「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし 〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

◆ オムニバス盤 ヴァイオリンなどの弦楽器 String instrument ◆


このページでは、「オムニバス盤 ヴァイオリンなどの弦楽器」と称して、弦楽器のオムニバス盤CDをご紹介します。
協奏曲や室内楽曲は、作曲家ごとのページでご紹介しているのですが、作曲家では、ちょっと整理しづらいCDがあります。主に、ソロで大活躍している演奏家たちのCDです。
で、ここでは、弦楽器をご紹介したいと思います。
弦楽器は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープなどです。
CDの整理を兼ねているため、ここにはUPしているものの聴けてないCDがあります。何卒、ご了承ください。 (^_^;)

ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ 1992年
Nadja Salerno-Sonnenberg

ばっちグー!

録音状態は良い。ヴァイオリンのオムニバス盤っていうより、コンサートを聴きに行った感じで〜 とっても嬉しい1枚である。
カップリングは、下記のとおり。
このCDは、ナージャさんのヴァイオリンの小品を集めた、「白鳥〜ヴァイオリン名作の世界〜」と題されたCDである。
ナージャさんのCDは、最近あまりお聴きしていないのだが、久々に聴くと、う〜ん やっぱ濃厚っ。
ムター、ムローヴァ、ナージャって、同じぐらいの年代のヴァイオリニストで、もっともっと活躍して欲しい方である。

で、このCDは、ずーっと聴いてても、飽きないで楽しめる。
楽曲の並びが飽きさせないのか、すごく彩りが豊かというか、個性的というか、のびのび〜してて自由な息づかいが感じられて、とっても活き活きしてる。
クラシックの堅苦しい雰囲気とは遠く、ジャズを聴いているようなガーシュイン、クロールの曲は初めて聴いたが、フォークダンスのような舞曲だし、しっとりとしたクライスラー、滑稽な3つのオレンジ、チャーミングなジョブリンに、 モーツァルトなど、聴いたことのある曲も含めて、コンサート気分を味わうことができる。気の利いた1枚だと思う。

「白鳥〜ヴァイオリン名作の世界〜」

1  クライスラー 前奏曲とアレグロ(プニャーニのスタイルによる)
2  ガーシュウィン ポーギーとベス 〜イット・エイント・ネセサリリィー・ソー〜(ハイフェッツ編)
3  ドビュッシー ベルガマスク組曲 〜月の光〜
4  クロール バンジョーとヴァイオリン
5  クライスラー 愛の悲しみ
6  クライスラー 愛の喜び
7  ガーシュウィン 前奏曲(ハイフェッツ編)
8  パガニーニ カンタービレ
9  シューベルト みつばち
10 ジョプリン ジ・イージー・ウィナーズ(パガニーニ編)
11 サン=サーンス 組曲「動物の謝肉祭」〜白鳥〜
12 モーツァルト ハフナー・セレナード 〜ロンド〜(クライスラー編)
13 クライスラー ジプシーの女
14 ファリャ スペイン民謡組曲 〜アストゥリアーナ〜 (コハンスキ編)
15 ファリャ スペイン民謡組曲 〜ホタ〜(コハンスキ編)
16 プロコフィエフ 3つのオレンジへの恋 〜行進曲〜(ハイフェッツ編)
17 クライスラー テンポ・ディ・メヌエット(プニャーニのスタイルによる)
18 ラフマニノフ ヴォカリーズ

チョン・キョンファ  デュトワ ロイヤル・フィル 1975年
Kyung-wha Chung    Charles Dutoit
Royal Philharmonic Orchestra

ばっちグー!   昇天しちゃいました ← ショーソンの詩曲は格別です。 

録音状態は良い。今では、あまり聴けなくなってしまった濃い演奏で、まったり〜と聴ける。特に、夢見心地の世界に誘ってくれるショーソンの「詩曲」は、お薦め。
このCDは、チョン・キョンファさんのヴァイオリンで、「フランス ヴァイオリン名曲集」とタイトルされたものである。

