「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」


◆ オムニバス盤 トランペットなどの金管楽器 Brass instrument ◆


このページでは、「オムニバス盤 トランペットなどの金管楽器」と称して、金管楽器のオムニバス盤CDをご紹介します。
協奏曲や室内楽曲は、作曲家ごとのページでご紹介しているのですが、作曲家では、ちょっと整理しづらいCDがあります。主に、ソロで大活躍している演奏家たちのCDです。
で、ここでは、金管楽器をご紹介したいと思います。
金管楽器は、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ、コルネット、サクソフォン(本来は木管楽器に区分されるようですが・・・)などです。
CDの整理を兼ねているため、ここにはUPしているものの聴けてないCDがあります。何卒、ご了承ください。 (^_^;)

須川展也 ロン・カーター 1999年〜2000年
Nobuya Sugawa
Ron Carter
Guitar:Jiro Yoshida(3,4,10)
Piano:Ken Shima(6)
Percussion:Ben Wittman(3,4)、山口多嘉子(6)

いかすぜっ

録音状態は良い。
このCDは、「air」と題されたもので、カップリングは次のとおり。

1  J・S・バッハ アリオーソ
2  ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハよりアリア
3  タレガ アルハンブラの想い出
4  ガーシュウィン アイ・ガット・リズム
5  ガーシュウィン サマータイム
6  ボロディン ポロヴェッツィアン・ダンス
7  J・S・バッハ G線上のアリア
8  加古隆 グリーンスリーブス幻想曲
9  モーツァルト ハフナー
10 ドビュッシー 美しい夕暮れ
11 ファリャ 火祭りの踊り
12 ガルデス 想いの届く日

サックス演奏者の須川展也さんと、ジャズ・ベースの神様とも称されるロン・カーターさんのコラボCDである。
クラッシックの曲を、ボブ・フリードマンさんがアレンジしたもので、異色のカップルって感じのようだが〜
普段、ジャズは聴かないので、ロン・カーターさんのお名前も知らずにいた。(スミマセン)

スピード感あふれる須川さんのサックスのテクを堪能することを期待すると、ちょっと〜拍子抜けしちゃうかもしれないが、ブラジル風バッハのアリアやG線上のアリアという曲名をみていただければ、おおよそ察しはつくと思う。
いずれも、ゆったりとした楽曲だ。
ベースのボンボンっという響きのなかで、サックスが、多彩な音を奏でており、まったりとした響きに、うっとり〜というCDだ。
どちらかというと、クラシックというより、ジャズ風味が強い。

1曲目のアリオーソは、バッハの教会カンタータ 第156番の1曲目である。チェンバロ協奏曲第5番第2楽章にも使われているとのこと。アリオーソとは、うたうように という意味らしい。
2曲目は、バキアーナス・ブラジレイラス(ブラジル風バッハ)の第5曲2曲目である。
6曲目のボロディン ポロヴェッツィアン・ダンスは、イーゴリ公のだったん人の踊りのこと。
8曲目は、加古隆さんの曲で、グリーンスリーブスをアレンジしたもの。
10曲目のドビュッシーの美しい夕暮れは、歌曲だそうだ。
12曲目のガルデル 想いの届く日は、タンゴ・カンシオン(歌謡)の歌手として有名なアルゼンチン人のカルロス・ガルデルさんの曲で、アメリカ映画「想いの届く日」の主題歌らしい。

