男性の体調
男の赤ちゃんは母の胎内であふれんばかりの女性ホルモンの海の中で耐えて頑張って生ま
れてきました、大変でしたね。出生時の女児と男児の割合は 100対105だそうで男児の
方が多い。乳幼児の死亡率が高かった昔は小学生になる頃には、女児の方が多かった事を
覚えています、男児の生存率の方が低かった。生まれる前、生まれてからも男子は大変で
すね。今は新成人の数をみていると女性:男性は100:105 になっています。医療のおか
げで、男女児の生存率がほぼ同じになり20才あたりでは男子の数が多いですね。平均寿命
が女性約86歳、男性約80歳(健康寿命は女性73.6歳、男性70.4歳)、105:100 に近い
と見て取れます。男性の方が生命維持が困難と言えるのかもしれません。でも漢方では男
性より女性を治す方が何倍も難しい、とおっしゃる方もいます。視点により見え方が違っ
てきます。漢方では気になる症状そのものを取りたい時でも体質改善も重要視します。元
気が残っている所をより元気にしていく急がば回れ、が結局は近道ということもあるから
です。良くなる方法は病名・性別が違っても共通しています、参考にしてください。
不定愁訴は女性につきもの、と言えるかもしれません。病院で体調不良を訴えてもなかな
か医師に伝わらない、検査に異常がないと言われ、それてもなんとかしたいと、東洋医学
やサプリをやってみる女性は多いと思います。男性は体調不良がだいたい検査に現れるの
か病院へ行くことでほとんどの方が良しと考えているように思います。野生の生き物は1
日の大半を食べ物と身の安全についやしています。大きな病気になった時くらいは、ある
時期集中してご自分の命を自分で守ってほしい。病気なおしはクセなおし、食事から取り
組みましょう。悪くなったものは必ずよくなる、私の口ぐせです。病院でよくならないと
言われてガッカリしている方にも、私は同じことを言っています。
女の赤ちゃんは生まれた時すでに、卵子を持っている、それを体の奥深く温かいところで大切に守っている。最近、卵子の老化が話題になり、卵子って生まれた時にもう準備でき
ていたという事実を知って驚いた女性が多かった、と思います。精子は男性の体で10代に
なって造られるようになり40年以上も続きます。卵子と精子、なぜ違うのでしょう?
・・・活発な細胞分裂は酸素濃度が低い所又は温度が低い所で可能です。母体は低体温で
はありませんが酸素分圧を低くして胎児の細胞を増殖に適した状態にして命を育みます。
卵子は酸素分圧の低い時に細胞分裂・増殖を胎内で終わらせてしまうのは必然です。精子
は体表に近く低体温が維持できる場所で数十年間も細胞分裂・増殖が可能となります。
・・・酸素不足・低体温、で思い出すのはガン細胞です。卵子や精子が造られるようにな
っているヒトの体、条件次第ではガンは簡単にできます。簡単にできるということはカン
タンになおる、と考えても間違いではありません。酸欠と低体温の解消です。
前立腺のトラブル
50歳以上の男性の約50%、80歳までには80%の方が前立腺肥大症になると言われていま
す。昔は日本人男性のほとんどが前立腺は委縮の経過をたどっていたようです。食事や生
活の変化が前立腺のトラブルを考えるうえでも重要となります。わかりやすい生活習慣病
です。尿に勢いがなくなる、トイレが近い、残尿感がある・・・病院へ行くだけでなく今
までの食事習慣をみつめる機会です。年齢が上がるにつれ前立腺ガンにかかる割合も増え
てきます。まずは毎日の食塩摂取量を知ることから始めてください。加工食品の食塩量を
見ましょう。Na表示の場合は Na 1g は ×2.6 で食塩量は2.6gとなります。
Na 500mg では × 2.6 = 1300mg 食塩、となります。生活習慣病の予防、
認知症の予防、ガンの予防、病院のクスリを減らしたい、食塩1日6gここが出発点です。
(良く噛むこと、胃をからにして寝る事も大切)当店では前立腺対策の漢方薬だけでなく、
生活習慣病予防の漢方薬・健康食品もおすすめしています。
自覚症状や病院の血液検査(PSA、リンパ球数、クレアチニンなどの腎機能)や当店の毛
細血管の微小循環測定器で血流の観察もチェックしましょう。体力も気力も弱り困った時
に仕方なくする努力を元気な内に先にやっておく、賢く損得勘定を。
健康メモ
子供の時、自転車にのりたい! 大人になれば車に乗りたい!・・・そんな時一番大事な
事は何でしょう?・・・乗りたい!運転したい!と思う事です、できた自分が見えること
です。料理は苦手・めんどうだ・やりたくない、と思っている方、料理はカンタンです。
ほうれん草やブロッコリーを湯がく、じゃがいも/人参/かぼちゃ/おくらを蒸す、大根
おろし/山芋おろし(とろろ)をつくる、ちょっと難しいけど、ごはんを炊く、干ししいたけ
1コを一晩200ccの水に浸ける(冷蔵庫で)、同じ方法でこぶだしをつくる、それで味噌汁
や鍋物を作ってみる、フライパンで野菜炒めをつくる、これだけできれば料理は完ぺきで
す、誰でもできます。
重病になっても、病院で良くなると思っている内は病院におまかせ、もいいと思います。
しかし認知症・ガン・脳卒中・高血圧・糖尿病・腎臓病などは生活習慣病と表現されます、
病院まかせにしないでください、と医師もメッセージを送っています。
病気が重くても、治りたいと激しく思う・治った自分が見える、これが始めの第一歩です。
自転車に乗れるようになりたい時も、車の免許を取りたい時も案内役がいました、正しい
方向に努力しました。健康も同様で、重い病気の時は一人では危険です、ガイド役をさが
してください。努力の方向が正か逆か判断をしっかりしましょう。3か月間集中して体に
良いこと全てやってみましょう、その間漢方等もしっかり飲みましょう。まずは当店の毛
細血管の微小循環の観察(マイキュレータ)で血管と血流をご自分の目で見てください。お気軽にご相談ください。