カップリング:
1 サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
2 ショーソン 詩曲 Op.25
3 サン=サーンス ハバネラ op.83
4 ラヴェル ツィガーヌ
5 ヴュータン ヴァイオリン協奏曲第5番

1〜4は、シャルル・デュトワさんの指揮で、ロイヤル・フィルと収録したもので、ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第5番は、ローレンス・フォスター指揮のロンドン交響楽団との収録となっている。
ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第5番は、作曲家別のページで掲載しちゃったので、ここでは他の曲を、オムニバス盤のご紹介コーナーに掲載しておこうと思う。

クラシック音楽を聴き始めた頃は、キョンファお姉さんの全盛時代で、オケはカラヤンさんのベルリン・フィルを、ピアノと言えば、アルゲリッチさんの演奏を、ヴァイオリンと言えば、チョン・キョンファさんのCDを集めていた。
巷では、CDが全盛期だったし、とっても売れていたし、共に情熱的な演奏が聴けて、超うれしかったのだ。
最近、キョンファお姉さんは、とんとご無沙汰のような気がするのだが、2014年に20枚組のBOXが発売された。しかし、購入したい気持ちはヤマヤマだが、既にかなり集めちゃっていた。

サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、フランスものが好評なデュトワさんのオケをバックにしてて、伸びやに熱く、演奏されている。音階を上り下りするところも正確だし、綺麗な音だ。
オケも、伴奏といえども、おおっ〜 弦の力強さを発揮する個所があって迫力満点だ。

また、ショーソンの詩曲は、サン=サーンスとはうってかわって、神秘的で、ふわ〜っと奏でられており、息の長いフレージングをタメはいるが、素直に透るように演奏されている。重音もクリアで、
オケが、とっても柔らかく、暖かい空気感と醸し出してて、心豊かになってくる。
「しぃ〜ぃ らしどれ みぃ〜 らしどれ みぃ〜〜っ」というフレーズを聴くと、泣けてきそうになる。
また、ヴァイオリンの旋律とは思えないほど、自分で伴奏をつけて演奏しなきゃいけないのだが、これが、一挺のヴァイオリンで奏でられているとは、およそ想像できないほど、間合いがとても美しい。

わずか15分程度の小品ではあるが、これがモノのみごとに、品の良いほの暗さがあり、貴族社会のような気怠さや、世紀末における爛熟した世界観と、儚い夢が〜 ないまぜになって、なんとも美しく綴られている。
まあ、これを聴けば、もう、他は要らないっ。と言いたくなるほどで・・・
心の襞に、ふわっと触れてくる感性豊かな演奏で、これは完全に痺れちゃう〜。
ここでは、オムニバス盤として紹介していますが、小品集といえども、関西風に言うと「ほんまもん」を聴きたいという方に、うってつけの1枚です。
ヴァイオリン:パールマン マルティノン パリ管弦楽団 1974年
Itzhak Perlman  Jean Martinon Orchestre de Paris

まっ こんなモン

フランス ヴァイオリン名曲集
カップリング:
1 サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ
2 ショーソン 詩曲
3 サン=サーンス ハバネラ
4 ラヴェル ツィガーヌ
このCDは、パールマンさんのフランス ヴァイオリン名曲集というもの。
ヴァイオリンの小品を集めたCDは、結構、発売されていたが、え〜っ たった46分の収録のCDだったのだ・・・。
まあ、その昔は、普通だったのかもしれないが、あのぉ〜 もう少しカップリングしてもらえませんか。って感じである。

今なら、ひょいっとダウンロードして、すぐに聴けちゃうのだが、ワタシが若かった頃は、わざわざCDを購入しては、ありがたく聴いていたのだ。改めて見直すと、ワタシのCD棚には、交響曲や管弦楽曲が幅をきかせている。
分類、整理しづらいオムニバス盤、○○小品集、△△名曲集は、ついつい、おろそかな扱いととなって、片隅に追いやられてしまっているが、技巧派の小品集なので、聞き比べにはもってこいかもしれない。
もっとも、今の若手のヴァイオリニストだと、軽々超えてしまう曲になってしまっているでしょうが・・・。
  ヴァイオリン:五嶋みどり ピアノ:ロバート・マクドナルド 2001年
Midori Goto Robert McDonald

ばっちグー!

