「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

◆ オムニバス盤 クロノス・クァルテット ◆


協奏曲や室内楽曲は、作曲家ごとのページでご紹介しているのですが、作曲家では、ちょっと整理しづらいCDがあります。主に、ソロで大活躍している演奏家たちのCDです。
で、このページでは、クロノス・クァルテットさんのCDをご紹介します。
クロノス・クァルテットさんは弦楽四重奏団ですが、ものすごぉ〜く、時代を超えて、ジャンルを超えて、地域を越えてクロスオーバー的に活躍されているユニットです。
現在進行形で、今を生きる作曲家への委嘱作品も多いし、ゲンダイオンガクを堅苦しく聴くのではなく、少しカジュアルさを得ながら、ひょいっと、ひとつまみ、楽しめるかなという感じで拝聴しています。

ここでは、発売された順番に並んでいるわけでもありませんし、完璧に買いそろえて所有しているわけでもなく〜 結構、いい加減で申し訳ありませんが、急に思い立ってコーナーを立ち上げたのと、CDの整理を兼ねているため、2016年6月18日現在工事中です。
また、作曲家のページで、別途、ご紹介している場合もあります。
CDの整理下手なもので、申し訳けありません。で、ここにはUPしているものの聴けてないCDがあります。
何卒、ご了承ください。 (^_^;)

現代の弦楽四重奏 1985年
クロノス・クァルテット 
Kronos Quartet
クロノス・クァルテットさんの「現代の弦楽四重奏」と、タイトルされたCDである。
1〜5   ピーター・スカルソープ 弦楽四重奏曲第8番 Peter Sculthorpe 
6      アウリス・サッリネン 弦楽四重奏曲第3番 「ペルトニエミ・ヒントリクの葬送行進曲の諸相」 Aulis Sallinen
7〜10   フィリップ・グラス 「カンパニー」 Philip Glass
11〜13 コンロン・ナンカロウ 弦楽四重奏曲  Conlon Nancarrow
14         ジミ・ヘンドリックス (スティーヴ・リフキン編曲) 紫のけむり Jimi Hendrix
CDジャケットを見る限り、ちょっと、クラシック音楽のCDとは思えないでしょ。
クラシックの弦楽四重奏団とは、ちょっとチグハグな、場所と服装で・・・ ん? スーツや燕尾服じゃないの?
え、サングラスして写真撮ります?って感じなのだが、これが斬新なのだろう。(笑)
 
スカルスソープさんは、オーストラリア タスマニア出身の作曲家で、弦楽四重奏曲を全15曲作曲しておられる。
この8番は、5楽章に区分されているが、全部でも13分程度の曲である。
弦を掻き鳴らし、短く、バチバチバチ・・・と、バチで叩くような音もある。
サッリネンさんは、フィンランドの作曲家である。8曲も交響曲を書かれているが、サブタイトルのとおり暗い。
グラスさんは、アメリカの作曲家で、ミニマル・ミュージックとも称されるが、交響曲が8曲あるし、映画音楽もある。
このカンパニーという曲は、7分程度の曲だ。ライナーノーツによると、83年に、舞台上演の付随音楽を抜粋したものらしい。
ナンカロウさんは、アメリカの作曲家だが、メキシコに亡命された方だそうだ。この弦楽四重奏曲は、3楽章に区分されているが、全部でも12分程度の曲である。自動演奏のピアノのための作品があるらしい。
ジミ・ヘンドリックスさんは、ロックの演奏家だ。エレキの持ち方や、演奏の仕方が一風変わっていることで有名。
この弦楽四重奏曲は、編曲版だ。

弦楽四重奏曲って、ベートーヴェン以降、ロマン派時代の作品は少なく、ドビュッシー、ラヴェル、バルトーク、ショスタコ、で、ゲンダイオンガクに飛んでくる。でも、今の音楽は、どーにも、風変わりで取っつきづらい。
何回聴いたって、う〜ん 唸ってしまって、どうもわかりっこないや。という感じ。
ここに収録された曲は、短い作品集なので、まだ、耐えうるが、音楽って、メロディーとリズムとハーモニーの3つの要素で成り立っていると思っていたのだが、どう聞けば良いのか、未だ、とほほ〜状態。

