昔この世界は変わろうとしていた。
6人の戦士によってインフェリアとセレスティアに調和が訪れた。
惑星と化した間には、
『エターニアポート』という橋が開通し、互いの住民は手を取り合い歩んでいこうとしていた・・
だけどそれを認められない者も少なくはなかった。
その少しの事からまた憎しみ、種族が違うだけで差別・・
エレン「だからインフェリアの王は戦争をさけました・・」
全てがまたはじまる前に・・防ごうと・・
――エターニアポート閉鎖――
エレン「そして二つの惑星はまた別の文化を歩もうと・・」
しかしインフェリアに残されたセレスティアンや混血児、様々な種族の者達がいた・・
メイス「それらは厳しい差別の中、生き続けなければならなかった・・セレスティアンの血が流れているというだけで・・」
カリィ「種族が違うことは・・いけないことなの・・?」
アルエス「そんな世界だから・・自分が何者かも解らない力を持った僕がいる」
ヤルノ「異質な力を持ってるだけで周りの目はこんなにも冷たいものなんですね・・」
混乱の渦のインフェリアの民をまとめたのは・・
王の権力・・
身分差別からくる貧富の差・・
絶えず起こる権力争い
アピッド「くだらねぇ・・こんな争いがよく続けられるもんだな!!だったら俺が終わらせてやるぜ!」
シン「家柄同士の馴れ合いで相手を選ぶ権利がないなんて・・取り消してやる!」
セレスティアは身分差別はなかった・・といえば聞こえはいいが・・
ユウ「くだらぬ・・領主になるために幾つの町や村を滅ぼしたんじゃ!?」
リュミヌー「戦争なんかがあるから・・あたしは故郷を失ったんだよ・・」
そんな領主を目指した者たちの自分勝手な争いに巻き込まれる中
種族なんかがどうこう気にとめている暇がないというのが現状だ・・
エレン「どうしてこうなってしまったのでしょう・・」
ルーナ「物質世界などくだらぬものなのよ!!」
この世界に不安を抱くから・・
強い力を持ちし者も・・生まれ・・
バビブス1002号「ワタシハ愚カナ人間ヲ殺ス為ニ創ラレタノダ」
クロノ「このイヤリングを外したオレは・・オレの意思じゃどうにもできねぇ・・」
リース「私、時々不安になるの・・いつかこの魔法を使ってしまうんじゃないかって・・私の中になんの力が眠っているの・・?」
メノア「・・この力で滅ぼしてみせましょう・・」
さぁ物語を始めよう・・
この荒れた世界で何かが変わるのなら
エレン「この者達なら・・世界をすくってくれるでしょう・・」
関谷いくみ
2001/06/29(金)19:37:56 公開
■この作品の著作権は関谷いくみさんにあります。
■あとがき
という訳でプロローグその1です。
少しエレン視点でエターニアの歴史の歩み・・みたいな。
とりあえずこのエターニアの世界観はこんな感じです・・ってことで。
時代的にはリッド達の戦いから約100年ぐらい後って感じです
話し方、イメージと違ってたらすみません;
次はプロローグその2で二人の主人公の旅立ち編です。