録音状態は良い。しっかり歌われてて、軽やかさもあり、のびやか〜
フレンチ・ヴァイオリン・ソナタ集
カップリング:
1〜3 プーランク ヴァイオリン・ソナタ
4〜6 ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ
7〜8 サン=サーンス ヴァイオリン・ソナタ第1番

ヴィオラ ユーリ・バシュメット ピアノ:ミハイル・ムンチャン  1990年
Yuri Bashmet  Mikhail Muntian

あれ〜変 だよ。

録音状態はまずまず。
カップリング:
1〜3 シューベルト アルペジオーネ・ソナタ
4〜7 シューマン おとぎの絵本
8    シューマン アダージョとアレグロ 変イ長調(作品70)
9     ブルッフ コル・ニドライ(作品47)
10    エネスコ 演奏会用小品

ベストアルバム ヨーヨー・マ

録音状態は良い。いっけん雑多な寄せ集め〜って感じなのだけど、聴くと、いろんな曲が詰まっており、これを切り口にしてお楽しみください。というCDです。
でも、やっぱ販促ですかねえ。オムニバス盤の最たるモノ。



カップリングは、下記のとおり。
1  バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調BWV1007 〜プレリュード〜(1996年)
2  ドヴォルザーク 森の静けさ(「ボヘミアの森から」作品68より)(小澤征爾 ボストン響 1993年)
3  コール・ポーター エニシング・ゴウズ (1989年)
4  伝承 マクファーリン編 ハッシュ・リトル・ベイビー (1991年)
5  マーク・オコーナー ソング・オブ・ザ・リバティ・ベル (スカマホン ナッシュヴィル・シンフォニー 1997年)
6  プレヴィン ヴォカリーズ (1995年)
7  モーツァルト ピアノ四重奏曲第1番 ト短調K.478 〜第3楽章〜(1994年)
8  ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調作品104 〜第3楽章(マズア ニューヨーク・フィル 1995年) 
9  ボッケリーニ 弦楽五重奏曲 ホ長調作品13-5 G.275 〜第3楽章メヌエット〜(1993年)
10 ピアナ&マンツィ アイ・アム・ユー (1997年)
11 ピアソラ リベルタンゴ (カランドレリ編 1997年)
12 オコーナー アパラチア・ワルツ (1995年)
13 バッハ 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調BWV1012 〜ガヴォット〜 (1996年)
 
いっけん、雑多な寄せ集めのようなCDなのだけど、マさんの多才ぶりが解るというか、幅の広さに、ちょっと唖然としてしまうぐらい、その表情の豊かさに飲み込まれちゃう。肩肘張らないで聴けるので、コーヒーを飲んでいる時とか、 ほっとした時間に聴くのに、うってつけかな。というCDである。

マさんのベストアルバムって、1種類だけでなく、結構、いっぱい発売されているようである。
また、CDのブックレットを拝見すると、ソニーから発売されているCDのご紹介があって〜 こりゃ、販促PRかいっ!まあ、ソニーさんのお商売の方向性が如実に語られているが、まあ、しかし実際に聴けば、アハハ〜良いんだよね。
チェロとかコントラバスって、曲想によって、こんな音色が変わるんだな〜っ、歌える楽器だと感じ、オシャレに詰め込んである。
最初に出てくるバッハの無伴奏なんてわずか2分ちょっと、ほんのさわりなのだ。
でも、これが導入になって、あっ 良い曲じゃん。これだと、聴いてみようかなって感じになる。
ドヴォルザークの「森の静けさ」なんて、あらっ、素敵じゃん聴きたいなって、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら、 ピアノ曲の連弾だったり、チェロとピアノのために編曲してある曲だったりする。ってなわけで、ドヴォルザークの小品にも目が向くわけだし、マーク・オコーナーさんの曲は、アメリカの民謡なのかな?って思ったのだが、 アメリカ独立戦争をテーマにしたTV映画「リバティ」の主題曲だそうだ。