感覚にも、カラダにも脳にも、こういうものなのだ〜っと、なかなか定着しない。CD棚にお蔵入り状態だった。
ジミヘンさんの曲は有名だが、本題のゲンダイオンガクの範疇に入る弦楽四重奏曲は、どうも苦手。
暗いのは嫌だ〜と、まるで、コドモのような感想しか出てこない。
明るい雰囲気が感じられたら良いが、どーも暗くって苦手。という、とっても素朴で単純な、コドモ的な感想しか言えずに、拒否状態で、買った当時より、全く成長できていません。
マーラーが、やがて、私の時代が来ると言ったように、ワタシにも、ゲンダイオンガクに慣れ親しめる時が来るのだろうか。

カデンツァ・オン・ザ・ナイト・プレイン 1984年
クロノス・クァルテット
Cadenza on the Night Plain 
Kronos Quartet
ここでご紹介するCDは、テリー・ライリーさんの作品を、クロノス・クァルテットが演奏しているものである。
「Cadenza on the Night Plain」 〜カデンツァ・オン・ザ・ナイト・プレイン〜 と、タイトルされている。
1 Sunrise Of The Planetary DreamCollector
2 G Song
3 Mythic Birds Waltz
4 Cadenza On The Night Plain

このCDは、テリー・ライリーのコーナーで掲載しています。
冬は厳しく 〜弦楽四重奏の諸相U〜 1988年
Winter Was Hard
Kronos Quartet
冬は厳しく  〜弦楽四重奏の諸相 II 〜

1 アウリス・サリネン 冬は厳しく Winter Was Hard (クロノス・クァルテット編)
2 テリー・ライリー 狼男、月下に乱舞 Half-Wolf Dances Mad in Moonlight
3 アルヴォ・ペルト フラトレス Fratres
4 アントン・ウェーベルン 6つのバガテル Six Bagatelles
5 ジョン・ゾーン 狂った果実 Forbidden Fruit クリスチャン・マークレイ、太田裕美
6 ジョン・ルーリー ベラ・バイ・バーライト Bella by Barlight
7 アストル・ピアソラ タンゴのための4人 Four, for Tango
8 アルフレート・シュニトケ 弦楽四重奏曲第3番
9 サミュエル・バーバー アダージョ Adagio
10 トラディショナル ドアは半開き A Door Is Ajar (クロノス・クァルテット編)

ペルトのコーナーでご紹介しています。
ピアソラ ファイヴ・タンゴ・センセーションズ 1990年
クロノス・カルテット
Astor Piazzolla
Five Tango Sensations
Kronos Quartet

ばっちグー!
録音状態は良い。ピアソラご本人と、クロノス・カルテットが協演した題されたCDである。
このCDは、 ピアソラのコーナーでご紹介しています。
ブラック・エンジェルズ 1990年
クロノス・クァルテット
Black Angel 
Kronos Quartet
このCDは、ブラック・エンジェルズ Black Angel と題されたCDで、いろんな作曲家のゲンダイオンガクが詰まっている。
あまりボリュームをあげて聴くと、冒頭、いきなり、ひっくり返りそうな、鳥肌モノのキーンっと、えげつない音が出てくるので、ボリュームをさげて、そろっと聴いた方が良いと思う。

1〜3 ジョージ・クラム ブラック・エンジェルズ〜暗黒界からの13のメッセージ
4 トマス・タリス 汝のほかにわれ望みなし(編曲H・ダット等)
5 イシュットヴァーン・マルタ 運命、嘆息
6 チャールズ・アイヴィス ゼイ・アー・ゼア!新しい自由な世界のための戦い(編曲J・ガイスト)
7〜11 ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第8番(作品110)

