クレーメルメモリー「雷」〜カラクリの愛しさ〜前編


投稿する前に何を驚いたのかって言うと
「セイファート仮面」の文字が・・・
(_□_;)書いた覚えがナイゾ!?(笑)
すっごく焦りました・・・夢遊病にでもかかったのかと思ってしまったよ、
Julyさん・・・。(爆)、などと、ほざきつつ本編へどうぞ。

ヴォルト「オレノ番カ?」
ウンディーネ「ええ、よろしければ」
シルフ「でもさ〜、ヴォルトっていつからそんな
    ポンコツコンピューター見たいになっちゃったの〜?」
ウ「シルフ、言いすぎですよ」
シ「あっ・・・ごめん・・・」
ヴォ「気ニスルナ、コレハオレガ選ンダ道ダ」

アレハ、マダ極光戦争ガハジマッテイナイ、インフェリア・セレスティア、
仲良カッタ頃、オレハ、二ツノ星ヲ繋グ、
中継衛星ノ、端末ノ補助ヲシテイタ。

スタッフA「システムオールグリーン♪ 
      ヴォルト様、今日も調子は良い見たいですね」
ヴォ「ははは、大晶霊たる私が調子を崩すわけにはいかんだろ」
スタッフB「それもそうですね♪
      さて、他のAIプログラム達の調子も見ないとな」
ヴォルト「まぁ、この端末を任されている者達だ、
     そうそう不調になるものは おらんだろ」
スタッフA「う〜ん、でも、一人だけ世話をかける娘がいますからねえ」
ヴォ「ああ、アリスだな、しかし、
   なぜあんな旧式のAIを、使用しているのだ?
   もっと効率の良い者に任せた方が良いだろう?」

当時、オレノ考エ方ハ、機械タル者、性能ガ第一ダト考エテイタ、
「ソレハソウダ、機械ハ人間ノ道具デシカナイノダカラ」・・・ト。

スタッフB「仰るとおりでは、あるんですが・・・
      アイツは、このインフェリア・セレスティア間を
      繋ぐ「電子の掛け橋」計画の初期段階からいましたからねえ」
スタッフC「我々の間で妙な愛着が湧いてしまいましてね」
ヴォ「ふーん、そういうものなのか」

一応、納得スル素振リハ、見セタガ、オレニハ考エラレナイ事ダッタ
所詮、AI等、プログラムノ寄セ集メ、ソレニ愛着等ト、理解デキナカッタ
ソウ、機械ガ心ヲ持ツ等、ソノ時ハ、夢物語ダト、オモッテタ

アル日、

スタッフA「あ、ヴォルト様!今日の仕事は私だけで片付きそうです」
ヴォ「おお、そうかそうか」
スタッフB「ですから、ヴォルト様はお久しぶりにネットサーフィンを
      楽しんでいらしたらどうでしょう?」

ヴォ「ふむ、そういえば久しく飛んでないな、
   では、お言葉に甘えさせてもらおうか」
スタッフC「いってらっしゃいませ、ヴォルト様」

特ニ行クアテハ ナカッタカラ ノンビリ、ネット空間ヲ散歩シテイタ、
ソウシテイタラ、目ノ前ニ、
金髪ショート・・・ソシテ眼鏡マデ書ケテイル女性・・・
イヤ、女性人格ヲ持ッタ、プログラムガソコニイタ、

???「あら、ヴォルト様!!」
ヴォ「ん?アリスか」
アリス「はい、ご機嫌麗しゅうございますわ
    今日は・・・ネットサーフィンをしていらっしゃるのですね」
ヴォ「ああ、そういうおまえは?」
ア「それが・・・少しばかり、サーバー工事に手間取っていまして・・・」
ヴォ「まったく、この程度の作業に・・・どれ、私がやってやろう」

ア「あ、ありがとうございます!!」
ヴォ「ふぅ・・・この程度の事もまともにできぬとは・・・このままでは
   ここではただの足手纏いになってしまうぞ?」
ア「そうですね、それは私も重々承知しております」
ヴォ「ならば、なぜ、自身の性能向上をスタッフ達に頼まないのだ?」
ア「う〜ん・・・今のままが好きだから・・・でしょうね」
ヴォ「?」
ア「完璧って・・・ますます機械みたいでしょう?
  でも今の自分は、ヘマもするし、
  ドジもする、それでも何かをやりとげることが
  できたり、それに喜んだりできる、
  これって人間見たいじゃありませんか?」
ヴォ「ん・・・そう言われて見ればそう・・・かな」
ア「私・・・笑われるかもしれませんが、人間に・・・人間の心に
  憧れてるんです、脆くて儚くて傷つきやすくて・・・でも時には凄い力を
  発揮する・・・強い想い、それに・・・愛、素晴らしいって思いませんか?」
ヴォ「そうだな、人の心とは不思議なものだ」
ア「はい、ですから、少しでも近づきたい・・・だから今のままでいる
    こんな理由じゃ・・・ダメですか?」
ヴォ「いや・・・ダメではないが・・・変わっているな」
ア「そうでしょうね、自分でも思います、
  機械のあるべき姿ではないと、よく他の仲間からも言われますし」
ヴォルト「だろうな」
ア「でもね、機械だって、そういう心を持ってもいいと思いせん?
  人だって、はじめから今の心があるってわけじゃない、
  幼い頃から少しずつ育んで素晴らしい心になっていく・・・
  プログラムの身なれど・・・同じ事なんじゃないかなと思うんです」
ヴォ「なるほど・・・な・・・しかし、眼鏡まで真似する必要はなかろう」
ア「ふふっ♪ 気分ですわ♪」
ヴォ「そんなものかね・・・」

