「おーっす!!」

快斗が教室に入ると同時くらいにいきなりクラスメート達の歓声にも似た声が上がった。

何だ・・・?やけに騒がしいな・・・・?

「おい青子・・・。」
「あ、快斗おはよう。」
「何の騒ぎだ・・・?」

快斗は青子に近寄って事の真相を確かめようとする。
そんな快斗に対してニヤニヤと笑って恵子が爆弾発言をしてくれた。

「青子が昨日、モデルにスカウトされたの!」

・・・・と。


「な・・・。何〜〜〜〜!!青子がモデル〜〜〜〜!?」
「そうなの、昨日スカウトされたのよ!!」






「はあっ・・・。いい人材ってホントになかなかいないものなのねえ・・。」

女は一人深いため息をついていた。

ここは人通りの多い繁華街の一角。皆、我関せず思い思いに街を歩きたむろっている。
そんな中でずっと立ち止まったまま、まるで品定めをするように行き交う人を見ている男女2人組がいた。

「あっちも・・・駄目。こっちも・・・ああ、駄目。」
「あっちも駄目、こっちも駄目・・ってさっきからそればっかりですよ?」
「だって!!アレに似合う子ってなかなかいないんだもの!!もーう!!一番の目玉なのに!!」
「だから最初からモデルの子に・・・。」
「駄目よ!!大体アレのおかげで注目度高くなってるのよ!!」
「ええ・・・。まあ分かりますけどね。アレのおかげでとんでもないものが舞い込んできたんですし・・・。」
「だからこそ!!絶対に失敗したくないの!!」

そういいながら女は持っていた空のコーラ缶を握りつぶす。しかしあせっているのは見て取れて男はため息を一つ落とした。
キョロキョロと周りを見渡す女はそれでも目的の人材が見つからず肩を落とした。

「はあ・・・。もう・・・無理なのかしら・・・。」

女があきらめ切ったその瞬間、目を思い切り見開き、ある一点に集中した。

「先生??」

隣にいた男が完全に止まってしまっている彼女を不思議そうに思い声をかけるも、そんな男の声さえ女の耳には届いていないようだった。
ため息をつきつつ、もう一度声をかけようと男が女を見上げた時、女はふるふると震えていた。

「せ、先生・・・・?」

恐る恐るそんな女を呼びかけるとその男の声を遮る様に女は大声を上げた。


「い、いたーーーーーーーーー!!!!」
「え!?え!?」
「ついにみつけたわ!!アレに似合う子!!あの子しかいないわ!!!」
「あ・・・!!ちょ!!先生!!」

女は感激に打ち震えたようにとある人物に目を向けたままそこへ一目散に向かっていった。




「恵子、早く、早く〜!!」
「ちょっと待ってよ青子。そんなに急がなくっても服は逃げていかないわよ〜!」
「だって!!だってだも〜ん!!この前すっごく可愛いワンピ、見つけちゃったんだもん!!花柄でね!!すそがフワッてしてて・・・・。」

青子が大げさに身振り手振りで恵子に一目ぼれしたワンピースの説明をしてみせる。

「先週に見つけたんだけどね。ホントはその時買いたかったんだけどね。お金足りなくって。」
「それで取り置きしてもらったんだ・・・。」
「うん!!もうこの1週間待ち遠しかったんだ〜〜!!」

弾むような声を滲ませて話す青子に恵子は苦笑いを浮かべていたがふと気になることが湧き出てきてそのままそれを青子に問いかける。

「ねえ・・・青子〜。」
「何?」
「今日黒羽君と出かけるって言ってなかったっけ??」
「快斗今日用事出来たんだって。」
「ああ・・・それで。」

恵子はすごく納得した。昨日まで「快斗と映画を見に行く」と約束していたと話していた青子が今日突然恵子に「今日、暇?」と電話してきたので
「おや?」とは思っていたのだ。

「だけどドタキャンなんてね〜・・・。」
「んー・・・。でも見ようと思ってた映画は来週までやってるしいいよ。今日のメインはワンピースだもん!!」
「まあ、青子が良いならいいけどさ−・・・。」

