「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」


◆ オムニバス盤 現代音楽っぽい曲 その1 ◆


このページでは、「オムニバス盤 現代音楽っぽい曲」と称して、CD棚の片隅に転がっていた、雑多なCDをご紹介していきたいと思います。
現代音楽という定義は、ワタシのなかで、ちょっと曖昧なままなので、積極的には使いたくないのですが、ごく最近の曲って感じの程度で、なにとぞ、ご理解ください。
また、クラシック音楽と他のジャンル境界線は、あまり設けずにおこうと思っています。
そのため、ゲンダイオンガクや映画音楽も、たま〜には聴くので、ここに含めていくかもしれません。また、作曲家ごとにカテゴリーを設けられないCDも、ここに掲載したいと思っています。
ほとんど忘れられていたもの、聞き込んでいない曲のCDばっかりになってしまいますが〜 どうかお許しを〜♪
あっ 掲載は順不同です。よろしくお願いします。
オムニバス盤は、このページの他にもコーナーを設けています。

シャイー コンセルトヘボウ 1986年〜1992年
Riccardo Chailly
Royal Concertgebouw Orchestra
(Amsterdam Concertgebouw Orchestra)

いかすぜっ

録音状態は良い。シャイーさんのゲンダイオンガクを集めたオムニバス盤というよりは、サンプラーのようなCDである。
カップリング:
1  マーラー 交響曲第6番 イ短調「悲劇的」第3楽章
2  ウェーベルン 夏風の中で
3  シェーンベルク 管弦楽のための5つの小品 第3曲「色彩」(湖畔の夏の朝)
4  シェーンベルク 管弦楽のための5つの小品 第4曲「急転換」
5  モソロフ 鉄工場
6  ショスタコーヴィチ タヒチ・トロット(二人でお茶を)
7  ラヴェル ボレロ
8  メシアン トゥーランガリラ交響曲 第5楽章 星たちの血の喜悦
9  ベリオ シンフォニア 第3部
10 シュニトケ 合奏協奏曲第3番第1楽章

シャイーさんが、天下の名器、コンセルトヘボウと入れたゲンダイオンガクの数々である。
9番目のベリオのシンフォニアは、マーラーの復活の引用が、はっきりとわかる楽曲で、これには苦笑い。
すげっ へえ〜と驚きつつ、このCDを聴いて興味をそそられた。
まあ、5楽章あるうちの、たった3楽章だけの収録だが、これで充分かも・・・。いやいや、せっかくなので、もちろん、全曲聴いて欲しいのですけど、ここだけ抜粋されてても、文句ないほど、意外性を持って楽しめます。
なかなか、親しみづらいゲンダイオンガクを、こうしてピックアップして、最後まで聴かせようというチャレンジ精神は、もちろん嬉しいものです。
現代音楽のなかでも、聴きやすい楽曲を並べてあり、入門編には最適だと思う。
  冨田 勲 1973年〜74年
Isao Tomita

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は良い。いや〜 これを1人で創り上げたっていうことが、信じられないぐらいで、奇蹟的だと思う。改めて拝聴して、のけぞるぐらいに素晴らしい。驚きっ。
カップリングは、下記のとおり。
ドビュッシー 冨田 勲
1  子供の領分 第4曲 〜雪は踊っている〜
2  夢
3  版画 第3曲 〜雨の庭〜
4  ベルガマスク 組曲 第3曲 〜月の光〜
5  アラベスク 第1番
6  前奏曲集 第1巻 第10曲 〜沈める寺院〜
7  ベルガマスク 組曲 第4曲 〜パスピエ〜
8  前奏曲集 第1巻 第8曲 〜亜麻色の髪の乙女〜
9  子供の領分 第6曲 〜ゴリウォーグのケークウォーク〜
10 前奏曲集 第1巻 第6曲 〜雪の上の足跡〜

