たとえ何かを失っても








変わる事が


こんなに恐いだなんて


はじめて知った





変わる事で


何かを失う気がするなんて



はじめて知った



こんなにも


一歩が恐いだなんて



はじめて知った





今はじめて知ったの





子供の頃はね


道は一本だと思いこんでいたの


真っ直ぐ行けば大丈夫だと思いこんでいたの


だけど真っ直ぐ歩いてみて


分岐があるってことに気がついて


私はずっと選んできたの


子供だったから本当に何も考えずに





だけどね





どんどん恐くなるの


選ばなかった分岐に


大切なモノを



置き去りにしてきたんじゃないかなって





そしてまた新たな分岐が現れて






急に





今までどうやって選んでいたんだっけ






って不安になったの



後ろを振り向かなくても


道は

全部

崩れていて

後戻りできないって


知ってる




だから





だからこそ






恐くなったよ







この道で


得て来た何か大切なものを






失う気がして






変わる事が


こんなに恐いだなんて



はじめて知った



変わる事で


何かを失う気がするなんて



はじめて知った




こんなにも


一歩が恐いだなんて



はじめて知った








こんな所まで来て








今はじめて知ったの








だけどね




自分で選んできた事に


責任を取らなくちゃ




ちゃんと歩きつづけなくちゃ







私は









どっちの道を選んでも後悔する







そんな


気がしたの






だから







後悔は




しても



どんなに



辛くても


選んでいたかもしれない未来に



夢は馳せても








自分の道を


行きつづけるよ







立ち止まるかもしれないけど


絶対










それで







たとえ何かを失ってしまったとしても

















中華
2001年11月29日(木) 19時28分59秒 公開
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