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名探偵おばちゃん

ふと、文庫本から目を上げると。

向かいの席のおばちゃんと目が合いました。

こんな事は、まあ、よくあるのですが。



なぜか、そのおばちゃんはニヤっとしました。



なんだろう?

俺、変?



よく分からないまま見つめ続けていたんですが。

どうやら、彼女は明らかに俺の読んでる文庫本を気にしている様子。



そう。

『マリア様が見てる』を、アガサクリスティの表紙でカモフラージュした文庫本を。









『ピキーン!』









バレてる!

顔が赤くなったのは言うまでもない。

p.s. 教授と相席。おばあちゃん、帽子に気付かず。