有名な曲は、ちょっとご紹介を割愛しちゃったが、CDのリーフレットには、とても詳しいご説明があるので、これ以上は引用は差し控えます。
でも、まあ〜 ラテン系の楽曲ならいざしらず、バッハやモーツァルトが、ジャズに変貌するとはねえ。かなり驚きっ。
このベースの響きの豊かで、心地良いです。理屈抜きに、これは、夜に聴くのにうってつけ。
あーっ カクテル飲みたい〜って感じで、お酒のお供に嬉しい1枚だと思います。
セルゲイ・ナカリャコフ 1992年
Sergei Nakariakov
1  ガーシュウィン ラプソディー・イン・ブルー
2  アレンスキー コンサート・ワルツ
3  アーバン ベニスの謝肉祭の主題による変奏曲
4  ラヴェル 亡き王女のためのパバーヌ
5  バーンスタイン ロンド・フォー・リフィー
6  グラズノフ アルバムブラッド
7  ストールティ ブルレスケ
8  ハルトマン アーバックルニャン・ポルカ
9  フィビヒ 詩曲
10 R・コルサコフ 熊蜂の飛行 「サルタン皇帝の物語」より
11 ディニク ホラ・スタッカート
12  グリエール ワルツ
13 リュッフ トランペットとピアノのためのソナチネ
セルゲイ・ナカリャコフ
Sergei Nakariakov
このCDは、「カルメン・ファンタジー 〜ミラクルト・ランペット2〜」とタイトルされたもの。
で、1977年生まれのナカリャコフさんの17歳頃の演奏である。

1  カルメン幻想曲
2  コンサート・ピース第2番
3  チロルの歌
4  スペイン舞曲
5  白鳥
6  ノルマの主題による変奏曲
7  カプリース第17番
8   ワルツ・スケルツォ
9  夢のあとに
10 チゴイネルワイゼン
11 常動曲
セルゲイ・ナカリャコフ
ヘスス・ロペス=コボス ローザンヌ室内管弦楽団 1993年

Sergei Nakariakov
Jesus Lopez-Cobos (Jesús López-Cobos)
Lausanne Chamber Orchestra
(Orchestre de Chambre de Lausanne)

カップリング:
1 ジョリヴェ  トランペット、ピアノと弦楽のためのコンチェルティーノ
2〜4 トマジ トランペットとオーケストラのための協奏曲
5〜7 フンメル トランペット協奏曲 変ホ長調
8〜10 ハイドン トランペット協奏曲 変ホ長調
ピアノ: アレクサンドル・マルコヴィチ Alexander Markovich
このCDは、「ミラクル・コンチェルト 〜トランペット協奏曲集〜」とタイトルされたもの。で、1977年生まれのナカリャコフさんの15歳頃の演奏である。
ハイドンのトランペット協奏曲のコーナーにも掲載しています。
セルゲイ・ナカリャコフ 1996年
Sergei Nakariakov
ピアノ:ヴェラ・ナカァリャコワ
このCDは、「エレジー 〜ミラクル・トランペット3〜」とタイトルされたもの。

1  シューマン 献呈「君に捧げる」「ミルテの花」より
2  シューベルト セレナーデ「白鳥の歌」より
3  ラフマニノフ 「ここは素晴らしい場所」「12の歌」より
4  ラフマニノフ 「いや、お願いだ、行かないで」「6つの歌」より
5  リスト 「おお、私が眠るとき」
6  ラヴェル ハバネラ
7  グリエール 「優しさのほとばしりのなかで」
8  ラフマニノフ 「そんなに昔だろうか、友よ」「6つの歌」より
9  ブラームス 「調べのように私を通り抜ける」「低音のための5つのリート」より
10 グリエール 「おお、もしも私の悲しみが」「11の歌」より
11 R・コルサコフ 「高嶺に吹く風もなく」「春に」より
12 マスネ エレジー
13 チャイコフスキー 「昼の輝きが満ち、夜の静けさが広がっても」「7つの歌」より
14 ユーリ・シャポーリン Yuri Shaporin 哀願
15 ブラームス サッフォー風頌歌 「低音のための5つのリート」より
16 ラフマニノフ 「おお、悲しまないで」「12の歌」より
17 ラフマニノフ ヴォカリーズ
18 ヴォルフ イリス 
19 ラヴェル カディッシュ「2つのヘブライの歌」より
20 マスカーニ アヴェ・マリア
21 レオンカヴァルロ 「マッティナータ 朝の歌」
22 カーティス 「私のことを忘れないで」
23 ガーシュウィン 「ベスよ、おまえは俺のもの」「ポーギーとベス」より
24 さだまさし 北の国から テーマ

