この画像はJ−PHONE SH−04のケータイデジカメで撮影しました
下田の鹿島神社では年頭行事の一つである「結鎮(けっちん)祭礼」が祭事されます。「結鎮」は結束を固め神を鎮めることがその言われと伝えられているそうです。およそ800年以上も前の鎌倉時代の建久7(1196年)から伝わる下田の鹿島神社に奉仕する宮座の座衆(結鎮座)の伝統行事です。
鹿島神社の分霊を迎え参道(伊勢参り街道)を古式ゆかしく行列した後に上十人衆の頭屋宅(お旅所)で神事されます。なお、鎌倉時代はじめ頃から現在まで延々と宮座衆の記録である『結鎮座入衆記録』は奈良県の指定文化財になっています。
(H15.1.26撮影)
鹿島神社は平治の乱で平氏に破れた源氏の鎌田小次郎政光が逃げ延びた常陸(茨城県)の鹿島神宮で、源氏の再興を祈願し”西の方へ進む也”との御神託を受け辿り着いたのが下田村です。
この下田村の風景が常陸の鹿島に似ていたことから、政光が祠を建て「鹿嶋神社」としてお祭りしたのが始まりと、神社に伝わる古文書に記されているそうです。