そういいながら首をかしげている恵子を尻目に青子は突然立ち止まってしまっていた。

「ねえ、恵子〜。コレ見て。可愛い〜・・・。」
「あ、ホントだ。可愛い〜・・。これ、ネックレス・・・だよね?」

恵子は目の前にあった品物を手に取り、目の高さまで持ち上げて見る。
そんな恵子にちらりと視線を向けながら青子は別の場所にあるイヤリングに眼を奪われていた。

「ああ・・・。そっちはね〜・・・。こっちのイヤリングも可愛い〜・・・。」


「髪の長いお嬢さん!!」
「は・・・・?」
「お嬢さん!!」
「青子・・・・?」

いきなり後ろから声を掛けられて青子は素直に振り向き、首を少しかしげる。
そこには30歳くらいの長身の少しきつめの印象を持つ、美人の女性が立っていた。

「うん、そう!!・・・ね!!モデルする気ない?」

いきなりそう尋ねられてしばしの間呆然としていた青子だったがいきなり我に返りすたすたと歩き始めた。

「恵子〜、いこ〜・・・。」
「え、青子・・・?」

驚いたのは恵子だった。スカウトしてきたであろう人物を無視して青子がいきなり歩き始めたのだから・・・・。

「ちょ、ちょっと、青子いいの・・・!?」

困惑気味に青子に腕を引かれたまま恵子が問いかけるも青子は振り向き

「だって、ああいうのって絶対あやしいから無視しろって快斗言ってたし、お父さんも危ないって言ってたもん。」
「うーん・・・。まあねえ・・・。」

恵子は青子の言い分に否定できず納得してしまっていた。
確かにこんな繁華街で「モデルに」や「タレントに」などといってはだます類は五万といる。
警察官の父を持つ青子は再三注意を受けてきていた。
・・・まあ、快斗の言うのは「ナンパ」も含めたものであって別の意味合いも含んではいるだろうが・・・。

そんな彼女の態度にもひるむ様子も見せず、それでも去っていきそうな二人に女はあわてて引き止める。

「あ〜〜〜〜!!ちょ、ちょっと待って!ね!待ってって!!」

青子の腕をぐいっとつかみ、鞄をごそごそと探っていたが目当ての物が見当たり顔を上げて青子に

「私、こういう者なの!!はいっ!!」

そう言って、名刺を青子に差し出した。

「デザイナー・・ユウコ・ミツワ・・・・?」

青子は手渡された名刺に目を通し、ローマ字で書かれたその目の前の人物の名前らしきものを読み上げる。

「ええええ!?世界的に有名なデザイナーの三ツ輪優子さん!?あの有名な!?」
「え、恵子知ってる人?」

盛大に驚いている恵子の方に顔を向けて青子が首をひねる。

「何いってるのよ、知ってるも何も超有名人じゃない!!」
「青子知らないよ・・・?」

「ね、モデルしてみない?貴女がイメージにぴったりなのよ!!」

デザイナー・三ツ輪優子はそういいながら青子の手をがしっとつかみながら問いかける。

「え・・・青子が・・・?」
「ね!!今度のブライダルコレクションなんだけどね!」
「でも、青子・・・。そういうの・・・。」
「お願い!」
「わ、分かりました・・・。」

優子の積極さに負けた青子は戸惑いながらも承諾したのだった。



「・・・と、言うわけ。」

事のあらましを説明する恵子を見やりながら快斗は青子に視線を走らせる。青子は突然の事にかなり動揺しているようだった。

「で?青子ホントに出るのかよ?」
「え?・・・うん。でもウエディングドレス着せてくれるって言うし・・・。ちょっと着てみたいかな・・って・・。」
「簡単な奴。」
「何よ、バ快斗!」

でもラッキーだな・・・。

快斗はほくそ笑んでいた。というのも三ツ輪優子の今度のファッションショーで出てくる世界最大級のピンク・ダイアモンド「バースディ・ピンク」が
怪盗キッドの今度の獲物だったから・・・。

