すきま?みつめる?

「“デジタル”とはつまり0と1の言語である」
「テレビは光の三原色を掛け合わせて画像を映す」
「新幹線は東京から新横浜、名古屋、京都を経て
大阪まで約3時間で走る」……

これらの誕生した背景は、
「合理化」というキーワードでつながっている。
物事を必要最小限に単純化して無駄を省き、
より軽く、より速くする能力は
人間の優れた知能のひとつだ。
それは進化の原動力ともいえる。

だが「抜け落ちたもの」「省かれたもの」は、
本当に「なくてもいいもの」なのか?
狂信的なまでに合理化・効率化へと加速する時代に、
ますます見えにくくなってゆく“すきま”。
いま、それが気になっちゃってしょうがない、
奈良県在住の2人によるタッグ展覧会。