冨田勲さんは、1932年生まれの方で、もちろん有名なシンセサイザー奏者であり作曲家である。
ワタシ的には一番懐かしくて、いつ聴いても目頭が熱くなっちゃうのが〜 なぜか、NHK「新日本紀行」のテーマ音楽だったり、「きょうの料理」だったりする。NHKの大河ドラマのテーマ音楽も書いておられる。
ここで、ご紹介するのは、デビューアルバム、ドビュッシーの「月の光」
なんでも、1974年に制作されたが、まったく日本では相手にされず、アメリカRCAで発売したら、米ビルボード・クラシカル・チャートの第1位となったという。
もちろん、この時は、まだLPだったとのことだが〜昔は、タンスのような巨大な形のシンセで、すごい高価だったらしい。
冨田さんの作品は、リアルでは知らなくて〜 ワタシの所有しているこのCDは、91年発売だが〜 今聴いても、とっても新鮮で、驚くほど楽しい。

月の光や、沈める寺院では、宇宙遊泳しているかのようでもあり、アラベスク第1番なんぞ、口で歌って自分の声をエフェクトしてるでしょっ。というシーンもあるし、クチパク風の音や、口笛のような音が聞こえてくる。
う〜ん どんな風に加工して、音を重ねているのか〜 その当時は、当然アナログの世界だったため、とても苦労されたんだと思うが、その苦労は、ちょっと想像つかない。
でも、やっぱ楽しい。 ゴリウオッグのケークウオークも、ケッサクっ! 思わず笑い転げてしまった。
まあ、これだけ笑い転げるまでに作品として仕上げるには、メチャクチャ時間がかかってると思われ〜
笑い転げてスミマセンっ。と、ナミダメになって、お詫びしなければならないのだが、ホントに楽しい1枚である。
ドビュッシーのピアノ曲を聴いた後、このCDも聴くと、2倍、いや無限大に近く、不思議空間のなかで、楽しめるように思います。

冨田 勲 1975年
Isao Tomita

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態はとても良い。いや〜展覧会の絵を、1人でやり遂げちゃうのって、すごい。アハハ〜 聴いてて、のけぞるぐらいに楽しかった。
カップリングは、下記のとおり。
冨田さんの月の光に続く、2枚目のアルバムで、メチャ楽しい。
文字通り、シンセサイザーの先駆けで、これが75年の作品とは、すごすぎ。
ものすごい時間を費やし、創造力を結集して、オチャメに音を重ねて創られた演奏だと思う。

インデックスは次のとおり。
1  プロムナード こびと
2  プロムナード 古城
3  プロムナード チュイルリーの庭
4  ビドロ
5  プロムナード 卵のからをつけたひなの踊り
6  サミュエル・ゴールデンベルクとシュミュイレ
7  リモージュの市場
8  カタコンブ
9  死せる言葉による死者への話しかけ
10 バーバ・ヤーガの小屋
11 キエフの大門

古城では、人の声をエフェクトして、クチパクしたような音が出てくるので、驚くやら、楽しくて、笑えちゃう。
ホントに楽しませていただいた。
もごもごっ。とお経をあげているかのような声で、アハハ〜。
合唱のようなプロムナードのあと、そぉ〜み そぉ〜み そっらそ ふぁみれど・・・という部分の電子音のプチプチ ポワンポワンとした音が、面白い。
ビドロは、またまた、人の声が登場してくる。
「みぃ〜 そふぁみふぁみらしど しぃ〜ら れぇ〜ら れ〜らら み〜れ〜 どみしぃ〜 らぁ〜そふぁみ」というフレーズのバックで、またまた、人の声が登場してくる。
頬を膨らましたり、凹ましたりして、もぉわぁ〜と、ハミングしているのが面白い。
ここに、不協和音の電子音が被さってきたりする。ごごぉ〜っという低音の響きも、意表をつかれる。

最高に面白いのは、5 卵のからをつけたひなの踊り。
歪んだ音のあと、オチャラケで、鳥の声に、猫の声を模した音に、パカパカパカ・・・ アハハ。もう既にナミダメになって笑い転げてしまう。チュンチュン チュンチュン ニャンニャン・・・ にゃーっごぉ。
また、この音が、すごい空間に移動していく。この奥行きの広がり方が、すごーっ。これこそシンセの世界だ。
これが、1975年の作品って。うっそぉ〜 ありえないっ。(と、絶句してしまった。すごすぎっ。アハハ)
これ以上書いちゃうと、楽しみが半減しちゃうので、あとは、お聴きくださいませ。

