オーボエ打ち合わせ
                    2003.5.5 東山裕一


オーケストラ演奏が始まる前のチューニング(楽器どおしの音程合わせ)は、通常オーボエのA(ラ)の音で始まります。 他の楽器がオーボエに合わせる理由は、元来オーボエは音程が定まりにくいからということのようです。 オーボエの発音原理はラーメン屋台のチャルメラと同じで、三日月形リードを2枚合わせたものを息でふるわして音を出します。 ピアノ協奏曲の演奏などでピアノが加わると、まずオーボエがピアノに音を合わせ、そのあとオーボエが全体に音を配ります。 すなわちピアノが大親分になるわけです。 その場でピアノの調律をするわけにはいかないからでしょう。

ところで同じリード楽器の仲間にサキソフォンがあります。 サキソフォンが発明されたのは19世紀中ごろと新しいのですが、オーボエの歴史は古く17世紀にはほぼ現在の形になっています。 小さいわりには、古くから幅を利かせていたことになります。

ちなみに雅楽でも本番前に管楽器と、太鼓や鉦(かね)とのリズム合わせを行います。 この音合わせのことを「打ち合わせ」と呼びます。 会議のことを打ち合わせといいますが、実は語源はここからきています。
Copyright (C) 2000-2003 Higashama