ちょっとした暗算のコツ
                    2002.3.30 東山裕一


子供のころ、そろばん学校がたくさんあり私も通ったものですが、最近は探すのが難しいくらいになりました。 なにしろ電卓が100円ショップで買える時代ですからね。 そろばんの大きな効用は、上達すると頭にそろばんを想像し"そら"で計算する、すなわち暗算ができるということです。
そろばんでなくとも、パターン的に計算する右脳訓練で暗算力を向上させる方法もあるようですが、ここではたいそうな訓練もせずにできる、ちょっとし暗算のコツをあげてみます。

まずは掛け算、割り算です。
@ ×3.3(÷3.3) : たとえば、坪数と平方メートルの換算に出てきます。
              10倍して3で割る(3倍して10で割る)
A ×5(÷5) :    10倍して2で割る(2倍して10で割る)
B ×2.5(÷2.5) : たとえば、インチとセンチの換算(正確には 2.54ですが)です。
              10倍して4で割る(4倍して10で割る)
C ×99(×999..): 100倍(1000倍..)してから、その数字を引く

次は足し算、引き算です。
@ 100(1000..)に近い数字の足し算、引き算: たとえば98(996)を足すとき
              100を足して2を引く(1000を足して4を引く)
              逆に引き算のときは、100を引いて2を足す(1000を引いて4を足す)
A 足して10(20..)になる組み合わせを探し、何組あるかを数えれば、結構早く答えがでます。

最後は平均値の計算。
@ 仮の平均値を先に決め、各数値との差の平均を計算した後、最後に仮平均を足すと求まります。 たとえば5教科の点、(78、92、75、83、88)の平均点を求めるのに、仮平均値を80点とし、(-2、+12、-5、+3、+8)の平均値3.2(=16/5)に80を足せば83.2が出ます。 取り扱う数値が小さいので暗算しやすいのと、仮平均値を隠しておけば他人にはわからないという利点があります。

以上、取り立てて言うほどのことではないですが、実生活では役に立ってます。
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