19歳の青年が吹いているものとは思えない。歌曲からの選曲が多くあり、へぇ〜まっさんの曲まで入ってるんだと驚いてしまった。 これは日本向け選曲でしょうねえ。さすがに気配りが行き届いており、あはっ。
フリューゲルホーンを使用しているのは、4 12 15 17 24曲である。
セルゲイ・ナカリャコフ
Sergei Nakariakov


カップリング:
1〜3 ヴィヴァルディ トランペット協奏曲 RV548 
4〜6 テレマン トランペット協奏曲
7〜9 ネルーダ トランペット協奏曲 
10〜12 A・マルチェルロ トランペット協奏曲
13 バッハ Agnus Dei
14〜16 テレマン トランペット協奏曲

セルゲイ・ナカリャコフ 1992年〜97年
Sergei Nakariakov

ピアノ:アレウクサンドル・マルコヴィチ
ピアノ:ヴェラ・ナカリャコワ
ローザンヌ室内管弦楽団、セント・ポール室内管弦楽団

いかすぜっ

録音状態は良い。
カップリングは下記のとおり。
「天うらら〜 バラード・ベスト!」と題されたCDである。

トランペットという楽器は、クラシックでは単独であまり聴かない。
オケのなかには入っている楽器だが〜 ピアノやヴァイオリンのように協奏曲が多くあるわけでもなく、どちらかというと、ジャズという分野での楽器だと、ワタシは思っていた。
しかし、ハイドンのトランペット協奏曲を聴いてみると、なかなかに楽しい楽曲だな〜っと思ったのである。
ありゃ〜 意外と、バロック音楽や現代音楽にも、積極的に取り入れられているんだと思ったわけ。

トランペットのことを改めて、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら
金管楽器の祖先は新石器時代のメガフォン型ラッパにさかのぼり、エジプト王朝時代には金属製の軍用ラッパがすでにあった。この時期までの楽器はホルンともトランペットとも分類できず、むしろ単にラッパの祖先と解した方が適切である。
歴史上最も古いものは、およそ3,000年前のエジプトの出土品の中に見られる。
ホルン(角笛)から分かれて、はっきりトランペットの祖先といえる楽器は、ギリシア・ローマ時代になって初めて出現する。
・・・と書いてあった。はあ、そりゃーそうかもしれないけど。ここまで古いと、古すぎてよくわかんない。(笑)
ちなみに、オケでは、主役は、はれないが、ミスして滑ると、あっ ミスったっ!と、よく目立つ楽器なのである。

さて、このCDは、タイトルどおり、バラード・ベストってわけで、いろんな楽曲が入っており、クラシックにも親しみやすいようになっている。ある意味、ちょっとさわりだけをピックアップしているので、販促という感じもしないでもないが・・・
休日、ぽけ〜っとしながら聴いてもいいし、夜、お仕事を振り返って、癒やしを求める時に聴いても良いと思う。
明るくて、のびやかな音で、しみじみリフレッシュできるステキなCDである。
ワタシ的に、この効能を表現すると、ゆったり〜お風呂に入ったかのような感じでしょうか。(笑)

1  うらら・イン・ザ・スカイ 「天うらら」のテーマ) 小六禮次郎
2  サン=サーンス 白鳥
3  ハイドン トランペット協奏曲変ホ長調 〜アンダンテ〜
4  ヴィヴァルディ 協奏曲変ロ長調 〜ラルゴ〜
5  ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
6  ネルーダ 協奏曲変ホ長調 〜ラルゴ〜
7  フォーレ 夢のあとに
8  A・マルチェッロ ヴェニスの愛 オーボエ協奏曲ハ短調 〜アダージョ〜
9  ラヴェル ハバネラ
10 フンメル トランペット協奏曲変ホ長調 〜アンダンテ〜
11 ラフマニノフ ヴォカリーズ
12 バッハ ミサ曲ロ短調 〜アニュス・デイ〜
13 フィビヒ 詩曲
14 マスカーニ アヴェ・マリア