モーツァルトのピアノ四重奏曲は、えっ どっかで聴いたことあるような〜 ストラヴィンスキーのプルチネルラに似ている部分があるな〜って思ったり。モーツァルトのピアノ四重奏曲のCDは、どこだあっと、CD棚をゴソゴソ探す羽目にもなる。
ピアソラのリベルタンゴは、もう語る必要もないぐらい有名になっちゃったし・・・(笑)

そんなわけで、ジャンルを超えた曲で、ちょっとしたサワリしか詰め込まれていないが、これを切り口にして、聴こう〜という世界が広がると思う。ある意味、オムニバス盤という役目は、しっかり果たしており、マさんの魅力、演奏家としての幅の広さも、 巧さも、魅力もわかるようになっていると思う。
ハイ、CDの販促も兼ねての一石二鳥でしょうか。

オルケストラ・ド・コントラバス 2006年
L'Orchestre de Contrebasses

満足っ満足っ


録音状態は良い。文字通り踊りながらのパフォーマンスで人気がある。
で、DVDもでているし、このDVDの方が、だんぜん、おもしろいっ!らしい。(って、ワタシは所有していないのだけど)CDも、SHM-CD化されているらしい。まあ、CDジャケットをご覧いただくとわかるように、壁から手がでていたり、(見えないのに、どうやって弾くの?)、宙に浮いていたりする。ちょっと、シュールで驚かされるが、おもしろい。
このCDは、「踊るコントラバス」(Transes Formations)と題されたコントラバスの演奏CDである。
1981年、フランスで結成されたオルケストラ・ド・コントラバスというグループで、コントラバス6挺(6人)で演奏するアンサンブルである。
クラシックだけでなく、ジャズやブルースなど、多彩な演奏で、えっ! これがコントラバスの音なの〜っという、ちょっと驚きの演奏が詰まっているのだ。 最初に聞いたときは、ホント、コントラバスの音っていうのが、ちょっと信じられなかった。
だって、クラシックじゃー ほとんど添え物的存在で、(ホントにごめんなさい)、重低音で、ゴリゴリ弾いているだけなんですもん。
このCDを聞いてると、チェロと間違ってしまったり、ボンボンっと叩く音が入っているので、打楽器だと思ったり〜
ワタシ、自分の耳が、やっぱり信じられなかったデス。
全てオリジナルの曲だと言うのだけど、ゲンダイオンガクっぽいものがあったり、これは、まるで日本の民謡じゃんという曲もあったりする。 6曲目のシロカツオドリなんて、はあ? 東北の民謡ですか?って感じなのだ。ヨナ抜きの5音風の曲で、馴染みやすいし、お琴のような響きに聞こえてきたりする。いや〜 ホント、コントラバスって、結構、音域が広いんだーっと、思った。

で、実は、このコントラバスの集団は、踊るコントラバスのタイトルどおり、宙に浮いてみたり、パフォーマンスがすごい。
文字通り踊りながら、ボンボンっと弾いているらしい。
このCDは、クラシックではなく、ジャズっぽいのだけど、う〜ん 実は、ワタシ、ジャズは全く聴かないので、どうジャンルわけしたら良いのかも、さっぱり解っていないのだけど、どちらかというと、ゲンダイオンガクって感じだ。
でも、あまり違和感なく聴けてしまう。
このオルケストラ・ド・コントラバスさんの「踊るコントラバス」は、グループとしては5枚目のアルバムである。
日本では、2枚目ということでリリースされている。他にもCDを所有しているので、また次回、ご紹介しようと思う。

演奏曲目は、
1  嘘つきの神様 Father moqueur
2  7月12日 Le 12 juillet
3  エゴ Ego
4  レ・デジャンテ Les déjantés
5  フォンク Fonque
6  シロカツオドリ Les fous de bassan
7  ベース・ミサ / 夜明け前の祈り Messes basses : les matines
8  ベース・ミサ / 昼の祈り Meses basses : Sextes
9  ベース・ミサ / 午後の祈り Messes basses : Nones
10 ベース・ミサ / 夕の祈り Messes basses : Les vepres
11 ベース・ミサ / 一日の終りの祈り Messes basses : Complies

