大事な子育て
2025.7.7 東山裕一
人は生まれつき善であるか悪であるかという「性善説・性悪説」の議論は、的(マト)を射ていません。人は真っ白な状態で生まれ、その後の育つ環境によって善人にも悪人にもなりえるからです。
「衣食足って礼節を知る」の言葉どおり、飢餓や極端に貧しい環境に育つと、生きるためにやむを得ず犯罪に手を染めてしまう傾向が強くなります。しかし昨今の事件を見る限り、必ずしもそうした環境にないにもかかわらず、大きな罪を犯すニュースが少なくありません。
現代社会において、家庭内の愛情や道徳教育がいかに重要であるかを、私達すべてが自覚すべきです。決して公的教育に任せてはいけません。小さいころから、精神的な支えや正しい規範を身に着けることが、健全な人格形成に不可欠です。
幼児期の子育てにおいて、両親(父親と母親)の果たす役割は絶大です。必ず子供の目線に合わせ、目を見つめて話す、そしてスキンシップの習慣をつける。このことは一家庭のためでなく、将来の日本国家全体のためになると確信しています。
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