この画像はJ−PHONE SH−04のケータイデジカメで撮影しました
「秋留八幡神社の鬼弓打ち」
生駒の南に位置する三郷町。ここ勢野の秋留八幡神社では340年前から古式ゆかしく伝えられる「鬼打ち」儀式が面々と続けられています。儀式を祭事するのは代々の座の男長子が務める衣冠装束姿の一老、二老、三老です。一老は神撰および弓、白羽矢七本を神に捧げ祝詞を奏上します。
先に境内に鬼に見立てた「鬼」団扇標的を立てておきます。その前には食べ物として鰤の頭、洗米、塩、大根を供えます。これらは打つ鬼への慈悲の食撰であるといわれています。
一老は二老から弓矢を受け取り、天、地、東、西、南、北に矢を放ちます。三老はこの矢を集めます。最後に「鬼」標的を射抜いて氏子の平和と幸福を祈念します。
この弓矢を一老が保持し、他の矢は二老、三老が次の年、次々年に宮座を予定される本人が保持しておきます。(三郷町教育委員会資料より抜粋)
弓は「もろんじょ」の木であり二年おきに作り直され、弦は琴と同じものです。
さて、「もろんじょ」とはいったいどのような木なのだろうか。
今日は、先生二人に引導された斑鳩高校生徒たちが鬼打ちの学習見学に来られていました。
本日、三老を担った方はなんと三郷町教育委員会の岡島委員長さんです。お疲れさまでした。
同神社のちょうど真下には枝垂れ桜で有名な遍照院があります。
(H15.1.16撮影)