特に、日本向けなのか、冒頭に出てくるのは、NHKの連ドラ 98年に放送された「天うらら」の主題歌(小六禮次郎さんの作曲)で演奏されていたので、その曲が収録されている。
ワタシはお勤め人なので、朝の8時って時間帯は、 出勤タイムなので見てないが、懐かしいと感じられる方もおられるのではないだろうか。ワタシ的には、バッハのロ短調ミサをねぇ〜 そこだけピックアップするの?とか、亡き王女のパヴァーヌをねえ〜トランペットで吹くの?とか、 ちょっと想像がつかなかったのである。聴けば、はあ〜やっぱり巧いです。
(と、いたって平凡な言葉しか出てこないのだが・・・)
小品なので、とっつきやすいのと、ふわっとしたラルゴとかアダージョの曲なので、強烈な、パンパカ パーンっ!という、ファンファーレを聴きたい方には、このCDは向きません。

ワタシの場合は、フンメルのトランペット協奏曲は、これは改めて全曲聴きたいな〜と思ったりしました。
(って、全曲は、ミラクル・コンチェルトと題された第1弾のCDに収録されているし、ワタシのサイトではハイドンのトランペット協奏曲でご紹介しているのですが〜)
この他にも、ナカリャコフさんのCDがあるので、また追々、ご紹介していきます。

で、オムニバス盤って、購入するには、もったいな〜って、一瞬ためらったりするんですが、気楽にしゃべれる友人みたいなもので、遠慮は無いし、 堅苦しいものでもない。でも、ちょっぴり刺激があるんですね。
あっ これいいから、全曲聴いてみよう。って・・・ 思いのほか、気軽に次に繋がる。手がのびるんです。
こっから世界が広がる確率が高いので、ワタシは意外と好きです。
ウイントン・マルサリス レイモンド・レッパード
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 1982年

Wynton Marsalis  Raymond Leppard
National Philharmonic Orchestra

ばっちグー!

録音状態は良い。とても明るくテンポよく、楽しげで〜 勢いがあり、直線的な、鮮やかさがあり、華麗なるパッセージのトランペットの協奏曲だ。
カップリングは、下記のとおり。
カップリング:
1〜3   ハイドン トランペット協奏曲
4〜5   モーツァルト トランペット協奏曲
6〜8   フンメル トランペット協奏曲
9〜11  ヴィヴァルディ 2つのトランペットのための協奏曲
12〜14 テレマン 3つのトランペットのための協奏曲
15    パッヘルベル 3つのトランペットと弦楽のためのカノン
16    ビバー 8つのトランペットと管弦楽のためのソナタ
(9〜16 イギリス室内管弦楽団 1987年)

ハイドンのトランペット協奏曲のコーナーにも掲載しています。
ウイントン・マルサリス
Wynton Marsalis
サロネン フィルハーモニア管弦楽団

トマジ トランペット協奏曲
ジョリヴェ トランペット協奏曲

セオドア・ケルケゾス マーティン・ブラビンズ フィルハーモニア管弦楽団
2002年
Theodore Kerkezon
Martyn Brabbins
Philharmonia Orchestra

まっ こんなモン


録音状態は良い。
このCDは、Music for Saxophone and Orchestra とタイトルされたものでナクソス盤である。
カップリングは、次のとおり。

1       ドビュッシー アルト・サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲(オリジナル版)
2〜4     ミヨー アルト・サクソフォンと管弦楽のための組曲「スカラムーシュ」
5〜7     イベール 室内小協奏曲
8〜10   ヴィラ=ロボス ソプラノ・サクソフォン、3本のホルンと弦楽のためのファンタジア
11     グラズノフ アルト・サクソフォン協奏曲
12〜14 エカテリーニ・カラメッシーニ サクソフォン協奏曲「デュオニュソスの歌」

