あれから2年が経ちました.早いものです.あれからアフガン,イラクと2度も戦争が起きました.その頃マスコミ等でよく聞かれた「ネオコン(新保守主義)」ですが,この戦争を読み解くには,「軍産複合体(原語military complex)」の存在も知っておかなければなりません.イラク戦争を思い出して下さい.意外と攻撃に肯定的な人が多いのですが,まだ話し合いなどの攻撃以外の選択肢があるにも拘らず,どうしてアメリカは攻撃を急がなければならなかったのでしょうか.実は,これはブッシュ氏の背景があります.ブッシュ氏の支持層は産業界です.
空爆するミサイルは1発1000万円もします.
つまり軍需産業(軍産複合体)も儲けなければならないのです.つまり,
アメリカでは戦争もビジネスなのです.
ビジネスの為に戦争をしてもいいのでしょうか,
これを皆さんに考えて貰いたいです.また,みなさんは,アメリカが国連の反対を押し切ってまでイラクを攻撃する時に掲げた大義名分が途中からすりかわったのに気付きましたでしょうか.最初は大量破壊兵器を発見する事でしたが,発見する事が出来そうにないので,途中から「自由」と「民主」にすりかわっていたのです.「自由」と「民主」の為なら人の命を犠牲にしてもいいのでしょうか,しまいには,大統領の演説から「大量破壊兵器」と言う言葉がなくなる始末です.そして,いまだに大量破壊兵器は見つかっていません.そして今,ブッシュ氏の支持率は自己最低です.英首相のブレア氏も同様です.
ブッシュ氏の支持層が産業界なのは,温暖化防止京都議定書に,アメリカが批准しなかった事からも窺えます.
軍産複合体と言えば,最近までは聞かれた「ケネディ神話」(今もあるのでしょうか)で有名なJ.F.ケネディを暗殺したのは,軍産複合体とも言われています,彼は軍縮を進めていましたから.彼が暗殺されていなければ,あの泥沼のヴェトナム戦争も防げたともいわれています.ケネディ暗殺には謎が多く,今の所オズワルド(逮捕後間もなく暗殺)が単独で暗殺した,と言う事になっていますが,これは様々な点から明らかに嘘だと言われています.ケネディ暗殺に関わる資料は,2039年に完全公開される事になっています(ケネディについては,JFKについてを参照).私達は36年後,何を知る事になるのでしょうか.
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