ビッグジュエルかもしれねー「バースディ・ピンク」・・・。ちょっと青子に便乗するのは気が引けるけど・・・。
裏側まで入りやすくなったな・・・。

「で、今日詳しく聞きに行くの。」
「あ?そのデザイナーのとこにか?」
「そうだよー。」
「俺も行く・・・。」
「快斗?なんで?」
「なんでもいーだろ、面白そーじゃん。」

敵状視察・・・とともに快斗は確かめたいことがあったのだ。
そうして二人は放課後、三ツ輪優子の事務所のあるビルの前にいた。

「こ・・・これ・・・?」
「みたい・・だな。」
「おっきー・・・。」

呆然とつぶやく青子を見て自分も昨日、ここを訪れたとき同じような感想を持った事を思い出し苦笑した。

快斗と青子の二人がビル内に入り、そのまま三ツ輪優子の元へと案内される。
そうしているうちにも快斗はさりげなくビル内をチェックし、当日の行動作戦を頭の中で組み立てていく。

あっちの非常出口はロック式だし簡単に開けられそうだな・・・。
だったら向こうの窓をダミーにして・・・。

「快斗!!」
「え!?」
「もう、さっきから呼んでるのに・・・。」

青子がため息をつきながら快斗を見る。そんな青子をみながら今、自分が置かれている状況を理解していく。

あ・・・やべ。今話聞かなきゃいけねーんだっけ・・・。

「でね、青子ちゃんはラストなの。」
「え!?青子最後なんですか?」
「ええ、コレをつけてほしいの。」

そういって優子が差し出したものを見て、快斗は心底驚いた。

「え・・・。これって・・・。」
「そうなの。これ、青子ちゃんに似合うと思って。」

ニコニコ笑う優子、困惑の表情を浮かべる青子。・・・そして何よりここで一番驚いているであろう快斗。

ま・・・まじかよ・・・。


青子がショーのラストにつける大きな大きなキラキラ光を反射して輝いているそれは

世界最大級のピンク・ダイアモンド「バースディ・ピンク」だった・・・。

「これを青子がつけるんですか・・・?」
「ええ!!でも気をつけてね。これ怪盗キッドが狙ってるから。」

そうあっさりと告げる。とたんに青子ががばっと立ち上がり握りこぶしを作っていた。

「怪盗キッド〜〜〜!?大丈夫です!!青子あんな奴にぜーったいわたしませんから!!」
「ふふ、頼もしいわね〜。」

女性二人が盛り上がっている中、快斗は一人、動揺していた。

ま・・・まじ・・・かよ!!どーすんだよ、おれ・・・青子から「バースディ・ピンク」を盗るのか・・・?
でも、青子にはキッドをやっているところは見られたくない・・・!!!

快斗が葛藤している事など気も留めずにずんずんと話は進んでいく。

「あ、あとね、青子ちゃんのお相手なんだけど・・・。」
「青子の相手・・・ってなんですか・・?」
「あら、ウエディングショーだもの。花嫁さんには花婿さんが必要でしょ?」
「えええ〜〜〜〜!!」
「青子に・・・相手・・・??」

快斗のもう一つの心配事。コレが気になって青子にくっついてきたのだが、現実そんな話をされると釈然としない。

そ、そりゃ・・ウエディングドレス着た女の横には男が必要だろうさ・・・。でも青子の隣に・・・誰かが立つ・・・??