何度聞いても、笑える。これは、アイディア、企画の楽しさ満載です。
猫のなきごえをもじった楽曲づくりなんて・・・
発想の豊かさ、意外性、愉悦性、先駆的な音づくりに、盛大に拍手しちゃう。
冨田 勲 1976年
Isao Tomita

こりゃ良いわ〜拍手

録音状態は良い。「Planets」とタイトルされたシンセサイザーの演奏である。
ホルストの惑星を、そのままシンセにしたのではなく、独自にストーリー仕立てで演奏したもので、これほどリアルに〜作れるものなのかと驚かされる。
シンセの日本人の第一人者であり。当時、すごくよく聴かれたCDである。
収録されている曲は次のとおり。
1 組曲「惑星」火星
2 組曲「惑星」 金星
3 組曲「惑星」 水星
4 組曲「惑星」 木星〜土星
5 組曲「惑星」 天王星〜海王星

冨田さんっていえば、泣く子も黙るシンセの第一人者である。
もちろんクラシックの惑星も大好きだったけれど〜 ハイ、このCDも良かったですね。楽しんで聴いてたCDである。
(この曲は、LP時代から発売されている)
ホルストの惑星と同様に、火星から始まっているのだが、全く同じというワケではなく、地球から発射っというシーンから始まってて、発射前の無線交信のシーンも入っているのだ。
もちろんシンセで演奏されたモノです。
(えっ 人の声じゃん〜って思うほど、とてもリアルに、精巧に作られている。)

まあ〜 ド迫力で、リアルだし、このストーリー仕立てが、なんとも楽しくって〜っ よくできてるぅ。
とってもノリノリで、これが70年代後半とは、とても、とても思えないほど。
で、なんでも、この曲は、自分で演奏して、重ねて重ねて製作されているそうである。当時 今のようにお手軽には作られなかったらしい。なんたって70年代後半なのだ。 だから、アナログ的に、すごく手間暇のかかった演奏なんだそうである。(涙ぐましい根気のいる製作過程、裏話があるのだそうだ。)

さて、 最近、「小惑星イトカワと小惑星探査機はやぶさ」という曲を追加して、新しく製作された惑星(プラネッツ)が発売されている。
ワタシは、まだ未聴なのだが、結構話題になっているし〜 是非、買い求めて聴きたいものだ〜と思っている。
新しい盤も大切だが、この盤も、70年代の代表作として、次世代に伝わっていってほしい1枚である。
なお、ワタシが所有しているのは。USA盤(605180-2RG)である。
フィリップ・ジョンズ・ブラス・アンサンブル 1985年
Philip Jones Brass Ensemble

ばっちグー!

録音状態は良い。全く古さを感じさせないし、軽快で、明るい。
指揮:エルガー・ハワース ワタシが所有しているのは、16曲が収録されているが、現在発売されているのは、タンホイザー、ワシントン・ポスト、星条旗よ永遠なれ  この3曲が追加されて19曲になっている。
旧友/ 世界のベスト・マーチ16 とタイトルされたCDである。

1 ヴェルディ アイーダ 凱旋行進曲
2 ルイ・ガンヌ ロレーヌ行進曲
3 ブランケット サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
4 C・タイケ 旧友
5 民謡 ジョージアを越えて
6 團伊久麿 祝典行進曲
7 ケネス・J・アルフォード ボギー大佐
8 エリック・コーツ ダム・バスターズ
9  ユリウス・フチーク 剣士の入場
10 J・F・ワーグナー 双頭の鷲の旗の下に
11 民謡 リリーバレロ
12 J・シュトラウスT ラデツキー行進曲
13 エルガー 行進曲「威風堂々」 第1番
14 メンデルスゾーン 結婚行進曲
15 シューベルト 軍隊行進曲
16 G・マイアベーア 戴冠式行進曲


吹奏楽の専門家は、どう評価されるのかはワカラナイが、厳つい行進曲ではない。
気軽に楽しめる1枚で、演奏会で聴いているように、軽妙な演奏かもしれない。
その昔、ヴェルディのアイーダや、エルガーの威風堂々、ラデツキーは、学校で教えてもらったように思うが、ほとんど、このCDで聴いて喜んでいたように思う。