グラズノフのアルト・サクソフォンと弦楽オーケストラのための協奏曲のコーナーにも掲載しています。
ジョン・ハール マリナー アカデミー室内管弦楽団
1990年

(アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ)
John Harle  Neville Marriner
Academy of St. Martin-in-the-Fields

録音状態は良い。少し、まろやかすぎるかもしれないけれど、茫洋として黄昏どき風に気怠い。カップリングは下記のとおり。

サクソフォーン協奏曲集 ジョン・ハール マリナー アカデミー室内管弦楽団

1 ドビュッシー アルト・サクソフォーンと管弦楽のための狂詩曲
2 イベール アルト・サクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲
3 ヴィラ=ロボス ソプラノ・サクソフォーンと室内管弦楽のための幻想曲
4 グラズノフ アルト・サクソフォーンと弦楽のための協奏曲変ホ長調
5 ベネット アルト・サクソフォーンと弦楽のための協奏曲
6 ヒース ソプラノ・サクソフォーンと管弦楽のための「アウト・オブ・ザ・クール」

ドビュッシーのアルト・サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲(管弦楽とサクソフォーンのための狂詩曲)のコーナーにも掲載しています。
須川展也 デビット・パリィ フィルハーモニア管弦楽団 1996年 
Nobuya Sugawa
David Parry
Philharmonia Orchestra of London

録音状態は良い。サックスがオケの前に出てきており、明瞭に響いている。
雰囲気に流されない丁寧な演奏だと思う。
カップリングは下記のとおり。

サイバーバード 須川展也サクソフォン協奏曲

1〜3 吉松隆 サイバーバード協奏曲
4    グラズノフ サクソフォン協奏曲
5    ドビュッシー ラプソディ ヴィラ=ロボス ソプラノ・サクソフォーンと室内管弦楽のための幻想曲
6〜8 イベール アルトサクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲

ドビュッシーのアルト・サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲(管弦楽とサクソフォーンのための狂詩曲)のコーナーにも掲載しています。
ブランフォード・マルサリス 2000年
Branford Marsalis

まっ こんなモン

録音状態は良い。
ちょっぴり、おとなしい演奏かも。
カップリングは下記のとおり。
クリエイション 〜20世紀フランス音楽作品集〜 と題された、ブランフォード・マルサリスさんのサクソフォンの演奏CDである。オルフェウス室内管弦楽団との共演で、なんでも、15年ぶりのクラシック演奏アルバムなのだそうだ。
カップリングは、次のとおり。

1  サティ ジムノペディ第3番
2  ドビュッシー 子供の領分「小さな羊飼い」
3  ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
4  ミヨー 世界の創造
5  フォーレ レクイエム 〜ピエ・イエズ〜
6  ミヨー ブラジルの郷愁第1番「ソロカーバ」 
7〜9 ミヨー サクソフォンとオーケストラのための組曲「スカラムーシュ」
10 ミヨー ブラジルの郷愁第7番「コルヴァード」
11 ミヨー ブラジルの郷愁第9番「スマレー」
12〜14 イベール アルト・サクソフォンとオーケストラのための室内小協奏曲
15 ミヨー ブラジルの郷愁第11番「ラランジェイラス」
16 ドビュッシー 子供の領分「ゴリウォッグのケークウォーク」

ウィキによると、
ブランフォード・マルサリスさんは、1960年生まれ。作曲家・ピアニストとして知られた父エリス・マルサリスと同じく、全員がジャズ・ミュージシャンであるマルサリス兄弟の長男である。
父:ピアニストのエリス・マルサリス Ellis Marsalis
長男:サックス奏者のブランフォード・マルサリス Branford Marsalis
次男:ウィントン・マルサリス(Wynton Learson Marsalis
四男:トロンボーン奏者のデルフィーヨ・マルサリス Delfeayo Marsalis
六男:ドラム奏者のジェイソン・マルサリス Jason Marsalis  という、すごい、ご一家である。