1 クラムさんのブラック・エンジェル〜暗黒界からの13のメッセージ〜
「らどぉ〜 そどぉ〜っと」いう音が、超、弦のかしげた音で奏でられている。
奏でるという言葉より、ひっかく、キーッっとツメを立てて、とっても軋んだ音で、ぎぇーっ!髪の毛が怒髪天状態になって、鳥肌が立ってしまった。キモイっ。
やだっ こんな弦楽四重奏曲なんぞ、聴きたくないよぉ〜と、半泣きに。
トーンクラスターっていうか、全部音を、バーンっと弾いちゃうわけではないのだが、一番気持ち悪い弦の音が全開だ。
即興的なのか、銅鑼がシャーンとなる場面が出てきたり、ぎぃーっ ひぃーっ きゅ〜ん という音が目白押し。
目の前で何が繰り広げられているのか、いきなりパンチを食らってしまった。

騒音芸術? 軋んだ音、跳ねる音、いやな感じの無音の空間、その内に楽器の胴部分と叩く音が聞こえたり、何を言っているのかワカラナイ人の声が聞こえる・・・。
はあぁ〜。ため息をついちゃう。ちょっとスキップしたい楽曲です。
CDのブックレットによると・・・ ヴェトナム戦争に触発されたおそらく唯一の四重奏曲だそうである。
いや〜ん、ホラー映画のBGM集みたいなもんやん。
で、これが3楽章もある。出発、不在、帰還・・・と分かれている。その1曲目が「電気昆虫の夜」「骨と笛の音」なーんていうタイトルになっているのだ。ひーっ、あまりに強烈でインパクトある言葉と曲で〜
もう、どうか、ご勘弁を・・・。(謝)

2 スペム・イン・アリウム 40声部のモテット(トマス・タリス クロノス・クァルテット編曲)
トマス・タリスのモテット「汝のほかにわれ望みなし」を、弦楽四重奏曲に編曲したものだ。
1曲目の、きゆ〜ん というツメをひっかくような楽曲から、うってかわって、静謐で穏やかな旋律に変わる。

3 イシュットヴァン・マルタ 運命、嘆息
子供が泣きながら、何かを訴えているような声が入ってくる。ちょっと聴いてられない。

4 チャールズ・アイヴズ ゼイ・アー・ゼアー! 新しい自由な世界のための戦い
これも歌が入っており、古いレコードを聴いている感じだ。
声自体は、明るい英語で歌われた歌声だが、雑音をワザといれて、古めかしくアレンジしているようだ。
途中、米国国歌?ぶちっという、レコード針の音入りである。えっ ホンモノ?

5 ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第8番については、他の弦楽四重奏団の演奏CDも所有しているので、別途、室内楽曲のコーナーにおいて記載する予定です。(謝)
アーリー・ミュージック 1993年〜97年
クロノス・クァルテット 
Early Music  Kronos Quartet

ばっちグー!

アーリー・ミュージック Early Music と題されたCDで、中世の音楽と、今の音楽とが、並べられており、それが雑然としているようで、そうでもないところが面白く、時代と場所を自在に行き来できる。この企画に拍手でしょう。
このCDは、クロノス・クァルテットさんの中世・ルネッサンス期の音楽と、ゲンダイオンガクのサンドウィッチのようなCDである。
ギョームド・マショーの音楽に、ペルト、ジョン・ケージ、シュニトケなんかが挟まっているというか、一緒に並べてあるなんて、画期的すぎるやん。と、とっても驚いたモノである。

もちろん、クロノス・クァルテットさんは弦楽四重奏団なので、弦楽四重奏曲に編曲しているのだが、これが、面白いというか、興味深い。
民俗音楽のようにも聞こえるし、斬新だし、短い曲がパッキングされているので飽きない。あまり、長々と同じ雰囲気の曲を続けられてしまうと、どうも辟易しちゃい気味になるのだが、気分の変え方が、絶妙。
どう聞けばよいのか、途方にくれそうな古い雰囲気の音楽だ。マショーなんて、まったく聴く機会がないのに・・・
これを聴くと、アハハ〜 えへへ〜っと、へぇ〜と思う。
何世紀の音楽なんだ!と、驚くが、マショーは、1300年頃の生まれの方なんで、14〜15世紀なんでしょうねえ。