クラシック音楽の聴き始めは、オムニバス盤とか、手軽に聴ける、親しみやすい楽曲が良かったのだ。
いきなり、ベートーヴェンの交響曲全集なんか、高価すぎるし、硬すぎて〜 歯が立たない。
今なら、ネットで気軽に聴けるという手段があるが、ワタシの子供の頃は、TVかラジオ、また、お小遣いをはたいてCDを買うのが一般的だったのだ。
だから、今でもCD1枚1枚に愛着がある。
まあ、だから、こうやって、このサイトにもUPしているわけだけど〜 お手軽に聴ける1枚だが、貴重な1枚だ。

改めて、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら・・・
フィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブル(Philip Jones Brass Ensemble)は、イギリスのトランペット奏者フィリップ・ジョーンズによって結成された金管楽器による室内アンサンブル団体である。木管楽器・弦楽器が加わる編成の録音の場合は「フィリップ・ジョーンズ・アンサンブル」名義が用いられた。
なお、レコードには、トロンボーン(ジョン・アイヴソン)やテューバ(ジョン・フレッチャー)の独奏曲が収録されたものもあるとのことだった。それに、1951年に結成されて86年に解散されていた。
今後も、大切にしてきたい1枚である。

 

作曲家:マイケル・ナイマン 1992年
Michael Nyman

あんたもやるね〜

カップリング:
1 セルフ・ラウダートリー・ユヌ・オブ・イナンナ&オムニポテンス
  (Self-Laudatory Hymn Of Inanna And Her Omnipotence)
2 時は告げる (Time Will Pronounce)
3 コンバータビリティ・オブ・リュート・ストリングス
  (The Convertibility Of Lute Strings
4 ジョン・ケージのために (For John Cage)

ナイマンさんは、映画「ピアノ・レッスン」の作曲家と言えば、いちばん通りが良いかもしれない。
映画が、アカデミー賞や、カンヌ国際映画祭のパルムドール賞を受賞したことで、一躍時の人となった。
で、このCDは、「Time Will Pronounce 〜時は告げる〜」とタイトルされ、1992年委嘱作品集として発売されているものである。

結構、バラバラの曲風で構成されており、特に一貫性はないし、ぼけ〜っとしている日曜日なんかの朝に聴くと、まあ、良いかしらん。という程度である。
1曲目は、カウンターテナーの高い声で歌われる。「旧約聖書に関する古代中近東のテキスト」という本に出会った時に、発想が湧いたらしい。
2曲目は、ジョセフ・ブロドスキーさんの詩「ボスニア・チューン」のラスト数行から発想が湧いたらしい。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の惨状を描いたものというが・・・。

ワタシのお気に入りは、3曲目の「コンバータビリティ・オブ・リュート・ストリングス」である。「ルート・ストリングスを金に換えれば」という名前もあるらしいが、ジャズっぽいフレーズで、ハープシコードが使われており、バッハのインベンションみたいにも聞こえるかな?本物のバッハのインベンションを聴かないっていうのに、あれまっ。
まあ。楽曲は、はじけてますかね〜、遊び的要素が高く、即興性で、ある意味メチャクチャ弾いているって感じで、弾いて遊んでいるのを楽譜にした感がします。
あまり計算されてカッチリと創られたものじゃーないでしょ。というところが、まあ面白いかもしれないが、バカにしてるのかぁ〜と、お怒りのムキもあるやも・・・。
まあ、委嘱作品なので、頼んだ方が、まあ、これで良いんじゃーないの? と言えば、作品は完成なのでしょう。
ワタシは、作曲を頼んでいないので、なんとも言えません。

4曲目は、ジョン・ケージのために となっているが、関連がさっぱり、わからんね〜? どうやら、完成したらしき日に、ちょうど、ジョン・ケージが亡くなったため、タイトルにしちゃったらしい。
はあ? ちょっとねぇ〜 信じられんわ。ふざけんなぁ〜かなあ。