今日、聴いたのは、ミヨーの世界の創造なのだが、う〜ん。なんとも、力の抜けた覇気に乏しい演奏のように聞こえる。
他曲も聴いてみたが、こういうアプローチなのかなあ。
ジャズの要素の強い楽曲は、珍しさもあり、そこそこ楽しさもあるのだが、もっと弾むリズムが欲しい感じもする。
音自体の幅とか艶とか、 音の強弱なども、もう少し幅をひろげて、ダイナミックに演奏していただけたらいいのにな〜という気がした。ちょっと、愉悦性が少なく、内気で、おとなしい演奏のように思うのだが、どうだろう。
でも、ミヨーの楽曲が、これだけ集まっているのは嬉しい1枚だ。
また、聴いてみようと思う。

ヴァンスカ ラハティ交響楽団 1996年
Osmo Vänskä   Sinfonia Lahti
(Lahti symphony orchestra)
トロンボーン:クリスティアン・リンドベルイ Christian Lindberg

さっぱりワカラン       これもありかっ     ← 曲の感想です。ワタシの理解不足を露呈してますが〜(汗)

カップリング:皇帝の歌、ドン・キホーテ トロンボーンと管弦楽のための協奏曲第2番、ヴァールベルイ変奏曲、オートバイ小旅行

このCDは、ヤン・サンドストレムさんの作品集である。
トロンボーンに、クリスティアン・リンドルベルイさんを迎えて録音されている。カップリングは、次のとおり。

サンドストレム:ドン・キホーテ、ヴァールベリ変奏曲
1 皇帝の歌 Emperor's Chant
2〜8 ドン・キホーテ Don Quixote, "Trombone Concerto No. 2"
9〜13 ヴァールベルイ変奏曲 Wahlberg Variations
14 オートバイ(モーターバイク)小旅行 A Short Ride On A Motorbike

皇帝の歌は、「ふぁみっ ふぁみっ ふぁみ み〜れみっ ふぁみっ ふぁみっ ふぁみ み〜れみっ しぃ〜れれ しぃ〜れれ」という楽しいフレーズで始まる。おちょくられたような感じというか、で、オナラのようなフレーズもたくさん入ってて〜
こりゃ、喜劇ですね。ジャズっぽくもあり軽妙だ。
トロンボーンが、どのように吹けば巧いのかは、まったく素人なのでワカラナイ。でも、弦も細かいフレーズを快速で飛ばしていくのだが、トロンボーンも同じように、パラララパラララっ・・・ かと思ったら、オナラ風フレーズもあって。なんとも奇妙。
あっ、このオナラ風フレーズは、寝ているシーンかもしれません。鼾みたいだ。

日本語の解説があったので、それを少し引用させていただくと〜
皇帝が一休みしようと野原に横たわり、目を閉じた時、あたりに不思議な気配が漂った、今しも鼓動が起こり、調べが聞こえてくるようだった。ちょうど、教会のオルガン弾きが賛美歌の前に指ならしをするような、何かの前触れともいえるものだった・・・。(あとは、読みたければCDを購入してくださいね)
どうやら、森のなかで木々たちが皇帝をお出迎え〜ということらしい。
まあ、トロンボーンの響きは、鼾というのが正解らしい。(あ〜 合っててよかった。)
続いて、ドン・キホーテは、なんで〜スウェーデンの方が、ドン・キホーテなの?ありゃ、スペインでしょうが。マドリッドの広場に、サンチョスを従えた像が建っていたけどねえ〜 この曲には、おじちゃんの声で歌が入っているのだが、さっぱり? なんだか笑い声が、たっぷり入ってて〜それも哄笑的なので、変な曲だな〜と思ってしまい、多少気味が悪い。
でも、聴いているうちに、つられて、つい、笑ってしまいましたね。まあ、この曲は、さっぱりわかりません。
出だしのおじちゃんの声は、解説を読むと、「止まれ、汝ら、ドゥルシネーア姫をこの世で最も美しい女性だと認めざるうちは、いかなる音も出してはならぬ。」というドン・キホーテの第4章で、主人公が通行人の一団に言う台詞なんだそうである。