 

10弦の響 (Les Dix Cordes)
チェロ:チョウ・チン 趙静 ギター:大萩康司 2005年

いかすぜっ

1     ヴィラ=ロボス (Villa-Lobos) ブラジル風バッハ第5番〜アリア〜
2〜4  ハダメス・ニャタリ (Radamés Gnattali) チェロとギターのためのソナタ
5〜8  レゼク・ボグダノヴィチ (Leszek Bogdanowicz)
     「4つの内なる小品」 祈り、運動、ダビデのハープ、歌
9〜11 シューベルト アルペジョーネ・ソナタ (西垣正信編曲)
12    アストル・ピアソラ タンティ・アンニ・プリマ (徳武正和編曲)

10弦の響 (Les Dix Cordes)

10弦というのは、チェロ4弦+ギター6弦のあわせて〜10弦という意味なのだそうだ。
なるほど・・・ CDのタイトルとしては、とても、うまく考えたものだと思う。
普段は、ギターの曲は聞かないが、先日、ロドリーゴさんのアランフェス協奏曲を聴いて、他にCDはなかったかしらんと、CD棚をゴソゴソ探していると、このCDを見つけたというわけ。
チェロとギターの組み合わせのCDは、ワタシにとって珍しく、お仕事から帰ってから、こっそり聴くには、なかなかに良い曲が詰まっている。カクテルでも傾けながら聴くと、より一層雰囲気があって、よいかもしれない。

チェロのチョウ・チン(趙静)さんは、2005年に、ミュンヘン国際コンクールで優勝された、中国人の方だそうである。
ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハは好きな楽曲で、この5曲目のアリアが収録されているのは嬉しい。
もとは、「あ〜っ あああ あぁ〜」という、ソプラノとチェロ八重奏で歌われるヴォカリーズ風の曲だというが、ギターにアレンジされている。
他の、ニャタリ、ボグダノヴィッチさんの曲は初め聴いたが、う〜ん。ゲンダイオンガクの範疇に入るのか、聴いて、たちどころに感想が述べられるほど、簡単はではないなあ。
雰囲気だけ味わせていただいたのだが、チェロの旋律が主になるのやら、ギターの旋律が主体になるのやら、この絡み具合がハテナ。旋律は、いづれにも立ち上ってくるのだが・・・
もちろん、ギターもチェロも、どちらも弦なのだが、弦楽四重奏曲を聞いているのと、また違うので〜 ちょっと、今のワタシには微妙だ。
ヴァイオリンとチェロの違いは、まだ聞き慣れているので、もちろん違いは、わかるのだが・・・
ギターとチェロでしょ。音程は違うし、音の広がり具合は違うし、音程の幅も違うし、奏法も違うし〜
(そんなのアタリマエでしょっ!) なかなか慣れないので、新鮮なのだが、ちょっと難しい。

シューベルトのアルペジョーネ・ソナタは、もちろんシューベルトなので、親しみの感じる旋律で、うっとり。
で、アルペジョーネっていうのは、チェロを小型にしたような楽器である。

あまり馴染みがないので、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみたら・・・
アルペジョーネもしくはアルペッジョーネ(arpeggione)は、1823年〜24年に、ウィーンのギター製造者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーさんにより発明された、6弦の弦楽器である。
弓で演奏するが、チェロを小ぶりにしたような本体のために重音を出すことが容易であり、また24のフレットを持つなど、ギターの特徴も併せ持つ。このため「ギター・チェロ」という別名でも呼ばれたが、外見は、バロック時代のヴィオラ・ダ・ガンバに似ている。
この楽器のために作曲された、楽曲は、シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」 イ短調(D821)である。
これは、1824年の作品だが、71年になって、ようやく出版された時には、すでにアルペジョーネは忘れられた楽器になっていた。したがって現在でも、アルペジョーネが演奏に使われることはほとんどなく、このソナタの演奏では、チェロやヴィオラ、コントラバスで代用されることが通例である。・・・とのこと。

