音色

                          作:くら

いつもの風が 運んできてくれた言葉
あれから何度も 落ち込んだ日々

時々 あなたの事が分からなくって
岩陰から 出ていけなくなるの
後ろからは 荒れた波の音
そんな中 精一杯飛び跳ねる魚たち

大好きなはずの 海の景色も
潮風に乗って 気持ちよさそうな波の音も
今の私には 何も聞こえない

たくさんの 不安と怒りでいっぱいの私
あなたは 何も答えてくれない
何を聞いても 開かない その唇は
堅く扉を 閉じたまま
その中には 入らせてくれないの

海の底に眠る サビれた船のように
ドーンと 沈んだまま
触りたいけど 触れない
たくさんの傷を 見せるだけのあなたに
触れられる女性はいるのかな

何となく 分かった気がする
あなたから...。
大好きだからこそ...。

つかめないね 本当に信頼できる人なんて
あなたには、、、って思ってたのは
まだまだ私が 幼かった

聞こえるようになるかな、、、また
私の大好きな 海の音が・・・。