まっ そんなわけで、とりとめもない曲ばっかりが詰まってますが、不快になるわけではないし〜 不協和音が飛び出すわけでも無く、特に、聴きづらい曲ではありません。
しかし、解説のブックレットを読んでも、タイトルと曲想がマッチしているわけでもなく、タイトルは、単なる偶然のはずみで付けたもののようで、そこには、作者の思想が詰まっているわけでもなく、深い意味があるわけでもないらしく・・・
だから何?って突っ込みたい感じもしますが、はあ? あらまっ あっそうだったの〜
と、ワタシ的には、ちょっと、はぐらかされた感じがしました。(笑)

ショート・カッツ SHORT CUTS 1990年−1997年
アーゴ・サウンド・サンプラー

アーゴ(argo)レーベルあげて、文字どおりの一部抜粋の編集された アーゴ・サウンド・サンプラーと題されたCDである。
ゲンダイオンガクが、わんさ〜っと詰まっている。

まあ、お気軽に聴けるCDで、タイトルどおり、サンプラーなんだけど〜 それでも、偏見かもしれないのだが、とっつきづらい曲ばっかりなので、ちょっと、しんどい。
キキカジル・・・ には、うってつけのはずだが、どんな曲かもわからないのに、なかなか手が伸びないCDだろうと思う。
今なら、WEBでダウンロードできるようにも思うが、やっぱり、縁遠いジャンルなのかもしれない。ワタシ的には、そろそろ、和み、癒やしがキーワードとして、もっと、落ち着いた音楽が欲しいなあ。

1  マイケル・トーキー イエロー・ページズ ピアノ:マイケル・トーキー ロンドン・シンフォニエッタ
2  マスティーヴ・ライヒ 6台のピアノ ピアノ・サーカス
3  マイケル・ナイマン 弦楽四重奏曲第3番 パラネスク・カルテット
4  マイケル・トーキー グリーン デイヴィッド・ジンマン ボルチモア交響楽団
5  クリス・フィットキン セクステット ピアノ・サーカス
6  ロバート・モラン 月の塔からの音楽 パラネスク・カルテット
7  マイケル・ナイマン ウォーター・ダンス シンクロナイズィング マイケル・ナイマン・バンド
8  チック・コリア チルドレンズ・ソング アポロ・サクソフォン・カルテット
9  マイケル・トーキー 4つの箴言 キャサリン・ボット アーゴ・バンド
10 ギャヴィン・ブライアーズ アルハングリスクの旅 アイスブレーカー
11 リチャード・ハリス スワイヴ ピアノ・サーカス
12 グラハム・フィットキン ハード・フェアリー サックス:ジョン・ハールほか
13 マイケル・ナイマン MGV マイケル・ナイマン・バンド
14 ギャヴィン・ブライアーズ ザ・ラスト・デイズ 第2間奏曲 パラネスク・カルテット
15 マイケル・トーキー サキソフォン・コンチェルト スローリー サックス:ジョン・ハール アルバニー・シンフォニー
16 ジャンゴ・ベイツ 3つの英国的情景より 逃避のカタチ ヒューマン・チェイン ロンドン・シンフォニエッタ
17 マーク・アンソニー・ターネイジ ユア・ロカビー サックス:マーティン・ロバートソン BBC響
18 ジョン・ハール 恐怖と壮麗 三羽の鴉(カラス) サックス:ジョン・ハール ジョン・ハール・バンド
19 マイケル・ゴードン トランス アイスブレイカー
20 マイケル・ドーティ メトロポリス・シンフォニーよりレックス ヴァイオリン:グリーンバーグ ボルチモア響
21 アーロン・ジェイ・カーニス カラード・フィールド ヴァイオリン:ジェコバッシ サンフランシスコ響
22 マイケル・トーキー ジャヴェリン レヴィ指揮 アトランタ響
 

吉松隆 小泉和裕 京都市交響楽団 1993年
Takashi Yoshimatsu

満足っ満足っ


カップリング:
1〜3 吉松隆 ファゴット協奏曲「一角獣回路」
4〜6 尾高尚忠 フルート協奏曲(1968年)フルート:ランパル 森正 読売日本交響楽団
7〜9 矢代秋雄 ピアノ協奏曲 ピアノ:中村紘子 岩城宏之 NHK交響楽団(1968年)