いつだってどんなときだって青子の隣に立つのは自分でいたい。未だ告白さえ出来ていないけどずっとそう望んできた。
それは今までだってこれからだって変わらない。なのに・・・ふりとはいえ、青子の隣に誰かが立つと思うだけで快斗はむかむかしてきていた。

「ね、君出てみない?」
「は・・・?」

いきなりの優子の言葉に快斗は反応できなかった。何のことを言ってるのかさえ、全く読めていなかった。
それくらい・・・快斗は動揺していたから・・・。

「だからね、青子ちゃんのお相手。」
「「え!?」」

声を上げたのは二人同時だった。

「俺・・が?」
「ええええ!?快斗と青子があああ!?」
「ええ、お願いね!!」

半強制的な言葉尻に快斗は反論を唱えようと口を開きかけたが、

「先生、こっち見てください!!」
「先生、照明の関係なんですが・・・。」

ショーを控えた優子にそんな暇が早々取れなくなってしまっているわけで・・・。
結局快斗もモデルとして出演する羽目になってしまったのだった。

そりゃあ・・・。「バースディ・ピンク」のためには願ってもいない位置だ。怪盗キッドとしては・・・。
ただ、個人・黒羽快斗としては・・・複雑すぎるその場所、その位置。


どうする事も出来ないまま、そして怪盗キッドとしての予告状を取り下げないまま「三ツ輪優子、ブライダルコレクション」の幕は上がった。


会場の周りは中森警部を初めとする警察関係者がごった返していた。

「警部!!A班配置終わりました!!」
「B班も完了です!!」
「よーし!!各自絶対に持ち場から目を離すな!!キッドは絶対に現れる!!」

警部は燃えていた。キッドを捕まえるために。キッドの魔の手から娘、青子を守るために。そして複雑な親の気持ちを隠すように・・・。

「お父さん!!」
「青子!!絶対に大丈夫だからな!!」
「うん!キッドは青子が捕まえちゃうよ!!」

親子の異様な盛り上がりに快斗は呆然と突っ立ったまま事の成り行きを観察していた。

・・・そのキッド様はここにいるんだけど・・・さあ・・・。

「青子ちゃん!快斗君!そろそろ準備し始めないと!!」
「あ、はい!!」

優子の言葉に導かれ準備をするために控え室に二人は向かう。

「出来上がり。おー、いいね、君。」
「そっすか〜?」

怪盗キッドとしてスーツを着慣れている快斗に黒の燕尾服はよく似合っていた。快斗はそんな自分の格好よりもドキドキソワソワと待っていた。

きゃああ〜〜〜!!

こんな殺伐とした控え室でひときわ大きな歓声が上がった。

な、なんだ!?

快斗が小走りにその歓声の方へ行くとそこにいた人物に快斗は言葉を失ってしまった。

歓声の中心にウエディングドレスを身に纏い、世界最大級のピンク・ダイアモンド「バースディ・ピンク」をつけた青子がいた。

「すっごく素敵よー!!青子ちゃん!」
「すごくよく似合ってますよ!!さすが先生!!スカウトしてくるだけありますよ!!」
「あ、お父さん!」
「青子・・・。」

中森警部は娘のそんな姿に呆然としていた。それは初めて見る娘の姿だったからなのか将来を思い起こしての父親の感傷だったのかは
周りの人間には諮りかねたが・・・。
そしてもう一人、言葉を失ったまま動けない人物がいた。快斗は青子の普段と全く違う雰囲気に呆然としていた。

「快斗〜?どうしたの?」
「え・・・!?い、いや、なんでもねーよ・・・。」

思わず顔をそらしてしまう。そして・・・快斗の心に変化をもたらしていた。

こんな青子から・・・ビッグジュエルだけど・・・でも盗れねえよ・・・。


「さ!!青子ちゃん、快斗君!そろそろ出番よ!!」
「「はい!!」」

舞台袖に立ち、二人は出番を待っていた。何も話せないままかなりぎこちなくて・・・。不意に快斗が口を開いた。

「・・・腕。」
「快斗?」
「腕、組んだほうがいいだろ。おめー慣れないハイヒールなんて履いてるし・・・。」
「あ、ありがと・・・。」

青子は差し出された快斗の腕にちょいっとくっついた。

「はい!出番よ!!」

スタッフのその声に導かれるように快斗と青子はステージに向かって歩き始めた。
沢山の人の歓声や視線、そんななれない雰囲気に緊張した青子に快斗は柔らかな視線を向けながら緊張をほぐそうとする。

「青子〜。んな緊張しなくっても大丈夫だろ?」
「でも!あ、恵子たち。」

小声でごく自然にこんな時話せるのは二人が今まで培った絆のおかげだろうと思う。快斗との会話で緊張がほぐれ
青子は自然に輝くような笑顔を見せ始めていた。
和やかに順調に進んでいたショーだったが一発の銃声がそれを打ち破った。

ズキューーーーーーン!!


