過去の戒め・未来への希望
第四話後編・RILAX(リース視点+?)
リース「シン・・サカイ?」
部屋にいた男の人はそう名乗った。
シン「ま、よろしくな。」
何だか私が寝てた間に選ばれし者がまた一人増えて・・
もちろん、仲間が増えるのは嬉しいんだけどね。
一体何が何やら・・;
リース「そうだっ、ここにいるってことは・・敵倒せたんだね!」
ヤルノ「・・・違うんだ・・」
リース「へ・・?」
アルエス「情けない話ですが僕達の実力じゃ倒す事も逃げる事も出来ませんでした。」
リース「じゃあ・・」
ヤルノ「シンさんのおかげなんだ」
どういう・・こと・・?
シン「・・俺から順を追って話すか?」
アルエス「あ、そうですね。お願いします。」
ん〜・・とりあえず俺は旅しててな、
ま、理由なんて話すほどの事じゃないから飛ばすが・・
あの日俺はあの遺跡の近くを通っていた・・
そしたら声がしたんだ・・
で、引きつけられるままに遺跡に入って・・
リース「そこでエレン本体がいる部屋に?」
シン「ああ。」
中にはエレンの棺があって・・
その棺に呼ばれてる気がして近ずいたんだ。
だけどその後奴が入ってきた。
ヤルノ「アピッド・・」
シン「そんな名前なのか?ま、とにかくそいつが来た。」
条件反射的に俺は隠れた。
旅をしている間に色んな奴に会ってきたが、
あんなに圧倒する気を持った相手は初めてだった・・
シン「で、後からお前らが入ってきて、戦い始めた。」
どっちに俺がつくべきかなんて解っていた
だから参戦しようとしたその時だった・・
――――私の棺を開けて下さい・・――――
また、声がした・・
シン「それで俺は棺を開けた。それだけの話だけどな。」
アルエス「あとはエレンさんの方が遺跡内を熟知しているから・・」
リース「へぇ・・あ、でもきららは・・?」
かちゃ・・
エレン「私も実体としてここにいますし・・あの子に頼んだ遺跡を守ることはもう必要が無くなりました。
あの子の本当の目的は両親と生まれた故郷を探す事らしいので・・」
リース「あ、エレン」
エレン「私が遺跡の見張りを頼んでしまった事でそれが妨げられていましたし・・」
リース「そっか・・お父さんとお母さん見つかると良いな・・」
きららとは別れちゃったんだ・・
またどこかで会えると良いな・・
それにしても・・きららにそんな事情があったなんて・・
リース「(・・・・あれ?)」
でもヤルノとアルエスにもちゃんとした他の旅の目的あったよ・・?(シンにもありそうだし・・)
それでもこの二人にはついてくることを頼んだよね・・
これって選ばれた者とかとの違いなのかな・・
それにしたってきららは凄く頼りになったし・・
もちろんヤルノ達が頼りにならないって意味じゃないよ?
でもそれにしたって・・
リース「(それに私は何だか足手まといっぽいけど・・;;)」
シン「で、これからどうするんだ?」
リース「あ、そういえばさっきエレン、気になる事があるって言ってたよね?」
エレン「ええ。どうやらこの王都にいるみたいです」
アルエス「・・ってことはまた新しい仲間が増えるんですね。」
ヤルノ「でも何処にいるかまで細かくは解んないんだよね?」
エレン「ええ・・」
リース「だったら探そう!」
シン「でも王都にいるって以外は手がかりないんだろ?」
アルエス「あ、でも声に呼ばれたって人を探せば・・」
シン「どっちにしろ手分けした方が早いな。」
たしかにこの広い王都内を探すのに
こんな大人数でぞろぞろ固まってるより得策だよね。
くじの結果(なんて安易な;)
私とシンとアルエス。
ヤルノとエレンで手分けして探す事になった。
宿を出て数分、突然シンがこんなことを言い出した。
シン「さ〜て、あいつらより先に探してやるか♪」
リース「何だか凄いやる気だね;」
アルエス「そんなゲームじゃないんですから;」
シン「ま、いいじゃないか。お前らこそ肩の力抜けよ?そんなんじゃいつか自滅しちまう。ヤルノもだが・・」
アルエス「・・・そうですね。頑張りましょうっ!!」
リース「(ふ〜ん・・)」
何だか選ばれたってこととかアースブレイクの事とか
結構知らず知らずのうちに重荷に感じてたかも・・
アルエス達も元気がなかったみたいだし・・
リース「(何か・・たよれる兄貴って感じかな)」
シン「?何だリース?俺の顔になんかついてるか?」
リース「何でもないよ〜」
シン「??」
それじゃあ肩の力を抜いていきますか
先はまだまだ長そうだしねっ
関谷いくみ
2001/09/10(月)12:49:02 公開
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/1294/
■この作品の著作権は関谷いくみさんにあります。
■あとがき
yuuさん提供のシンが登場です。
てかサブタイ英語じゃん・・自分、めちゃ苦手なのに・・(爆)
きららとは別れちゃったけどその内また再登場させたいです。。
サブキャラですしね。
(サブキャラもう一回くらい何人か募集しようか・・;)
投稿ペース・・一週間に一度じゃ遅いかも・・;
でもこれが限度なのでこれ以上ペースおちないようにしたいです;