このCDは、日本の作曲家の演奏が詰まっている。
吉松隆さんは、今も元気に活躍されている方だし、2013年に作曲された交響曲第6番まであるし〜 書籍もたくさん出版されていて、楽しんで、読ませてもいただいている。
もちろん、センセイのサイトも、ブログもあるので、ちょこっとお邪魔して拝読していたりする。
もっと読んで勉強しておかないといけないのだろうが、まったくの不勉強なので、このような、テイタラク〜(汗)

で、吉松さんの曲の実演は、藤岡幸夫さんの指揮で、関西フィルの第235回定期演奏会(2012年2月3日 大阪のザ・シンフォニーホール)での演奏で「朱鷺によせる哀歌」を聴いたことがある。その時は、ブラームスP協1番と、シベリウスの交響曲第7番の間に挟まれて演奏されていた。
もっと、京都市響でも、邦人作曲家の曲を演奏してもらってもいいのにな〜とは思った。まあ、吉松さんの交響曲は、藤岡さんが振っているシャンドス盤があるので、京都では演奏しづらいのかもしれないけど。
でもなあ〜 京都市は邦人作曲家に作曲を委嘱しているのだ。京都をイメージとした作品集として、DENONからもCDが出ているのだけど、もはや過去形に近い。

京都市交響楽団のサイトで、「京響について(京都市交響楽団の沿革)」というコーナーには、
・・・1973年から1988年まで、京都市は主として日本人による京響のための作曲を委嘱している。定期演奏会で取り上げたそれらの中から、5曲を収録したレコード「京都をイメージとした作品集」(小泉和裕指揮)は、1978年「日本レコードアカデミー賞」を受賞した。・・・と記載されていた。
えっ そんなに歴史があったとは知らなかった。で、このファゴット協奏曲一角獣回路も、そんな委嘱作品のひとつ。

この楽曲は、吉松さん自身が、ご自身のサイトで解説されているので〜 そこから引用させていただくと・・・
ファゴット協奏曲「一角獣回路」
UnicornC 一角獣は、中国や日本では麒麟、西欧ではユニコ−ンと呼ばれる架空の動物。額に一本の角をはやした馬のような生き物で、東洋では、鳳凰、龍、亀などとともに吉兆をもたらす聖獣とされており、京都祇園祭の先頭を行く長刀鉾にもその姿が見える。
 タイトルの「一角獣回路」は、時を超えたその聖獣の神話によせる夢幻回路図を意味すると共に、馬(演奏者)が角(ファゴット)を持った状態(ファゴット協奏曲)の暗諭でもある。そして、この馬がらみのタイトルには、この協奏曲の演奏者でもある馬込勇氏の影も見え隠れする仕掛けになっている。

曲は、古都を徘徊する聖獣によせる秋から春にかけての季節を題材にした3つの部分から成る。
I. Autumn Input : 錯綜し混淆した様式を持つ疑似ソナタ形式のアレグロ。
II. Winter Bias : 冬の大気にゆっくり広がってゆく夢の形をしたラルゴ。
III. Spring Output : ひたすら春の空を疾駆する一角獣たちのプレスト。

京都市交響楽団の委嘱により、1988年春から秋にかけて作曲。1988年12月26日、fg:馬込勇、デヴィッド・シャローン指揮京都市交響楽団により初演。
ギタ−協奏曲「天馬効果」(1984)に次ぐ神話の動物のシリ−ズ第二作。op.35。・・・とあった。

この解説を読まずに曲だけ聴いていたら、う〜ん、どうだろ。祇園祭山鉾巡行と、ユニコーンが繋がるとは、とても思えないし、飛躍しすぎ〜っ。さすが、センセイの回路は違うと、絶句しちゃうだけで終わっちゃうかも。
1楽章は、祇園祭りの山鉾巡行を描き、2楽章は、寒い京都の冬、3楽章は、ユニコーンの走り回る姿なのだろうなあ。と思うが、鉾に飾られた意匠が、インプットされ、それが、インスパイアされ、バイアスがかかって、ユニコーン飛翔へとアウトプットされていく思考回路、イマジネーションが、とっても奇想天外だ。
京都というまちや、山鉾巡行を実際に見たことがない方だと、う〜ん。ちょと、イメージは湧きづらいだろうけど、ひとつの幻想曲っぽさがあるので、勝手に聴き手がイマジネーションを湧かせれば良しなのだろう。
ファゴット協奏曲だが、サックスバージョンもあるみたい。今だと、サックスの方が、若モノに受けるんじゃーないだろうか。
(えっ ファゴットが悪いってわけじゃーないですよ。) また、ワタシも、多くの邦人作曲家の演奏を、聴いていこう〜っと。

