この画像はJ−PHONE SH−04のケータイデジカメで撮影しました
奈良市の西の端の富雄川沿いにある石木町の登弥神社では毎年2月1日の早朝に氏子さんたちによる「筒粥祭」の神事が行われます。細い竹筒と小豆粥を大釜(元禄の刻印が見られます)で炊きます。竹筒の中に米や小豆の粒がいくら入ったかを見て収穫する37種類の作物の豊凶を予測するいわゆる粥占いです。神事は300年以上の昔から続けられているが起源は明らかではありません。この神事は奈良の石木町、大和田町と大和郡山の城町の氏子さんたちで延々と守られている奈良市指定の無形民俗文化財です。
できあがった小豆粥をよばれました。漬物のこうこも美味しくて満足まんぞく。
登弥神社は神武東征伝承に深くかかわった神社であり古くより木ノ嶋大明神と称して地元では木嶋(このしま)神社と云ってます。大和平定の際の功績者である饒速日(にぎはやひ)命の子孫である登美連(とみのむらじ)がこの地に先祖と天地地祇を祀ったのが創建の由緒としています。饒速日(にぎはやひ)命は物部氏の祖神とされここから南西地にある矢田坐久志玉比古神社の祭神でもあります。
(H15.2.1撮影)
豊凶の結果