へえ〜っと、書棚から本を取り出して、第4章を見てみたら〜 ちょうど、ドン・キホーテさまが、いよいよ正式な騎士になって、心ウキウキで旅人宿を後にしたところだった。
で、道が四方にわかれる場所にさしかかったところで、ペルシャに絹を求めにいこうとする商人たちに出くわした。
そこで、とっさに、これまた新たな冒険だと思いこみ、鐙(あぶみ)をしっかとふんまえ、槍を構え、楯を胸に引きつけ、道のまっただ中に位置を据えて、大声で、傲然と「誰にもあれ万が一つラ・マンチャの女帝たる類いなきドゥルシネーア・デル・トボーソになさる美しき女性は全世界になしと白状いたさぬとあらば、すべての者一人残らず立ち止まられい」と、言い放った。出典:筑摩世界文学大系15 セルバンテス 会田由訳

もちろん、その後は、口げんかになったあげく、ドン・キホーテが、相手に槍を持って突っ込んだけれど、転けて、反対に、袋だたきにあっちゃう〜というシーンである。
音楽を聴く限り、う〜ん。どうでしょうねえ。どのシーンなのかを思い描かないと、ちょっとしんどいかなあ。歌つきでも、これはわかりませんよ。劇付随音楽でもなさそうだが。とりあえず、解説では次のようになっていた。
1 序章
2 仮想の敵
3 道を行けば居丈高な男に停止を命じられる章
4 荒波に船を漕ぎ出す章
5 妄想にとらわれる章
6 痛みを隠し、笑いを浮かべる章
7 いまわの際に、この星をつかんでみよの章
という構成とのこと。

ヴァールベルイ変奏曲は、子供の声のような、わぁ〜わわわぁ〜っと、小さな小さな音で吹かれている場面もあり、吹くタイプの楽器って、弱音の方が難しいと聞き及ぶのだが〜こりゃ 驚きねえ。すごいっ。
で、ヴァールベリ変奏曲っていうのは、何かなと、スウェーデンの都市名かと思いきや、解説を読むと、画家の友人ウルフ・ヴァールベルイさんのことらしい。
1 廃車
2 ラ・パレット (セーヌ河の左岸にある有名なカフェのことらしい)
3 ヴァンセンヌのテナガザル
4 ノートルダム大聖堂のキマイラたち (キマイラは、大聖堂の外壁に彫刻された気味の悪い伝説上の怪物のこと)
5 とがった鼻の人物像

こりゃ解説を読まないと、さーっぱりわからないですねえ。イメージが湧かないというか。
トロンボーンの役割は、う〜 文字の情報を得てからでないと、さっぱり。聴覚だけでは、ハテナです。
最後、オートバイ小旅行 まあ、これは、ハイ、オートバイの排気音をトロンボーンが演じているというのは、よくわかります。これぐらいは、文字情報がなくても、わかるわぁ〜って喜んでしまいました。
でも、解説を読んだら・・・ あちこち、フロリダに行ったときの思い出、オーストラリアの思い出が詰まっているらしい。
は? あのぉ〜単なるオートバイの排気音を模したものだと思ってましたが・・・。
まあ、作曲家自身は、どうやら、思い出を、各楽章を脈路ある一貫した形式として、どうするか、構想を練っているときに、トロンボーン奏者であるクリスティアン・リンドベルイさんに会い、何気なくオートバイの爆音をトロンボーンで吹いた時、それだ! ってことで、様々な場面が、オートバイの音でつなぎ合わされているとのことだった。
はあ?そうですか・・・。フロリダの旅行のシーン、あったっけ?ワタシの耳、アタマ、感性では、わかんないデス。すみません・・・。わずか、8分34秒の旅でした。