グナール・グリッペ 1996年
Ragnar Grippe 
ソプラノ:マドレーヌ・クリストフェッソン Madeleine Kristoffersson

これもありかっ

シンセサイザーとソプラノの声で演奏されているレクイエム。ワタシには、さ〜っぱり解りませんでした。
カップリング:1〜13 レクイエム 14 シフティング・スピリッツ
これは、シンセサイザーで奏でられたレクイエムである。
日頃、モーツァルトのレクイエムなど、クラシックのなかでのレクイエムって言えば、多くの名曲があるけれど、それも、まともに聴いてないのに、はあ〜 ちょっぴり浮気しちゃって、興味を持って購入したCDである。
グリッペさんは、スウェーデン人で、シンセサイザーを使った楽曲は、結構有名なようだが、う〜ん。ワタシ的には、さっぱりご縁がなかった。
シンセサイザーを使った楽曲CDといえば、う〜ん、YMOとか、YESとか・・・ぐらいしか思い浮かばないし、CD棚には、数枚あると思うが、積極的には聴いていない。

で、この楽曲は、シンセとソプラノの声で演奏されたレクイエムだ。
レクイエムといえば、キリエから始まって〜という順番があるように思うが、モーツァルトやフォーレでも、デュリュフレなども聴いたけれど、がちっと順番が決まっているわけでもなさそうである。
一応、おさらいのために、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら・・・
レクイエムとは、死者の安息を神に願うカトリック教会のミサ。モーツァルト、ヴェルディ、フォーレのそれは3大レクイエムという。とあり、構成は、多少違っていた。
ロマン派だけでも、ベルリオーズからレーガーまで16曲もあるし、近代音楽・現代音楽に分類された曲で23曲もあって、へえ〜こんなにあるのかと、改めて驚いてしまった。

で、このグリッペさんの「レクイエム」と題された曲は、う〜ん なんて表現したらよいのか。
一応、13曲にわかれており、
エテルナム、サンクトゥス、コンフターティス、デイエス、リベラ・メ、アニュス・デイってな感じで演奏されるんですけど。
はあ? 
ポップな曲というか、ロック風でもあり、よくわかりませんっ。
ソプラノさんの声がついているので、まあ、それっぽく聞こえるという感じだけで、それ以上でもそれ以下でもなく、ずーっと同じようなペースで続く。
のどかに、「らみぃ〜 どし〜 しれ〜 ど どぉみ しぃ〜 ふぁぁ〜 れぇ〜 そぉ〜〜」
なんか、音が伸びていくだけで、まあ、癒やし系といえば癒やしなんでしょうけど、調性があるのかどうかも?
音が、ゆらゆら〜 ゆらゆら〜 で、曲のインデックスごとに空間があくので、変な感じ。
低音の響きがすごくあるので、どどぉ〜 ぐわぁぁぁぁ〜 ぶばぁ〜 ぼぼぼ ぼぉ〜〜っと、伸ばした男性の変な声が聞こえてきたり、アハっ?

CDのブックレットを拝見すると、「作曲のグリッペは、キャリアから言えば、いわゆる現代音楽畑の人。歌っているクリストフェルションは、クラシックのソプラノ歌手で、このCDでも、確かにクラシック唱法でキリスト教の伝統的な祈りの文句を歌っている。が、レクイエムの音楽の中身は、とても狭義のクラシックとか現代音楽とか呼ばれる分野には収まらない。それは、ポスト・ミニマル系、ニュー・エイジ系、テクノ・ポップ系、ヒーリング系、フュージョン系、あるいはワールド・ミュージック系・・・どの言葉とも重なってくる。ジャンル壊しの越境音楽、クラシックとポップの境目を無化する音楽の一例なのだ。」と書いてあった。

