この画像はJ−PHONE SH−04のケータイデジカメで撮影しました
大宇陀町平尾の水分神社では年始めに境内の舞台で五穀豊作を祈る田植えの神事が行われます。各地で「おんだ祭り」 が祭事されますがここでは夜に営まれる古式保つ行事です。
平尾のおんだ祭りは特にセリフが江戸時代頃の古い言葉をそのまま伝えています。また、苗代作りから田植えに至る一連の作業を現在の稲作では見られなくなった「芋つむぎ」や「「鳥追い」まで組まれており、おんだ祭りとして唯一県の無形民俗文化財に指定されています。
起源は不詳ですが天保4年(1844年)作の『御田植目録』や小道具の小机の延宝4年(1677年)の墨書が見られます。
主役は”大当”と”小当”と呼ばれる一年交代の神主。また、本来なら女性であるはずの早乙女は少年たちが務めています。
神事の終わりの方には厄除け祈願する黒い翁面の人形「若宮さん」が登場して呪いとする”こより”を患部の平癒を祈念します。
(H15. 1.18 撮影)