クレヨン画、水彩画、油絵 
                    2003.7.26 東山裕一


クレヨンは幼稚園のお絵かきの定番です。 水もいらず直接紙にかける手軽さは、小さな子供にもってこいです。
アメリカの有名なクレヨンメーカcrayola社は今年創業100年ということですので、多分アメリカから来たものでしょう。 英語では"crayon"と書くので、てっきり粘土(cray)でできているからと思っていたのですが、実は "crayon" はフランス語で"鉛筆"という意味らしいです。 でも鉛筆も、黒鉛を粘土状にして固めたものを芯にしているので、どこかで粘土と関係があるんだと思います。

小学校に入ると水彩画を習います。 パレット上の絵具を水をふくませた筆で画用紙に描きます。 水彩画の特徴は、絵具が比較的早く乾くので、数時間あれは1枚の絵が完成でき、写生に最適です。 下地に塗った色に違う色を塗り重ねると、微妙な色合いが出せるメリットがある反面、一度塗った色を修正できない一発勝負の難しさがあります。 修正できないのは、俳画や墨絵にも言えることで、どうやら東洋文化と深い関係があるかもしれません。

油絵は、道具も大層になりお金もかかるので普通は学校で習うことはありませんが、趣味にしている絵好きも多いです。 油絵具を油で溶いて、筆やナイフ状のへらを使って、麻布を素材にしたキャンパスに描きます。 油絵は年月が経っても劣化しにくいので、ダビンチやゴッホなど古い有名な絵は油絵です。 油絵の特徴は、上から絵具を塗ると下が隠れてしまうので、上から何度でも修正がきくことと、なかなか乾かないので完成までに時間がかかるという点でしょう。
 絵は、見ても描いても楽しいです。
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