いやー こう言われても、まあ、要にどこにも属さないってことなのかなあ。
難しい定義もわかんないけど。それ以上に、なんとなく、こういう音楽でしょ。って言えたら良いんですけどね。それすら言えないって感じです。
ぼわ〜ん とした、しまりの悪い、人の声にあわせて、バックにシンセを使ったっという音楽なのかな〜
音階らしきフレーズも、たまには聞こえるが、う〜ん。リズム感がねえ〜う〜ん。寝ちゃうかも。
シンプルと言えばシンプルだが、ごった煮的で、何を言いたいのか。わかりづらいというか。正直、全くわかんないです。
富田さんのシンセのように、明確なテーマがあって、シンセでクラシックを演奏されている方が、ワタシ的には馴染めるし、わかりやすいし、世界が広がって行くような気がする。
まっ、レーベルはBISです。録音状態も良いですが・・・

おいおい、脱線しないで、クラシックには、名曲がイッパイあるんだから、しっかり聴けよぉ!
モーツァルトのレクイエムや、フォーレやヴェルディ、グノーやブルックナー、有名どころのレクイエムが、たんまりあるんだぜぇ。
しっかり、名曲を聴けよぉ〜って声が飛んできそうで。アハハ〜 こりゃ、まずいっ。
まあまあ〜 そう言わないでぇ〜と、のだめ風に、逃げ腰で、苦笑いしつつ。えへっ。
結局、自分を戒める結果になってしまいますねえ。ワタシの方が、ごった煮状態です・・・ はあ。スミマセンでした。

譚盾 タン・ドゥン 香港フィルハーモニー管弦楽団 1997年
Tan Dun

う〜ん。どうだろ


録音状態は、まずまず。少しくぐもっており、大編成っぽいし、チェロも、コーラス入りで、凄いことになっているように思うのだが。
英語では、Symphony 1997: Heaven Earth Mankind と表記される。

「交響曲1997天地人」

現在、中国人として、大活躍されている作曲家のタン・ドゥンさんのCDである。
1997年7月に香港が中国に返還される際、式典のために作られた「交響曲1997天地人」という曲だ。で、最初に鐘が鳴るのだが、古代の鐘らしく、実際に発掘したものらしい。
CDのブックレットに写真が掲載されているのだが、大きな銅鐸みたいなのが、いっぱい、段になって飾られていた。
えっ 発掘したモノは、貴重な文化財なのでは?
そんなぁ〜 発掘品を演奏に使っちゃって良いんですか? (あらま)
で、女性コーラスもついているし、チェロのヨー・ヨー・マさんが演奏に加わっている。

で、肝心の演奏なのだが、結構、長大で〜 なんどか聴いたのだが、いまもって、どう聴いたら良いのか、ちょっと困っている。アメリカナイズしているというか、映画音楽を聴いているような場面もあり、アジア的な匂いも、もちろんするし〜
鐘が入ってきたり、コーラスが入ってきたり。
まあ、お祝いごとに使う曲なので、盛りだくさんなのだろう。

しかし、香港って、こんな匂いしてないよねえ。と思ってしまった。
ビクトリア・ピークの夜景をモチーフにしたCDジャケットは、好きだけど、なんだか、アイデンティティが、わからないというか。ベートーヴェンの第9のフレーズに似た旋律が、女性コーラスの声で聞こえてきたりするし、ごぉ〜ん ごぉ〜ん ばぁ〜ん。と鐘が入ってきたり、わけがわかんなくなっちゃって・・・。
まあ、グローバルな社会なので、なんでもOK なんでも受け入れる寛容さ必要なので、いろんな音色が含まれていても良いのですけど、平和を望むかのようなフレーズも含まれているとのこと。
まっ しかし、97年以降、どうなったのかは、みなさまご承知のとおりであるが〜 時折、機会があれば、とりだして聴いてみたい曲である。でも、この鐘の音色を聴くと、ついつい日本人なモノで、この楽曲に違和感を覚えてしまうのである。

1  Song of Peace
2  天 Heaven 
3  Dragon Dance
4  Phoenix
5  Jubilation
6  Opera in Temple Street
7  地 Earth (Yi3)
8  Water
9  Fire
10 Metal
11 人 Mankind
12 Lullaby
13 Song of Peace


「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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