられている。
そのなかでも、システィーナ礼拝堂の聖歌隊のために書いた声楽作品は、パレストリーナ様式を受け継ぎながらも、パレストリーナの洗練された様式から、一切の装飾が排除されているとのこと。
アレグリは、カストラートだったと伝えられている。カストラートとは去勢された男性歌手のことである。

ミゼレーレとは、今でも、システィーナ礼拝堂の聖務週間で定期的に歌われているというもの。
ラテン語で、Miserere と表記される。
アレグリ作品で群を抜いて有名なのが「ミゼレーレ」で、合唱の一方は4声、もう一方は5声からなる二重合唱のために作曲されている。合唱団の片方が聖歌「ミゼレーレ」の原曲を歌うと、空間的に離れたもう一方が、 それに合わせて装飾音型で聖句の「解釈」を歌うというものだ。

で、ワタシが、この曲を知ったのは、モーツァルトが絡んでいる。
ずっと、ローマ教皇庁は、この曲の謎めいた霊気を保とうと望んで複写を禁じていた。システィーナ礼拝堂から持ち出されたのは、 1770年、当時14歳のモーツァルトが、父親に連れられてローマを訪れた際、これを2度聴いて記憶を元に記譜したのが最初と言われている。
この複製楽譜を、1771年に、音楽学者のチャールズ・バーニーさんが入手してイングランドで出版されたというのだ。
すげっ さすが、モーツァルト!
ワタシなんぞ、絶対音感もなく、モノフォニーでも、ついて行けてないのに〜

さて、タリススコラーズさんの演奏は、オックスフォードのマートン・カレッジ礼拝堂での録音で、すごく綺麗な残響があるので、 ついつい、ラテン語の意味もわからず、うっとりと聴いている。この歌われている空間が素晴らしい。
それに、詩篇51の歌詞を、5声と4声で、交互に繰り返して歌うのだ。拙いワタシのアタマのなかでも、定着率が高まり、高音域の音が、ずーっと響き渡って、ついつい、うっとり〜してしまう。

歌詞は、もちろん翻訳ツールを使って、日本語に置き換えて知ることはできるが、理解はできていない。
なぜ、秘曲なのかも・・・ ちょっとね。わかんないです。

タリススコラーズさんのアレグリのミゼレーレは、新旧あり、ワタシが所有しているCDは、1980年の旧録の輸入盤である。
日本語でも旧録と同じものが発売されているそうだし、また、94年のライブ盤の新録もある。
ちなみに、新録のCDジャケットは、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画が描かれている。
旧録のアレグリのミゼレーレは12分35秒、新録は13分40秒のクレジットになっている。

ガーディナー イングリッシュ・バロック・ソロイスツ 1989年
John Eliot Gardiner
English Baroque Soloists
モンテヴェルディ合唱団

ほぉ〜良いヤン

録音状態は極めて良い。ヴェネツァのサン・マルコ大聖堂でのライブ盤
大変荘厳で、華麗で〜 残響の豊かさと、そのスケールの大きさに圧倒される。
まだ勉強不足で、感想を述べられるほどの状態ではございません。(謝)
レーベル:アルヒーフ(Ar)
モンテヴェルディ 聖母マリアの夕べの祈り(全曲)
Monteverdi: Vespro Della beata Vergine

このCDは、1989年5月、ヴェネツァのサン・マルコ大聖堂でのライブ盤である。
クラシック音楽 名盤○選みたいなムック本などが発売されれば、必ずといっていいほど、そこに紹介されているような有名なCDである。ためしに、書棚から探し出した2007年発売の「クラシック不滅の名盤1000」というムック本を見てみると、 究極の名盤100、音楽史というコーナーに、しっかり載っていた。
あ〜 やっぱり。
ちなみに、この100のなかに音楽史は、デュファイの世俗音楽全集94曲、当盤、ヴィヴァルディの四季 イ・ムジチ、マンロウ指揮のゴシック期の音楽 たった4枚である。
はあ〜 そんな有名な盤だったのか。

ワタシのクラシック音楽の聴き方は、好きなモノは聴くが、その他は見向きもしない〜というもので、すごく偏っている。
室内楽に宗教音楽、声楽の分野は、ほとんど聴かない。
コレクターではないので、所有しているCDは、たかだかしれているが、最近、ミチョランマ(未聴)状態のCDを整理しようと思いたったものの、作曲家名のアルファベット順に並び始めると、どうしても「B」で止まる。
バッハにベートーヴェン、ブラームス、ベルリオーズに、ブルックナーで、これだけでイッパイなのだ。
それも、聴いていないCDが、ごろごろ出てきた。
特に、弦楽四重奏曲など、ベートーヴェンにバルトークなど、とても晦渋すぎて〜 こんなモノ、いったい誰が聴くのだろうと思う始末で、とほほ・・・。おてあげ!