この前、マショーのノートルダム・ミサを聴いたのだが、市場の雰囲気がするような賑々しさがあり、活気があった。
もちろん、市場じゃなくって、教会の入り口を想定して、その時代に生きる人々の暮らしを描いたような構成だったのだが、そっから、一気にペルトの楽曲じゃん。
20世紀後半の楽曲でしょ。ハハハ〜 いっきに、何世紀飛ぶの? パリに北欧、で、ギリシャ?
これは、時空間トラベルで、タイムマシン的なCDである。
ひとことで言うと面白い〜のだが、オンガクの原点のような、興味深く、刺激を受けるCDである。
もう、クロノス・クァルテットさん サイコウ!

1 ギョームド・マショー キリエ I
2 クリストファー・タイ ラファエルの嘆き
3 デイヴィッド・ラム ランダンス・エフター・ビファンズ・マッツ
4 ジョン・ダウランド 古風なラクリメ
5 アルヴォ・ペルト 詩篇
6 ハリー・パーチ 古代ギリシャ音階による2つの練習曲
7 ジャック・ボディ ロング・ゲー
8 ジョン・ケージ トーテム・アンセスター
9 ギョームド・マショー キリエ II
10 Trad. プルドマーシェ・フラ・オスタ
11 カッシア 背教の暴君を主の手先として
12 ヘンリー・パーセル シンクロニティ第2番
13 ジョン・ケージ クォドリベット
14 ペロタン 地上のすべての国々は
15 ギョームド・マショー キリエ III
16 ヘンリー・パーセル 4声のファンタジア第2番
17 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン オー・ヴィルトゥス・サピエンティエ
18 Trad. ウレグ=ケーム
19 クリストファー・タイ さらばわが愛しき人よ、永遠に
20 アルフレート・シュニトケ あらゆる歌詞に悲しみが満ちている歌曲選集
21 トーリング・オブ・ザ・ネル 鐘 
ショート・ストーリーズ 1993年
Short Stories
Kronos Quartet

なんだか、多彩な楽曲が詰まってて、1曲目のデジタルは、エリオット・シャープさんの、テンツクテンテン・・・っと、小さな打楽器を打ち鳴らし続けるというミニマムな曲だ。
途中でリズムは変わるし、ズレていくが、基本的には、タタタタタタ・・・である。
だからなに?
1 ディジタル Elliott Sharp: Digital (1986年)
2 スプーンフル Willie Dixon: Spoonful (1960年)
3 スペクトル John Oswald: Spectre (1990年)
4 キャット・オー・ナイン・テイルズ John Zorn: Cat O' Nine Tails 
  (Tex Avery Directs The Marquis De Sade) (1988年)
5 クァルテット・ユーフォメトリック Henry Cowell: Quartet Euphometric (1916〜19年)
6 フィジカル・プロパティ Steven Mackey: Physical Property (1992年)
7 独白 Scott Johnson: Soliloquy From How It Happens (The Voice Of I.F. Stone) (1991年)
8 弦楽四重奏曲第2番 Sofia Gubaidulina: Quartet No. 2 (1987年)
9 私の番です、ああ神よ Pandit Pran Nath: Aba Kee Tayk Hamaree (It Is My Turn, Oh Lord) (1992年)