「きゃあああああ!!!」

一斉に逃げ惑う人々を尻目に快斗はとっさに青子を自分の後ろに置き、かばう。

「か、快斗お〜・・・。」
「じっとしてろ!!」

何だ・・・?例のビッグジュエルを狙う奴らか・・・?いや、でも奴らはこんな目立つようなマネはしねー・・。

拳銃を持った男がゆっくりと二人の方へ向かってくる。

「さあ・・・。その宝石をこちらへ渡せ・・・。」
「ふん・・。そんな脅しに乗ると思ってんのかよ。」
「快斗!?」

青子は快斗に背中で庇われながらも強気な彼の言葉に驚きを隠せない。
一方快斗は強気の姿勢のままポーカーフェイスを保つ。

後・・数歩・・・そこで全てを終わらせられる・・・。

「さあ・・・。俺も傷をつけたくはないんでね・・・。さあ・・・「バースディ・ピンク」をこちらに・・・。」

低い声のまま男が一歩、一歩と快斗と青子に近付く。

「うぎぎ・・・。青子・・・快斗君・・・!」

拳銃を持ったままな男を前に中森警部もうかつには近づけない。

「さあ・・・!!」

掛かった!!今だ!!

快斗はとっさに持っていたリモコンを押す。

「うわああああ!!」

とたんに男のいたその場所から罠が飛び出て網に男が絡まる。

「え・・・・。な、何が・・・?」

青子は呆然と事の成り行きを見ていた。

ふ・・・。対警察用に仕掛けておいたやつがこんな時に役に立つとは・・・ね。

安堵のため息を一つ落とし、快斗は青子を見る。

「あ・・・。」

その視線の先で青子が何かを見つける。

「お父さん!あの男の人の所に!!」
「え!?」

そこにあったもの。未だ網の中で伸びている男のそばに刺さっていたもの・・・・一枚のカードだった。


”美しい花嫁にこそふさわしいもの・・・。「バースディ・ピンク」はあきらめるとしよう・・・。
     

                                        怪盗キッド”

「キッド・・・めええ!!!」

そういいながらカードを手にする中森警部の表情は明るくて。
男は警察に連行されていった。

ビッグジュエルを狙う例の組織の人間ではなく・・・ただ、世界最大級の宝石を狙っていたこそ泥だったと言う事だった。

突然のハプニングにも見舞われながらも”三ツ輪優子・ブライダルショー”は大成功に終わった。


「けーっきょくキッドは現れなかったね〜・・・。」
「なんだよ、青子。現れてほしかったのか?」
「うん!!青子が捕まえてやったのに!!」
「バーロ、キッドが青子になんて捕まるかよ!」
「うるさーい!!バ快斗!!」
「何だよ、アホ子!!」

普段と変わらない二人の掛け合いが続いていた。それを面白そうに皆見ていた。

「あーあ、又やってるよ。あの二人。」
「せっかく着飾ってもやってる事は変わらないな。」
「でも、アレが自然で良いわよ。」
「まあ・・そうかもね。」

ウエディング姿の女の子とタキシード姿の男の子。コレが現実となるのはいつのことやら・・・・??

快斗がキッドに変装することなく終わってしまう・・・。何なんでしょう?コレは・・・。
でも、青子ちゃんの前で変装させるのも・・・なんだか・・・ねえ?
ハプニングが起きてからもう少し何とかしたかったんですが・・・。ははは。
これ以上続けるととんでもなく長く、収集がつかなくなりそうだったので・・・。
でも広げた風呂敷がぐちゃぐちゃになってたたまれた・・って感じですな・。

しかもこれいきなり思いついてジューンブライドに無理に絡めてあるから・・・。