そのミチョランマ状態のCDを見て、クラシック音楽が好きだと言っても、自分の聴き方が偏っていること、歴史的に、体系的に知らないことに、ようやく気づいた。
で、いろんな曲を聴こうかな〜という気持ちにはなったものの、ハテサテ、指南してもらう書籍がない。
今度は、書棚をゴソゴソ探して、学研から出ている「200CD 宗教音楽の名曲・名盤」を見つけ出し、ページをめくると、 「クラシック音楽の源流とは?」という、コラムから始まっていた。

どひゃん! あ〜 やっぱり。ゲンダイオンガクも苦手だが、今度はオンガクシ・・・ってやつである。これも苦手なのだ。
で、この本にも、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」は、しっかり載っていた。
それも、このガーディナー盤がである。
そんなわけで、ついに観念して、このCDを聴くことにしたのだが、すごく残響が綺麗で、綺麗な音楽が流れてくる。
壮大すぎるほど壮大で、教会の響きとは、かくも、これほど響くのかぁ〜と、とっても驚いてしまった。
ホント、すごく綺麗だ〜 綺麗だ〜
しかし、それ以外の言葉が、まったく出てこない。
やっぱり、さっぱりワカラナイのだ。う〜ん。ホントに唸ってしまった。やはり、それなりの知識が必要なのだ。
・・・ってわけで、今日は、このへんで・・・ 頑張って勉強します。スミマセン。
ワタシは、ここに感想を書けることを祈りたい気分でございます。


スコラーズ・バロック・アンサンブル 1993年
The Scholars Baroque Ensemble

う〜ん。どうだろ

録音状態は良い。小規模編成の小さな教会で、毎晩繰り返される晩課という感じで親しみはわく。でも、ガーディナー盤を聴いてしまうと、どうも・・・。
2枚組BOX
レーベル:NAXOS
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(全曲)
Monteverdi: Vespro Della beata Vergine

CDジャケットを見ると、ロンドン キルバーンにある聖アウグスティヌス教会で、収録されたものらしい。
スタジオにおける録音なのかと思ったのだが、まずまずの残響である。
スコラーズ盤は、パートを受け持っているのが1人なので、こぢんまりとした室内楽的な演奏で、しんみりと聴いてしまった。

さすがに、豪華で壮大な雰囲気のするガーディナーのサン・マルコ大聖堂での収録CDとは、比較にならないほどの小規模編成だ。最初に聴いたときは、さすがに。う〜ん 多少のがっかり感があり、規模の違い、響きの広がり具合が・・・
う〜ん。これは勝負にならないでしょうと思う。

まあ、スコラーズ・バロック・アンサンブル盤は、ガーディナー盤とは、まったく異なる意図で収録されていると思うし、荘厳なイメージというよりは、毎日繰り返される晩課(ばんか)というイメージを受ける。
これはこれで、趣きがある。
趣きはあるのだが・・・
しかし、う〜ん 正直申し上げて、モンテヴェルディは、偉大なる作曲家というイメージがあるし、やっぱり彼がお勤めしていたサン・マルコ大聖堂でのガーディナー盤を聴いてしまうと、とっても貧相な感じがする。
コーラス アカペラが主体といっても、伴奏の方も、どうもアンサンブルが怪しいし、ちょっと馴染めなかった。
古楽器を使っての演奏なんだろうな〜とは思うんだが。う〜ん。


ガブリエーリの饗宴 1968年
Antiphonal Music of Gabrieli

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は極めて良い。華麗なるブラスの音色で、ヴェネツィア楽派ガブリエーリの曲を演奏している。
金管って、ド迫力で咆吼するだけと思っていたが、結構、繊細なのね。
認識を改めなきゃ〜と思いました。とっても美音で、 ハーモニーの美しいこと。
カップリングは、下記のとおり。
レーベル:SC
「ガブリエーリの饗宴」

