この画像はJ−PHONE SH−04のケータイデジカメで撮影しました
「ちゃんちゃん祭」     大和神社(桜井市)
大和の春は毎年4月1日に行われる大和神社の”ちゃんちゃん祭”で始まるといわれています。近郷の氏子たちの神輿渡御の行列は大和神社から山之辺の道にある大和稚宮神社へ向かいます。行列は梅幹と小幣、錦旗、竜頭などを持って本社と摂社神輿を中心に、宮司、市長などの騎馬が鉦鼓(しょうこ)を先頭に進みます。お祭りやお渡りには笛と太鼓がつき物ですが"ちゃんちゃん祭"は太鼓の代わりに鉦鼓が用いられます。鉦鼓は青銅で鋳造された大きな底の平たい鍋の様な形をしたもの。側面の縁にある2個の鈕(ちゅう)の穴に紐(ひも)を通し、架台付きの担ぎ棒に吊し白い浄衣を着た頭人が叩きます。「ちゃんちゃん」という音が鳴ることからこの祭りの名前の由来となっています。
「御旅所」の大和稚宮神社では神饌を供え、中山地区の茅巻御供物を奉納した後に、兵庫地区の少年が竜頭を持って舞う「龍の口」舞いや翁たちによる御田舞が行われます。これを終えて、渡御一行は再び長い行列を組んで「大和神社」まで帰って行きます。(H15.4.1撮影)
竜頭を持つ「龍の口」舞の少年たち
大和稚宮神社で休憩
茅巻御供物 奉納された茅巻を背に
大和神社へ戻る
山之辺の道