スプーンフルは、どこかジャズっぽい。ふぁふぁふぁ ふぁっれぇ〜 れどぉ〜っと、軋んだ音がする。
スペクトルは、弱音すぎて〜 聞こえないやん。というほどの弱々しい弦のフレーズが、もそもそ〜。
動いているのか、動いてないのか、わからないというか、アナタの聴覚の感度確かめますって感じの曲である。
なんじゃこりゃ。と、怒りが増してくる頃に、同じように音量が増してくるという、なんとも、腹の立つ曲で、聞こえてくるのは細かい波動の騒音だ。で、はあ〜ん なんだぁ。と思う頃に、音量が減ってくるというもの。アハハ〜
こりゃ、やっぱ幽霊でしょうが、キンキンするような金属片の嵐という雰囲気もする。

キャット・オー・ナイン・テイルズは、このCDに詰まった曲のなかでは、幾分、クラシカルな感じがする。
ああ〜 ちゃんと弦楽器の音がする。スケールを奏でるところもあるし、ちゃんと音が鳴っている。(って、刺激的だけど)
現代版、弦楽器でのトムとジェリーなの? なんだか、アニメの世界が広がっている雰囲気もするし、猫が爪を立てているような、きぃぃ〜っという、耳の痒くなるような楽曲である。

5曲めのクァルテット・ユーフォメトリックは、各楽器の旋律はバラバラで、拍感覚が違うので、う〜ん幽霊っぽい曲。
6曲目のフィジカル・パロディは、どう弦を扱っているのか、げろげろげろ〜って弾かれていく。民俗音楽のように聞こえるが、きゅーん という弦の急降下が行われたり、パン パンっと、掻き鳴らしたり、カシカシ・・・している。
フォークダンスのようなフレーズも聞こえてくるが、基本的には、きゅ〜ん! エレキギターが使われているのだそうだが、ワタシ的には、面白いような、面白くないような、14分半の楽曲だ。

7曲目の独白は、“How It Happens”という、詩の朗読のバックに、弦楽四重奏団が演奏するというスタイルだ。
で、このヒトリゴトは、英語で、短い単語、言葉を繰り返すので、う〜ん ある意味、ミニマムって雰囲気を持ち始める。
まあ、人の声が入ってくるだけ、暖かみを感じるって感じだろうか。
8曲目は、ソフィア・グバイドゥーリナ(Sofia Gubaidulina)さんの、弦楽四重奏曲第2番である。
蚊が飛んでいるのか、耳元で、ぷわぁわぁぁ〜ん ふわっ ぷわっ ふぁふぁふぁぁ〜ぁ〜 ひぁぇぁぇ〜って続いてく。
あのねえ、痒くなりそうなんだけど。
ああ、日本の夏の風物詩っ 金鳥 蚊取り線香を登場させなければって感じに思ってしまうほど、本能的に、なんとも言えない不快感が出てきて、団扇や手で、とりあえず、耳から離したい。追い払いたくなってしまう音が出てくる。
これは、神経逆撫でされているかのようで、う〜っ 変になりそう。
イライラが募って、神経に障るだけ障っておいて、しばらくすると静寂が訪れ、ハイ、瞑想の世界に入れそう〜という感じになっている。

9曲目の曲は、こりゃ〜 インドで瞑想でっか。ああ、ついにお経を唱えるまでになってしまったのね。
なんとも、ぶっとびの世界が広がって行く。 おじちゃんの、けったいな気怠い声を、ずーっと聞き続けると、ついていけないなあ〜と、疲れてしまう。段々と、ここが日本ではなくなってしまうし、アカン アカン 現実に戻らないと〜。もっとも、言語はわからないし、瞑想できるような楽曲の雰囲気ではないので、もうつきあいきれないや〜っという感じで終わる。苦笑気味の約11分の楽曲である。
まあ、いつ聴いても、個性的な詩篇で綴られた楽曲が詰まっている。
さすがにクロノス・クァルテットの音楽世界は広いねえ〜 恐がりのくせに、多少おもしろがって、異質な世界の扉を開けてみたくなる。垣間見ては、逃げて帰ってきちゃうんですけどね。
クロノス キャラバン 2000年
クロノス・クァルテット
Kronos Caravan 
Kronos Quartet