このCDは、ガブリエーリの饗宴というタイトルで、フィラデルフィア、クリーブランド、シカゴ響の金管のメンバーが一堂に会して、ルネッサンス時代の作曲家、ガブリエーリの曲をブラスで演奏したCDである。

1  第7旋法によるカンツォン第2番
2  第12旋法によるカンツォン
3  エコーによる12声部のためのカンツォン
4  第8旋法によるソナタ
5  ソナーレのためのカンツォーナ第27番
6  第4旋法によるカンツォン
7  12声部のためのカンツォン
8  ソナーレのためのカンツォーナ第28番
9  ピアノとフォルテのソナタ
10 第1旋法によるカンツォン
11 第7旋法によるカンツォン第1番
12 第9旋法によるカンツォン
13 ソナーレのためのカンツォーナ第2番
14〜16 ブランデンブルク協奏曲第2番 レヴァイン シカゴ交響楽団

バロックは、全く馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(Giovanni Gabrieli) 1545年頃に生まれたイタリアの作曲家・オルガニストで、当時最も影響力のあった音楽家であり、 ヴェネツィア楽派の頂点に立ってルネサンス音楽からバロック音楽への過渡期を代表する存在とあった。
彼は、ヴェネツィアの聖マルコ大寺院の首席オルガニストでもあり、聖マルコ大寺院の空間配置を利用して、左右両陣の互いに向き合うように聖歌隊席を配置してステレオ効果を得ていたらしい。
ほとんどのガブリエーリの作品は、合唱集団ないしは器楽集団が、まずは左手から聞こえ、それを右手の音楽家集団が追うというように、一種のアンティフォナ様式 つまり、合唱を2つに分け、交互に歌う方式を取り入れていたらしい。

なるほど、確かにねえ〜 CDで聞こえるのもそうですね。
CDのブックレットの写真を見ると、3つのオケの演奏者が、「コ」型にそれぞれ座って演奏されていたし、曲によってメンバーを替えて演奏されているようである。
で、バルリエーリの作品には「サクレ・シンフォニーエ」第1巻と第2巻があるらしく、そこからの作品をチョイスして演奏されているのだと思う。ちなみに、カンツォン、カンツォーナとは、歌曲のこと。ソナーレとは、ソナタのことである。

大変ふくよかで美しく、音色の鮮やかな華麗なブラスの演奏が楽しめる。オルガンと一緒に演奏されている曲もあるが、ブラスの響きがマッチしており、は〜っ 美しいっ。美しすぎる〜っと涙もの。
録音は、全く問題なく心配しなくても〜  21世紀の録音かと思うほど、とびっきり良い。


プレトリウス テルプシコーレ舞曲集 1985年
Praetorius: Terpsichore Dances
演奏:ニュー・ロンドン・コンソート New London Consort

ばっちグー!

録音状態は良い。いろんな楽器が次々を登場して、飽きさせないように工夫されている。まるで宮廷で生活している気分になる・・・。
さすがに、続けて聴くと、貧乏くさい現代人のワタシには、ちょっと飽きちゃうかもしれないが、資料的価値は大きいと思う。
レーベル:OL
プレトリウス テルプシコーレ舞曲集

ルネッサンス音楽やバロック音楽には、まったく馴染みのない世界なので、ウィキペディア(Wikipedia)やCDのブックレットを元に記述すると

ミヒャエル・プレトリウス(Michael Praetorius 1571年?〜1621年)は、ドイツの作曲家・音楽理論家です。
生まれは、今のフランクフルトとライプツィヒの間、クロツブルクに生まれ、フランクフルトのマリア教会オルガニストを務めた後、1604年からヴォルフェンビュッテル宮廷にてオルガニスト兼宮廷楽長に就任し、1613年〜16年まで、 ドレスデンのザクセン宮廷に仕えて、ヴェネツィア楽派の複合唱様式による最新のイタリア音楽を演奏したらしい。
ジョヴァンニ・ガブリエーリのような、ヴェネツィア楽派の作品を熟知していたおかげで、プレトリウスは、その後に教会 コンチェルト様式を発展させることができたとのこと。

で、このプレトリウスさんは、すごい人で、作曲した作品は1000曲以上あるらしいのだが、他の音楽家にも活用してもらいたいとの思いから出版しようと考えた。で、その出版物のひとつ、世俗曲や器楽曲のシリーズは、テレプシコーレ(1612) と名付けられた曲集である。
その表紙には「この曲集にはフランス人の舞踏教師が踊る様々な踊りの曲が含まれており、それらは王侯貴族の食卓や宴会を楽しませるために用いられものである」と述べられているとのこと。

