よくある文章の美しき?誤解
                    2002.9.1 東山裕一


30数年前、私の大学受験のころ、結構有名だった話です。
ある大学の入試問題に、大学進学に際しての抱負をたずねる小論文が出題されました。 受験当日、監督の先生が教室の黒板に、黙って右のように題を書きました。

テストが終わり採点する段になって、盲腸の手術のあと、おならが出るまでの苦しみを切々とつづった作文が出てきました。 何のことか最初はわかりませんでしたが、どうやら出題されたタイトルの第1行目を受験会場名、2行目を小論文のタイトル「"へ"の期待」と間違ったんだろうとわかりました。 私には経験がないんですが、盲腸の手術後、おならがでれば腸がうまくつながった証拠で、確かに"へ"を期待するらしいですね。 どう採点するか悩んだそうですが、本人の真剣さ、誠意を認めてそれなりの採点をしたとか。

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  部

言葉は情報を伝えるいい道具ですが、完全ではありませんから、いつの時代もこの種の誤解が絶えません。 
次は、最近子供に聞いた珍解答です。

問(国語): 「厳か」の読み方は?
「きびしか」と答えた子に、先生は「テストに方言はだしません!」。 それに、「厳しい」の送り仮名は「しい」なので、これは誤り。 正解は「おごそか」。
問(世界史): ローマ帝国が建国されたとき、追放された王は何人か。
「なんにん?」と読み「1人」と解答。 質問の意図は「なにじん?」で正解は「エトルリア人」。 王様は1人に決まってるけど、問題の書き方が悪かったのでこれは正解扱い。 ちなみに、引っ掛け問題と思い「2人」と答えた子もいたそうですが、これは間違い。
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