いかすぜっ

このCDは、特に、クロノス・クァルテットさんの熱心なリスナーというわけではなく、なんとなく〜 ジャケ買いをしたものである。民族音楽っぽいのが聴きたいと、おほほ〜可愛いジャケだと短絡的に買ったものだけど、気に入っている。
なんとなく、現代っぽいが、スパイスは、世界の彼方此方のフレーズという感じだ。
気に入っているのだが、お粗末なことに、輸入盤を買ったため解説が日本語ではなく〜 そのまま、雰囲気だけで聴いている。もちろんお気に入りなので、ここに登場しているというワケだが・・・。

1 パンノニア・バウンドレス Pannonia Boundless
2 若者の歌 Cancao Verdes Anos
3 トゥナイト・イズ・ザ・ナイト Aaj Ki Raat (Tonight Is the Night)
4 少女の死 La Muerte Chiquita
5 トゥルケアスカ Turceasca
6 暗い日曜日 Szomoru Vasarnap (Gloomy Sunday)
7 ディアブロ山の葬列 Cortejo Funebre en el Monte Diablo
8 レスポンソ Responso
9 ロマンス第1番 Romance No. 1
10 千頭の馬のギャロップ Gallop of a Thousand Horses
11 エクスタシー Ecstasy
12 ミザール・ツイスト Misirlou Twist

クロノス・クァルテットといお名前は、ジミー・ヘンドリックスさんの「紫のけむり」をアレンジし、CDを出しておられたことで拝見した。今も、クロスオーバー的に演奏を繰り広げられているようで、メンバーも交代されているが、今も、なかなに楽しい演奏をされているのは聞き及んでいる。
このような民族風アレンジ曲だけでなく、 もちろん、グレツキとかライヒを演奏した、ミニマルな曲を集めたCDもある。
委嘱作品も多い。クラッシックに偏らず、ずーっと現在進行形で、今に、溶け込んでいるので親近感を感じる。

このCDにも、車のCFに使ってみたら〜というような音楽もあるし、環境音楽っぽく聴けるものもある。
ヴィラ=ロボスのような、アマゾンの奥地のような音楽ではなく、もっと乾いた大地が広がっている。
このCDを聴くと、世界各地のロマ音楽が聴ける〜ってわけである。なにせ、インドを発祥地として全世界へ広がったロマをルーツとした20世紀の作品集・・・っていう触れ込みなのだ。
ロマの音楽が、インドが発祥地なのかどうかは専門家ではないので、わからないが〜 雰囲気だけでも触れるのは楽しい。
コダーイのガランタ舞曲や、ヤナーチェクとか、東欧系の音楽も好きだが、そればっかりを聴いているわけでもない。
アルゼンチンのタンゴなんぞ、さーっぱり。あの慌ただしい楽器についてどこか行けない。そりゃたまには聴くが〜。
インドもねえ〜 怪しげな映画3分も見たら、頭が溶けるようで飽きるし、拒否反応が強い。
しかし、演奏が、普段聴いている弦楽四重奏だと、なーんか馴染むのである。

ヴァイオリンをはじめとした弦楽だけの音って、やっぱ安定しているというか、心の底にたまるというか、落ち着いた音が、すーっと沈んでいく。
ここでは、全く違った人肌の温かい、広がり感があって、大地における我々〜っていう感じのする、なんか言葉で表すには難しいが、世界観を感じるというか、存在の側面を感じることができて、とても嬉しかった1枚である。
曲の並びも嬉しい。工夫が感じられて退屈しません。どこがどうって、なかなか感想を書くことはできないのだが、CD1枚を聴いている間、バラエティーに富んでいて、充実感がある。
クラシックをお聴きの皆さんも、各人それぞれ、ご自分のサイドメニューを、きっとをお持ちだと思うんです。
サイドメニューって言っちゃ〜 もちろん怒られますが〜 大事な大事なサイドメニューだ。
ハイ、ワタシにとって貴重な1枚です。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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