舞曲集「テルプシコーレ Terpsichore」は、プレトリウスの現存する唯一の世俗音楽集で、3巻の論文集「音楽大全(シンタグマ・ムジクム Syntagma musicum」(1614-20年)は、同時代の演奏習慣や楽器について、詳細な説明と図解がなされ、音楽学・形態学研究や古楽演奏の分野にとって、重要な文献となっているとのことである。

だから、彼は、後生に名前が残っているのだろう〜。
しかし、ガブリエーリさんは、ヴェネツィア学派であり、ガブリエーリの影響があったわけでしょ。バロックの音楽の華っていえば、ヴェネツァ・・・それが、テレプシコーレの表紙には、フランス人の舞踏教師が・・・とあるわけで、う〜ん。 その点が、よくワカラナイのだ。
でも、都市ごとに、いや、宮廷や大きな聖堂ごとに、お抱え奏者たちがいたようなので、また、宮廷が作曲家や演奏者を招いていたのだろうと思う。それぞれ点だったものが、経済的な発展や交易、人の交流で、段々と広がりを持つ時代だったのかもしれない。

先日、「ガブリエーリの饗宴」というCDを聴いた際に、このテレプシコーレ舞曲集のことを知り、一度聴いてみようと思って買い求めたものである。
まあ確かに、気持ち良く聴けるBGMとして、サロン的なところでの舞曲として、それぞれが、約3分〜5分程度の楽曲で綴られており、また、それをいくつかに分けらており、雰囲気を異なったものにしている。
つまり飽きさせない工夫をしているようだ。

って言っても、そんなのんびり、優雅に暮らしている宮廷人と現代人では、時間の過ごし方が違うので〜 ワタシ的には、ある程度、いろんな楽器の音色が、入れ替わり立ち替わり聴けるので、楽しいのは楽しいと感じるが、正直言うと、 ずーっと、この調子では・・・ 飽きちゃいますね。

まあ、そんなことよりも〜 スペインの、イタリアの、フランスの、イギリスなどの宮廷では、今、こんなモノが流行してますよ〜的な、ファッション雑誌さながら、この時代の音楽流行雑誌みたいな舞曲集なのかもしれないなぁ〜と思います。
(もちろん、ワタシ的勝手な想像ですが・・・)
はやい話が、演奏用の楽器や楽譜は、演奏家にとっては、貴重な情報雑誌ですもん。
この舞曲集さえ持っていれば、あっちこっちの宮廷に招聘されても、自信をもって演奏に行けますよね。最近の流行は・・・ってな具合に、すまし顔で、あちこちの宮廷で演奏できるんだから〜 こりゃ売れますよ。アハハ〜 考えてるっ。


1  パッサメッツォ〜ガイヤルド  Passameze (Terpsichore, 286) / Gaillarde (Terpsichore, 287)
2  ブーレー  La Bouree (Terpsichore, 32)
3  燭台のブランル  Bransle de la torche (Terpsichore, 15)
4  ブランル・サンプル〜ブランル・ゲ〜ブランル・ドゥブル  
   Bransles simples / Bransles gays / Bransles doubles (Terpsichore, 4)
5  村のブランル  Bransles de villages (Terpsichore, 14)
6  フィルー  Philou (Terpsichore, 22)
7  魔法使いのバレエ〜王女のバレエ〜バレエ〜王女のバレエ
   Ballet des sorciers  (Terpsichore, 262) / Ballet des princesses  (Terpsichore, 277)
   Ballet  (Terpsichore, 278) / Ballet des princesses  (Terpsichore, 277)
8  バレエ〜パッカナールのバレエ〜水夫のバレエ〜鶏のバレエ
   Ballet (Terpsichore, 274) / Ballet des baccanales (Terpsichore, 278) /
   Ballet des matelotz (Terpsichore, 280) / Ballet des coqs (Terpsichore, 254)
9  燭台のブランル(ピケット編)  Bransle de la torche  (Terpsichore, 15)
10 スペインのパヴァーヌ〜スパニョレッタ  
   Pavane de Spaigne  (Terpsichore, 30) / Spagnoletta  (Terpsichore, 28)
11 コルネットのためのパッサメッツォ  Passameze pour les cornetz  (Terpsichore, 288)
12 クーラントM.M.ヴュストロウ〜クーラント〜戦争のクーラント
   Courante M.M. Wüstrow  (Terpsichore, 150) / Courante  (Terpsichore, 179) /
   Courrant de bataglia  (Terpsichore, 48)
13 サラバンド  La sarabande  (Terpsichore, 33)
14 太鼓のヴォルト〜ヴォルト〜ヴォルト〜ヴォルト
   Volte du tambour  (Terpsichore, 199) / Volte  (Terpsichore, 243) / Volte  (Terpsichore, 242) /
   Volte  (Terpsichore, 223)
15 ヴォルト〜ヴォルト〜ヴォルト〜ヴォルト
   Volte  (Terpsichore, 210) / Volte  (Terpsichore, 211) / Volte  (Terpsichore, 236) /
   Volte  (Terpsichore, 201)