イーストマン・ウィンド・アンサンブル 1988年
Eastman Wind Ensemble

満足っ満足っ

録音状態は良い。吹奏楽の範疇を超えてる感じがする。巧い。
カップリング:
1     V・ウィリアムス トッカータ・マルツィアーレ
2〜13  V・ウィリアムス 吹奏楽のための変奏曲
14〜16 ヒンデミット 吹奏楽のための演奏会用音楽 作品41
17    コープランド クワイエット・シティ(静かな都会、静かな都市)
18〜21 カレル・フサ プラハのための音楽1968

このCDは、吹奏楽の演奏で、クワイエット・シティ フーサ / プラハのための音楽1968 というタイトルである。

1952年、世界初のウインド・アンサンブルであるイーストマン・ウインド・アンサンブルの演奏で、トランペッターのウイントン・マルサリスが、ゲストに招かれている。

あまり普段、吹奏楽のCDは聴かないのだが、知人がトロンボーンを吹いてて、なにかの折りに、ホルストの惑星の話から、セントポール組曲の話や、フェネルさんという方のこと、イギリスのブラスの熱狂ぶりなどを教えてもらったことがある。
で、その吹奏楽の神さま的存在のフェネルさんが、1952年に、アメリカのイーストマン音楽学校のイーストマン・ウィンド・アンサンブルを創設したという、とても伝説的なグループなのだ。
昔は、アメリカのレーベル、マーキュリーに録音したりしていたらしいのだが、このCDは、トランペッターのマリサリスさんが参加して、20世紀の吹奏楽の作品を収めたものだ。

CDのブックレットから、一部引用させていただきながら紹介すると・・・
V・ウィリアムスのトッカータ・マルツィアーレは、1924年大英帝国博覧会のイベントに際して作曲されたもの。

同じく、V・ウイリアムスの吹奏楽のための変奏曲は、1957年、イギリスのブラスバンドの全英コンテストのために作曲したもので、曲はユニゾンで開始されるゆっくりしたテーマに基づいて、11の変奏曲が切れ目なく続くもの。
ゴードン・ジェイコブさんによって、「管弦楽のための変奏曲」として編曲されているが、このCDには、ハンスバーガー編曲のもの。
V・ウィリアムスの楽曲は、田園風景がイメージされるものの、都会的な雰囲気もあり。
ちょっと風変わりなんだけど、金管と木管のアンバランスがねえ〜 テンデバラバラじゃん。互いに、勝手気ままに演奏しているかのような風情で、そこが面白いかも。
木管が活躍するシーンでは、まるで、プーランクの田園コンソールみたいな、軽妙で、ノリ感のある楽曲です。

ヒンデミットの吹奏楽のための演奏会用音楽は、1926年、ドナウエッシンゲン音楽祭のために3日間で書き上げたものだそうで、3楽章から成り立っている。

コープランドのクワイエット・シティは、アーウィン・ショウという作家の同名劇の伴奏音楽として1940年に作曲されている。ここで、トランペットを吹くのは、マルサリスさんだ。

カレル・フサのプラハのための音楽1968は、とある大学のコンサート・バンドからの依頼で作曲されたもの。
1968年といえば、プラハの春・・・ スメタナの「わが祖国」のターボルに、取り入れられているフス教徒の戦いの歌、汝ら、神とその法の勇士たち(汝ら神の戦士)と同様に、ここでも用いられている。

総体的にレベルが高く、吹奏楽と範疇には収まりきらない感じで、巧いです。
また、作品そのものの魅力が、いっぱい。聴き応えがあります。だって〜 さすがに、著名な作曲家の作品なので、しっかりした構成で、訴求力も強いものなのです。特に、カレル・フサの曲は、宗教性が高いので、 吹奏楽の範疇を、遙かに超えてるし、親しみやすいゲンダイオンガクといっても、いいぐらいだと思います。


「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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