このCDで、初めてこのシューベルトのアルペジョーネ・ソナタを聞いたのだが、とっても穏やかで、お気に入りに〜♪
歌い方に派手さはないが、しっとりとした感覚が満ちてくる。
控えめ的なところが、とっても好ましく〜 初恋をした少女のように、キュンとした胸の熱さが伝わってくるようで。押し出しの強さがなく、慎ましやかで、いつまでも、そっと〜聴きたくなるところが魅力的だと思う。
ワタシにとって、シューベルトって、暗くて、鬱々しとした、うじうじ〜した、いつまでもお尻のアオイ青年のイメージなのだ。
しかし、へえ〜 シューベルトって、こんな可愛い曲も書いていたのかと、改めて見直しちゃった。

ピアソラさんのタンティ・アンニ・プリマ(Tanti Anni Prima)という曲は、しみじみ〜とした小品で、ここではギターとチェロで奏でられているが、オーボエとピアノとの組み合わせや、サックスにも編曲されているようだ。
「エンリコIV」という映画用に作曲されたようだが、アヴェマリアという副題もついていたりする。
そこの経緯は、知らないが、すーっと聴けて、しみじみとさせられる。
吉野直子 1987年
Naoko Yoshino

録音状態は良い。CDの帯には、大学在学中って書いてあった。
CDデビューは、学生時代だったんですね。
このCDは、ハープの吉野直子さんのお若い頃の演奏で、「アラベスク」と題されたCDである。

1  ドビュッシー アラベスク第1番 ルニエ編
2  ドビュッシー アラベスク第2番 ルニエ編
3  サルツェード 古代様式の主題による変奏曲 作品30
4  リスト 愛の夢 第3番 ルニエ編
5  ルニエ いたずら子鬼の踊り
6  ファリャ スペイン舞曲第1番 マルセル・グランジャニー編
7  リスト 夜鳴きうぐいす (ロシアの2つの旋律 アラベスク 第1曲)ルニエ編
8  マルセル・トゥルニエ 朝に 作品39 
9  ハチャトゥリアン 2つの小品 第1曲東洋的な踊り
10 ハチャトゥリアン 2つの小品 第2曲トッカータ
11 レスピーギ リュートのための古代舞曲とアリア 第3組曲第3楽章 シチリアーナ グランジャニー編
12 アルベニス ザラゴーザ スペイン組曲第2番 マクドナルド&ウッド編
13 サルツェード つむじ風
14 リスト ため息 ルニエ編

ここに記載しているルニエ編とは、フランスのハーピストのアンリエット・ルニエ(Henriette Renié)さんがハープのために編曲したものだそうだ。CDのブックレットを拝見していると、ルニエの孫弟子(師匠はスーザン・マクドナルドさん)にあたると記載されている。
で、3曲目の古代様式の主題による変奏曲は、フランス生まれのカルロス・サルツェード(Carlos Salzedo)の作品で、もぐりのワタシでも、ハイ、拝聴したことがある。
ハチャトゥリアンの曲は、ハープのために書かれた唯一のソロ曲だそうだが、雰囲気がとても変わっている。また、つむじ風のラストには、低音のワイヤー弦をグリッサンドで互いにぶつけて雷のような音を表現するという。
へえ〜 
初めて聴く曲もあって、ハープの音を聴くと、とても癒やされる。
ものすごーい歴史を持った楽器だし、オケのなかで、複数台使われているのを見たりするのだが、あまり身近な楽器とは言い難く〜 指で弦をつまんで弾く、掻き鳴らすようなグリッサンドぐらいの奏法しか、目にしないし。
う〜ん あの足元のペダルは、どうやって使うのかは不勉強で、わかっていない。奥が深いようだ。

「 頭のなかの ♪ おたまじゃくし〜クラシック音楽を聴いてみよう〜」

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