アヴェ・マリア キャスリーン・バトル 1995年
Kathleen Battle

ばっちグー!

録音状態は良い。声の波長が収まりきらないのではないかというぐらい、伸びており、う〜ん、やっぱすごい。
人の声ほど、しみわたるもの、訴えるものはないな〜と改めて感じちゃいましたね。
カップリングは、下記のとおり。
レーベル:SC
アヴェ・マリア キャスリーン・バトル

先日、CD棚を整理していた時に、グノーの聖チェチーリアの荘厳ミサのCDを見つけて、たまたま手にとったのだが、聴いてみると、なんとも明るいミサ曲で、とっても癒やされた。
宗教曲は、日頃のおこないを反省し、悪行を(←特に、何かしでかした〜というわけではないが 笑)改悛し、慎みやかに、身を縮めて聴かないと・・・と思いがちで、どうも肩がこる。
しかし、グノーのこのミサは、とても優しく柔らかい曲で、とっても癒やされた。若い頃は、なんてヤワイ曲だ〜といって、見向きもしなかった曲が、最近は嬉しいのである。
あ〜 しみじみ〜心に体にしみわたるぅ〜と、感じるようになっている。どうやら〜 嗜好が変わってきたらしい。

で、声楽は、普段、めーったに聴かないのだが、そうそう〜 グノー繋がりで、キャスリーン・バトルさんのCDを聴いてみたのだ。バトルさんは、その昔、ニッカウィスキーのCMで、ヘンデルのオペラ「セルセ」(Serse, Xerxes)の第1幕第11場アリアである「オンブラ・マイ・フ」(Ombra mai fù)で、一躍日本でも有名になった方である。

グノーのアヴェ・マリアは、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻 前奏曲第1番の伴奏にして歌われる。
うっ やっぱ美しい。クラクラしそう。
また、カヴァレリア・ルスティカーナのアヴェ・マリアは、間奏曲に乗せて歌われる。これも、うっとり〜
バッハのカンタータなんぞ、めったに単独では聴かないだけに、こうやって抜粋してもらって、オムニバス盤(Various)で聴くのが、イチバン気軽に聴けて嬉しいです。

1  ヘンデル  「メサイア」 〜シオンの娘よ、おおいに喜べ〜
2  ヴォルフ  「メーリケ歌曲集」 〜眠れるみどり子イエス〜
3  モーツァルト 証聖者の盛儀晩課第5曲 〜すべての国々よ、主をたたえよ〜
4  ヘンデル  「ヨシュア」 〜ああ、ユバルの竪琴があれば〜
5  バッハ   カンタータ第21番 「わが心には憂い多かりき」第3曲 〜ため息、涙、悲しみ、苦しみ〜
6  バッハ   カンタータ第208番「楽しき狩りこそ、わが喜び」第9曲 〜良き羊飼いの見守るところ〜
7  マスカーニ 「カヴァレリア・ルスティカーナ」 〜アヴェ・マリア〜
8  ロッシーニ 「グローリア・ミサ」 〜われら主をほめん〜
9  伝J.S..バッハ(シュテルツェル)「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳第2巻」〜アリア「汝、わが許にあらば」
10 バッハ   カンタータ第68番「かくも神は世を愛したまえり」第2曲 〜信仰篤き わが心よ〜
11 フォーレ  レクイエム第4曲 〜ピエ・イエズス〜
12 伝承歌  わが主が磔にされし時、汝はそこにいませしか
13 バッハ   「クリスマス・オラトリオ」第39曲 〜わが救い主よ、汝の名は〜
14 グノー   アヴェ・マリア

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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