ト言ッタモノ、内心デハ、バカニシテイタ・・・
人間ノ心ヲ持チタイダト?、
ソレモキカイ・・・人ニ造ラレシ「カラクリ」ガ!!
旧式ダカラ、バグッテルノデハナイカ? トマデ思ッテイタ。

ヴォ「さて、これで作業は終わったぞ、報告に行かなくていいのか?」
ア「御早いですね〜!さすがはヴォルト様!!ありがとうございました!!
  じゃあ、報告に行って参りますね」
ヴォ「ああ」

バカニシタ相手ニ、ナゼコンナ感情ガ湧イタカ、良クワカラナカッタガ
ナゼカ、ソノ「ありがとう」ハ、暖カカッタ。

ソシテ、再ビ 
ネットサーフィンニ戻リ、他ノプログラム達ノ様子ヲ見ニ行ッタ。

ヴォ「さて、ネットサーフィンを続けるか」

ヴォ「作業は効率良く進んでいるようだな」
AI「はい、計画通り、では」

アリスニ会ッタ後ノセイカ、AIノ言葉ガ非常ニ「素っ気無く」感ジタ・・・
ソノ時ハ、コレガ当然ナノダト、自分ニ言イ聞カセタ。

スタッフC「あっ、ヴォルト様、お帰りなさいませ!!」
ヴォ「ただいま、どうだ調子の方は?」
スタッフA「バッチリですよ!なんせ、
      一年に一度の両星の首脳サミットですからねえ
      気合の入れようが半端じゃないっ!」
スタッフB「そういうこと!」
ヴォ「はははっ、確かに、おまえ達なら大丈夫だろう」
スタッフA「ヴォルト様にそう言って頂けると心強い!」
ヴォ「うむ、だが、油断はしてはならんぞ、特にハッカー共にはな」
スタッフC「ですね、国家機密レベルのデータが飛び交いますから・・・
      そこをハッキングしようとする奴らは多いでしょうからね」
ヴォ「その辺の対処は?」
スタッフA「無論、抜かりは無いハズです、
      我ら特製のプロテクトを多重にかけてますし、
      それにウチには最強クラスのアタックプログラム&
      それを扱う者達がごろごろしてますからね
      ハッカーどもを一網打尽にしてやりますよ!!」
ヴォ「端末は私が責任をもって守り抜こう」
スタッフB「ええ、よろしくお願いします」
ヴォ「・・・そうだ、アリスの奴はどうするのだ?」
スタッフC「いくらなんでもアイツをハッカー防御&退治に
      出すわけには行きませんからね
      首脳陣の案内役を勤めさせます」
ヴォ「それがいい、それなら安心だろう」
スタッフA「珍しい・・・ですね、ヴォルト様がそんな事を言うなんて」
ヴォ「ん・・・そ、そうだな・・・」


ソシテ、サミット当日、マサカ、コンナコトニナロウトハ
夢ニモ思ワナカッタ・・・・・・。

遊人
http://www5.ocn.ne.jp/~ingaku/
■この作品の著作権は遊人さんにあります。


■あとがき
一つ疑問に思ってること、「ヴォルトの一人称って・・・」(笑)
オレでしたっけ?・・・完全に記憶の片隅にも残ってなくて・・・オレにしておいたんですけど。。(汗)
と、とりあえず、今回はヴォルト編〜!!
一番ストーリー構成に悩んだ・・・・・・。
その結果、一番オリジナル色が濃くなってしまった感じが。。
と言うわけで、補足編もつくっておきましたので、
良かったら、そちらもご覧になると、分かりやすく
なると思います。
カタカナ表記多くてごめんなさい・・・でもヴォルトなので・・・(笑)
昔のヴォルトの口調はあんまり考えて書いてません、ただ
普通に喋ってるって感じです。
ちなみに改行失敗したので、これは一度削除して、また投稿しなおしていたりする。(爆)


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